Yさんから
沖縄旅行のお便りが届きました〜乙女のトキメキ


沖縄美ら海(ちゅらうみ)水族館
「黒潮の海」水槽
1


少し肌寒くなって来ました。カゼひいてませんか?

10/5〜9に沖縄行って来ました。
水族館が一番楽しかったです!!


1

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(沖縄県国頭郡本部町石川424 海洋博公園内)


Yさん、いつもありがとうございます!!

沖縄観光のおすすめランキング第1位は、
この美ら海水族館だそう。
写っているのは
体長8.8メートル(2024年現在)のジンベイザメと、
ナンヨウマンタね。
世界最大級の「黒潮の海」の水槽、
実際見るとド迫力なんでしょうなぁ。
一日中ぼーっと眺めていられそう…ほんわか
楽しめてよかったですねグッキラキラ


【沖縄美ら海水族館 プロモーションビデオ】
KOBEとんぼ玉ミュージアム
『色彩の美 ソフトガラス』 (2026-27年)

1


神戸で見てきた展覧会・その5〜乙女のトキメキ

おなじみ、
三宮のKOBEとんぼ玉ミュージアムですよニコニコ

0

ユニークなファサードの日本ビルヂンググッキラキラ
ミュージアムは、こちらの2階にあります。


で、、、
ただいま開催中の企画展は、
『色彩の美 ソフトガラス』

ソフトガラスとはなんぞや??

ソフトガラスとは、古代から使われてきた溶融温度の低いガラスの総称です。 近年理化学器具から発展したボロシリケイト(硬質)ガラスを使った作品が多くなってきましたが、ソフト(軟質)ガラスには数千年にわたる歴史があります。
歴史の中でその時代や国の人々が求めるさまざまな色が作られ、培われ、時代を超えて根強い人気を得てきた色が今に続いています。

(展覧会のチラシより)


……といったところで、
17名の作家さんによる作品の一部をどうぞキラキラ

ただ、ガラスケースの中のガラスを
スマホで美しく撮るのは難しい…
(今回、露出オーバーのものが多いっす泣)
だいたいの雰囲気を楽しんでくださいね。


スター GLASS ASOBI TOM 岩崎智子(いわさき・ともこ)

1


「おさかな! キュートなガラスピース」
2

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スター いなほ硝子工房 稲沢越子(いなざわ・えつこ)

3

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スター ガラス工房初月 MASA/佐藤正義(さとう・まさよし)

手前から
「Vortexマーブル」
「Vortexマーブル」
「きのこのマーブル」
4


「きのこのマーブル」(上)
「Vortexマーブル」(下)
5

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スター がび工房 坂上友弥(さかがみ・ともや)

制作を始めたきっかけは、気まぐれで初心者向けのバーナーキットを購入したことでした。それから次第にガラスという素材の奥深さや難しさ、美しさに夢中になっていきました。動物達の絶妙な表情や毛の柔らかさ等を点打ちや引っ掻きで描いています。

6


「猫づくし」
7

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スター とんぼ玉とミクロモザイク海津屋 なかの雅章(なかの・まさあき)

8


「アリス玉」
9


「青龍」
10

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スター ガラス工房タタラ 岡部哲平(おかべ・てっぺい)

アジア諸国(主にシルクロード等)少数民族地区を放浪。各地で自然への信仰的要素と人々の生き方に感銘を受け、日本へ戻りグラスアートに目覚め、とんぼ玉の制作を始める。
人の手に収まる小さな空間、そこに何が存在し、そこから何が生まれるのか?
見えずとも… そこにある確かな存在。それを探り出す様に楽しみながら制作に励んでいます。


11


「和紋様」
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「MECANICAL CREATURE(タコ)」
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スター ガラスの金魚 網野篤子(あみの・あつこ)

やっぱりものづくりが好きなのだ、そしてキラキラするものが好き、と気づいた時に、バーナーワークと、師と出会い、何となく好きなものを作ろうと金魚作りを始めました。
温度差に敏感なこのソフトガラスと言われる素材で、凸凹の激しいリアルな金魚を作るのはとてつもなく難しいことを思い知らされる日々でした。けれど、炎でぐにゃぐにゃに熔けたガラスを操るのが面白くてハマッてしまいました。そして、作れば作るほど元々好きな金魚自体にも益々魅了されていく自分を発見しています。
色や形の表現がそれぞれで同じものはありません。一点ものです。


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三輪水仙「希黄燦燦」
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スター OfunaGlass 川口 剛(さとうきび畑)

現在、藤沢市片瀬在住。
百貨店、文房具屋、雑貨屋等でガラス販売。
彩グラススタジオ、東京ガラス工芸研究所にて指導。


左から
「円柱 c」
「円柱 a」
「円柱 b」
「円柱 d」
16


「円柱 g」(左)
「円柱 h」(右)
18


「円柱 i」(左)
「円柱 j」(右)
17

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今回のイチ押しでございますピンクハート
現代アートだわ…
見た目のソフトな質感もGood!グッキラキラ


スター 山本達也(やまもと・たつや)

大学を卒業後、会社員として生活をするもガラス工芸の学校があるのを知り趣味で始めようと考えて入校。その後、ガラス制作の楽しさに魅了され、会社を辞めてこの世界へ入り込んでしまいました。

「Vase ペアダンス」
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「Vase 1カップ」
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スター 川北友果(かわきた・ゆうか)

身近な草木花をモチーフに制作しています。
硝子だからこその表現。硝子であることの意味。
溶けた硝子が描くしなやかな曲面、磨り硝子に吸収されるやわらかな光。
自分の頭の中にだけある設計図を頼りに硝子の赴く方向へ。
硝子の性質に忠実に、意思を抑えて進める作業。
硝子棒を通して伝わる溶けゆく硝子の感触。
その感動は時を経た今も色褪せず、日々の制作の糧となっています。


21


「蓋物 丸菊」
22

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スター 野村 剛(のむら・つよし)

23

このかたの作品、
露出オーバーになって悲しい泣
本当に申し訳ありません…

チラシに出ている
こちらの作品ですよ。

23a


スター スタジオ楽卯 小野 遼(おの・りょう)

とんぼ玉を制作するうえで欠かすことのできない「点打ち」技法。細く引いたガラスを用いて点を打ちながら図案を構成していく。
色の異なるガラスを重ねていく順や量など少しの違いで様々な表現が可能。
奥深い表現が魅力でこの技法の名士ともいえる。


