昨日は長男の
お正月休み最終日。
夕方からは
小学生時代からの友人たちと
地元で新年会に参加し
かなりゴキゲンな状態で
滋賀に戻っていきました。
JR1本で帰れるようにと
地元の駅ではなく
隣の市にあるJRの駅まで
車で送って行ったので
途中長男と
小学校時代の思い出を
色々話しました。
小学4年生で
発達障害(ADHD)と診断された長男。
小学2年生くらいから
みんなと同じようにできないことが
増えていき
毎日毎日
注意されたり怒られたりで
本人曰く「暗黒時代」だった
小学生生活ですが
5年生で出会った担任の先生のおかげで
そこからの2年間は
本来の自分を取り戻し
いい状態で中学校へ
つなげてもらえました。
彼らとは
その小学校最後の2年間を
一緒に過ごし(中には小学校入学式の日からの友達も!)
自転車でいろんなところに出かけたり
してきたのです。
当時のことは
ブログでも記事にしており
彼らの自転車旅は
おかんにとっても
思い出のある出来事です。
➡雪の中、小学生男子が自転車で向かったのは?
そんな当時の担任の先生について
長男と友達たちの認識が
少し違っていたことに
今回初めて気づいたのだそうです。
先生は当時
新任2年目の
まだフレッシュな先生でした。
がむしゃらに
子どもたちと関わってくださっていて
前年別のクラスを担当されていたときに
「怖い先生」という噂を
聴いていました。
けれど実際にクラスを受け持ってくださると
怖いどころか
長男のことを
できない部分も含めて
そのまま受け止めてくださり
ずっと支えてくださいました。
忘れ物も多く
おうちで時間割通りに
教科書などを用意できないのであれば
全部持ってきていいから。
と提案してくださったり、
持ち物を管理できず
机の上がモノであふれているのを見て
空いている机を
長男専用に貸してくださったりと
「できなければできないなりに
工夫すればいい」
を実践してくださった
先生なのです。
ちょうどおかんは
コーチングを学びはじめ
子育てで実践し始めていたので
親子ともども
先生には本当に救われました。
なくすなら
予備の鉛筆と消しゴムを
大量にストックしておけばいいや。
と思えるようになったのも
この先生の影響です。
ところが
長男の友人たちは
忘れ物をしてはいけないと
前日に何度もランドセルの中を
確認する日々だったようで
どちらかというと
ちょっとピリピリしていた
感じだったらしいのです。
おかんは長男が無事に学校で
過ごすことしか
考えられない状態でしたし
長男も周りなど見えておらず
ただただ先生には良くしてもらった
と言う記憶しか
なかったようで
周りがピリついていることなんて
全く知らなかったのだそう。
今回15年ぶりに
当時の話をしていて
初めて知ったと言っていました。
えこひいき
ではないと思いますが
当時の担任の先生は
できる子がしてこないのと
できない子がしてこないことの
区別をちゃんとつけておられたのだなぁと
思っています。
同じ一つのルールで
すべての子どもを管理するのは
簡単だけど
こぼれてしまう子が
たくさん出てきます。
子どもの力それぞれに合わせて
接し方も声かけも
変えてくださり
しかもそれが
子どもたちの仲を
分断することなく
「みんなそれぞれでいい」
でいられたのは
本当に奇跡のようなことだったと
思っています。
小学校を卒業して
そのまま公立中学に進学する子
私立中学に進学する子
その後彼らの道は
どんどん分かれていきます。
今も地元にいる子もいれば
滋賀や遠くは筑波まで
社会人もいれば学生もいて
今の状況はさまざま。
それでもゆるーくつながり続け
今回は
本当に久しぶりにみんなで
会えたのだそう。
「いい友達がいてよかったね」
と言うと長男も
「本当にそう思う」
と言っていました。
当時の長男は
自分がなんとなく周りのみんなとは
違うことは知っていましたが
それも含めて長男自身として
つきあってくれた
先生と友達には
本当に感謝しかありません。
先生も友達も
自分から選べるものではありません。
いくら子ども自身が
コミュニケーションを頑張っても
それだけでうまくいくものでは
ないのです。
だから
うちの場合は本当に
たまたまラッキーだった
だけなのですが
発達障害やグレーゾーン
気づかれなくても
何かしら特性のある子どもたちにとって
学校が少しでも居心地のいい
場所であってほしいと
心から願っています。
そしてそのために
今おかんにできることは
何だろう?
それを考える日々です。
家庭でも学校でも
そしてそれ以外の場でも
特性のある子どもたちが
安心して
そのままの自分を受け止め
受け止められる環境を
増やしていきたい。
ひとりでできることは
ほんの少しかもしれませんが
それでも
今自分にできることを
積み重ねていこうと思いました。
発達障害であったり
様々な特性であったりを持つお子さんの
お父さん、お母さんには
まずはお子さん自身が
そのままの自分を認められるような
接し方を続けていただきたいと
思っています。
同時に
自分とは違う人への接し方について
今一度考えていただきたいと
思っています。
違うことは
悪いことではありません。
ただ「違う」という事実があるだけで
それ以上のことは
何もないのです。
まずは大人が
「違い」のせいで
迷惑を被る、おかしい、嫌だ
という感覚ではなく
みんなが楽しく過ごすために
今何ができるか?
という視点を持ち
それを行動に移せる
そんな人になっていきませんか?
日付が変わるころ
今回は寝過ごさずに
最寄りの駅に着いた長男。
飲み会終わりに何度かやらかしているのを
長男から聴いていたので
無事に降りたか心配していたのですが
ちゃんと家までたどり着いたと
連絡くれました。
次に会える日まで
おかんはおかんの毎日を
しっかり過ごしていこうと思っています。
今日もお読みくださり
ありがとうございます。