2月22日は「猫の日」~三毛猫三毛猫三毛猫

というわけで、
2010年以降に掲載した「猫」の作品、
「猫」が登場する作品をまとめてみましたキラキラ


チョコ『遥かなるエジプト展』(1997年)

第26王朝(前7-前6世紀)


チョコ『大英博物館 古代エジプト展』(2000年)
猫の姿をとるバステト女神像
大英博物館


チョコ『ゴヤ 光と影』(2011-12年)
フランシスコ・デ・ゴヤ
《猫の喧嘩》
1786-87年 56.5×196.5
プラド美術館
風景写真 レンズ4


チョコ『アール・ヌーヴォーのポスター芸術展』(2010年)
テオフィル・アレクサンドル・スタンラン
《ヴァンジャンヌの殺菌牛乳》
1894年 136.5×97
モラヴィア・ギャラリー
6


チョコ『アール・デコ 光のエレガンス』(2012年)
アマルリック・ワルター
犬猫手付鉢
1920-35年 12.8×21.5×17.4
風景写真 レンズ2


チョコ『山種美術館名品展』(2001年)
竹内栖鳳
《班猫》
1924年 81.9×101.6
山種美術館


チョコ『アンディ・ウォーホル展』(2000年)
アンディ・ウォーホル
《Untitled(Cat from 25 CATS NAME SAM AND ONE BLUE PUSSY)》
1954年


チョコ『ポーラ美術館コレクション展』(2010-11年)
レオナール・フジタ(藤田嗣治)
《猫を抱く少女》
1962年 45.9×33.2
ポーラ美術館


チョコ『いわさきちひろ展』(2011年)
いわさきちひろ
《猫と子どもたち》
1969年


チョコ『絵本の世界へ旅しよう』(2012年)
酒井駒子


どいかや
「まなつのラズベリーシャーベット」


チョコ千葉 ホキ美術館(2011年)
藤原秀一
《萩と猫》
2009年
ホキ美術館

こちらは写真ではなく「絵」ですよ目

お気に入りのにゃんこはおりましたかニャ?


「ワタシのイチ押し」 関連記事
・「猫」①
・「猫」③
・「猫」④
・「猫」⑤
・「猫」⑥
・「猫」⑦
・「猫」⑧
・「猫」⑨

・テーマ「特集」の記事一覧 →
岐阜 可児市文化創造センター
『ノーマン・ロックウェル展』(2013年)



可児市文化創造センター(岐阜県)で、
こーんな展示会が開かれてるんですね!

「1950年代の古きよきアメリカを代表する画家 ノーマン・ロックウェル」
「名作イラストの見えない裏側 セト・ノベルティで楽しむ立体の世界」

……というわけで、ワタシも行ってみましたよ~チョキ
(展示作品36点+資料2点)

まず、「セト・ノベルティ」とはなんぞや??

ノベルティとは、陶磁器製の装飾用の置物などのことをいいます。瀬戸市は世界でも有数のノベルティの産地で、1960年代~1970年代にかけて、その生産は最盛期を迎えました。
ノーマン・ロックウェルの絵画を題材としたノベルティは、瀬戸の数社のメーカーで作られています。当時のノベルティのほとんどはアメリカ向けの製品であり、そのことからもノベルティの題材をアメリカ絵画に求めることは、ごく自然な流れでした。
平面に描かれたロックウェルの絵画を立体化する技術からは、永年培われてきた瀬戸のノベルティの生産技術の高さがうかがえます。

(会場内の説明より)

で、とにかく仕事が細かい!!
完成度がめちゃ高い!!目
それに3Dの「やきもの」だから、
原画ではわからない部分まで見ることができます。

たとえば、こちらの原画。


ノーマン・ロックウェル
《三重の自画像》
『サタデー・イブニング・ポスト』誌
1960年2月13日号表紙
キャンバスに油彩 113×88.3
ノーマン・ロックウェル美術館


ノベルティを、原画に近いアングルで見ると……


ノーマン・ロックウェル/丸山陶器株式会社
《自画像》
1979年
瀬戸蔵ミュージアム


横から見ると……


原画では見えない部分は、想像してつくってるんですね。
こんな風に、前から・横から・斜めうしろから作品を楽しめますよグッ
(一部、原画と一緒に展示されてるものもあります)