「白鯨 緑」(前列左)
「白鯨 青」(前列右)
「B&W」(中列の3点)
「更紗」(後列の3点)
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「小瓶 うろこ」(前列左)
「小瓶 白孔雀」(前列右)
「B&W」(後列左)
「更紗」(後列右)
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スター 琉球しま一工房 上村秀也(かみむら・ひでや)

「内なる光 a〜j」
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「内なる光 c」
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スター 城下鮎子(しろした・あゆこ)

とんぼ玉を初めて見た時、ガラスの中でどうして花が咲いているのかとても不思議でした。それで、これは是非知りたいと講習会や作家の方の教室に通い勉強してようやくガラスの事が少しはわかってきました。
作品のモチーフとしては、日本の着物の柄や仏教装飾にとても心惹かれますが猫達の神秘的な美しさ愛らしさも大好きです。
私の中には作りたい物が沢山あるので身に付けた技術や知識を使ってそれらを形にしたいと思い、日々ガラスと闘っています。


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「サマルカンドブルー」
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「ねこじゃらしと赤まんま」(左)
「レース」(右)
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スター とんぼ玉工房こんげ屋 古木晶子(ふるき・あきこ)

10年ほど趣味で吹きガラスを習っていました。
全然思い通りにならないガラスをさわるのがたのしくて、もっともっとガラスで創作がしたい、自宅にバーナーがあったら毎日1個くらい小さいビーズを作れるんじゃないか、と思ったのがきっかけです。


「青×紫 花のマーブル」
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「めでてぇな マーブル」(上)
「めでてぇな 玉」(下)
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スター 米澤千賀子(よねざわ・ちがこ)

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「レトロ和装女子」
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スター 宮野美樹(みやの・みき)

コレクションするとんぼ玉としてでは無く、身に着けて楽しむアクセサリーとして制作しています。
小さな玉を連ねたものの魅力もお伝えできればと思っています。


「ハジケル・黒」(左)
「グレーmixストライプ」(右)
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「黒・赤小玉ロング」(左)
「グレーリボンネックレス」(右)
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毎度のことではあるけれど、
どーやって作ってるの??という作品ばかりで。

さまざまな表現を楽しませてもらいましたグッキラキラ
どうもありがとうございました!ニコニコ


2

『色彩の美 ソフトガラス』
◆2026年10月10日(土)-2027年1月12日(火)
 KOBEとんぼ玉ミュージアム
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★ KOBEとんぼ玉ミュージアム →
(神戸市中央区京町79 日本ビルヂング2階)


【本日のカード】

5

【アパッチティアーズ】
悲しみを手放す・過去から立ち直る・
古い傷を癒やすために痛みを手放す
神戸市立小磯記念美術館
『生誕120年 三岸節子展』(2026年)

1


神戸で見てきた展覧会・その1〜乙女のトキメキ

愛知県出身の画家、三岸節子(1905-1999)。
94歳で亡くなるまで現役で絵を描き続けたひとです。
大胆な構図と深い色彩、力強い造形から
たくさんのパワーをいただきましたグッキラキラ

では、展示作品の一部を
ご紹介しますねニコニコ
(全7章、油彩画70点+資料4点)


◆ 序章 三岸好太郎とともに(1925-1937)

三岸節子
《自画像》
キャンバスに油彩 1925年 30.5×22
一宮市三岸節子記念美術館
1


三岸節子
《花・果実》
キャンバスに油彩 1932年 90×72
一宮市三岸節子記念美術館
2


三岸節子
《月夜の縞馬》
厚紙に油彩 1936年 38.2×63.2
一宮市三岸節子記念美術館
3


三岸節子
《室内》(写真撮影可)
キャンバスに油彩 1936年 130.5×80.3
国際興業コレクション(平塚市美術館寄託)
4


◆ 第1章 室内画から静物画へ(1938-1945)

三岸節子
《室内》
キャンバスに油彩 1938年 97.3×162.4
宮崎県立美術館
4


三岸節子
《室内》
キャンバスに油彩 1939年 80×130
一宮市三岸節子記念美術館
5


三岸節子
《室内》
キャンバスに油彩 1941/49年 162.1×130.3
横須賀美術館
6


三岸節子
《静物》
キャンバスに油彩 1941年 60.6×72.7
一宮市三岸節子記念美術館
8


◆ 第2章 静物画の探究(1945-1953)

三岸節子
《室内》
キャンバスに油彩 1942/49年 85×130.5
堀美術館
10


三岸節子
《静物》(写真撮影可)
キャンバスに油彩 1949年 60.8×91
名古屋市美術館
9


三岸節子
《静物(金魚)》
キャンバスに油彩 1950年 61×90.7
東京国立近代美術館
11


三岸節子
《アンダーソンの壺と小鳥》
キャンバスに油彩 1951年 90.9×72.7
一宮市三岸節子記念美術館
8


三岸節子
《花と魚》
キャンバスに油彩 1952年 60.8×90.5
林野庁(練馬区立美術館寄託)
13


三岸節子
《かれい》
キャンバスに油彩 1953年 90.9×60
一宮市三岸節子記念美術館
14


◆ 第3章 風景画への展開(1954-1968)

三岸節子
《天草》
キャンバスに油彩 1956年 80.3×65.2
小杉放菴記念日光美術館
15


三岸節子
《鳥と女と》(写真撮影可)
キャンバスに油彩 1956年 100×81
高輪画廊
16


三岸節子
《盾を持った武士》
キャンバスに油彩 1956年 130.4×97.1
一宮市三岸節子記念美術館
11


三岸節子
《二つの像》
キャンバスに油彩 1959年 80.3×130.3
一宮市三岸節子記念美術館
12


三岸節子
《エジプトの鷹》
キャンバスに油彩 1967年 130×162
東京国立近代美術館
14


三岸節子
《二つの太陽》
キャンバスに油彩 1967年 91×116
名古屋市美術館
15


◆ 第4章 風景画の探究 I(1969-1974)

三岸節子
《カーニュの家》(写真撮影可)
キャンバスに油彩 1969年 60.5×72
個人蔵
22


三岸節子
《朝がきた(ヴェネツィア)》
キャンバスに油彩 1971年 90.2×72.7
一宮市三岸節子記念美術館
23


三岸節子
《ヴェネツィア》
キャンバスに油彩 1972年 114.3×146.3
堀美術館
24


◆ 第5章 風景画の探究 II(1975-1988)

