2021年12月後半に一人レンタカーで福岡の湯を巡っていたシリーズの続き。
2日目の宿の到達する手前まで、話は進んでおります。
いつものように、ここまでの行程リンク集からどうぞ。
<初日>
<二日目>
人気の立寄り入浴施設「献上の湯」から向かったのはこの日の宿「湯の坂 久留米温泉」。
時系列で行くと、宿にチェックインしてひとっ風呂、いやふたっ風呂浴びたのだが、そのお話は次回以降で。
宿泊は朝食のみ付けていたので、晩ご飯は外で食べることになる。
久留米ではやはりラーメンを一度食べてみたかった。
それも新しい今風のではなく、イニシエ系とか食堂系とか呼ばれる昔からあるスタイルの久留米ラーメンを。
それにしてもこの旅行のこれまでの外食はだご汁を含めて小麦粉、麺ばかり(^-^;
まあ好きなんだから仕方ない。
それに翌日昼には全く別系統の贅沢なランチをする計画があったし
安く上げているのにも訳があるのです! どうでもいい話!
うどんを食べてから3時間ぐらいしか経ってないが、ラーメン屋で軽くやるぐらいのつもりで向かったのは、宿から徒歩で行ける距離にあった「丸正ラーメン」。
住宅地の中にある地味な外観が逆にグッとくる~
「まるしょう」だと思ってたら、どうやら「まるまさ」ラーメンらしい。
丸正ラーメン
店名はこの看板にしかない。
こちらは1975年からこの地で営業しているとのこと。
着いたのは19時半頃。
店内にはうっすらと豚骨臭が漂っている。
この写真↓は帰り間際に撮ったのだが、実際は地元の年配常連客など何人か先客は居た。
テーブルと小上がりの、いかにも食堂っぽい店内。
ラーメンが450円だ。食べる前から安い!
ビールとぎょうざをまず注文、後にラーメンを食べることにした。
ピンボケ失礼。
カウンターが見える↑が、座席はない。
厨房にはご主人が一人だったか。
卓上アイテム。
手前のタッパーウェアの中は。。。
にんにくチップだった。これはちょっと意外。このあたりではそういうものなのかな。
ビールはキリンラガーの中瓶。
ヘビーなハシゴ湯後のビールほど旨いものはなかなかないね
…この日の湯数はたかが知れているが。最近は数がこなせなくなったなぁ、でもそれもまたいいかなど考えているうちに餃子も到着。
焼き餃子と揚げ餃子の間みたいな感じだった。
よく焼きで皮がパリっとしている。
野菜がしっかり入っており、あっさりとした味わいが優しくてよい。
流行りの餃子とはまた違った感じが面白く、ラーメンを頼む前に食べつくしてしまった。
さて、では古き良き(勝手にそう思い込んでる)久留米のラーメンを注文。
数分で到着。
スープはあっさりしているが、豚骨のコクの奥深さはしっかり感じられる。
塩気は抑えめで、全体的に背徳感(?)を感じない。
ただし脂の膜はすぐ張る。
この膜はコラーゲンでいいのかな…これがしっかりできるラーメンは大抵好きかも。
麺はいわゆるとんこつラーメンの細い麺よりかはやや太さがあり、茹で加減もイメージよりはやや柔らかめ。
でもよい硬さに思えた。
普通に美味しい麺。
チャーシューや他の具材のメモがないのだが、個性のようなものは特に感じなかったのかも。
味変でまずすりごま。
うん、よく合う。
そしてにんにくチップ。
むろん悪いわけがない。
おろしたにんにくの方が合う気もするが、チップもありだ。
そして紅ショウガ。
もちろんよく合う。
替玉も言えばできるようだが、先のうどんもあり、これで十分。
ごちそうさんでした。素直に美味しかった
他の久留米ラーメンと食べ比べたわけでないのでこれが本来の昔からある久留米ラーメンで正解なのかわからないが、文化をしっかり感じる、優しい中に奥深さがあった一杯だった。
宿に歩いて帰る途中、コンビニで部屋飲みのお酒などを買っていく。
その宿の話は次回から。
丸正ラーメン
福岡県久留米市野中町1173-8
0942-34-5512
11時~22時半
無休
2021年12月入店