会場は写真撮影OKで、
お気に入りを撮りまくりました~音符


ノーマン・ロックウェル/丸山陶器株式会社
《不思議な病気》
1972年
瀬戸蔵ミュージアム


ノーマン・ロックウェル/丸山陶器株式会社
《父親の気持ち》
昭和時代
瀬戸蔵ミュージアム


ノーマン・ロックウェル/テーケー名古屋人形製陶株式会社
《平和》
1980年代
瀬戸蔵ミュージアム


ノーマン・ロックウェル/光和陶器株式会社
《セレナーデ》
昭和時代
瀬戸蔵ミュージアム


ノーマン・ロックウェル/光和陶器株式会社
《お帰りなさい》
昭和時代
瀬戸蔵ミュージアム


ノーマン・ロックウェル/光和陶器株式会社
《愛の誓い》
1981年
瀬戸蔵ミュージアム


ノーマン・ロックウェル/光和陶器株式会社
《ウェディングドレス》
昭和時代
瀬戸蔵ミュージアム


ノーマン・ロックウェル/光和陶器株式会社
《コンニチハ、赤ちゃん》
昭和時代
瀬戸蔵ミュージアム


ノーマン・ロックウェル/光和陶器株式会社
《はじめの一歩》
昭和時代
瀬戸蔵ミュージアム


ノーマン・ロックウェル/山サ製陶株式会社
《馬の仲買人》
昭和時代
瀬戸蔵ミュージアム


ノーマン・ロックウェル/山サ製陶株式会社
《連休疲れ》
昭和時代
瀬戸蔵ミュージアム


ノーマン・ロックウェル/山サ製陶株式会社
《魚とりの少年たち》
昭和時代
瀬戸蔵ミュージアム


展示品は、ロックウェルのノベルティが30点、
そのほかのノベルティが6点。
コミカルなもの、キュートなもの、ちょっとシリアスなものが並んでます。
ぜひ、作品の細部まで観賞してみてくださいね音符

会期は2月17日(日)まで。
入場無料、時間は10時~19時ですよキラキラ


『ノーマン・ロックウェル展』〔入場無料〕
◆2013年2月8日(金)-17日(日)
 可児市文化創造センター 美術ロフト


可児市文化創造センター →
(岐阜県可児市下恵土3433-139)

瀬戸蔵ミュージアム →
(愛知県瀬戸市蔵所町1-1)

【セト・ノベルティ : ノーマン・ロックウェルほか】


・テーマ「陶芸」の記事一覧 →
愛知県美術館
『クリムト 黄金の騎士をめぐる物語』(2012-13年)

1


会期が終わる前に、
なんとか間に合いました~ニコニコ

2012年はグスタフ・クリムト生誕150年と
愛知県美術館開館20周年乙女のトキメキ乙女のトキメキってことで、
同美術館所蔵の《人生は戦いなり(黄金の騎士)》を中心に、
この作品にまつわる物語をひもときながら
彼の画業をたどる展示になってます。
(全3章、展示総数208点。会期中に入れ替えあり)


まず、一番に控えしはこちらピンクハート

グスタフ・クリムト
《ふたりの少女と西洋夾竹桃》
キャンバスに油彩
1890-92年頃 55×128.5
ワズワース・アテネウム美術館
1

初期の作品もステキですねグッキラキラ
けれども、
今回出展されるクリムトの油彩画はたったの9点。
少し、いや、かなり不満です~~タラータラー
代わりに『ヴェル・サクルム』という
ウィーン分離派の機関誌が山ほど来てますが……


◆ Ⅰ 闘いへのプレリュード―ウィーン工芸美術学校入学から分離派結成へ

グスタフ・クリムト
《横顔をみせる少女》
キャンバスに油彩 1880年頃 24×16.8
東京富士美術館
2


グスタフ・クリムト
《森の奥》
キャンバスに油彩 1881-82年 11.7×15.6
飛騨高山美術館
2


グスタフ・クリムト
《第1回ウィーン分離派展ポスター》(検閲前)
紙にリトグラフ 1898年
京都工芸繊維大学美術工芸資料館
4


そして、学生時代に描いた素描、
ウィーン分離派展のポスター、
分離派の機関誌『ヴェル・サクルム』がずらりと並んでます。
若くして成功をおさめ、他国の芸術家たちと交流し、
印象派や象徴主義の作品に触れるうちに、
保守的なウィーン美術界への反発を強めたクリムト。
「闘う英雄テセウス」「戦いの女神パラス・アテナ」が描かれた《第1回ウィーン分離派展ポスター》は、
彼が叩きつけた挑戦状ですね!パンチ!パンチ!パンチ!


