原鶴温泉 やぐるま荘 | 温泉×酒÷音楽≒テディ熊谷

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サックスやフルートを吹くテディ熊谷のブログです。基本的に自分の忘備録の為の温泉日記が中心です。参考になれば幸いですが知識を張合うつもりはありません。酒&食話、もちろん音楽も取上げます♪ ※各投稿内容は訪問年月を確認願います。情報が古くなっている可能性あり。

2021年12月後半に一人で福岡の温泉を中心に旅した際のシリーズ。

2日目に入って原鶴温泉に来ているところまで話は進んだ。

いつものように、ここまでの行程をどうぞ。

 

<初日>

天然温泉 みのう山荘

玄竹温泉 鷹取の湯

筑後川温泉 清乃屋

筑後川温泉 ふくせんか

筑後川温泉 桑之屋

だご汁茶屋(食事)

原鶴温泉 ビューホテル平成

吉井温泉 ニュー筑水荘

原鶴温泉 光泉

卑弥呼ロマンの湯

らーめん林家 甘木本店(食事)

ホテルグランスパアベニュー <到着・部屋編>

ホテルグランスパアベニュー <部屋飲み・朝食編>

ホテルグランスパアベニュー <温泉編>

 

<二日目>

原鶴温泉 延命館

原鶴温泉 旅館 喜仙

 

原鶴温泉の宿も自家源泉が続くのでハシゴ湯のし甲斐がある。

前の「喜仙」が貸切状態で入れたのにオール撮影禁止だった欲求不満をぶつけるべく向かったのが、やはり原鶴温泉の「やぐるま荘」。

 

 

昭和感の強い建物だが、広い駐車場が印象的な宿。

レンガ色の建物から続く半透明なエリア?↓は浴場であろうかと考えながら入口へ近づく。

 

 

玄関の前には足湯か、いや源泉モニュメントか、とにかく源泉が注がれていた。

 

 

その↑左の白いものをご覧ください。

ちゃんと撮影できなかったのだが、奥さん、ヤギです、ヤギがいます!やぎ座

一番上の写真を見直したらお分かりいただけるでしょう。

 

ヤギはさておき、こちらのお宿はサイトを見ると「サイクリストウェルカムの宿」と自転車愛好家大歓迎らしい。

 

 
その自転車もさておき、玄関周りを観察。
 
 
新しい看板には「大岩風呂と花のホテル」とあり、下の古い看板には見えにくいが「花のホテルとジャングル温泉」となっている。
ジャングル温泉が大岩風呂に変わったのかなと思いつつ、答えは後ほど。
 
 
原鶴温泉 やぐるま荘
 
 
 
こちらの立寄り可能な時間は10時~20時
ただしぼくが訪れた11時頃で、ちょっと待ってと確認されたので、できれば事前にチェックした方がよいかも。
 
 
立寄り入浴料は700円
 
 
大浴場の他に家族風呂もあり、それについては上の写真↑をご覧ください。
 
さて、こちらは館内も浴場も撮影不可なんてことはない照れ
というわけで前の投稿を取り戻すべく、撮れ高多めとなっておりますビックリマーク
 
売店的なところを横目で見つつ。。。
 
 
ゆったりとしたロビーも横切りつつ。。。
 
 
廊下を進む。
 
 
やがて大浴場と家族風呂の分岐点へ到着。
 
 
大岩風呂がもちろん大浴場。
男女別に内湯と露天風呂がある。
 
 
広い脱衣所から無人。
 
 
結果的に終始独り占めで楽しむことができた。
 
 
洗面所の鏡に頼もしい表記があった。
 
 
完全かけ流し宣言である。
この日はここまですべてそうであるが。
 
そして浴室へ入るガラス戸の貼り紙。
 
 
カランやシャワーも源泉使用とのことニコ
 
では浴室内へ。
そのまま突っ切ると露天風呂へ抜けられるが、それは後ほど。
 
 
体育館のような広くて天井の高いこの構造は、全国にまだいくつかは残っているジャングル風呂の雰囲気が色濃くする。
ただしジャングル感、緑具合はほんの一部残すのみで、大岩風呂と名付けたように確かに大きな岩がゴロゴロ設置されている。
 
 
途中で方針を変えたのだろう…ジャングル風呂は植物の維持が大変そうだもんな~。
 
洗い場と浴槽の間も十分に広い。
 
 