三岸節子
《雲と海の対話(嵐)》
キャンバスに油彩 1975年 162.1×130.3
一宮市三岸節子記念美術館
18

こちらが今回のイチ押し〜!!キラキラ
作者70歳のときの作。
この迫力、たまりません…


三岸節子
《雷がくる》(写真撮影可)
キャンバスに油彩 1979年 89×116.3
名古屋市美術館
19


三岸節子
《ブルゴーニュの麦畑》
キャンバスに油彩 1980年 112.1×145.5
名古屋市美術館
28


三岸節子
《エッフェル塔》
キャンバスに油彩 1985年 110×110
茨城県近代美術館
21


三岸節子
《イル・サンルイの秋》
キャンバスに油彩 1987年 89×116
一宮市三岸節子記念美術館
31


三岸節子
《グアディスの家》
キャンバスに油彩 1988年 89×116
豊橋市美術博物館
29


三岸節子
《ラコラオーラの城》
キャンバスに油彩 1989年 96.5×130.2
一宮市三岸節子記念美術館
30


三岸節子
《白い花(ヴェロンにて)》
キャンバスに油彩 1989年 73×92
一宮市三岸節子記念美術館
23


◆ 終章 花とともに(1989-1999)

三岸節子
《作品 Ⅰ》
キャンバスに油彩 1991年 130.3×97
一宮市三岸節子記念美術館
24


三岸節子
《さいたさいたさくらがさいた》
キャンバスに油彩 1994-98年 130×160
一宮市三岸節子記念美術館
25


三岸節子
《花(絶筆)》
キャンバスに油彩 1999年 45.8×38.2
一宮市三岸節子記念美術館
35

第4章以降の風景画が良いですねーグッキラキラ

個人的には、
晩年の花の絵をもっと見たかったけれど……
"きれい" ではなく
"美しい" 作品の数々をありがとうございましたニコニコ


2

『生誕120年 三岸節子展』
◆2026年8月29日(土)-11月8日(日)
 神戸市立小磯記念美術館
(横須賀美術館に回ります)

・展覧会サイト →
・作品リスト →


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(神戸市東灘区向洋町中5-7 六甲アイランド公園内)

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(愛知県一宮市小信中島字郷南3147-1)

【生誕120年 三岸節子展】



【本日のカード】

47

【ロードナイト】
人間関係の調和・人とつながる・寛大さ・
相互作用・隠れた才能を発見して
世界に貢献する
ワタシの隠れた才能、誰か教えてくだされ(6回め)
神戸市立小磯記念美術館
『小磯良平作品選 Ⅲ』(2026年)

1

神戸で見てきた展覧会・その2〜乙女のトキメキ

神戸市立小磯記念美術館のコレクション展。
(『生誕120年 三岸節子展』と同時開催です)
おもに小磯良平の作品が見られます。
(13作家、油彩画30点、水彩画1点、素描10点)


小磯良平
《自画像》
キャンバスに油彩 1926年 80.5×52.5
神戸市立小磯記念美術館
1 454×700


小磯良平
《青衣の女》
キャンバスに油彩 1929年 73×60
神戸市立小磯記念美術館
3


小磯良平
《洋和服の二人》
キャンバスに油彩 1933-34年 91×60.2
神戸市立小磯記念美術館
27


小磯良平
《着物の女》
キャンバスに油彩 1936年 90.9×72.7
神戸市立小磯記念美術館
25


小磯良平
《桃とクルミのある静物》
キャンバスに油彩 1939年 60.8×72.9
神戸市立小磯記念美術館
5


小磯良平
《二人の少女》
キャンバスに油彩 1946年 79.4×60
神戸市立小磯記念美術館
6


小磯良平
《K夫人像》
キャンバスに油彩 1947年 80.4×65.5
神戸市立小磯記念美術館
7


小磯良平
《二人裸婦》
キャンバスに油彩 1949年 129.5×90
神戸市立小磯記念美術館
8


小磯良平
《音楽》
キャンバスに油彩 1954年 116.8×91.2
神戸市立小磯記念美術館
11


小磯良平
《かぼちゃのある静物》
キャンバスに油彩 1957年 98.8×91
神戸市立小磯記念美術館
8


小磯良平
《大原女》
キャンバスに油彩 制作年不詳 115×80
神戸市立小磯記念美術館
24


小磯良平
《静物》
板に貼り付けた紙に油彩 1964年 114.7×116.5
神戸市立小磯記念美術館
5


小磯良平
《リュートのある静物》
キャンバスに油彩 1966年 139.4×130.7
神戸市立小磯記念美術館
11


小磯良平
《室内のバレリーナ》
キャンバスに油彩 1967年 90.7×90.8
神戸市立小磯記念美術館
12


小磯良平
《森》
キャンバスに油彩 1965-74年 89.7×145.7
神戸市立小磯記念美術館
19


小磯良平
《御影の風景》
キャンバスに油彩 1986年 100×72.8
神戸市立小磯記念美術館
11

いつ見ても安定の作画ですね拍手

ワタシの場合、このかたの絵を見ると、
いろんな作家さんの作品に影響されてしまった頭が
一度リセットされるというか、
ニュートラルの位置にもどるというか、
そんな感覚になるんですよ。
どうもありがとうございましたニコニコ


『小磯良平作品選 Ⅲ』
◆2026年8月29日(土)-11月8日(日)
 神戸市立小磯記念美術館
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★ 神戸市立小磯記念美術館 →
(神戸市東灘区向洋町中5-7 六甲アイランド公園内)


【本日のカード】

15

【セレスタイト】
天界のエネルギーとつながる・
ガイドと宇宙意識とつながる経路
名古屋市美術館
『ゴッホの跳ね橋と印象派の画家たち ヴァルラフ=リヒャルツ美術館所蔵』(2026年)

1


ドイツのケルンにあるヴァルラフ=リヒャルツ美術館乙女のトキメキ
約7万点の所蔵品を誇る、ドイツ屈指の美術館で、
19世紀フランス美術のコレクションは
質・量ともに、とりわけ優れたものなのだそう。
その中から選りすぐりの作品が来日しましたキラキラ

