良記事ですね。半島有事の際の在韓(半島)日本人・米国人の退避のロジスティクスは大きな課題です。



 

らしんばん名人さんの記事では、あの国はトップから逃げ出すと書いていて、ってことは下々も逃げ出すわけです。在韓日本人の脱出は大きな心配ごとのひとつですが、半島有事で心配になるのは日本に流入する難民・不法入国者や、工作員の活動も心配ですね。


……現在(2017年)の統計では、韓国籍・朝鮮籍の在留外国人は484,627人で、そのうち特別永住者は330,537人と言われます。むろん、政府の統計ですので不法入国者・滞在者は含まれません。ですので、公安などが指摘する「背乗り(はいのり)」や戦死者などの戸籍売買による入国者の実数はわかりません。一説には65万を超えると言われています。

 

芸能界や暴力団(一部の極右勢力も含む)に在日が多い理由は「こちら」(一部異論ありですが)を読んでもらうとして、同じ反社会勢力でも反日左派活動家の存在も実は似たようなもののようです。戦後の混乱期、共産主義・社会主義勢が力を持ったのは、日本の左翼・共産主義知識人と部落などを含む被差別貧困層、そこに在日朝鮮人の不満分子が結びついて運動を展開していったからだという分析があります(うるとらそうるさんのブログ)。つまり、暴力団と反日左派の両側から侵食された。信憑性は定かではありませんが、こちらの記事(NEVERまとめ)も、「現象」と「リスク」として眺めておくと良いでしょうね。政治、ビジネス、教育、芸能、地下組織など、影響力のあるポジションにどれだけ浸透しているか…。

 

いまは「観光地」として宣伝されている血塗られた島、済州島。

 

敗戦によって「旧日本国籍保持者」の半島人が戦勝国側(?)として扱われたのもつかの間、米ソによって分割された朝鮮半島で、まず、済州島四・三事件が勃発します。1948年、済州島では反米・反李承晩勢力が北の労働党などの支援によって蜂起しますが、これを李承晩政権と米国は鎮圧に動きます。しかし鎮圧の実態は殺戮・略奪・輪姦などの残虐さは酸鼻を極めるものでした(人をなじる時は無意識に自身を基準にするといいますが、半島人が日本人の残虐性をなじる彼らの姿は、これでしょうね)。28万人いた島民は3万人まで減り、6〜8万人が殺されたとされます。残りはほとんどが日本に逃げようとした。日本への難民(密入国を試みた者)は20〜25万とも言われます(うち入管で検挙されたのは5万)。米国の庇護で図に乗った李承晩は竹島を奪ったり、過激な反日教育を始め、今日の敵対はその成果でもあります。放置すれば半島人はより分裂していたでしょう。

 

済州島は流刑地だったため、政治対立などで流された両班(支配階級)と白丁(賎民階級)が多く、虐殺の惨さや、韓国本国に住む韓国人が在日半島人を下に見るのはこのためだとも言われています。そして、被差別民なので、本国には帰りたくない。在日半島人が「棄民」といわれるのもこの辺に理由があるようです。

 

 

1950年、朝鮮戦争が始まります。日本政府は米国との関係上、南朝鮮=韓国を国家として承認するけれど、北朝鮮は無視せざるを得なかった。だから、一部の日本への帰化人を除いて、韓国籍を選んだ者は帰国する者そのまま住み続ける者に分かれる。北朝鮮国籍を選びたい者にはその国籍取得の道はない。無国籍のまま北朝鮮に帰るか、日本に在留し続ける。韓国籍を取得したのは政府統計では約45万人、北朝鮮への帰属を求める者は約3万人となっています。

 

在日半島人だけでなく、日本は戦前の台湾・満州との関係上、中国系の在日も多いですよね。在日中国人は、公称値で65万人(2015年、うち25万人近くが永住者および定住者)。在日朝鮮人よりも多い。毛沢東時代の文化大革命の難民も、六・四天安門事件の難民も、香港返還に伴う難民も(いずれも密航者だが)、地下組織、蛇頭や親類縁者を頼って日本に流入していると言われる。この件は、日中国交正常化前に結ばれた「日中記者交換協定」のおかげもあって(反論もあります)明らかになっていないとされます。

 

