天国も地獄も人間が自分で作り出すものであって、われわれの狂気以外に悪魔はいない(レヴィ) | 気功師から見たバレエとヒーリングのコツ~「まといのば」ブログ

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四ツ谷にありますバレリーナ専門の気功整体「まといのば」のブログです。
気功師から見たバレエとヒーリングのコツを公開します。
「まといのば」では、バレエ・ヒーリング・美容の各種セミナーを行っております。

*今月末は、悪魔学、悪魔召喚をみっちりと学ぶ本気の魔術師養成スクールです。おまじないごっこや魔法陣ごっこは卒業して、本気の魔術を身に着けましょう!!!


*今回の魔術師養成スクールもヴァーチャル受講可能とします!!!
ビデオ教材(音声教材)に加えて、この内容に特化したパーソナルセッションを1回行います!(主に伝授のために!)


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*明日は、寺子屋リニューアル版第1回「わかりやすい論理学」(受講料3万円)の追加開催!!

*寺子屋の新コンテンツである「金融工学」は2月24日(金)に予定しています!!

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*気功の通信講座であるOnLine ReCordは現在第4弾まで配信中です!!繰り返し視聴して、圧倒的なヒーラーを目指しましょう!!(1講座3万円)


*2月のセミナースクール予定一覧です!!

2月10日(金)寺子屋リニューアル第1弾「わかりやすい論理学」追加開催!!!

2月14日(火)まといのば講座・美肌クリーム美容整形編「プロとして活躍するためのシンプルで気持の良い施術法」

2月17日(金)オンラインレコード第6弾「ラポールと人間関係としあわせのカタチ」


2月21日(火)まといのば講座「インセプション」

2月24日(金)寺子屋「シンプルな金融工学 〜金融資本主義の根源に迫る〜」

2月25日(土)26日(日) 魔術師養成スクール 〜白魔術、黒魔術。古代悪魔学から悪魔召喚、そして使役まで〜(23万円)

2月28日(火)寺子屋リニューアル版第2回「微積 〜ビブンセキブンイイキブンからシュレディンガー方程式の導出まで〜」


2月もガツガツと学び、ガンガン成長しましょう!!お楽しみに!!!





ドラゴンも龍も僕は同じものに見えますが、西洋では悪魔であり、東洋では神様のように扱われています。



どちらもヘビのキメラであり、ヘビに対する恐怖/畏怖を増幅させたものです。

お釈迦様の教えを説く最古の経典であるスッタニパータはヘビの書からはじまり、モーセは神から預言者の徴(しるし)として杖をヘビにし、ヘビを杖にする技を学び、錬金術師の創始者とされるメルクリウス神(ヘルメス)の持つ杖にはヘビが巻き付きます。



同じく、医学の神であるアスクレーピオスの杖にもヘビが巻きついています(我々の健康に寄与したのは、医学の進歩はもちろんアスクレーピオスの娘のヒュギエイア(ギリシャ語で健康の意)によるものがおおいと言えます。ヒュギエイアは清潔hygieneの語源です)。



シュメールの王であり、知者であるギルガメッシュ王の冒険物語もヘビの横奪によって、哀しい終わり方をします(これもまたフレイザーに言わせれば、最初から分かっていたことです。知識と永遠の命は両立しないのです。バナナタイプ神話です。我々は石という永遠不滅の命か、バナナという脆く壊れやすく腐りやすい有限の命を選ばないといけないのです)。

アダムとイブの楽園生活はヘビの暗躍により終わりを告げます。



*アダムの前妻であるリリス(リリト)。のちに悪魔サマエルに嫁ぐ。


いやいやヘビ自体がアダムの最初の妻とも言われます(日本にも蛇女ってありますね)。
聖書によれば、人類最初の男と女は土から創られています(創世記1:27)
しかし、のちに男の肋骨からも女が創られています。重婚です。いや婚姻の契約を履行させる国家がまだ生じていないので、重婚にはならないかもしれません。
楽園ではまだイブという名前はありません(追放されてはじめてアダムによって命名されます。創造は神の業、命名は人の業です。ちなみにアダムとは土塊という意味、イブは生命です)(創世記3:20)。


上記は別にグノーシスの牽強付会な見解ではなく、聖書の記述です(^o^)
以下に、一応引用とリンクを。

1:27 神は自分のかたちに人を創造された。すなわち、神のかたちに創造し、男と女とに創造された。

2:22 主なる神は人から取ったあばら骨でひとりの女を造り、人のところへ連れてこられた。

3:20 さて、人はその妻の名をエバと名づけた。彼女がすべて生きた者の母だからである。




黙示文学というのは僕は悪夢を記述したものだと感じているのですが(未来予想では毛頭なく)、そこにはこのヘビは名指しで悪魔扱いです。

この巨大な龍、すなわち、悪魔とか、サタンとか呼ばれ、全世界を惑わす年を経たへびは、地に投げ落され、その使たちも、もろともに投げ落された。ヨハネの黙示録12:9

「投げ落とされた」が悪魔とつながり、ルシファーという明けの明星が「落ちる」ということだけで悪魔の別名となり、ルシファーという天使はサタンの別名になります。



*お馴染みのドレの描くサタン。手前にいる人間(ダンテとウェルギリウス)とサタンの対比が面白いです。


圧政に対する批判ということでは、皇帝ネロに対する666も、ルシファーになぞらえられたバビロニア王も同じです。
それが抽象的に観念的にインフレーションを起こして、我々の知るところの悪魔となります。



*獣の数字は風水でも取り上げました。黙示録の獣の数字はNeroでした。ヘブライ語は数詞がなくて、文字で代用します。風水の獣の数字は四獣が四象であるという話しでした。