◆ Ⅱ 黄金の騎士をめぐる物語―ウィーン大学大講堂の天井画にまつわるスキャンダルから「黄金の騎士」誕生へ

グスタフ・クリムト
ウィーン大学大講堂天井画《哲学》
キャンバスに油彩 1899-07年 430×300
1945年インメンドルフ城で焼失
5


グスタフ・クリムト
ウィーン大学大講堂天井画《医学》
キャンバスに油彩 1900-07年 430×300
1945年インメンドルフ城で焼失
6


グスタフ・クリムト
ウィーン大学大講堂天井画《法学》
キャンバスに油彩 1903-07年 430×300
1945年インメンドルフ城で焼失
7

クリムトが依頼を受けて制作した
ウィーン大学大講堂の天井画《哲学》《医学》《法学》は
分離派展で作品が発表されるたびに抗議が殺到、
論争が帝国議会にまで及ぶという事態にタラー
クリムトのWikipediaによると、
依頼者が意図した「人間の知性の勝利を高らかに歌いあげる」というテーマに反し、
理性の優越性を否定する寓意に満ちたものであるため…なんだそうな。

3点とも第二次大戦中に焼失したため、
今回は原寸大のモノクロ写真パネルを展示してます。


1902年には大作《ベートーヴェン・フリーズ》を制作。
(作品の一部分の原寸大写真パネルを展示)
天井画の件で非難された彼自身の境遇を重ね合わせるイメージとして、
幸福を求めて戦う「黄金の騎士」を作中に登場させますが、
これも人々の理解を得られず、、、
ついに、今回の目玉となる作品が誕生しますニコニコキラキラ

グスタフ・クリムト
《人生は戦いなり(黄金の騎士)》
キャンバスに油彩、テンペラ、金箔
1903年 100×100
愛知県美術館
8

行く手を阻むヘビになど目もくれず、
楽園を進む「黄金の騎士」。
どんなに批判を受けようとも
理想とする芸術の実現に向かって邁進する、
自らの決意を表現したのでしたプンプン


昨年、ウィーンのレオポルド美術館で開かれたクリムト展に、この《人生は戦いなり(黄金の騎士)》を出品したお返しとして、レオポルド美術館から13年ぶりに来日した作品
《アッター湖畔》もありますよ。

グスタフ・クリムト
《アッター湖畔》
キャンバスに油彩 1900年 80.2×80.2
レオポルド美術館
9

個人的には《死と生》(1910年)に
来てもらいたかったけど…


それから、、、
クリムトが《人生は戦いなり(黄金の騎士)》を描いた1903年はウィーン工房が設立された年とのことで、
同工房で制作された家具、食器、アクセサリーを多数展示。
また、彼が影響を受けたジャポニスム関連の品として、
鈴木其一の屏風、型紙、能装束も展示してます。


◆ Ⅲ 勝利のノクターン―クンストシャウ開催から新たなる様式の確立へ

グスタフ・クリムト
《リア・ムンク Ⅰ 》
キャンバスに油彩 1912年 50×50.5
個人蔵
17


グスタフ・クリムト
《オイゲニア・プリマフェージの肖像》
キャンバスに油彩 1913-14年 140×85
豊田市美術館
13 391×650


グスタフ・クリムト
《赤子(揺りかご)》
キャンバスに油彩
1917-18年 110.9×110.4
ワシントン・ナショナル・ギャラリー
5


派内の対立から、クリムトは
1905年にウィーン分離派を脱退し、
翌年、オーストリア芸術家同盟を結成。
1908年に『ウィーン総合芸術展』
(クンストシャウ・ウィーン)を開催します。
このころから色彩もカラフルに…虹

