こんにちは、
世界のどこにいても
自立していたいあなたの
キャリアとマインドをサポート
ドイツ会社歴16年
グローバルキャリア・アドバイザー
ブットラー惠子です。
Eschwege
今日は私がドイツの
タイマッサージ店で知り合った
タイ人女性、
クレ(仮名)の話です。
海外で自立して
生きていくということが
どういうことなのか、
一緒にみなさんと考えたくて
書き続けています。
タイトルの通り
「ドラマのよう」ですが、
実話です。
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10) とある女性のドラマのような愛
12) とある女性のドラマのような誤算
18) とある女性のドラマのような強がり
19) とある女性のドラマのようなSOS
20) とある女性のドラマのような展開
23) とある女性のドラマのような家族
24) とある女性のドラマのような帰郷
25) とある女性のドラマのような嘘
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クレが店に戻ってきたから、
予約を入れないか、
というのです。
私はその後、
別のタイ人女性に
マッサージしてもらって
いたのですが、
コロナでの外出制限以降、
マッサージ店には
ちょっと足が
遠のいていました。
復職していたのです。
辞表も出さずに店を
急に辞めたのに、
復職できたことは、
正直私には
驚きでは
ありませんでした。
クレはオランダから
オーナーにも
毎日のように
連絡を入れていたそうです。
私はオーナーとも
たまにクレの話をしました。
クレが戻ってくるかも
しれない、
という話になった時、
彼女が復職したいと
言ったら、どうするの?
と私は聞ききました。
するとオーナーは
僕の方は戻ってきて
くれるのは
別に構わないさ、
と笑いながら
言っていました。
去年の末、
オーナーとクレの話を
していた時、
自分はクレに惹かれていた、
と遠くを見ながら
私に語ったのが
思い出されました。
実際の2人の関係は
よく分からないけれど、
きっとただの
オーナーと従業員とは
別のモノなのでしょう。
ちなみにクレは、
復職してから
勤務日を減らしました。
以前は週5日、6日だったのが、
復職後は週3回の勤務。
残りの日は
何をしているのか
分かりません。
ただ、彼女は暇なのか、
LINEでメッセージが来ます。
私は普段あまり
返信をしないのですが、
思い切って
お金は足りるの?
と聞いたところ、
意外な返事が返ってきました。
「娘がちゃんと
働くようになって、
タイにお金を送金しなくても
よくなったの」
本当?
最近のクレは、
自己正当化のために
嘘ばかりつく。
今使っているスマホも
オランダから戻ってきて
旦那さんに
買ってもらったもののはず。
それに
ペーターの会社が破産して
タイにお金が
送金できなくなった時も
タイの母親は
送金を求めてきたとか。
そのために
クレは友人に借金をして、
母親に送金しました。
そんな貪欲なタイの家族の
話を思い出して
疑問に思ったけど、
あえて返信しませんでした。
他の男の元に走った
妻を受け入れた夫、
急に店を辞めたのに
復職させたオーナー。
正直私には
2人の気持ちが
理解できないけれど、
きっとこれには
私には分からない
クレとのつながりが
あるのでしょう。
でも私自身はというと、
正直もう
あまり関わりたくない、
と思っています。
私が知っていたクレは、
健気で働き者で、
幸せになることを夢見ていた。
それが今では、
ただの自分勝手な女性。
今でもマッサージも
彼女の後任に
お願いしています。
私がマッサージに行くのは、
彼女が休みの日。
友人のサリーも
クレとは関わりたくない、
と言っています。
彼女を知る人も、
彼女や旦那さんとは
距離を置いている、
とサリーから聞きました。
彼女は以前の生活を
取り戻したようで、
実際には
お金では買えない
人からの信頼という
尊いものを
失ったのではないでしょうか。
さて、そんな彼女には
オランダを去った
もう一つの理由があったのですが、
続きはまた後日。
写真は全てイメージで
実在の人物には関係ありません。