印象派だけでなく、
印象派の前、印象派の後を含めた
幅広い展示内容になってますよ。
一部の作品を除き写真撮影OKなのも嬉しいピンクハート
(全6章、42作家、展示総数70点)

ではでは、おもな作品をどうぞ〜ほんわか
(興味のあるかたは解説をお読みください)


◆ 1章 印象派前

19世紀後半、フランスの官営サロンでは、歴史画を重視し、風景画を物語の背景として低くみなすアカデミズムが主流となっていました。しかし、鉄道網の発達やチューブ絵具の開発など、社会の飛躍的な発展の波に乗るように、伝統から抜け出し、新しい絵画表現を模索する画家たちが現れます。マネは、サロンを主戦場としつつ、近代化するパリを生きる人々やその生活をありのままにとらえようとしました。イザベイやクールベ、ブーダンは、戸外に出て、自然を目の前にして制作を行いました。自らの目でとらえた自然をありのままに描き出そうとする彼らの姿勢は、ブーダンに勧められて絵を始め、クールベと親交のあったモネをはじめ、印象派の画家たちに大きな影響を与えました。


ウジェーヌ・イザベイ
《漁からの帰り》
厚紙に油彩 1845年頃 25×31.6
ヴァルラフ=リヒャルツ美術館
1

ドラクロワと同時代のロマン主義の海景画家。戸外制作を行った初期のフランス人画家の一人で、自由で動的な筆致は印象派の先駆けとされる。英国のコンスタブルやターナーに感銘を受け海の表現を研究した。エトルタは彼の取材により画家たちに知られるようになったとされる。水平線の右側に白い岸壁のようなものが見える。この海もノルマンディーであろうか。


フェリックス・イポリート・ラヌー
《ヴェルサイユ近郊の工事風景》
キャンバスに油彩 制作年不詳 41×32.5
ヴァルラフ=リヒャルツ美術館
2

風景画家への登竜門ローマ賞歴史的風景画部門で1841年に大賞を受け、国費でローマへ留学した経歴を持つ。同年ドービニーは落選している。画面奥にヴェルサイユ宮殿のガブリエル宮と王室礼拝堂が見えることから、本作は宮殿前から放射状に伸びる3本の道路の南側で描かれたと推測される。実景を描く行為は19世紀の新しい感性を示す。


ウジェーヌ・ブーダン
《ケリュオン、漁婦たち》
キャンバスに油彩 1870年 85.5×121.5
ヴァルラフ=リヒャルツ美術館
4

1870年サロン出品作。画面の大部分を占める高く広い空と湧き立つ雲の表現は、コローをして「空の王者」と讃えたブーダンの面目躍如たる一作。印象派に先駆け作品を戸外で完成させており、戯画を描いていた18歳のモネに絵を学ぶよう勧め、戸外制作を教えた。描かれた場所はブルターニュ地方
の軍港ブレスト近郊。湾外に大西洋へ注ぐエロルヌ河を臨む。



ウジェーヌ・ブーダン
《トゥルーヴィル、浜辺》
板に油彩 1881年 14×26
ヴァルラフ=リヒャルツ美術館
4

ブーダンはまた、素早い筆致や細部の省略、近代的な主題選択においても次の世代に影響を与えた。トゥルーヴィルは鉄道延伸で発展していたリゾート地。浜辺で潮風と陽光を浴び社交する富裕層を描いてはいるものの、着飾った人物の細部は明確でない。新しい生活様式によって生まれた風景が、潮風や光を含めた全体の印象を優先して表現されている。


エドゥアール・マネ
《アスパラガスの束》
キャンバスに油彩 1880年 46×55
ヴァルラフ=リヒャルツ美術館
6

際立った存在感を放つ本作は、マネの技量と晩年の到達点を示す静物画の白眉。価格より高く購入したコレクターの元に、画家本人から「束から1本抜けていました」とアスパラガス1本だけの絵が届いたという。そちらは今日オルセー美術館に所蔵されている。ベルリン分離派代表でドイツ印象主義の画家マックス・リーバーマン旧蔵。


アンリ・ファンタン=ラトゥール
《シャクナゲの花》
キャンバスに油彩 1874年 55×58
ヴァルラフ=リヒャルツ美術館
7

マネや印象派の画家たちと親交があったが、前衛芸術運動には加わらず、古画を手本とし写実的な作風を買いた。控えめで柔らかな色使いと静謐な空気感をたたえる静物画、特にバラの絵はイギリスで高い評価を得た。春の花シャクナゲを三角の構図で描き、各頂点に開花状態の異なる花を配置して鑑賞者の視線を花から花へ導く。後半生には象徴主義となる。


ギュスターヴ・クールベ
《海景》
キャンバスに油彩 1865年 53.5×64
ヴァルラフ=リヒャルツ美術館
3

1865年9月から11月までフランス北西部ノルマンディー地方のトゥルーヴィルで描かれた25点の「海の風景画」の一つ。異なる天候、異なる時間の複数の海景画を制作した意図は、後にモネが連作で成そうとしたことに通じる。この時期の明るい色の選択にはモネの影響も指摘されているが、以降はそうした印象主義的な雰囲気は弱まっていく。


◆ 2章 バルビゾン派

1830年代から40年代に、フォンテーヌブローの森のはずれにあるバルビゾン村に、画家たちが集まるようになります。コロー、ミレー、テオドール・ルソーら「バルビゾン派」と呼ばれる画家たちは、目の前に広がる風景を、歴史画の中の一部としてではなく、独立したテーマとして描き出します。彼らが描く穏やかな田園風景は、慌ただしく生きる都市の生活者を魅了しました。またゴッホは、ミレーが描いた農民の崇高さを大いに称賛しました。


カミーユ・コロー
《アル=パリュエル付近の古い煉瓦橋》
キャンバスに油彩 1871年 51×90
ヴァルラフ=リヒャルツ美術館
8

フランス北部の町パリュエルは、普仏戦争開戦の翌年に短期間避難していたドゥエから12キロ程離れた運河の町。ソフトフォーカスのような効果は、柔らかく大気を撫でるように重ねられた筆致によってもたらされる。前年春、73歳だった老画家は、若手のセザンヌとモネがサロンで落選したことに反発しドービニーと共に審査員を辞職している。


