【一枚の絵・27】

名古屋市美術館
『小磯良平遺作展』(1991年)より
小磯良平
《横向裸婦》
キャンバスに油彩
1951年 90.8×72.8



というわけで、またまた神戸生まれの画家さんです。イエ、「神戸が世界に誇る巨匠」と言うべきでしょうか。

しかしながら、今回ほど「一枚の絵」に苦労したことはありませんでしたねー。
小磯画伯の作品は、全体的に「良」マークなので、そのなかからひとつだけを選ぶというのは至難のワザ。
万人受けする絵というか、あたりさわりのない絵というか、そういう意味では、わたしには少し物足りない気もする。
(懐かしの御影の家並を描いた絵もあったけれど、どのあたりの風景なのか全然わからんかった…のは異様に情けなかった汗

でもって、え~い、これでどうだ!と苦しまぎれに取り出したのが、この裸婦像。
ほかの絵が少し暗めに、渋くシックに決めているのに対し、この作品はバックに水色を持ってきていて明るい。軽い。
これからの季節に、もってこい!(今は4月なのよあせる
それから男性諸氏へのサービス!もあります、ハイ。
(1991年4月)


『小磯良平遺作展』
◆1991年4月13日(土)-5月19日(日)
 名古屋市美術館
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名古屋市美術館 →
(名古屋市中区栄2-17-25 白川公園内)

神戸市立小磯記念美術館 →
(神戸市東灘区向洋町中5-7)

兵庫県立美術館 小磯良平記念室 →
(神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1 HAT神戸内)


【2010年・追記】
そのほかの展示作品ですキラキラ

小磯良平
《踊り子》
1938年 130×97.5
兵庫県立兵庫高等学校
4


小磯良平
《踊り子群像(練習場の踊り子達)》
1939年 50.5×72.5
5


小磯良平
《肖像》
キャンバスに油彩 1940年 100.2×80.5
兵庫県立美術館 小磯良平記念室


小磯良平
《斉唱》
キャンバスに油彩 1941年 100.3×80.8
兵庫県立美術館 小磯良平記念室


小磯良平
《踊り子二人》
1968年 90.6×72.8
6


小磯良平
《三人の踊り子》
1970年 80×80
7


小磯良平
《集い》
キャンバスに油彩 1977年 100×100
日本赤十字社


小磯良平
《御影の風景》
1986年 100×72.8
神戸市立小磯記念美術館


小磯良平
《化粧する舞妓》
1958年 60.6×50


小磯良平
《踊り子》
1970年頃 64.5×48
8


小磯良平
《しゃくなげ》
1970年頃 33×23


【小磯良平作品集】


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