《リア・ムンク Ⅰ》は24歳で自らの命を断った女性の肖像画。
《赤子(揺りかご)》は本邦初公開だそうな。


展示の最後は、
ブリュッセルの実業家アドルフ・ストックレーの館
(世界遺産ストックレー邸)の
食堂の壁を飾る《ストックレー・フリーズ》の、
下絵の原寸大レプリカ。

邸宅の食堂に見立てたこのスペースは、
写真撮影OKですよカメラ

13


グスタフ・クリムト
《ストックレー・フリーズ : 期待》(下絵)
紙にテンペラ、水彩、金、銀、ブロンズ、木炭、鉛筆、白のハイライト、金箔、銀箔
1908-11年
オーストリア工芸/現代美術館
14


グスタフ・クリムト
《ストックレー・フリーズ : 狭き壁面》(下絵)
紙にテンペラ、水彩、金、銀、ブロンズ、木炭、鉛筆、白のハイライト、金箔、銀箔
1908-11年
オーストリア工芸/現代美術館
15 307×650


実際のストックレー邸の食堂は、
こんな感じらしい…

(参考画像)
16

【ストックレー・フリーズ(下絵)@オーストリア工芸/現代美術館】


名古屋での展示総数は
208点(前期・後期あわせて)です。
油彩画が少ないのは残念だけど、
(できれば《パラス・アテナ》《ダナエ》《乙女》《水蛇 Ⅰ》なども見たかったタラー
その他の展示でクリムトの画業をしっかりとたどっているし、
ウィーン分離派の活動内容を知ることもできたので、
よしとしましょう!(←上から目線パンチ!

ぜひ、実物をご覧あれ~ニコニコ


2

『クリムト 黄金の騎士をめぐる物語』
◆2012年12月21日(金)-2013年1月20日(日)【前期】
 2013年1月22日(火)-2月11日(月・祝)【後期】
 愛知県美術館
・Twitter →
長崎県美術館宇都宮美術館(栃木)に回ります)


愛知県美術館 →
(名古屋市東区東桜1-13-2)

「ワタシのイチ押し」 関連記事
・『クリムト 黄金の騎士をめぐる物語』②(2012-13年)

・テーマ「象徴主義」の記事一覧 →
縁側昼寝犬さんからポストカードが届きましたキラキラ


東京都美術館
『メトロポリタン美術館展 大地、海、空―4000年の美への旅』(2012-13年)
ウィンスロー・ホーマー
《月光、ウッドアイランド灯台》
キャンバスに油彩 1894年 78.1×102.2
メトロポリタン美術館


今年の美術展巡りは、会期末の『メトロポリタン美術館展』に始まりました。
全体的に小ぶりな物が多く、ぱっとせぬ中でもゴッホの《糸杉》は筆使いといい、色といい、大迫力でした。
特筆すべきは、アメリカの画家の絵が数点来ていたことでしょう。
これがなくちゃMETじゃない、という感じで、この絵はそんなアメリカの画家ホーマーの1枚です。
勢いがあって、いいです。



『メトロポリタン美術館展 大地、海、空―4000年の美への旅』
◆2012年10月6日(土)-2013年1月4日(金)
 東京都美術館
・Twitter →
・Instagram →
・Facebook →
・YouTube →
(東京のみでの開催です)

・縁側昼寝犬さんTwitter →
・日常ちゃめしごと別館 →
(縁側昼寝犬さんのブログ)


東京都美術館 →
(東京都台東区上野公園8-36)

メトロポリタン美術館 →


縁側昼寝犬さん、毎度ありがとうございます!ピンクハート
今回の目玉、ゴッホの作品も載せておきますね。


フィンセント・ファン・ゴッホ
《糸杉》
キャンバスに油彩 1889年 93.4×74
メトロポリタン美術館


【メトロポリタン美術館展】


・テーマ「風景画」の記事一覧 →
縁側昼寝犬さんからポストカードが届きましたキラキラ
ありがとうございます音符


東京 三菱一号館美術館
『シャルダン展―静寂の巨匠』(2012-13年)
ジャン・シメオン・シャルダン
《セリネット(鳥風琴)》
キャンバスに油彩 1751-53年?
フリック・コレクション


