子どもに関わる際に
迷ったり悩んだりするのが
「子どもにどこまで関わるのが正解なのか?」
という問題。
関わりすぎて
過干渉になっては困るのですが
逆に放置しすぎるのも
困りもの。
適切なサポートをするには
どうやって見極めればいいのか?
悩ましいですよね。
これ、
親側からの視点だけでは
決められません。
どちらも親からは
「よかれと思って」
やっているので
その区別はつかないのです。
でも
子育てには
必ず相手がいます。
そう
子どもです。
子どもの視点に立って
というか
子どもにその判断を
委ねればいいのです。
つまり
子どもが
「自分でできるから放っておいて」
と言っているのに
やってあげたら
それは過干渉だということです。
逆に子どもから
「手伝って」
「教えて」
「一緒にやって」
と頼まれれば
それはサポートになります。
本人ができるところまでは任せて見守るスタイル
とはいえ
それでも判断は
簡単ではありませんし
不安も色々出てきます。
・「放っておいて」と言われたから放っておいたら、何もできていなかった
・子どもが安易に「手伝って」と頼ってくる気がする
・「手伝って」と言ってくれればいつでも動くのに、その一言を言ってくれない
子どもには子どもの
考えがありますし
子どもの性格による部分もあります。
せっかく子どもの意思に
任せているのに
思うようにいかなくて
もんもんとしたり
イライラすることは
出てきます。
こうなると親としては
気になって仕方ありませんよね。
それが
締切りのあることだったりすると
ずーっと自分を抑えつつ
じりじり
イライラ
気持ちが休まりません。
けれど
下手に手を出すと
怒ってくるし
もうどうしたらいいの!
って
叫びたくなるかもしれません。
この場合
基本姿勢は
やはり「待ち」です。
ただし
ギリギリになって
「助けて」に
変わる可能性があるので
そのつもりで準備だけは
しておきます。
締切り日の直前に
時間を空けておくとか。
必要なものを
一応準備しておくとか。
というのも
子どもは親と違って
まだ事前の時間見積もりが
うまくできません。
まだ時間があるから
大丈夫だと思っていて
気づくと前日!
とか当日!
とかいうことが
本当にあるのです。
これ、小学生の話かと思って
読んでいらっしゃるかと
思いますが
高校生でも大学生でも
結構あるあるなのです。
もちろん
性格によっては
早くからできている子もいます。
けれどそれは
できている子が
早く成長しているだけであり
まだ高校生や大学生なら
そこまできちんと判断できていなくても
仕方ないのです。
だから
できている子と
比べないこと。
ギリギリになったことを
責めないこと。
できたことを認めること。
終わった後すぐに
本人の自信につながる形で
フィードバックをしておくこと。
比べない・責めない・認めることは
とても大切ですし
その接し方を
何度も体験していくうちに
少しずつ自分で考え
行動していく力が
育っていきます。
どんな能力もそうですが
放置していて
勝手に伸びるわけでは
ありません。
最初は一緒に取り組むことから始め
できることをどんどんほめて
少しずつ本人が
自分でできる部分を増やし
その間も
できたことを認めるほうは
継続し
最後は
完全に任せて
いつでも助けられるようにサポートして
その先に
「ちゃんと自分で考えてできる」
があるのです。
自分はそんな風に
育てられなかった。
確かにそういうことって
多いですよね。
だからこそ
社会にもまれたり
怒られたりしながら
身につけてきたか
そもそも得意だったのか
どちらかで
それならお子さんも
社会にもまれたり
怒られたりして身につけるまで
放っておけばいいのです。
それをしたくないから
関わるのであれば
中途半端に関わって
できないことを指摘してばかりだったり
できる子と比べてばかりだったり
できたことを「当たり前」とスルーしたりして
逆に本人の自信を
失わせるような接し方は
しないでください。
それはしつけではなく
いじめやパワハラに近いものに
なりますので
注意しましょうね。
・子どもが安易に「手伝って」と頼ってくる気がする
についてはこちら
・「手伝って」と言ってくれればいつでも動くのに、その一言を言ってくれない
こちらについては
また書いていきますね。
今日もお読みくださり
ありがとうございます。