2021年12月後半の福岡メインでの一人湯巡り話シリーズ。
原鶴温泉あたりを少しだけひやかしたところまできた。
まず最初に恒例のここまでリンク集からどうぞ。
初日の宿は原鶴温泉もある朝倉市内。
朝倉市甘木にあるとある温泉ビジホ系の宿に17時半頃、朝食付き1泊でチェックイン。車も預ける。
そこの湯へ行く前にそこから徒歩で行ける温泉施設があったので、そちらへ先に行くことにした。
外で夕食も食べるつもりだったし。
向かったのは朝倉市の健康福祉館の中にある「卑弥呼ロマンの湯」という施設。
普段ならスルーしてしまいそうな名前だが(^^;、貴重な徒歩で行ける湯ということで、夕食前に喉を乾かす意味でも立ち寄ることに。
あえて前情報は何も確認せずに向かった。
17時45分頃に到着。
12月だともうあたりは暗い。
市の運営施設ということで敷地も広く、温泉施設だけでなくトレーニング用のスタジオなど健康系の施設や研修室、娯楽室なんてのも備えているらしい。
街中のエリアであり時間的に間違いなく混んでそうだったが、行ってみましょ!
朝倉市健康福祉館 卑弥呼ロマンの湯
卑弥呼といえば邪馬台国九州説、朝倉市も関係してたっけ…スミマセン、そこは掘り下げません(^-^;
健康福祉会館として営業時間は9時~22時。
ただし温泉施設は10時~21時50分で、月曜と年末年始は休みとのこと。
この日は日曜日であり翌月曜はこちらが休みのため、混んでる時間とわかっていてもやってきた。
入口から入ってもしばらくは受付がなく、広々としたエントランスロビーが広がっている。
右の方へしばらく進むと受付。
券売機のボタンがたくさんあるが、市外からの入浴客は入浴料530円。まあ市内も530円で同じなのだが(^-^;
市内利用と市外利用で統計を取ってるんですかね。
浴場はもう少し先。
途中には広々とした憩いの間↓があったり。
やはり広い廊下をさらに移動。
浴場の入口へ到達。
案の定、脱衣所からしてとても混んでる(^-^;
浴場内も子供から年配までまんべんなくたくさん。
撮影禁止ではなかったが1枚も撮ることができず!
よってサイトを中心に、市や観光案内から拝借した写真を使わせていただきますm(__)m
まず浴室内には心地よい淡いタマゴ臭が充満していた
※写真は市の紹介サイトより拝借
広々とした浴室内には桜の花びらみたいな形をしたメイン浴槽↑の他に、奥にやや熱めの浴槽が1つ。
※写真は旅行会社のサイトより拝借
こちらの写真↑は見覚えがないので女湯の方だろうか。
とにかくとにかく、ここの湯には驚いてしまったのであった
トロスベ系の湯がいくつもあった初日の湯巡り、どこもニンマリの素敵な湯だったのだが、ここに極まれりといった湯。
※写真は旅行会社のサイトより拝借
無色透明な湯は源泉名がそのまま「卑弥呼ロマンの湯」。
源泉温度48.0度、pH9.5のアルカリ性単純温泉。
成分総計は0.3158g/kg。
湧出量は700リットル/分もある。
この湯を完全かけ流し、ドバドバのオーバーフローで使用している
※写真はサイトより拝借
淡いタマゴ臭があり、淡いタマゴ味と淡い甘味がした。
僅かにほろ苦味もあり、この手の湯としては淡め極上な味わい。
そしてそして、膜を張るようなニュルスベ感がすごい
※写真は観光紹介サイトより拝借
さらに細かな泡付きがすごい激泡レベル
こちらの花びら型浴槽で体感40~41度ぐらいなのでゆったりと極上浴感が楽しめるのだ
奥の浴槽は体感で43~44度ぐらいと熱め。
※写真はサイトより拝借
それも源泉温度を考えるとより新鮮な湯ということになり、超値打ちな浴槽
もちろんドバドバ完全かけ流し。
※写真はサイトより拝借
気になる成分のお話を簡単に。
総計が先述通り0.3158g/kgと少なめのアル単ながら、この極上さ。
陽イオンはナトリウムが111.6mgで98.15ミリバル%とほとんど。
陰イオンで一番多いのがそう、とろみ係数といわれる炭酸イオン。これがなんと90.1mg。
30mgでとろとろと言われるこのイオンが90mg超えで、総計からの割合を考えてもかなりの数値であることがわかる。
硫黄泉の規定には満たないが、硫化水素も1.8mgあるのでこのタマゴ風味は納得である。
pHも9.5と高いのも特徴で、水酸化物(水酸イオン)が14.0mgとなっている。
分析書好きとしては、なかなかに興奮モノの数値だ
他にあったセルフで投入可能の打たせ湯もこの源泉。
※写真はサイトより拝借
洗い場で使用されているのは真湯、真水であった。
あまりの極上湯体験に、思わず受付にいた女性に駆け寄って「ここはすごい湯ですよ」と力説してしまった
朝倉市、すげぇ~
撮影が全くできなかったことが唯一の心残り。
フライングオープンアタックとかをいつか企画し、必ずや再訪したい。
朝倉市健康福祉館 卑弥呼ロマンの湯
福岡県朝倉市甘木198-1
0946-21-8800
入浴料 530円
10:00~21:50(温泉施設)
月曜休み(祝日営業) 12/29~1/1も休み
<源泉名:卑弥呼ロマンの湯>
アルカリ性単純温泉 (低張性・アルカリ性・高温泉)
48.0度
pH9.5
成分総計 0.3158g/kg
700リットル/分(動力揚湯)
無色透明
淡タマゴ臭あり
淡タマゴ味、淡甘味、微ほろ苦味あり
膜を張るようなとろみを帯びたツルスベ感しっかり
細かな泡付き大量
完全かけ流し
2021年12月入湯
※数値はH24分析書より