昨年末、三菱一号館美術館の『シャルダン展』を見てきました。
静物画が有名な画家ですが、再婚してお金持ちの奥様のつてで、奥様の知り合いの人物画も手掛けたとかで、まあ画家も人間だし、いろいろ欲があるよな、としみじみ実感しました。
この絵は、カゴの中の鳥に歌を覚えさせる手回しオルゴールが描かれていて、当時の風俗を教えてくれる、とても面白い1枚でした。



『シャルダン展―静寂の巨匠』
◆2012年9月8日(土)-2013年1月6日(日)
 三菱一号館美術館(東京)
・Twitter →
・Instagram →
・YouTube →

・縁側昼寝犬さんTwitter →
・日常ちゃめしごと別館 →
(縁側昼寝犬さんのブログ)


三菱一号館美術館 →
(東京都千代田区丸の内2-6-2)

【ジャン・シメオン・シャルダン作品集】


・テーマ「風俗画」の記事一覧 →
神戸市立博物館
『マウリッツハイス美術館展 オランダ・フランドル絵画の至宝』(2012-13年)



オランダのハーグにある、マウリッツハイス美術館
オランダ領ブラジルの総督だったナッサウ=ジーゲン伯ヨーハン・マウリッツ(1604-1679)の邸宅を使い、1822年に開館しました。


昨年、同美術館が大規模な改修工事に入ったことで、
あの世界的名画を含む、17世紀のオランダ・フランドル絵画が東京&神戸に!ピンクハート
実家へ帰って12月30日(日)に行き当たりばったりで出かけてみたら、入場制限もなく、どの作品も最前列からじっくり観ることができましたよチョキ

展覧会の構成は、
・第1章 美術館の歴史
・第2章 風景画
・第3章 歴史画(物語画)
・第4章 肖像画と「トローニー」
・第5章 静物画
・第6章 風俗画
(全33作家、展示総数48点)


ではでは、印象に残った作品を展示順にご紹介~キラキラ


サロモン・ファン・ライスダール
《帆船の浮かぶ湖》
板に油彩 1650-51年頃 36.4×31.7
マウリッツハイス美術館

小さい作品なんですが、奥行きの深さというか、湖の広大さが感じられてGood!グッ


ペーテル・パウル・ルーベンス
《聖母被昇天》(下絵)
板に油彩 1622-25年頃 87.8×59.1
マウリッツハイス美術館

アントワープの聖母大聖堂の主祭壇を飾る祭壇画の下絵。
下絵とは思えないほど素晴らしかった!目

これの完成作の聖母のお顔に、『フランダースの犬』のネロ少年は母の面影を重ねていたんでしたね。


レンブラント・ファン・レイン
《シメオンの賛歌》
板に油彩 1631年 60.9×47.9
マウリッツハイス美術館

描かれているのは「ルカによる福音書」が伝える物語。
聖霊から「救世主を見ずに死を迎えることはない」と知らされていた老シメオンが、両親とともに神殿に来た幼子イエスの姿を見て彼こそが救世主だと悟り、イエスを抱きながら声を張り上げて賛歌を歌う…という場面です。

ドラマチックな明と暗のコントラストで感動が伝わってきますね!キラキラ


ヨハネス・フェルメール
《ディアナとニンフたち》
キャンバスに油彩
1653-54年頃 97.8×104.6
マウリッツハイス美術館

フェルメール・その1。
ワタシの好きな神話の世界だ~音符
でも、何か特定の場面を描いたものではないようです。
フェルメールの作品は、使われている色数が少ないという印象があるけれど、初期の頃にはこんな風にカラフルなものもあるんですね。


そして、そして、
いよいよ今回の目玉でございますよ目

ハイッ、こちら~~!キラキラ


ヨハネス・フェルネーコ/シュー・ヤマモト
《真珠のイヤリングをした少女猫》
1665年

いやいや、お約束でやってみたかったのよ…てへぺろ

では、、、
改めてハイッ、こちら~~!!キラキラ


ヨハネス・フェルメール
《真珠の耳飾りの少女》
キャンバスに油彩 1665年頃 44.5×39
マウリッツハイス美術館
風景写真 レンズ2

フェルメール・その2。
世界で最も愛されている絵画のひとつですね。
特定できないモデルを描いた「トローニー」というジャンルの作品で、これはフェルメールの理想の女性像…?