三浦瑠璃さんが「スリーパー・セル」の話で味噌をつけていましたが、工作員について触れておくと、韓国の李承晩は日本に工作員を送り込み、「新潟日赤センター爆破事件」を引き起こしています。金大中拉致事件ではKCIAが暗躍していましたね。日本人拉致を引き起こす北朝鮮の工作員も、むろん相当数が日本で暗躍しています。過去の因果から済州島には北朝鮮工作員の秘密基地があるとも言われていますね。中共の工作員も、タブロイド・ジャーナリズムの概算では5万という説もあるくらいで、対日有害活動でも読んでみてください。

 

組織的犯行か、ローンウルフのテロかはわかりませんが、電車が止まったり、停電が起きたり、通信が乱れたり、整備不良で飛行機やヘリが墜落したりするなどの不審な事故が起きた時には、ついつい頭をよぎります(どれもハッキングの可能性もありますからね)。同時に、関東大震災のときのパニックのようなことの下地になることも考えられます。先日の朝鮮総連への銃弾発車事件などもそうですが、たえず、スパイや工作員が存在する、という可能性を念頭において物事を捉えた方が良さそうです。

 

次の朝鮮半島有事で、日本はどうなるのか?半島からの大量難民にどう対処すべきか。武装難民だったらどうするのか?敗戦が大きな理由であるとはいえ、ここまでズブズブになったのは、いったいどうしてなのか?回復できるのか?万一南北朝鮮が統一された場合には、日本の在日半島人へどのような影響があるのか?こじれ切った状況と、戦後70年の移民政策についての国の対応を見ていると、労働移民の積極導入ははたして大丈夫なのか?さまざまな疑問や心配が頭をもたげてきます。

 

こうした状況に対しての「反移民」などを掲げる「抵抗勢力」は欧州ではすぐに頭角を現しますが、日本ではあのようなプレゼンスは持っていない。むろんいくつかの団体や草の根の言論活動はあります。しかし、なかなかまとまりませんね。青臭いことを言えば、最大の心配は、いま、いったい誰が「日本人」の利益代表なのかということが、あるいはもっとも現実的な次世代のビジョンはどのようなものであるのか?、ということが、実は明治維新以来の征韓論やアジアの防衛線確保の議論以降の混乱の中で、見えにくくなっていることなんじゃないかと思っていたりします。「日本を取り戻す」と安倍首相は熱を込めますが、「誰から、どのような日本」を取り戻すのかはもうひとつ明らかではありません。首相が取り戻したいのは開国期の「藩閥政治」ではないのか?と保守派の一部から文句を言われたりしています。

 

少なくとも、日本の戦後70年の歴史は、こうした日本国内に流入した外国人勢力の浸透の大きな影響を抜きにして語れないのではないか(つまり巷間言われる通りマスメディアやアカデミアが支配されちゃったからだね…)、と控えめに書いておきましょうか。

 

北の核に対してシェルターも十分に用意していない状況で、日本政府がどれだけしっかり考えているかは明らかではありません。中国は半島国境付近に難民収容所を建設しているそうです。「おおっぴらに」やるのは周辺国に対するメッセージ性が強くなる点や、情報漏洩を懸念しているようにも見えます。そうはいっても、防備のための「戈」は防衛予算の大幅アップなどおおっぴらに着々と進行しています。その反面、相変わらず労働移民受け入れは盛んですし、アツくその必要性が与党の一部から説かれています。日本の防衛強化についての周辺国の文句は、メディアはあまり伝えませんね。「盾」への具体的言及や「在留邦人保護」の具体的プロセスに政府が触れ始めたら、それはサインかもしれません。

 

気分は断交・鎖国ですが、それは現実的ではありません。しかし、「戦後レジームの脱却」には、やはり在日移民の帰国を促進する取り組みや、新たな移民や不法入国者を防ぐことをしっかりやるというのが、長い時間がかかるとしても、アクション・アイテムに上がるべきでしょう。「大戦後の日本では周辺国の相次ぐ大量の移民によって、先住日本人はマイノリティとなった」なんて、百年後の歴史書に書かれかねませんな。

 

そうそう、役所がどれだけ手が回っていないか、下記の凛さんのリブログもご覧ください。ため息が出ます。

 

 

 

 

憂歌団、"君といつまでも”(おそらく1998年ライブ音源)

 

この記事にこれを貼るのは勇気がいるね。Vo. の木村充揮は在日であることをカミングアウトした。内田勘太郎さんのギターは良かったなあ。このグループの存在は戦後の大阪の一部を体現していた、かな。

 

 

 

Good Luckクローバー