テオドール・ルソー
《森の風景》
キャンバスに油彩 制作年不詳 36×55
ヴァルラフ=リヒャルツ美術館
9

曇天の雲間から差し込む陽光が岸を照らし、大きな自然の中の人の営みを一瞬、垣間見せる。ルソーはしばしば樹木の描写に執心し、観察に基づき徹底した写実で描いた。ありのままの自然を描出する態度は、変化しつつある絵画の価値と新しい時代の訪れを予感させる。体制が変わるまで長くサロンから締め出され「偉大なる落選王」と呼ばれた。


ナルシス・ディアズ・ド・ラ・ペーニャ
《秋のフォンテーヌブローの森》
板に油彩 制作年不詳 27.5×40.7
ヴァルラフ=リヒャルツ美術館
10

ほぼ独学で絵を学んだナルシス・ディアズは、テオドール・ルソーを慕ってフォンテーヌブローの森を訪れるようになった。二人が好んで描いた昏く陰影の濃い広葉樹林を、粗い筆致の厚塗りで葉を密に重ねて表現する。この画家の風景画は、ドラクロワの流れを汲むロマン主義とルソーに学んだ自然主義の中間点にあると位置付けられる。


ナルシス・ディアズ・ド・ラ・ペーニャ
《森の道》
板に油彩 制作年不詳 26×19.8
ヴァルラフ=リヒャルツ美術館
11


シャルル=フランソワ・ドービニー
《花咲く果樹園》
キャンバスに油彩 1870年頃 45×82
ヴァルラフ=リヒャルツ美術館
13

アトリエ船で旅を始めた頃から繰り返し描いた、春の定番の主題。素早く躍動感のある筆数は未完成に見えると繰り返し非難されていた。こうした表現が印象派に影響を与えた他、サロンでは審査員として彼らを擁護し、後に印象派の立役者となるピサロとモネを画商に紹介するなど重要な役割を果たす。ゴッホは敬愛するドービニーに倣い、縦横比が1:2のキャンバスで《ドービニーの庭》を描いた。


ジャン=フランソワ・ミレー
《横たわる裸婦》
キャンバスに油彩 1846-47年 54×65
ヴァルラフ=リヒャルツ美術館
12

ゴッホが強く共鳴した《種をまく人》など、自然の中で堅実に生活する農民の精神性を描出した作品を発表するのは1848年以降のこと。それまでのミレーは、ロマン主義とロココ様式を折衷した官能的な裸婦や、ナルシス・ディアズの影響を受けた神話画で知られていた。輝くような色彩と卓越した筆さばきは「華やかな手法」と呼ばれ人気が高かった。


◆ 3章 印象派

戸外に出て、光の効果を描き出そうとする印象派の画家たちは、細かなタッチを画面に残す「分割主義」と呼ばれる独特の技法を生み出します。1874年に開かれた第1回印象派展では、伝統的な技法を無視した表現は、「稚拙」や「未熟」という批判を受け、「印象派」という言葉が生み出されます。しかし、印象派の画家たちがもたらした革新は、表現技法以上に、筆跡によって、個人の感性を画面に残したことにありました。個人の主観でとらえた一瞬の印象を描き出す印象派の作品は、自然の模倣を重視してきたアカデミーの伝統を覆し、より自由な表現への地平を切り開いたのです。


アルフレッド・シスレー
《ルーヴシエンヌ近郊》
キャンバスに油彩 1876年 61×46
ヴァルラフ=リヒャルツ美術館
14


アルフレッド・シスレー
《ラングランド湾》
キャンバスに油彩 1897年 54×65
ヴァルラフ=リヒャルツ美術館
15

イギリス、ウェールズ地方にあるラングランド湾は、切り立った岩場の景観と、夏場に多くの海水浴客が訪れることで有名なリゾート地。この作品を描いたイギリス旅行中の8月、シスレーは1866年以来内縁関係にあったウジェニーと正式に結婚し、二人の子どもを認知した。しかし、ウジェニーは翌年、そしてシスレー自身も2年後に亡くなっている。


ベルト・モリゾ
《立葵と子ども》
キャンバスに油彩 1881年 50.5×42.5
ヴァルラフ=リヒャルツ美術館
19

1882年の第7回印象派展にモリゾが出品した作品の中の1点。モデルは1878年11月に生まれた娘のジュリーで、パリ近郊のブージヴァルでこの絵が描かれた時、まだ3歳の誕生日を迎える前だった。ブージヴァルのモリゾの家には美しい花が咲き乱れる庭があり、その庭で遊ぶジュリーの愛らしい姿を、画家は何度もキャンバスに記録している。


ベルト・モリゾ
《セーヌの舟》
キャンバスに油彩 1879-80年頃 25.5×50
ヴァルラフ=リヒャルツ美術館
18

描かれているのはパリのすぐ北隣、ヴィルヌーヴ・ラ・ギャレンヌの風景。舟遊びや釣りでパリっ子に愛された場所らしく、ここでも横長の画面の下半分はセーヌ河とそこに浮かぶ船で占められている。印象派を代表する画家の一人にもかかわらず、この画家の風景に光はあまり感じられず、風景に対する自らの感覚を伝えることを優先している。


クロード・モネ
《ヴェトゥイユ上流、春の効果》
キャンバスに油彩 1880年 60×100
ヴァルラフ=リヒャルツ美術館
16

1878年、モネはアルジャントゥイユを離れ、セーヌ河をさらに40キロほど下った小さな町ヴェトゥイユに転居した。この手つかずの自然が多く残るヴェトゥイユにおいて、モネは風景の美しさをさらにうたい上げる。小高い丘の上で、春爛漫と咲き誇る梅の木を中心に、大きく左に蛇行していくセーヌ河を見下ろす風景が広がっている。


クロード・モネ
《霧の中の崖の家》
キャンバスに油彩 1885年 74.5×92.5
ヴァルラフ=リヒャルツ美術館
17


ピエール=オーギュスト・ルノワール
《リュエイユのセーヌ河岸》
板に油彩 1879年 38×66
ヴァルラフ=リヒャルツ美術館
20

1870年代のルノワールは、盟友のモネがアルジャントゥイユに住んでいたこともあり、パリ西方のセーヌ河岸を何度も訪れているが、この作品もその際の1点。夏を思わせる強い日差しの中、草むらの中を散策する3人の人物や建物の一部が見えるが、主役は果てしなく広がる空と大地であり、まばゆいばかりの光の中に咲き乱れる草花である。