ちなみに「あいつらを殺せ」という本能は遺伝子レベルに書き込まれています。統治の倫理は人間以外の他の動物とも共通します。一方で、「暴力を排せよ」という倫理はマーケットの倫理であり、功利主義と同じく後天的です。分業とは交換のことであり、統治の倫理がホッブズの言うように万人の万人に対する闘争になりがちですが、市場の倫理は協力、協調、そして暴力の排除が基本です。

正義感という言い方が日本語にありますが、まさに正義感とは「正義の感じ」「正義の感覚」「正義の感情」といういべきものです。正義らしきもの、、です。
これは本能に根ざしており、特に統治の倫理というのは遺伝子に書き込まれ、そして他の動物にも見られます。アリストテレスが人間は政治的動物(ポリス的動物)と言ったとき、「動物は群れでしか生きられない」と普遍化すべきだったのかもしれません。


ちなみに交換を喜ぶのは人間の本能に書き込まれているかもしれないという研究はあります。人が喜ぶのを喜ぶような回路があるからです。人の心は未来のシュミレーション機能であり、相手が喜ぶことをシュミレーションして喜ぶという回路がもしかしたらシェアを快楽と見做すのかもしれません。
(シュミレーションだからこそ、過去の記憶は未来のために使いまわされます。過去の記憶はシュミレーションの原材料としてのみ意味があります。過去の想起自体も一種のシュミレーションです。とすると脳にとって、過去と未来は対立する概念ではなく、同一となります)。



本題に戻れば、サタンにそもそも悪や悪魔という意味はなく、邪魔とか妨害という意味でしかありません。
それにヨブ記では天使たちと並んで、サタンもちょこんと神様の前に整列しています。
神様はサタンと仲良くヨブを使ってギャンブルをします(面白いのは賭けに勝ったのに、神様はヨブに逆ギレするところです)。

イエスが唯一、弟子に向かってサタン呼ばわりしたのは、裏切りの(と言われる)ユダではありません。彼には「為すべきことを為せ」と静かに耳打ちしただけです。
むしろ激しく「サタンよ去れ」と激昂したのは、誰あろう後の初代教皇であるペテロに対してです。


*ペテロがイエスを2度裏切った者として描かれるのはルネッサンス以降であり、宗教改革以降です。


イエスが名指しでサタンと言った以上は、いわゆる常識的な悪魔理解であれば、バチカンは悪魔崇拝ということになります(それに同意する陰謀論者も多くいるのでしょうが、生温かくスルーで)。

荒野の挑戦において、「人はパンのみに生きるに非ず」と虚空に向かって叫ぶときに、イエスは誰に向かって叫んでいたのでしょう。



面白いことに古代悪魔学も近代魔術を大成したエリファス・レヴィも口をそろえて、悪魔とは影であると言います。悪魔は実在せず、影として存在すると言います。

天国も地獄も人間が自分で作り出すものであって、われわれの狂気以外に悪魔はいないのである。真理によって懲らしめられた亡霊たちは懲らしめにこりて、もはや世界を乱そうなどとは考えない。仮りに「魔王(サタン)」が存在するとすれば、恐らくは彼は存在するものの中で最も不幸な、最も無知な、最も辱められる、そして最も無力なものとしか考えられないのである。(エリファス・レヴィ「高等魔術の教理と祭儀 祭儀編」p.324)


裏を返せば、悪魔を実体化させたのは、もしかしたら教義の布教ためかもしれません。もしくは支配のため。しかし厄介なのは、心が実体と受け入れたら、それは実体化します(正確には実体であるかのように身体が反応します)

もちろん情報空間に存在する情報としての悪魔は力を持ちます(ちなみにソクラテスはダイモニオンな声が聞こえると「ソクラテスの弁明」の中で言っています。それはカントのように「〜せよ」ではなく、「〜するな」の形で聞こえてくる、と)。



精神という言葉が、風水の用語であるように(精、気、神のうち最初と最後を取ったのが精神)、悪魔も我々の身の回りにあふれています。

とするならば、悪魔学を現代的なセンスで学び直し、その視点で聖書や神話を読み直し、秘密結社の秘密の教えを理解し、悪魔召喚を学び、悪魔を使役するのは、有益なことと言わざるを得ません。

というわけで、今月末の魔術師養成スクールお楽しみに!!!



【魔術師養成スクール 〜白魔術と黒魔術。古代悪魔学から悪魔を自在に召喚し、悪魔を使役する魔術師になる!!〜】
【日時】 2月25日()13:00~18:00
     2月26日()13:00~18:00
【場所】 四ツ谷のセミナールーム
【受講料】  230,000円(PayPal決済可能です。請求先アドレスを記載してください。またPaypalでの10万円以上の決済はPayPalでの本人確認が必要です)
【受講資格】 「まといのば」セミナー受講生(もしくはそれに準ずる方、他で「まといのば」の主宰のセミナーを受けている方もOKです)
【持ち物】 筆記用具
【お申し込み】お申し込みはこちらから。


ちなみに、無から有を生じさせるのは神の業と思われてきましたが、とあるユダヤ人が恐ろしい呪文を発見して以来、無から有を生じさせるのは人の業になりました。

現代の錬金術は国家の庇護の元に行われています。


*CERN(欧州原子核研究機構)の大型ハドロン衝突型加速器 (LHC) 。山手線は全周34.5km、LHCは27km。



【参照書籍】
世界魔法大全3 柘榴の園/国書刊行会

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古代悪魔学―サタンと闘争神話 (叢書・ウニベルシタス)/法政大学出版局

¥価格不明
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最近の世界では、こんな魔術師養成のプロモーションがあるようですw