どうやらパリと軽井沢が怪しいらしい。
登場人物全員が関わっている。
世界中の鳥の声をスケッチして回っていたメシアンはフランス人でパリに住み、日本に来た時は軽井沢の森で鳥の声を採取しました。
『夜の鳥』を作曲した、仲俣申喜男さんはパリに留学し、エラールのグランドピアノを持って日本に帰りました。
メシアンに師事し、日本では野鳥の会に入っていたほどの鳥好きとのこと。きっと軽井沢も訪れているでしょう。
そのエラールも、仲俣さんが倒れられたことで、今、来るはずのない北軽井沢の工房にいます。
エラールを修復している和田さんは、パリのアンティークピアノ工房で10年半働いた後、北軽井沢に工房を開きました。
和田さんのブログ
フランスピアノの魅力~Le charme du piano français~
わたしは小学校時代から毎夏、学校のキャンプで軽井沢を訪れ、大学卒業後パリに留学し、一昨年、昨年と北軽井沢ミュージックホールのサマーフェスティバルでピアノコンサートをしました。
北軽井沢ミュージックホールは中庭とひと続きの半野外の会場なので、鳥の声や風の音も音楽の一部になってくれます。
誰もいないリハーサルでメシアンの鳥の曲を弾いていたら、鳥たちの啼き声がどんどん賑やかになっていき、それは至福でした。
このホールのピアノを和田さんが調律されていることから繋がって、わたしはプレイエルのピアニーノに出会いましたが、このピアニーノだってパリから北軽井沢に来たんです。
どういうこと?
わたしたち、日時を決めて軽井沢で合う約束したんだっけ?
写真は、中庭から見た北軽井沢ミュージックホール。
★このブログのいきさつ★
★即興演奏について★
★本日の即興演奏★