母から受け継いだモノ | ブットラー惠子 個人向け グローバルキャリア&ビジネスコーチング

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ドイツ会社員歴約20年。【海外で働きたい!】という夢やキャリアパスや仕事の悩みを解決思考力&行動力アップの方法をお伝えします♡

こんにちは、

 

 

 
女性の自立と
海外就職・転職のお手伝いを
目指してコーチングを勉強中、
 
ドイツ在住歴17年の

ブットラー惠子です

 
(プロフィールはこちら)。
 
 
 
今日は昨日の続きで、
日舞をドイツで
習い始めた経緯を。
 
 
着物を着るのに何が必要なのか、
全く分からなかった私。
 
 
すると先生から
着付けに必要な物のリストが
送られてきました。
 
 
が、
 
 
伊達締め
コーリンベルト
帯揚げ
 
 
着物、帯、肌襦袢以外は
初めて聞くような
単語がずらり。
 
 
日本に帰国する前
だったので
日本の家族に連絡。
 
この中で持ってるものが
あったら貸りたいので、
準備しておいてほしい、
 
とお願いしました。
 
 
といっても、母も姉も
成人式や冠婚葬祭で
着物をレンタルして
着たことがあるぐらい。
 
 
持っているものは、
ごくわずかでした。
 
 
ところが、今は便利な
世の中ですね。
 
 
ネットショップで、
お手軽価格の洗える
着物や小物が手に入ります。
 
 
何がなんだか分からないまま、
先生のリスト上のモノを注文して
揃えていきました。
 
 
ドイツへの出発が
近づいたある日、
 
母親が小さな小箱を持って
きました。
 
そしてなんと、
 
おばあちゃんの帯締めがある
と言うではないですか。
 
 
 
そういえば、
 
私がまだ小学生の時に
母方の祖母は
他界してしまったけど、
 
私の記憶にかすかに
残る祖母は、
 
いつも着物を着ていました。
 
 
祖父母は農家だったので
贅沢な生活はして
いなかったけど、
 
着物は好きだったらしく、
 
お出かけというと、
着物を着ていました。
 
 
箱の中には数本の帯締めが。
 
帯締め
 
 
 
おばあちゃんから母に、
 
母から私に受け継げられたモノ。
 
 
 
なんだか胸がいっぱいになって、
 
帯締めをそのまま
大切にドイツに
持っていくことにしました。
 
 
 
そうやって臨んだ
初めての着付け教室。
生徒さんは全員で6人。
 
他の生徒の方の中にも、
母親の着物や、
おばあさんの着物を
お持ちの方もいました。
 
 
 
第1回目は、リストに沿って、
着付けに必要なものが全部
そろっているかのチェック。
 
 
そうは言っても、
 
例えば
先生が「衿芯」はありますか、
と聞くのですが、
 
どれが衿芯なのか、
みんな分からない状態。
 
 
私なんて、買ったものは
すべて袋に入ったまま
持っていったので、
 
開封からでした(;'∀')
 
 
お教室は全部で5回
(いや、6回だったかな)。
 
 
2回目のお稽古では、
長じゅばんを切るまで。
 
次の回は、着物を着るまで。
 
 
 
帯締めを使うのは、
着付けの最後ですが
 
なかなか最後まで
たどり着きません。
 
 
毎回てんわやんのお稽古。
 
 
 
そうやって、
1か月に一回のペースで
お稽古が進んで、
 
半年経って、やっと
一人で何とか
着れるようになりました。
 
 
 
 
最後にきゅっと、
おばあちゃんの帯締めを
締めると、
 
 
 
不思議なものですね。
 
 
それまでは、
あまり祖父母を意識して
こなかったのに、
 
なぜだか急につながりを感じる。
 
 
 
祖母の思い出と
 
祖母のことが大好きだった母が、
私に祖母のモノをくれたという
 
母の想いも
そこにはあるからかな。
 
 
 
着物がやっと着れるように
なった私が日舞を習い始める
までのきっかについては、
 
また後日。
 
 
素敵な週末をお過ごしください☆彡
 
 

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