とある女性のドラマのような愛 | ブットラー惠子 個人向け グローバルキャリア&ビジネスコーチング

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ドイツ会社員歴約20年。【海外で働きたい!】という夢やキャリアパスや仕事の悩みを解決思考力&行動力アップの方法をお伝えします♡

ドイツ在住17年のブットラー惠子です。

 

先日から、タイマッサージ店で

知り合ったクレ(仮名)という

女性の生き方を書いています。

 

よろしければ、お付き合いください。

 

 

オランダ行きを決めたクレ。

 

ペーター(仮名)との新生活に夢を

膨らませていた彼女が一度だけ

涙で声を詰まらせたことがありました。

 

 

それは義理のお母さんにも

別れを告げられない、と語った時でした。

 

 

 

クレは以前マッサージをしながら、

よく義母の話をしてくれました。

 

数年前には、

旦那さん抜きの二人で一緒に南ドイツまで

旅行に行ったりするほどの仲良し。

 

現在80歳ぐらいけど、

料理をしないクレに、

毎日のようにランチを用意したり、

週末にはケーキを焼いたりしていたそう。

 

「やせたいのに、おかげで太る一方」、

と語るクレの声は嬉しそうでした。

 

 

だから、そんな義理のお母さんが2年前

何かの出術で入院をした時には、

クレはとても心配している様子でした。

 

 

 

クレのドイツ人の旦那さんは

50歳ぐらいでクレと結婚しました。

 

(ここからはクレの元勤務先の

オーナーから聞いた話です)

 

旦那さんがクレと知り合う前、

 

いい年になっても結婚しない息子に、

子連れ女だけは連れてこないでよ、

 

とお母さんは言ったといいます。

 

 

だから二人が結婚することになった時、

クレの娘がタイにいることを

二人は内緒にしていたそう。

 

 

そして旦那さんは、

クレが自分の元を去った時に初めて、

 

クレには娘がいる

 

と、自分の母親に打ち明けたのでした。

 

 

 

可愛がっていた嫁が息子の元を去った。

しかも自分には孫がいた。

 

 

衝撃の事実に、クレの義母は、

 

「私はずっと孫が欲しかったのに…」

 

と言ったそうです。

 

 

そして、息子を捨てたお嫁さんに

怒るどころか、

 

「私のせいだわ。申し訳ない」と言って

息子さんと二人で泣いたそう。

 

 

 

クレがこの話を知っているのかは

分かりません。

 

 

でもこの義母がクレを

とても大切にしていたことは、

本人が一番わかっているはず。

 

 

お金でも打算でもない

裏切られても許す寛大な心、

 

これこそ本当の愛でしょう。

 

 

 

 

さて、そのクレがその後

どんな生活を送っているのかは、

長くなるので、また後日。