音って何?

と毎日思います。


何もないところから出てきて、何もないところへ消えていく。

目に見えない。

とらえどころが無さすぎます。


空間に耳を澄ませたとき、音にならない音の気配があって、それは微かな振動として身体に伝わってきます。

音にしてみたくてウズウズします。


私が精密な増幅器となって、その振動をピアノに伝えられたらいいのでしょうが、なかなか上手くいきません。


楽器を震わせ、空気を震わせ、誰かのの鼓膜を震わせ、誰かの心を震わせ、もしかして誰かの気分がちょっとでも良くなったら。。。


そして、また何もないところへ。


結局なにもないじゃん!

というところが真実ですね。


「色即是空 空即是色」ならぬ「音即是空 空即是音」