
先日の28日、発売開始された、人気鉄道模型シリーズ「鉄道コレクション 京阪電車13000系」を無事にゲットした!という記事を前回お送りしました。
その際の記事はこちら↓
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鉄道コレクション「京阪電車13000系」が念願の発売開始!
(2017年10月29日アップ)

ということでさっそく、入手したこの「鉄道コレクション」を開封して、愛でてみたいと思います。よろしければどうぞおつきあいください。

さて、今回発売され、なおかつ入手したのは「基本4両セット」と「増結3両セット」。まずは、前者から見て参りたいと思います。
現在、この「13000系」は「4両編成・7両編成」の二種類がありまして、それぞれにおいて車両番号の振り方も異なっており、車番の下二桁を取り前者は「0番台」、後者は「20番台」と呼称されています。

京都・大阪方先頭車をそれぞれ並べてみます。
左側が「京都方先頭車」の「13000形/13020形」(前者は4両編成の場合、後者は7両編成の場合。以下同様)、右側は「大阪方先頭車」の「13050形/13070形」。

これを側面から。車番や行き先表示などを触っていないので、実車とはちょっと印象が異なりますが、確かに「13000系」です。当たり前ですが(笑)
正面の「半月」のデザインやCIマーク、黒で縁取られた窓など、うまく再現されているように感じます。

この「13000系」の特徴のひとつとして、乗降の際に注意喚起を目的とした客用扉の下部の「オレンジ色のライン」があるのですが…
これもおのおの、ばっちりと再現されています。
なんてことない点なのかも知れないのですが、個人的には、気になっていたものなのでちょっとうれしいですね。

続いては、この両先頭車を上から観察してみます。
クーラーは二台、京都・大阪方の両先頭車で、パンタグラフのついている電動客車なのですが、屋根上はすっきりした印象です。

妻面(運転台つき車両の、運転台がついていない車両端の側)の様子。
京阪では、最新型車両のこの形式においても、いわゆる「下枠交差型」のパンタグラフを採用しています。

これを、線路高さから観察してみます。
電動車ならではの複雑な配線が天井部分から延びているなど、こちらの再現もこまかくなされているように感じます。
ところで近年では、新型車両のみならず、従来からある車両へも「シングルアーム型パンタグラフ」と呼ばれる、最新型のパンタグラフが使用されるケースが多い中、京阪ではこの「下枠交差型」にはこだわりがあるようです。

とは言いつつも、京阪でもその「シングルアーム型パンタグラフ」を採用している形式があります。それがこの「3000系」、香里園にて。

そして、先日の「京津線部分廃止から20年」の記事でも取り上げましたが、京都市地下鉄東西線へと乗り入れる、この「800系」の二車種のみが、現在の京阪ではそれに当たります。浜大津~上栄町間にて。余談でした。

変わって、中間車両を見てみます。
こちらにパンタグラフなどの設備がないので、妻面の様子も割に落ち着いている?感があるのですが、右側の「13650形/13770形」には、ちょっと見えにくいのですが「ヘッドライト」がその向かって左下に装着されています。
車庫などで編成を切り離したあと、自走出来るようにするための簡易運転台が、この部分には設けられているようです。

続いては「増結3両セット」を拝見してみたいと思います。

その中では、唯一、パンタグラフのついた「13170形」という車両がセットされていました。

こちらの妻面も拝見。先ほどの電動先頭車両「13000形/13020形(13050形/13070形)」と同様、複雑に延びる配線類や、ヒューズボックスの様子がリアル感を実にそそります。

最後に、同梱されていたステッカーを拝見してみます。

表示器では英字表記への切り替えも出来るので、それに対応したものも見られます。

当初は「4両編成」として、支線の交野線・宇治線で運用を開始しました。
最初に登場した「0番台」こと「13000形」が京都方の先頭車となっている4両編成。平成27(2015)年9月、枚方市駅・交野線ホームにて。
その後は、冒頭にも触れたようないわゆる「20番台」と呼ばれる、当初から「7両編成」を組成することを前提にした、車番の付番方法が異なる「13020形」と呼ばれる編成が登場、現在、本線で活躍しているものはそれに当たります。

その「13020形」の登場は、同じ7両編成を組む、老朽化が進んだ他の形式を置き換えつつあります。そのひとつ、「2600系」(製造初年・昭和53年)。西三荘にて。

そして「2200系」(製造初年・昭和39年)。守口市にて。

これらの形式ともまだまだ現役で、この「13000系」と肩を並べて走る姿が見られます。しかし、今後のこの形式の増備予定もあり、昭和生まれの、先の両形式の動向というのは気になるところです。
幼少の頃から見慣れた「たまご形」と呼ばれる、丸っこい車体が印象的な、それらの形式に取って替わり、仲間を増やしつつある「13000系」。
まさに「世代交代」、特急車両の「プレミアムカー」のみならず、通勤型車両においても、徐々にその布陣は変貌しつつあるのかなと、今回の商品、その再現の細かさを通じて殊に感じます。
今日はこんなところです。