発達障害とか定型発達とか、いちいち分けなくてもいいと思うんだけど | ハンサムおかんの子育て塾~発達障害児を育てるお母さんの心をサポート

ハンサムおかんの子育て塾~発達障害児を育てるお母さんの心をサポート

大阪を拠点に活動中。発達障害児を育てるお母さんに向けて「信じて見守る子育て」を発信しています。元毒親。息子の発達障害をきっかけにコーチングを学び、起業しました。「気質」×「コーチング」×「方眼ノート」でありのままの子どもを認めて伸ばす子育てを伝えています。

先日書いた、
この記事。

 


その中でおかんは、
こう書きました。

 

おかんは定型発達という言葉が
大嫌いです。
(言っちゃった!)

それは、
障害を障がいと書くよりも
もっと抵抗感があるもの。
(書き方なんてどうでもよくね?(笑))



実際に
使っていなかった
わけではありません。

使う方が
言葉が伝わりやすい場面も
あったためです。

それと、
これまでは
うっすらもやっとしながら、
それでもなんとなく
使っていましたが、
先日受講者さまとお話して、
自分の本当の気持ちに
気づいた部分もあります。

 







なぜこの言葉を使うと、
おかんはもやっとしていたのか。

それは、「定型発達」って
使ってしまうと、
発達障害じゃないことが
定型=つまり普通
って言われている気がして、
「じゃあ定型って何なの?」

「普通って何なの?」
と同じ気持ちを持ってしまうから。

そもそも、
発達障害と診断されていなくても、
人はそれぞれ
凸凹があります。

程度の差はあるけれど。

ある一定程度を超えると、
それは発達障害と
診断される。

でも
発達障害と断定できない、
グレーゾーンというのもあり、
発達障害かどうかの
境界線というのは、
とてもあいまいです。

あいまいということは、
きちんと線引きなんて
できないし、
診断されていなくても、
発達障害のような特性を持ち、
生きづらさを抱えたり、
困り感を抱えている人は
たくさんいます。

また、
発達障害ではないけれど、
様々な環境要因によって
発達障害のように見える人も
いるのです。

発達障害と言っても、
特性の出方は
人それぞれだし、
個性の範囲に見える人も
たくさんいます。

もちろん
その特性によって
障害として認定される人が
いるのも事実。

 

image






つまり、
「発達障害」って
簡単にひとくくりにできないもので、
そうではない境界線もあいまい。

発達障害かどうかで、
人を分けたり
区別したりする意味って
どこにあるんだろう?

ということです。

こうやって
レッテルを張って
人を区別していく。

そうすると、
貼られた人は
ひとくくりにして
別の場所に置かれることになり、
貼られていない人からは
見えないところに
置かれがちです。

人は
自分から見えない人のことを
上手く理解することって
難しいので、
さらにその溝は
広がっていく。

それが
差別やいじめに
つながっていくのだと
おかんは考えています。

何かができないから、
差別やいじめが
起こるのではなく、
レッテルを張って
区別し、
見えないところに置こうとするから
理解が進まず、
わからない、怖い、不安。
という扱いになっていってしまうのです。


image





そして、
子どもがそうやって、
自分とは違う人を
はじいていくのは、
大人自体がそうやって
自分とは違う人を
別にして囲い込んで
見えないようにしたりするからで、
そもそも
人をいじめる。
という発想が出るのは、
大人自体が
弱いものをいじめる構造の中で
生きているから。

親が弱い立場の子どもに
イライラをぶつけるから
そこから学んだ子どもが
自分より弱い子どもを
いじめる。

子どもが悪いのではなく、
子どもが学ぶお手本自体
つまり大人の問題です。

相手を理解し、
相手のために行動する。

その精神を
誰もが持つこと。

そのためには、
自分という存在が、肯定され、
受け入れられ、
人としてきちんと扱われる社会に
なること。

そのために
人として肯定的に接し、
お互いを尊重する
コーチングのマインドを
持つこと

とても必要大切なことであり、
それと同時に、
受験のためではない教育の役割も
重要になります。

image




発達障害という
「診断名」がつくこと自体を
否定するものではありませんが、
それでその人のその後が
本人の意思とは関係なく
決まってしまうのではなく、
その人その人の
できること、苦手なことを
個別に見て
困っている部分を
助けつつ、
自分らしく生きていくことを
目指す世の中であってほしいのです。