ピエール=オーギュスト・ルノワール
《横たわる裸婦》
キャンバスに油彩 1890-95年頃 46×63
ヴァルラフ=リヒャルツ美術館
21


ピエール=オーギュスト・ルノワール
《縫物をするジャン・ルノワール》
キャンバスに油彩 1898年 55×46
ヴァルラフ=リヒャルツ美術館
22

ルノワールには3人の息子がおり、小さな頃からその愛らしい姿を繰り返し描いている。ここに描かれているのは後に『大いなる幻影』などの名作でフランスを代表する映画監督となった次男のジャン。この絵のモデルになった時はまだ4歳に過ぎず、針仕事に熱中するその姿を、父親ならではの愛情あふれる筆致で描き出している。

昔、日本でも、魔除けや健康祈願のため
男の子に女装をさせる風習がありましたね。
でも、外見を女の子にするだけでなく
裁縫もさせているとは……
女子力高い系男子は大歓迎よ!笑


ギュスターヴ・カイユボット
《コロンブの丘》
キャンバスに油彩 1884年 60.2×73.3
ヴァルラフ=リヒャルツ美術館
24

1881年にプティ・ジュヌヴィリエに土地を購入したカイユボットは、1888年に拠点を移すまでは避暑地として利用した。
プティ・ジュヌヴィリエ近郊の平原、緩やかなコロンブの丘陵地の上から眺めた風景をここでは描いている。地平線を望む風景の切り取り方と透視投影を用いた構図は強い奥行きを感じさせ、優れた没入感を生み出している。



ギュスターヴ・カイユボット
《トゥルーヴィルの庭園》
キャンバスに油彩 1882年頃 27.5×35.5
ヴァルラフ=リヒャルツ美術館
23

トゥルーヴィルは元々漁港として栄えた小さな町であったが、19世紀からは美しい風景が評価され観光地としても有名になり、現在に至るまで多くの人が訪れている。強調されたモティーフは存在せず、前景の描写に重点が置かれている。前景と後景の筆致の違い、光と影の明暗の対比により植物に動きが与えられ、目の前に庭園があるかのような印象を抱かせる。


◆ 4章 ポスト印象派

個人の感性に信頼をおく印象派の姿勢は、のちに多くの個性豊かな表現者を生み出すこととなりました。「ポスト印象派」とは、1880年前後に印象派が分岐し、まざまな方向へ展開した芸術動向を総称する呼称ですが、この章では、その中心的存在とされるセザンヌ、ゴーギャン、そしてファン・ゴッホの作品を通して、印象派以後の絵画が拓いた表現の軌跡をたどります。


アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック
《漁船》
板に油彩 1880年 14×23.5
ヴァルラフ=リヒャルツ美術館
28

小舟で作業する男たちの傍ら、砂浜に佇む人物や凪いだ青い海が穏やかな情景に静けさを添えている。青・赤・白を基調とする軽やかな色彩を、木板がのぞく素早い筆致で効果的に際立たせている。療養期のロートレックがニースで描いた初期作品。この後、画家はパリで美術教育を受け、印象主義の影響を受けながら独自の画風を確立していく。

ロートレックの油彩の風景画、初めて見た!キラキラ


ポール・セザンヌ
《梨のある静物》
キャンバスに油彩 1885年頃 38×46
ヴァルラフ=リヒャルツ美術館
25

確かな量感をもって積み重なる、まるまるとした梨。白布の厚みがその硬い光沢を際立たせている。梨と布は明確な輪郭と影が描かれる一方で、周囲は淡い彩色の幾何学的形態へと還元される。画家は重量感のみならず、色調の差異によって構築される梨の存在そのものを追究したのだろう。セザンヌが故郷エクスに拠点を移す直前期の作である。


ポール・ゴーギャン
《ルーアンの風景》
キャンバスに油彩 1884年 74×60
ヴァルラフ=リヒャルツ美術館
26


ポール・ゴーギャン
《ブルターニュの少年》
キャンバスに油彩 1889年 93×73.5
ヴァルラフ=リヒャルツ美術館
28

鮮やかな草原に白布を敷いて横たわる少年。ややこわばった身体の周囲には、装飾的に単純化された野草が配置されている。本作に見られる明確な輪郭線と平面的な彩色は、ブルターニュ滞在期に展開された綜合主義の特色を示している。ポン=タヴェンでの制作に見られる、文明から距離を置く土着の文化への憧憬は、この後のタヒチでの制作へと引き継がれていく。

作者名が、展示室の表記では「ゴーガン」になっていて
多分そちらが実際の発音に近いんでしょうが
しばらく「ゴーギャン」で粘ってみます…


フィンセント・ファン・ゴッホ
《跳ね橋》
キャンバスに油彩 1888年 49.5×64
ヴァルラフ=リヒャルツ美術館
29

澄んだ青空の下に架かる跳ね橋。淡い空と対照的に、川岸には鮮やかな黄色や緑の筆触が重ねられ、画面に躍動感が生まれている。強い彩度の対比は、水面や橋にも反復されることで、全体に調和をもたらしている。1888年にアルルへ移ったファン・ゴッホは、この橋を繰り返し描いた。画家の感覚を通して、南仏の陽光あふれる風景はさらに鮮烈な色彩へと高められている。

今展の目玉キラキラ
クレラー・ミュラー美術館(オランダ)の
《アルルの跳ね橋》
(1888年)よりも地味だけど…パンチ!
「跳ね橋」はなかなかお目にかかれない作品ね。

ちなみに《アルルの跳ね橋》は、
2027-28年開催の『大ゴッホ展』で公開されますよ。


◆ 5章 点描派

1886年、最後の印象派展の中心的な画家はスーラやシニャックら「新印象派」と呼ばれる画家たちでした。彼らは、筆触を分割する印象派の技法をさらに理論的に追求し、小さな点を科学的根拠にもとづいて画面に配置する「点描」という技法を編み出し、明るい色彩に満ちたイメージを生み出しました。この新しい技法は、ベルギーやオランダなど周辺国にも広まり、さらに、色や形などの絵画的な要素を追求する20世紀のモダン・アートへの、大きな足がかりとなりました。


