こんにちは
ドイツ在住アラフォー女子の
ブットラー恵子です。
アイス侯爵との
出会いなどがあったので、
少し間があきましたが、
今日はタイ人の知人のその後を。
ドイツ人の旦那さんや
仕事を捨てて、
1月に知り合ったばかりの
オランダ人の会社社長
ペーターの元へ
旅立ったクレ(共に仮名)。
前回書いた通り
ドイツ人の旦那さんは、
自分勝手な人だったようです。
では、ペーターが
思いやりのある人か。
ペーターは昔の奥さんが
浮気をして裏切られ、
傷ついた経験があります。
でも彼は、
クレの旦那さんが
同じような思いをするのは
厭(いと)わなかった。
クレの旦那さんが
留守の間に
クレをオランダに連れて
行ったのですから。
自分が傷ついたのに、
人を同じように傷つける人。
こういう人に
思いやりがあるのか
私は疑問です。
それに、彼はクレが
オランダに来たくなるよう、
色々うまいことを
言っていたようです。
君がオランダに来たら、
家を建てよう、
車を買おう、
君を生命保険の
受け取り人にしよう。
それに、働かなくたって
いいんだよ、と。
それでも
自分でお金を稼ぎたい
というクレに、
マッサージ店を買うので、
そこでマネージャーを
すればいい。
君は、マッサージはもう
しなくていいよ、
と言ったそうです。
実際は？
とりあえずは、慣れるまで
知り合いの店で
マッサージをして
働けばいい、
と言っているのだそう。
本当に最初だけ？
そもそも彼はクレと
空港で知り合った時から、
自分はお金持ち、という
アピールしていました。
タイの彼女に毎月
700ユーロ(7万円強)の
仕送りをしている事を
初対面の人に普通
言いますか。
私には、彼が初めから
お金で彼女を
釣ろうとしていた
気がしてなりません。
クレによると、
タイ人の彼女を
選んだのだって、
オランダ人女性には
裏切られて
懲りたからだそう。
好きになった人が
たまたま
タイ人だった、
とかではないんです。
そういうクレも初めから、
お金のかかる
ペーターの当時の
彼女とは違う、
自分は自立した
女性である、という
アピールは怠らなかった。
そういう意味では
二人は
合っていたのでしょう。
結局、
自分の周りにいる人は
自分で引き寄せている
ということでしょうね。
「お金」という
フィルターで
引き寄せあった二人。
クレからは相変わらず
彼と下見したという
知人が売却予定の
ポルシェや
彼に買ってもらった
というコートなどの写真が
送られてきます。
彼女にとって
それが幸せの形という
ことであれば、
それでも良いでしょう。
でも彼女に「幸せ？」
と聞いても返事は
返ってきません。
それがいつも通り、
自分の感情を口に
したがらないからなのか、
それとも
「幸せ」と言えないから
なのかは分かりません。
でも自分の幸せを
アピールするのが
大好きなクレ。
その彼女が何も
言わないということは
きっと自分が幸せと
思えていないから
なのでしょう。
浮気されたペーター。
男性に裏切られたクレ。
二人とも傷ついたからこそ
お互い思いやりを持って
過ごすことはできるはず。
お金や物で得られる
幸せなんて
たかが知れている。
その先の幸せを
二人は
掴むことができるか。
クレのその後については
また後日。