自己肯定感は高けりゃいいってもんじゃないし、低いからダメでもない。 | ハンサムおかんの子育て塾~発達障害児を育てるお母さんの心をサポート

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大阪を拠点に活動中。発達障害児を育てるお母さんに向けて「信じて見守る子育て」を発信しています。元毒親。息子の発達障害をきっかけにコーチングを学び、起業しました。「気質」×「コーチング」×「方眼ノート」でありのままの子どもを認めて伸ばす子育てを伝えています。

自己肯定感を上げるとか
自己肯定感が低いから上げたいとか
色々言われていますよね。

おかん自身も
自己肯定感は
生きやすさや
子育てにもつながる部分なので
あった方がいいとは思っています。

自己肯定の逆は
自己否定ですからね。

そうはならないほうが
いいのです。

 







でもね
自己肯定感を
高くしなければ。

自己肯定は
低くてはダメで
高くなくてはいけない。

というのは
ちょっとどうかなと
思っています。





そもそも自己肯定が
高ければいいわけでは
ありません。

あるかないか
でいうと
あればいい。

そのくらいです。

 







あと
混同されやすいのですが
自己肯定=自分に自信
ではありません。

自分に自信を持つことは
自己効力感というもので
自己肯定感が土台にありますが
自己肯定感が高いから
自己効力感、つまり自信が持てる
わけでもないのです。





ほかにも
プライドなんかも
似たものとして捉えられますよね。

プライドは
自尊心とか誇りを指す言葉です。

 







整理すると
プライドは、自分を誇りに思うこと
自己肯定感は、今このままの自分を肯定的に認めること
自己効力感は、「自分はできる」と思えること

となります。

どれも適切に持つことは
大事ですけれど
プライドが高すぎて
優越感の塊になり
他人を見下すようになれば
いくらプライドがあっても
生きづらさにつながりますし
逆にプライドが低すぎて
自分を大事にしないのも
生きづらさの原因となりやすいです。

自己肯定感は
あれば自分をちゃんと受け止められるので
周りの人を認める際にも
うまくいきやすいのですが
自己否定になってしまうと
否定的なものの見方が強くなりますから
これも生きづらさの原因に
なりやすいです。

自己効力感は
そもそも自己肯定が土台にあって
持てるものですが
これがあると
様々なことにチャレンジしやすくなります。

自己効力感は
自己肯定感を持ったうえで
小さな成功体験を
積み重ねていくことで
育てられます。

これが極めて低いと
チャレンジ精神を発揮できませんし
やる気なども出にくくなります。

 







自己肯定感が
高くても低くても
かまいません。

とにかく
今このままの自分を
否定的に捉えていなければ
それでいいのです。

いいところも
良くないところも
色々あるけれど
これが私だと思えること。

今このままの自分を
受け止め、認識すること。

それが自己肯定感です。





子どもに対して
否定的な言葉をかけ続けたり
冷たい態度や厳しい態度を
取り続けると
子どもは
自分なんていない方がいいのだ。
自分がダメなのだ。

自分を否定し始めます。

そうすると
自己肯定ではなく
自己否定になってしまうのです。

 







あなたは大切な存在だよ。
ここにいていいよ。

そのメッセージを
伝えれば伝えるほど
子どもの自己肯定感は
高くなります。

そして
自分には価値があると思えるようになると
適切なプライドも
持てるようになるのです。





ここで
褒め言葉ばかりをかけて
育てていくと
褒められる自分だけが
いい自分で
褒められない自分はダメな自分
という
変な自己肯定が育つとともに
できる自分はすごいのだ、偉いのだ
という
間違ったプライドを育ててしまうことに
なりかねません。

こうなると
失敗が嫌とか怖くて
口ではできると言いながら
何もチャレンジしたり
行動したりしない
自己効力感の持てない子に
なる可能性だって
あるのです。

 







結局のところ
まずは親自身が
適切なプライドと自己肯定感を持ち
たくさんの失敗から学び
小さな成功体験を
積み重ねることで
自己効力感を持つことが
まずは必要です。

そのうえで
子どもに対して
その存在を肯定的に認め
ほめる言葉がけではなく
認める言葉がけを意識してかけ続け、
失敗から学ぶ方法や
小さな成功体験を
子ども自身が積み上げるのを
サポートしていくことが
子育てなのです。

 







では
親自身の適切なプライドと
自己肯定感は
どうやって手に入れればいいのでしょうか?

もともと育ってくる中で
これがある人は
それでいいのですが
育ってきた中で
うまく持てなかったと感じている人は
・自分を知ること
・肯定的な捉え方を習慣化すること
・自分を認めてくれる人の中にいること
・自分で自分を認める行動をし続けること
・自分を否定する人から離れること

に取り組んでみてください。

自分が今いる環境を
整えられるのは
自分しかいません。

自分にとって
一番いい環境を
自分に用意し
そこで生きていくのは
究極の自分を大切にする行動だと
おかんは考えています。





まずは親が
自分自身を大切にして
その姿を見せながら
子どもを肯定的に育てていきましょ。

そうすれば
自分ができなかったことを
子どもに負わせたり
子どもに「できる」ことばかりを
求めたりせず
本来あるべき
子ども自身の姿を見て
その良さを伸ばす子育てが
できるようになりますからね。

結局は、自分なのです。

まずは自分の心のあり方
自分自身のあり方を整え
そこから子育てを整えていく
おかんの子育て塾で
しっかり学んで整えていきませんか?

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ありがとうございます。

 

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