ジョルジュ・スーラ
《人物のいるバルビゾンの風景》
板(ポプラ)に油彩 1882年頃 15.5×24.8
ヴァルラフ=リヒャルツ美術館
30

スーラと友人の画家アマン=ジャンは、1883年10月にバルビゾンを訪れたが、この作品はその折に描かれたものと考えられる。スーラはバルビゾンで活躍したミレーを敬愛しており、この頃の作品には農民や労働者の姿が頻繁に登場する。ただしそこには社会批判的な意識は見られず、あくまでも造形的な要素として人物は描かれている。


ポール・シニャック
《クールブヴォワのセーヌ河》
キャンバスに油彩 1883年 45.2×81.7
ヴァルラフ=リヒャルツ美術館
31

シニャックは色彩理論の研究を行う以前は、印象派のような絵画を描いていた。モネの作品に感銘を受けたことが契機となっており、空の表現やオレンジを含んだ植物はその影響が強く感じられる。作風のみならず制作スタイルにも影響を及ぼしており、本作もシニャックがセーヌ河沿いを散策していた時に生まれた作品である。全体は繊細な光に満ちており、緩やかな線でありながらも力強い筆致で描かれている。


ポール・シニャック
《カポ・ディ・ノリ》
キャンバスに油彩 1898年 91.5×73
ヴァルラフ=リヒャルツ美術館
32

地中海沿岸の光と色彩に魅了されたシニャックは、1896年にイタリアの地中海沿岸にあるノリや周辺の地域を訪れた。地中海の港の風景と古典的な構図、補色対比を用いた極限の色彩表現、正確に計算されたモティーフがバランスよく融合されていることから、作品に強い思いを抱いていたことが窺える。バランスの取れた構図が意識されており、点描技法へのこだわりを強く感じさせる。


マクシミリアン・リュス
《サン=トロペ》
厚紙に油彩 1892年 26×39.8
ヴァルラフ=リヒャルツ美術館
34

現在多くの観光客でにぎわうリゾート地のサン=トロペは、19世紀の終わりはまだ小さな漁村であった。1884年にスーラの作品から点描技法に興味を持ったリュスは、1900年代まで点描を用いて作品を描いた。全体を統一した色調にすることでモティーフに軽さをもたらしつつ、その中の一部を際立たせて作品の軸としている。当時の穏やかな村の雰囲気を感じさせる作品である。


アンリ・ル・シダネル
《ヴェルサイユの薔薇のある家》
キャンバスに油彩 1918年 108.8×91
ヴァルラフ=リヒャルツ美術館
37

ル・シダネルは庭仕事にも興味を持ち、家の周囲を薔薇で飾り、それを絵にしたが、造形的な美しさと神秘的なまでの精神性を感じさせるそれらの作品は、高い評価を得た。ヴェルサイユで描かれたこの作品も恐らく自宅がテーマとなっているのだろう。光と影の対比が見事だが、それがどぎつくならず、画面全体が調和と均衡に満ちている。

今回のイチ押し〜キラキラ
明るい戸外の、華やかなバラのある風景ピンク薔薇
でも、なぜか手前の日陰が気になってしまう…
どこか小昏い雰囲気の絵、大好きですピンクハート


アンリ=エドモン・クロス
《海に沈むタ陽》
キャンバスに油彩 1896年 54.3×61.5
ヴァルラフ=リヒャルツ美術館
33

クロスは1891年以降亡くなるまで、南仏プロヴァンス地方のサン=クレアに住み、多くの海景画を描いたが、この作品もその一つ。夕暮れ時、間もなく水面に没しようとする太陽の輝きを中心に、地中海の風景が点描を駆使して描かれている。ほぼ正方形に近い画面は、風景画としてはやや異質な規格だが、画商に特注して作らせたものだという。


アシール・ロージェ
《河辺の散歩道》
キャンバスに油彩 1888年 34.5×44
ヴァルラフ=リヒャルツ美術館
35

この作品を描いた年、ロージェはフランス南部のカルカソンヌに移っており、ここに描かれているのもこの町の中心部を流れるオード川沿いの光景であろう。やや横長の大きめの色のタッチが画面を埋め尽くしており、点描というよりも、モザイク画とでも呼ぶべき出来上がりである。造形性と、画家の新鮮な感覚が、見事に融和している。


テオ・ファン・レイセルベルへ
《グリ=ネ岬、或いは夏の霧》
キャンバスに油彩 1900年 65.5×81.6
ヴァルラフ=リヒャルツ美術館
36

グリ=ネ岬はカレー地方の北側、フランス海峡沿岸のブローニュの北に位置する。全てのモティーフが短い筆致で描かれており、広大な海を見渡す風景は海と空が大部分を占めている。緻密な色の重なりや強調された輪郭からは、自然の豊かさや荒々しさを感じることができる。全体的に色調は統一されており、点描技法を際立たせた作品であると言えるだろう。


◆ 6章 20世紀の色彩画家

20世紀の幕開けとともに、西洋美術は大きな転換点を迎えます。マティスやドンゲン、ヴラマンクらは、新印象派の技法の追求の末、色彩そのものの可能性を追求します。大胆な原色と荒々しいタッチによって色彩の解放を果たした彼らは「フォーヴィスム(野獣派)」と呼ばれるようになりました。また、ボナールやドニらの「ナビ派」と呼ばれる画家たちも、装飾的で調和のとれた色面表現によって、画家の内面や精神性を映し出しました。


アンリ・マティス
《コルシカ、古い製粉所》
キャンバスに油彩 1898年 38.2×46
ヴァルラフ=リヒャルツ美術館
38

強い陽光が中庭に降り注ぎ、小さな納屋と塀を照らしている。まばゆい光に対し、影は点描風の筆致で微妙な色の差異によって表現されている。石造りの建物の壁や植物は柔らかな色面をなし、地面に落ちる黄色の光がアクセントとなりながら、作品全体の調和を生んでいる。マティスはのちに、大胆で単純な色彩と有機的な線を追求していく。


キース・ヴァン・ドンゲン
《フルーリーの家》(写真撮影不可)
キャンバスに油彩 1905年 55.9×45.7
ヴァルラフ=リヒャルツ美術館
39

青・赤・黄の帯が水平方向に広がり、澄んだ空のさわやかさを強調する。短い筆触は新印象派の影響を示すものの、色は分割されずに重なり合い、繊細な調和を生んでいる。戸口を囲む、とりわけ濃い緑が鮮烈なコントラストとなっている。1905年、フォーヴィスム誕生期におけるドンゲンの色彩への強い関心を示す一作である。


