とある女性のドラマのような偽り(1) | ブットラー惠子 個人向け グローバルキャリア&ビジネスコーチング

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ドイツ会社員歴約20年。【海外で働きたい!】という夢やキャリアパスや仕事の悩みを解決思考力&行動力アップの方法をお伝えします♡

こんにちは、

 

 

 
女性の自立と
海外就職・転職のお手伝いを
目指してコーチングを勉強中、
 
ドイツ在住歴17年の

ブットラー惠子です

 
(プロフィールはこちら)。
 
 
 
今日は、ほぼ一か月ぶりに
ドイツで知り合った
美しいタイ人女性「クレ」の
近況について。
 
 
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まだ読まれたことがない方、
どんな話か忘れたという方、
 
 
タイの家族、自分の幸せのため、
不器用ながら必死に生きる
女性の姿を書いた実話です。
 
 

6) とある女性のドラマのような言葉

7) とある女性のドラマのようなしたたかさ

8) とある女性のドラマのような闇

9) とある女性のドラマのような恋人

10) とある女性のドラマのような愛

11) とある女性のドラマのようなこれから

12) とある女性のドラマのような誤算

13) とある女性のドラマのようなプライド

14) とある女性のドラマのような不器用さ

15) とある女性のドラマのような浅はかさ

 

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正直なところ、

私はここ1か月以上、

 

クレからのメッセージに

まともに

返信をしていませんでした。

 

 

送られてくるのは、

 

オランダ人社長のペーターに

買ってもらったコートと

その値段が書いてある領収書、

 

下見に行ったポルシェ

 

そういった類の

写真とコメントばかりでした。

 

 

でも

ペーターと上手くやってるとか、

元気で幸せにやってますとか、

 

そういうメッセージは

一向に来ません。

 

 

なので、私があまり返事しない

ものだから、

彼女からも連絡が来なくなって

数週間経ったある日。

 

 

彼女から12通ほどの

LINEメッセージが来ました。

 

 

スマホ

 

 

どうせまた自慢話だろうと思い、

半日経ってから

メッセージを読むと

 

書き出しは、

いきなりこうでした。

 

 

 

「毎日、朝方の5時から6時に

目が覚めてしまうの。

 

仕事、家族、語学学校のことで、

 

頭がいっぱい」

 

 

そしてようやく、

思い出したかのように

 

「ハロー、元気?」

「みんなことが恋しいわ」

 

と、あいさつ。

 

 

その奇妙なメッセージの

始まり方に

異様なものを感じました。

 

すると長文のメッセージが

続きます。

 

 

「先週は

(オランダ語の)テストだったの。

 

なのに、その直前に

フランスからゲストが来て、

一週間うちに泊まっていったの。

 

試験の前だというのに、

ストレスだったわ。

 

試験前なのに、

勉強する時間が取れなかったの。

 

こちらは今日は天気が悪いわ」

 

 

成績表の写真の後、

メッセージは続きます。

 

「結果は97%。満足だわ

(たぶん日本だったら97点

ということなのでしょう)」

 

「先生も、私に感心してたわ」

 

こういう自慢話こそ、彼女らしい(;'∀')

でもこの後、珍しく

彼女は自分の不安を書いてきました。

 

 

「最近、私の周りでは色んな事が

起きてるの。

 

来週からは、

速習コースを取ることになったの。

先生に言われてね。

でも少し、不安だわ」

 

 

「次のクラスは

オランダ語だけで

しゃべらないと、いけないんですって。

 

不安だわ。

他の言語は使えないらしいの。」

 

 

「今日は学校がないから、

家で一人。

 

(自分がペーターに買ってもらって

開業予定の)マッサージ店の

場所を探しているけど、

まだ見つからないの。

 

 

(ペーターの女性友達でもある)

弁護士さんが私のヘルプを

必要としているの。

 

息子さんの学校の送り迎えをして、

その間に家の掃除機をかけて、

息子さんの夕飯の支度もしてるわ。

 

たいてい彼女に代わって

買い物にも行ってるし。

 

 

普段はお手伝いさんがいるんだけど、

今入院していて、

出術を受けるんですって。

 

信頼できる人に代理を

頼みたいんですって。

 

 

だけど、このままお手伝いを

続けるなら、

 

これからは午後のクラスを

取らないといけないわ。

 

今のクラスには6人友達がいるの。

だからクラスを替わりたくないの」

 

 

「タイの家族は、

相変わらず問題だらけ。

弟は、またお金が必要なんですって。

 

 

少し前に労働局で

私の履歴書を見たっていう人が

電話してきたの。

 

でも、私のオランダ語はまだ全然。

もっと勉強しないと。

まだ勉強始めたばかりだもの。

 

 

こんなことで

頭がいっぱいなの」

 

 

「今から買い物に行かないと。

そちらはどう?素敵な午後を」

 

 

 

この少し支離滅裂なメッセージに

心配した私は、

すぐに返信しました。

 

 

「こちらは元気よ。

みんなあなたのことを

恋しく思っているわ。

 

97%なんてスゴイじゃない!

クレはいつも頑張り屋さんだものね。

 

だから新しいクラスでも

きっと大丈夫。

 

そんなに心配しないで」

 

 

 

これに対するこの彼女の

返信については、また明日。

 

 

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