みなさんこんにちは。前回からの続きです。
4月13日(日曜日)に開幕した「EXPO2025 大阪・関西万博」。8回目となった5月3日(土曜日)の訪問記をお送りしています。

世間はゴールデンウィーク。今年限りの万博にとっては最初で最後になりますが、やはりたくさんの来場者でごった返すこの日です。
東ゲートから近い、アメリカやフランスの入場待ち列も先日来、明らかに長くなっています。



さて、それらがあるエンパワーリングゾーン(Pゾーン)のパビリオンを巡ろうかというところ。くだんのアメリカ・フランスの行列の真横に「ベトナムパビリオン」はありました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d830f674d70cc959d0fd2695b940a15c3415eb64
そういえば、内装工事が遅れていたがために、おととい(5月1日)に開館したばかり(訪問時)。通り過ぎるたびに楽しみにしていたのでした。週刊大阪日日新聞ウェブ、5月21日付け。
そういえば、内装工事が遅れていたがために、おととい(5月1日)に開館したばかり(訪問時)。通り過ぎるたびに楽しみにしていたのでした。週刊大阪日日新聞ウェブ、5月21日付け。

では、さっそく並んでみましょう。外観からして実に独特なものですが…

お国の民族音楽と、おっ、水上人形劇とはどのようなものでしょう。一日4回公演。レストランもオープンというので、開館直後からこれは大車輪ですね。


10分ほど並んで入場。パビリオンテーマは「人間を中心とした包摂的な社会」。
ちょっと難しそうやなあと思ったのですが。


正面玄関には、さまざまな格好をしたたくさんのベトナムの人々の姿。お国には、54もの民族が生活を営んでいるのだとのこと。驚きます。

なるほど、そういったことからの「人間を中心とした包摂的な社会」というテーマだったんですね。
言葉や習慣、さらに衣食住も違うもの、と想像するのですが、多文化共生ということは大切なことなんやなあと、しげしげと眺めながら感じます。


それでは、展示エリアに入ってみましょう。


さっそく、天井からぶら下がるたくさんのランタン。よく見えないのですが、描かれた風景の描写具合たるや。実に情緒あります。
すでにベトナムにやって来たかの没入体感です。行ったことありませんが(苦笑)


その隣には、こちらもベトナムのイメージそのもの。アオザイをまとった美しい方々が。色調もさることながら、ランタンともどもその模様の描写が実に味わいあります。
入り口で見かけた音楽ショーはこちらで行われるよう。そうなると、観てみたいものです。


奥の次室に進みます。こちらでも、お国を代表する品々の展示が中心でした。



ヌクマム。ヌクナム、とも言いますが、これはさすがに知っています。ベトナム料理には欠かせない調味料。小魚の魚醤ですね。

引き続いては、舟を使った行商のいち場面!そう、こういった風景もベトナムならでは。

さまざまなフルーツ類に花き類。

そして、見たことのないような魚がいっぱい。

気になったのは、この手にあまるくらいの大きさのカニ。やはり、日本のそれとはまったく違いますが。
日本南部を含むインド太平洋の熱帯・亜熱帯域に広く分布する大型の沿岸性カニであり、中華圏や東南アジアでは非常に重要な食用種として知られている。中国の広東省・福建省や台湾、ベトナム、タイ王国、マレーシア、シンガポールでは、ノコギリガザミは非常に重要な食材とされており、それを使った料理は極めて多い。出典①。
お国では、メジャーな食材なんですね。

殻が硬そうやから、割ってから揚げにするんかな、炒めもんにするんかな、などと勝手に思考を巡らせます。お腹も空いて来ましたし(笑)


それはさておき、展示の最後は美しい陶磁器類が並べられていました。

表情は豊かですね。




ヘビをかたどった「2025」の像!ベトナムは、殊に北部のハノイ周辺で陶磁器の生産でも有名なのだそう。しかし、これは見事。





蒔絵が施されたものは、やはり地理的に近い中国文化の影響なのでしょうか。きれいです。

最後にはグッズショップ。手のこんだ工芸品を中心にした小物類が並んでいるのですが、この実にいろいろな形。凝ってるなあと感心しきりです。角を使ったイヤリング、1500円。

そして、傍らにうず高く積まれているのが、やはりこちらもお国をイメージさせられる傘。
ノンラーというそうですが、これからの酷暑の万博にはもってこい!?1600円はお買い得ですね。実際に着けている人も見かけましたし。
次回に続きます。
今日はこんなところです。