モーリス・ド・ヴラマンク
《シャトウの橋》(写真撮影不可)
キャンバスに油彩 1908年 46.4×55.3
ヴァルラフ=リヒャルツ美術館
40

木立の間から臨むセーヌ河の風景。橋は青の色面に溶け込み、作家の関心はむしろ川面へと向けられている。垂直に重ねられた太い筆触が、静かに光を帯びる川の流れを表し、橋脚の淡いクリーム色が青の深みをさらに際立たせている。本作は、フォーヴィスムの激しい色彩と、のちに強まるセザンヌ的構成の双方を示す過渡期の一作である。


エドゥアール・ヴュイヤール
《クリクブッフの ”エタンセルの庭園” の干し草》
板に張った厚紙に油彩 1902年 37.6×54
ヴァルラフ=リヒャルツ美術館
40

ノルマンディー地方の海辺で、穏やかなひとときを過ごす男女。遠景には青い海とヨット、やわらかな日差しに染まる空が広がり、干し草の山の連なりが画面に奥行きを与えている。ナビ派から離れたヴュイヤールは象徴主義的な表現から、親しい人々の描写へと関心を移した。本作は印象派的な表現を示しつつ、近しい人々へ寄り添う画家の姿勢を伝えている。


ピエール・ボナール
《セーヌ河畔の牧草地》
キャンバスに油彩 1913年頃 40×59
ヴァルラフ=リヒャルツ美術館
42


ピエール・ボナール
《窓からの風景》
キャンバスに油彩 1918年頃 61×33.3
ヴァルラフ=リヒャルツ美術館
43


モーリス・ドニ
《ピンク色の教会、ティヨロワ》
キャンバスに油彩 1921年 43.2×76.5
ヴァルラフ=リヒャルツ美術館
44

ブルターニュの草原に家々が点在し、中央の教会の庭では羊の群れが草を食む。穏やかな町に、駆けだそうとする人物がかすかな動きを与える。暗い輪郭線と鮮やかな色面が構成する画面は、ドニのいう「色彩で覆われた平坦な表面」を体現している。教会を遮るぽってりとしたピンクの岩が、その平面的・装飾的印象を強めている。


モーリス・ユトリロ
《サーカス、或いはヴォージラールの祭り》
キャンバスに油彩 1927年 60×81
ヴァルラフ=リヒャルツ美術館
45

広告塔や看板に大ぶりの文字が躍り、三色旗や色鮮やかなポスターが薄曇りの街を彩る。しかし人々は正面や背を向けてほとんど静止し、表情は判然としない。祭りの高揚とは裏腹に、奇妙な静けさを感じさせる画面である。名声の裏で、母との複雑な関係や断続的な療養生活の只中にあったユトリロの疎外感が、そこに重なって見えよう。


ほとんどの作品に解説がついていて、
初心者のかたにもわかりやすい内容になってますよ。
小品が多いけれど、初めて目にするものばかりで
よい勉強になりました〜グッキラキラ

どうもありがとうございますニコニコ


2

『ゴッホの跳ね橋と印象派の画家たち ヴァルラフ=リヒャルツ美術館所蔵』
◆2026年9月19日(土)-11月29日(日)
 名古屋市美術館
(名古屋が最終会場です)

・展覧会サイト →
・展覧会構成 →
・作品リスト →


★ 名古屋市美術館 →
・X →
(名古屋市中区栄2-17-25 白川公園内)

★ ヴァルラフ=リヒャルツ美術館 →
・Instagram →
・Facebook →
・YouTube →

【ゴッホの跳ね橋と印象派の画家たち(大阪展)】



【本日のカード】

14

【カーネリアン】
高まる自信・尊厳・落ち着き・確信
Yさんから
ミュシャのポストカードが届きました~乙女のトキメキ


アルフォンス・ミュシャ
《絵画》(部分)(「四芸術」より)
リトグラフ 1898年 60×38
ミュシャ財団
1

・ミュシャ財団 →

Yさん、たびたびありがとうございます!
ミュシャ、うれしいですピンクハート

両手を広げた少女が、右手に赤い花を持っている。この花は、芸術家にとってインスピレーションと賞賛の源である自然を象徴している。
(ミュシャ財団の作品解説より)

連作「四芸術」は、
《ダンス》→朝、《絵画》→昼、《詩》→黄昏、《音楽》→夜
という時間設定がされているそう。
具体的なアイテムを描くことなく、
少女(!)のポーズで4つの芸術を体現させているのが
とっても素敵です。
(うーむ、陳腐なコメントタラー)


参考までに、
手元にある『ミュシャ展』の図録の
《絵画》の習作を紹介しますね。

アルフォンス・ミュシャ
《絵画》(「四芸術」より)
紙に鉛筆、水彩 1898年 56×34.8
ミュシャ財団
2

左腕の位置が違う…
あと、完成作の少女は
習作よりもふっくらとして健康的な印象ねほんわか


【ミュシャ芸術博覧会リターンズ】


大阪、堺 アルフォンス・ミュシャ館で
11月29日(日)まで開催の企画展の動画ですよキラキラ
こんにちは。そして、こんばんは。
チリチリブラックです。

怪談師ではありませんが、自身が体験した不思議なお話を語らせてもらっています。

1


先日、きゅるるん平蔵さんのチャンネル、「きゅるるん企画」に出演させていただきました。ありがとうございますニコニコ

今回は、「怪異きゅるるん酒場」のコーナーで体験談を話しています。30年前、岐阜の古民家に住んでいた時の出来事で、「トイレの花子さん」ならぬ「トイレの西郷(せご)どん」……しかも毎日「それ」を見るのです。

収録では山梨在住の怪談語り KOUさんとご一緒したんですが、その現象に対するKOUさんの考察が非常に素晴らしく、「なるほどそうだったのか!」と私も合点がいきましたグッ
よければ聴いてみてください。

【第108回 チリチリブラック「西郷どん」】


アップで写りすぎていて画面がお見苦しい点、どうかお許しくださいm(_ _)m

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・「きゅるるん企画」→
(歴史、民俗学、怪談、スピリチュアル、体験談など、さまざまな不思議を発信。
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