昨日、仲俣申喜男さんの『夜の鳥』のことを書いたら。。。


今朝、目が覚めた瞬間、パッと浮かんだ言葉が意味深でした。


「楽譜は思い出すための記号だ。鍵だ。思い出せ!」


これは『夜の鳥』のヒント?

思い出す?


思い出せって言われても知らないしー。

録音音源もないしー。

仲俣さんから聞くことは不可能だしー。


いや。

本当にそうなのかな?


「自分の記憶」と呼んでいるものについて時々思うことがある。

記憶とは本当にわたしの脳の中にあるんだろうか?


覚えている曲を弾いている最中、いつも、自分の記憶をたどって弾いている感覚がなくて不思議に思う。

覚えてるんじゃなくて、深いところでは初めから知ってるんじゃないか?


人は、本気で思い出そうとしたとき、自分の個の記憶を超えた、太古の記憶、DNAの記憶、みんなと共有してる記憶まで思い出せるんじゃないか?


そう思うと、すでに出来上がっている『夜の鳥』の音が、遠く、かすかに、ずっと、鳴り続けているような気がしてきます。


「思い出す」ことは「耳を澄ませる」ことなのかも。



[夜の鳥① ー 真っ暗闇から時空を超えて]


[夜の鳥② ー 夜明けの鳥のエクスタシー]


[夜の鳥③ ー 太古からの神秘の力]


[夜の鳥④ ー 軽井沢が怪しい]


[夜の鳥⑤ ー夜の森]


[夜の鳥⑥ー思い出せ!]


[夜の鳥⑦ー無]


[夜の鳥⑧ー喝!]


[夜の鳥⑨ ー 鳥はどこから来てどこへ帰る? ]


[夜の鳥⑩ ー ピアノは知っている]


[夜の鳥 11 ー この世にいない人と出会う]


[夜の鳥 12(最終回-演奏あり)ー 魔法の仕掛け]


★本日の即興演奏★

(一日一即興780日目2019年1月27日)
一日ひとつ即興演奏をしています。
なにも考えず、その時その空中に漂っているものをピアノに渡す実験です。


★このブログのいきさつ★


ようこそ!ピアニーノ


ピアニーノ目覚める


秘密のサイン


★即興演奏について★


なぜ即興?① ー 満月と即興


なぜ即興?② ー キャッチ・アンド・リリース


なぜ即興?③ ー 音即是空 空即是音