さすがにここでは黒山の人だかりができておりましたタラー
「最前列から見る」(絵の前では立ち止まらずに歩いて観賞)
「並ばずに見る」(2列目以降から、好きなだけその場に留まって観賞)
のどちらかを選びます。
「最前列から見る」ほうは3分ほど列に並びましたよ。

背景が黒一色で、少女の姿が鮮やかに浮かび上がっているのだけど、フェルメール独特の、フィルターを一枚通して物を見るような空気感がしっかりあります。
初めて観て、チョ~感動!!ってほどじゃなかったんですが、想像してたよりも作品が大きく感じられましたワ。

【真珠の耳飾りの少女】


今回来日したフェルメール作品は2点。
できれば《デルフトの眺望》を加えた3点セットで来てほしかったなぁタラー


アンソニー・ヴァン・ダイク
《アンナ・ウェイクの肖像》
キャンバスに油彩 1628年 112.5×99.3
マウリッツハイス美術館

女性の気品ある美しさもさることながら、
当時のオランダの最新ファッション(この衣裳はフランス風らしい…)に興味津々音符


レンブラント・ファン・レイン
《自画像》
キャンバスに油彩 1669年 65.4×60.2
マウリッツハイス美術館

レンブラントが没した年(63歳のとき)に描かれた自画像。
今回、レンブラントの油彩画は6点あったけれど、
最晩年でもその筆はまったくの衰え知らず!グッ


ピーテル・クラースゾーン
《ヴァニタスの静物》
板に油彩 1630年 39.5×56
マウリッツハイス美術館

人骨は「メメント・モリ(死を忘れるなかれ)」というラテン語の警告を、
オイルランプ、倒れたグラス、懐中時計は「時間の経過」と「はかなさ」「むなしさ」を表してます。
この世は諸行無常じゃあ~タラーという寓意画です。


カレル・ファブリティウス
《ごしきひわ》
板に油彩 1654年 33.5×22.8
マウリッツハイス美術館

実は、、、個人的に一番惹かれたのが、この作品!キラキラ
だまし絵ですねー。
しかも、額のない状態で漆喰の壁に直接はめ込まれていた、とも言われているそうで……
だとしたら、素晴らしすぎる!
(そんなオシャレな家に住んでみたーいピンクハート


ヤン・ステーン
《親に倣って子も歌う》
キャンバスに油彩
1668-70年頃 134×163
マウリッツハイス美術館

飲めや音符 歌え~音符で、
いかにもヤン・ステーンといった感じの騒がしい作品。
画面右側で黒い帽子を被って大笑いする男性は、
作者本人らしい。
134×163cmというサイズは、
風俗画としては異例の大きさだそうです。

タイトルの「親に倣って子も歌う」は、
ことわざのひとつで、
「子どもは、良いことも悪いことも何でも親の真似をするので、親として正しい見本を見せましょう」
「でも、いずれは、子ども自身が生まれながらに持っている本性のほうが、育ちに勝ってしまうので、正しい見本を子どもに見せてもムダになるかもしれませんよ」
という二重の意味が込められているそうな。
うーむ、なかなか深いです……


今回の展示に巨大!な作品はありませんでした。
17世紀のオランダでは、経済的な発展によって市民も絵画を購入するようになり、一般の家でも飾れるように小さめの作品が多く描かれた…という世相を反映してるのかも?ですね。


『マウリッツハイス美術館展 オランダ・フランドル絵画の至宝』
◆2012年9月29日(土)-2013年1月6日(日)
 神戸市立博物館
・Twitter →
・Instagram →
・Facebook →
(神戸が最終会場です)


神戸市立博物館 →
(神戸市中央区京町24)

マウリッツハイス美術館 →

【マウリッツハイス美術館 リニューアルオープン】


2014年6月27日、リニューアルオープン初日のセレモニーの様子です。

・テーマ「オランダ」の記事一覧 →
京都市美術館
『大エルミタージュ美術館展 世紀の顔・西欧絵画の400年』(2012年)



京都に『大エルミタージュ美術館展』がやって来ました。
名のある名画や巨匠の絵画がズラリ。
ですが、本展示は、もう! ピエール=ナルシス・ゲランの《モルフェウスとイリス》で決まりでしょう!