発達障害かも
と思われた際に
受ける検査の意味は、
発達障害かどうかを
決めるためのものではなく、
その後その人が
何に困りやすく、
どんなことに
サポートやケアをすればいいのか、
を見極めるためにある

考えています。

また、
苦手なことも、
一生できないことではないので、
少しずつ
成長していく中で
できることとして
増やしていくことは
できるのです。

こう書くと、
「できるようにさせなくては」
という考えのもと、
出来ないと叱ったり、
強く指摘したり、
本人が嫌がっているのに
無理にさせるという形での、
「教育」が出てきてしまいがち。

それは、
過去の時代の
間違った接し方で、
本来、
発達障害であってもなくても、
人はみな
そんな接し方をしていると、
のびのびと自分らしさを発揮して
持っている能力を伸ばすのは
とても難しいのに。
と思います。

image




発達障害かどうか、
ではなく、
その人その人が
どんな性格で
どんな特性があり、
何が得意で
何が苦手で、
どんな場面で
どんなことに困っているのか、
どんな状況だと
上手く動きにくいのか。

それは
ダメとか
劣っているということではなく、
ただみんなそれぞれ
違うということで
あるだけです。

発達障害だからといって、
肩身の狭い思いをする必要もなく、
人から笑われたり、
馬鹿にされたり、
同情されたりすることも
あってはならないことなのです。


発達障害の人。
ではなく、
こんな個性を持った人。
として、
一人一人が
その人らしく
笑顔で生きていける
社会になっていってほしい。

そのために、
まずは
今お子さんを育てている
お母さんと、
子どもに関わる全ての大人の意識を
変えていきたい。

そう願っています。

 







目のまえにある壁は
分厚い壁かもしれません。

けれど、
あきらめずに
少しずつ変わっていけば、
いずれはほとんどの人が
変わっていくはず。

それが、
自分の生きている間の
変化ではなくても、
次の世代であっても
引き継がれて変わり続けてほしい。

そんな風に
思っています。

 


 

 

 

 

 

今日もお読みくださり

ありがとうございます。

 

おかんが今に至るまでの道のりと、発達障害児の子育て
おかんが子育てコーチになるまで
長男との16年間
子育てという真っ暗なトンネルからどうやっておかんは出てこれたのか
発達障害と診断された息子のその後
発達障害の子どもを育てるために大事なこと
発達障害もHSCもHSEがポイントだった!
発達障害とは、生まれつき能力が低い人のことではない
発達障害のある子どもを育てるということ

 

これまでによく読まれた記事はこちら
親も子も幸せになれる受験期の迎え方~子育てと同時にそれは始まっている
長男が帰ったと思ったら、次は次男が帰ってきた。兄弟それぞれの実家での過ごしかた。
突然長男が帰省してくることになったので、大急ぎで支度をして迎えました。
心の余裕、どうしたら手に入りますか?
今年のおみくじは、大吉。嬉しいけど考えさせられる内容でした。

 

各種講座等のご案内
 ➡ハンサムおかん☆きよみんのサービス一覧

子育ての意識が変わる!無料メールマガジン  
 LINEで読む 友だち追加  
 メールで読む➡メールマガジンご登録フォーム

今すぐ相談したい!そんなときはこちら!
 ➡「絶対安心」子育て相談

■小冊子・毎日を頑張るお母さんを応援する、「お母さんのおまもり」
 小冊子お申込みフォーム

■子育てコーチングの内容を80分にギュッと詰め込みました。いつでも学べます「子育てコーチング講座DVD」  
 DVDお申込みフォーム

お問い合わせ・受講に関するご相談はこちら
 お問い合わせフォーム

 

 

少しでも

たくさんのお母さんに届いてほしくて

ブログランキングに参加しています。

 

記事を読んで

応援したい!と思ってくださった方は、

↓↓この画像をクリックしてください。

 

 

にほんブログ村 子育てブログ 発達障がい児育児へ
にほんブログ村

 

押してくださる方が多いと
めっちゃ励みになります!