2021年12月後半の福岡中心一人温泉旅のお話シリーズ。
2日目の行程がスタートしたところまで進んだ。
最初にこれまでの行程リンク集をば。
<初日>
<二日目>
ラッキーに臨時休業を免れて入れた延命館の後は、そこから徒歩でも行けるぐらいの距離にある「喜仙」という宿へ。
食事つきで泊まれる温泉旅館だが、立寄り入浴も広く受け入れているらしい。
10時半近くに到着。
営業時間は10時~22時とオープンアタックはもうできないことがわかっていたので、まずは周りを観察。
駐車場に車が泊まっていたが、先客が居るってことなのか。
その先には飛び地みたいなところに足湯があった。
宿内の浴槽に入る予定なので、例によって足湯は写真だけ。
温度も測っておらず。
玄関の脇に指湯ってのもあった。
手湯って言い方はよく見るが、指湯ってのは初めて聞いたかも。まあこれもチェックだけ。
実はこの「喜仙」の隣に「愛泉一」という原鶴で一番行きたかった宿があったのだが、数年前に閉業。
とりあえず玄関まで行ってみるが、もちろん営業の気配なし。
愛泉一だったところ↓。
普通に人が住んでるだけって感じであった。
気を取り直して、喜仙へ。
原鶴温泉 旅館 喜仙
玄関に入り案内を乞うと若旦那らしい人が出てきた。
立寄り料金480円を支払いながらカメラのチェックをしようとすると、館内すべて撮影禁止と言われる
そう、浴場だけでなく館内からすべてが撮影禁止なんだそうだ。何があったか知らないが。
この雰囲気で、他に客がたくさんいるわけでなく、いきなり頭ごなしにそう言われてやる気がそがれてしまった。
さらにオフィシャルなホームページもないので写真を拾えず、観光紹介サイトから拝借できた写真も2枚ぐらいしかない。
結局先客はおらず。
終始他に誰一人会うこともないのに一切の撮影禁止というモヤモヤな仕切りだったので、スミマセン、若干辛口な評価にシフトしてます(^-^;
館内の雰囲気も覚えてない。覚える気もおきなかった。
脱衣所写真は拾えず。状態もメモしてないので覚えてない。
浴場は男女別に内湯が1つずつ。
男女で左右シンメトリーな構造になっているようだ。
というのも拾えたのはぼくの記憶とは逆の配置の浴場、すなわち女湯。
※写真は観光サイトより拝借
このように↑浴槽の手前に出っ張った部分に同じく桶がピラミッド状に積んであった。
洗い場(写真なし)はシャワー付きカランが4セットあり、カランやシャワーからは源泉が出た。
もう少し大きな、同じく女湯の写真がこちら。
※写真は観光サイトより拝借
シンメトリーなので、拝借した写真だが失礼して左右を反転させると、男湯になった
※写真は観光サイトより拝借(編集済)
無色透明な湯は源泉名が「喜仙源泉」。自家源泉である。
源泉温度39.4度、pH9.1のアルカリ性単純温泉。
成分総計は0.43g/kg。
湧出量は190リットル/分。
加温なしの完全かけ流しにて使用。
浴槽内の温度は実測で36.4度と不感温度。
ドバドバのオーバーフローに見えるのだが、これはデフォでジェットが出てるせいもあるだろう。
そのためもしかしたら無色透明ではなく淡く白濁っぽさがあったかもしれないがジェット気流がじゃまでわからない。
さらに湯口は上の写真だと上からドバドバ流れているが、その後に源泉温度が下がったのか寒い時期仕様か、上から塩ビ管を引いて浴槽内投入になっていた。
それはそれで全然かまわず、浴槽内投入は逆に新鮮味が担保されるのでよいのだが、対面からのジェットが強いため湯がぶつかってよくわからない。
まあラドン効果を狙っているのかもしれないが、ぼくとしては源泉の細かな表情がわからず、ジェットがホント邪魔だった。
せめてオンオフのスイッチを作ってほしい。
泡付きもあったかどうか、ジェットのせいでわからず。
源泉はごく僅かにタマゴ臭とタマゴ味があり、淡い甘味があった。
硫黄泉を思わせる喉の引っかかりもほんの少しある。
ただし硫黄系の値は硫化水素イオンが0.2mgのみ。
ツルスベ感はしっかりあった。炭酸イオンは21mg。
撮影禁止は別にしても、このジェットが常にあるのがぼくは好みでなかった。
源泉は原鶴らしい魅力があるので、撮影が一切不要でジェット好きな方はどうぞ。
原鶴温泉 旅館 喜仙
福岡県朝倉市杷木志波30-1
0946-62-0047
立寄り入浴料 480円
10:00~20:00
<源泉名:原鶴温泉 喜仙源泉>
アルカリ性単純温泉(低張性・アルカリ性・温泉)
39.4度
pH9.1
成分総計 0.43g/kg
無色透明(?)
微々タマゴ臭あり
微々タマゴ味、淡甘味あり
しっかりとしたツルスベ感あり
完全かけ流し
ジェットがデフォ
2021年12月入湯
※数値はH27分析書より