ピエール=ナルシス・ゲラン
《モルフェウスとイリス》
キャンバスに油彩 1811年 251×178
エルミタージュ美術館

オウィディウスの『変身物語』の一場面、
虹の神イリスが夢の神モルフェウスに女神から預かったことづてを伝える為に接触する場面です。
等身大程もありそうなモルフェウスの美貌に、どれだけの人が恋に落ちたでしょうね…。
神様なのにセクシーすぎます…。
心地良い睡眠から目覚める直前、これから大きな伸びをするかのように伸ばされた腕や、左足の配置に感服しました。
(そして私には、イリスはモルフェウスの引き立て役にしか見えなかった)
肉感的で華やか、官能的なこの作品は、私のイチ押し、ならぬ私のヒトメボレです。

他に印象的だったのは、ダニエル・セーヘルス/トマス・ウィレボルツ・ボスハールトの《花飾りに囲まれた幼子キリストと洗礼者ヨハネ》と、
クロード・モネの《霧のウォータールー橋》です。


ダニエル・セーヘルス/トマス・ウィレボルツ・ボスハールト
《花飾りに囲まれた幼子キリストと洗礼者ヨハネ》
キャンバスに油彩
1650年代前半 129×97.4
エルミタージュ美術館


クロード・モネ
《霧のウォータールー橋》
キャンバスに油彩 1903年 65.3×101
エルミタージュ美術館


『大エルミタージュ美術館展 世紀の顔・西欧絵画の400年』
◆2012年10月10日(水)-12月6日(木)
 京都市美術館(現・京都市京セラ美術館
(京都が最終会場です)


京都市京セラ美術館 →
(京都市左京区岡崎円勝寺町124)

エルミタージュ美術館 →

「ワタシのイチ押し」 関連記事
・『大エルミタージュ美術館展』①(2012年)
・『大エルミタージュ美術館展』②(2012年)


【ピエール=ナルシス・ゲラン作品集】


・テーマ「海外の美術館・所蔵品」の記事一覧 →
今回は、
これまでに掲載した小磯良平の「踊り子」作品を
まとめてみましたキラキラ


チョコ『小磯良平展 幻の名作《日本髪の娘》』(2026年)
小磯良平
《踊り子》
キャンバスに油彩 1935年 162.1×130.3
武田薬品工業株式会社
30


チョコ『小磯良平作品選 Ⅰ』(2009年)
チョコ『小磯良平展 幻の名作《日本髪の娘》』(2026年)
小磯良平
《踊り子》
1935年 72.7×50.6
神戸市立小磯記念美術館
4


チョコ『小磯良平・東山魁夷展』(2008年)
小磯良平
《踊り子》
1939年 90×60
芦屋市立美術博物館
2


チョコ『小磯良平作品選 Ⅰ』(2009年)
チョコ『小磯良平作品選 III』(2015-16年)
チョコ『小磯良平展 幻の名作《日本髪の娘》』(2026年)
小磯良平
《踊り子》
1940年頃 71.7×40.6
神戸市立小磯記念美術館
6


チョコ『小磯良平遺作展』(1991年)
小磯良平
《踊り子》
1938年 130×97.5
兵庫県立兵庫高等学校
4


小磯良平
《踊り子群像(練習場の踊り子達)》
1939年 50.5×72.5
5


小磯良平
《踊り子二人》
1968年 90.6×72.8
6


小磯良平
《三人の踊り子》
1970年 80×80
7


小磯良平
《踊り子》
1970年頃 64.5×48
8


チョコ『女性を描く』(2016年)
小磯良平
《踊り子》
1967年
古川美術館
9


チョコ『小磯良平作品選 Ⅳ』(2018年)
チョコ『小磯良平展 幻の名作《日本髪の娘》』(2026年)
小磯良平
《室内のバレリーナ》
1967年 90.7×90.8
神戸市立小磯記念美術館
7

それでは みなさま、よい年をお迎えください照れ


「ワタシのイチ押し」 関連記事
・エドガー・ドガの「踊り子」

・テーマ「特集」の記事一覧 →