普段から子どもの様子を見ていて
「もしかしたらこの子は
発達障害かもしれない」
と感じることが
あるかもしれません。
また学校の先生などから
そう言われることも
あったりします。
もしも我が子が
発達障害だったら
子どもへの接し方は
どう変わるのでしょうか?
実は
子どもが発達障害かどうかによって
子どもへの接し方が
変わるわけではありません。
発達障害であってもなくても
子どもを認め
子どもの気持ちを尊重し
肯定的に接すること
信じて見守ることは
同じなのです。
そして
「もしかして発達障害かもしれない」
と感じたときや
言われたときは
発達障害についての
正しい知識と情報から
学びましょう。
発達障害は脳の機能障害なので
治りません。
ただし
接し方や対処の仕方を工夫することで
困り感を減らしていくことはできますし
同じようにやってもうまくいかないことで
失ってしまう自信や自己肯定は
接し方次第で
カバーすることも可能です。
子どもにとって
一番いい接し方は
子どもが今何を求めていて
何に困っているかを知り
それに対して
適切に対応することです。
子どもの状態や考えていることを
全く知らずに
いい対応などできないのです。
だから
子どもをよく観察することや
本人の話を聴くことは
重要になってきますし
受け取った情報を
勝手に解釈せず
そのまま受け止めて理解する力も
必要です。
なので
まずは自分自身の性格的傾向を知り
それが子どもへの接し方を
阻害するものになっていないかどうか
ちゃんと見ておくことも大事です。
おかんはもともと
短絡的で衝動的なところがあったのと
自分自身の経験から
「頑張ればできる」的な
思い込みがあったため
「頑張ってもできない」
がなかなか理解してあげられず
辛い思いをさせてしまったことを
今でも反省しています。
自分が正しいと思っていて
子どものやり方を矯正しなければいけない
子どもを正して
いい方向に導いてやるのが親の役目
と思って
頑張れば頑張るほどうまくいかず
完全に親としての自信を
なくすほど落ち込みました。
家庭での接し方が
子どもを否定的に扱うものであれば
いくら療育などに頼っても
何の効果も出ませんし
子どもは救われません。
外の世界に頼るだけで
何とかしようとするのは
無理があるのです。
親であることに
腹を括り
子どもをそのままで受け止められる
自分自身を自分で育てていくこと。
そして
できるだけまっさらな状態で
子どもと向き合うこと。
子どもの表情から勝手に解釈しないもの大事。
発達障害だからしょうがない
そう言って
何もせずに諦めないでください。
発達障害でも
できることはたくさんあるし
接し方次第で
変わっていきますし
そもそも
発達障害かどうかで
可能性は減ったり増えたりしませんから。
自分が望むようには
ならないという意味では
「しょうがない」と感じることも
そう割り切ることも
時には必要です。
でもそれは
自分自身の勝手な期待や
思い込みを手放すためだけに
使うもの。
子どもの未来をあきらめるために
使っていいものでは
ないのです。
できないことがあるのは
発達障害のあるなしにかかわらず
みんなそうなのです。
できることは
必ずあります。
それがたとえ
周りのみんながもうできていること
簡単にできていることだったとしても
その子にとっての
初めての「できた!」は
大切だし
もしかしたら
みんなより早くできたとか
みんなより上手にできたとか
いろんな「できた」が
そこにはあるはずですからね。
自分の希望通りの子育てが
できなくてがっかりしないこと。
自分の望む子どもではなくて
がっかりしないこと。
世界はあなたのために
回っているわけではありません。
あなたにとっては
あなたが世界の中心ですが
お子さんにとっては
お子さんが世界の中心なのですからね。
そこをお忘れなく。
ただし
自分の世界なのに
自分を中心にまわしていなかったり
自分の人生なのに
自分を主役にしていなかったら
それはそれで
なんとかしたほうがいいので
まずは自分を認めるところから
スタートしましょうね。
今日もお読みくださり
ありがとうございます。