とある女性のドラマのような「したたかさ」 | ブットラー惠子 個人向け グローバルキャリア&ビジネスコーチング

ブットラー惠子 個人向け グローバルキャリア&ビジネスコーチング

ドイツ会社員歴約20年。【海外で働きたい!】という夢やキャリアパスや仕事の悩みを解決思考力&行動力アップの方法をお伝えします♡

こんにちは

ドイツで働き女子歴15年のブットラー惠子です。

 

 

先日からタイマッサージ店で

知り合いになったタイ人女性の

クレ(仮名)の話を書いています。

 

ご興味があれば、お付き合いください。

 

 

クレはオランダ人社長ペーター(仮名)と

知り合う前までは、

ドイツ人の旦那さんへの

不満を口にしたことはありませんでした。

 

むしろ、誕生日には

高価なプレゼントをもらっただの、

高めのレストランに食事に行ったなど、

 

誇らしげにマッサージをしながら

語っていました。

 

 

しかも旦那さんはクレに毎月

300ユーロ(3万7千円ぐらい)

お小遣いをくれていたそうです。

 

本人は要らないと言ったけど、

くれるというので

もらっていると語っていました。

 

 

後から知ったのですが、

クレはこのお金をすべて、タイの

自分の母親に送金していたのでした。

 

300ユーロはきっとタイではかなりの

大金でしょう。

 

でもクレは、

ペーターが昔の彼女に毎月700ユーロ

(日本円で7、8万円ぐらい)支援をしていた

ことを聞くや否や、

 

私の旦那はたったの300ユーロしか

支援してくれない、

と言うようになりました。

 

 

旦那さんは、クレより20歳近く年上。

 

昨年、早期希望定年退職をして、

今は昔のお給料よりは少ないけど、

年金よりは多い収入で生活していました。

 

その中から抽出していた300ユーロです。

 

社長業をしている人にとっての700ユーロと

元会社員の300ユーロでは

色んな意味で重みが違います。

 

 

お金で愛情の深さは図れない

 

 

普段黙って話を聞くことの多い私ですが、

この時は「二人を比べたらダメだよ」

 

と思わず言いいました。

 

 

聞こえたのか聞こえたのか、

何も答えずにクレはこう続けました。

 

3年後には、旦那さんの収入は

国からの年金だけになる。

 

そうしたら、金銭的支援ができなくなる、

って言っていた、と。

 

 

 

さて、クレの元勤務先のオーナーも、

そんな事情を聞いて

 

隣町に彼女が店を出せるよう

支援をする用意があると

本人に話はしてあったそう。

 

だからドイツで働き続けても、

タイへの仕送り額は

減ることがなかったでしょう。

 

 

 

そしてオーナーは他にも

こんな話をしてくれました。

 

 

クレは結婚しているにもかかわらず、

 

自分に興味を持っていそうな男性の

気を引いては、ドイツ人の旦那さんを

ヤキモキさせていた、と

 

(なぜオーナーがそんなことまで

知っているのかは謎です(;'∀'))。

 

 

まるで経済的な保証をもとめて、

アンテナを張り巡らせていたのかのよう。

 

 

一方でクレが心の闇を

抱えていることをオーナーは

語ってくれたのですが、

 

その話には長くなるので続きは後日。