カランを捻ると、ガラス戸にあったようにしっかり源泉が出た。

 

 

内湯の浴槽はゆるく2つに区切られている。

 

 

入口側の広めの浴槽↑には湯口がなく(思えた)、奥の狭めの浴槽からのオーバーフローが流れ込む仕組みになっていた。

 

そしてこの手前の浴槽からのオーバーフローはこちら↓へ流れ込む形式。

 

 

底を閉じてなかったが、これはかけ湯槽にでもしていたのだろうか。

 

2つの浴槽の境には岩が並べてあるが、ご覧の感じで湯が遮断されてはいない。

 

 

ぼくとしては当然湯口のある浴槽の方がメインとなる。

このメイン浴槽からもしっかりオーバーフローあり。

 

 

無色透明な湯は源泉名が「八車荘2号」。1号源泉はどうしたのだろうか(^^;

源泉温度46.6度pH7.9単純温泉

成分総計0.713g/kg

湧出量は200リットル/分

 

浴槽の温度を測ってみると。。。

 

 

42.1度としっかり適温となっている。

 

ちなみに広くぬるい方の浴槽。

 

 

浴槽の温度を測ってみると。。。

 

 

36.5度とかなりぬるい。

源泉温度がこれぐらいならこちらがメインだが、源泉温度が46度超えなので、やはりこちらはサブ浴槽だ。

 

熱い浴槽へ戻って湯口へ。

茶色の沈着もイイ感じ。

 

 

淡いがコクを感じるタマゴ臭があった。

そして淡いタマゴ味も。

硫黄泉ではないが、総硫黄を計算すると1.3mg弱あったので、感知できても当然だと思った。

 

湯口の温度を測ってみると。。。

 

 

46.1度と分析書に近く、新鮮な状態で投入されているのがわかる。

 

 

この湯もしっかりとしたツルスベ感があった。

顔がニヤけているのはなぜだろう…存分に写真を撮れたからか(^^;

ただし泡付きはなかった。

 

では露天風呂へ。

 

 

露天風呂の下に低周波風呂とある…これは天敵の電気風呂だ!

いらんのに!

 

 

露天風呂は内湯のメイン浴槽よりも広かった。

そしてもちろん完全かけ流し

 

 

オーバーフローもごらんのしっかりとした量。

 

ここで源泉の成分の話を簡単に。

 

 

陽イオンではナトリウムが185.5mgで90.57ミリバル%と大半。

残りはカルシウム、カリウム、マグネシウムと続く。

陰イオンでは炭酸水素が274.8mgで49.83ミリバル%、塩化物が131.4mgで41.09ミリバル%と、この2つで大半。

ふっ化物が14.6mg、硫化水素が1.0と続く。

意外に炭酸イオンは0だった。

遊離成分でメタケイ酸が69.2mg、メタホウ酸が18.0mgとなっていた。

 

浴槽の温度を測ってみると。。。

 

 

39.3度と、内湯の2つの浴槽のちょうど間の温度になっている。

結果的に3種類の温度で入ることができることになる。

 

 

露天の湯口には塩ビ管が2つ差し込まれているのでもしかしたら2号泉だけでなく1号泉かなどと妄想したが、よくわからず。

風味も内湯の湯口で観察したのと変わらないように思えた。

 

湯口の温度を測ってみると。。。

 

 

46.0度と内湯とほとんど変わらず、やはり新鮮な状態で注がれている。

 

 

冬にはややぬるいとはいえ花を見ながらの心地よい露天風呂だった。

 

ただし注意しないといけないところがある。

そう、電気風呂だ。

湯口と反対側に境なく電気風呂コーナーがあるので、ホント要注意。

 

 

くわばらくわばら、もちろん近づくことはなかったウシシ

 

内湯に戻ってメイン浴槽へ。

 

 

温度違いを楽しめる3つの浴槽を堪能した。

 

 

 

原鶴温泉 やぐるま荘

 

福岡県朝倉市杷木久喜宮1890-1
0946-62-0700

立寄り入浴料 700円

10:00~20:00

 

<源泉名:八車荘2号>

単純温泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)

46.6度

pH7.9

成分総計 0.713g/kg

200リットル/分(動力揚湯)

無色透明

淡コクタマゴ臭あり

淡タマゴ味あり

しっかりとしたツルスベ感あり

完全かけ流し

 

2021年12月入湯

※数値はR1分析書より