こんにちは。そして、こんばんは。
チリチリブラックです。

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きゅるるん平蔵さんのチャンネル、「きゅるるん企画」に出演させていただきました。ありがとうございますニコニコ

今回は、「怪異きゅるるん酒場」のコーナーで実話怪談を語らせてもらっています。30年前、岐阜の古民家に住んでた時の出来事でして、「トイレの花子さん」ならぬ「トイレの西郷(せご)どん」……

ご一緒した怪談語り KOUさんの、現象に対する考察が非常に素晴らしく、「なるほどそうだったのか!」と私も合点がいきました。
よければ聴いてやってください。

【第108回 チリチリブラック「西郷どん」】


アップで写りすぎていて画面がお見苦しい点、どうかお許しくださいお願い

あっ、「AIに学ぶ民俗学『遠野物語』」はエピソードゼロのアフタートークがアップされたら、このブログで紹介したいと思います。


・「きゅるるん企画」→
(歴史、民俗学、怪談、スピリチュアル、体験談など、さまざまな不思議を発信。
きゅるるん平蔵さんのチャンネル)
・「虎熊童子 酒座妖曲界」→
(妖系・不思議系のBGMを無料で提供。
虎熊童子名義、チリチリブラックのチャンネル)
・「クロスオーバーセブン」→
(ごく一部のかたの癒やしになっている音楽を配信。
チリチリブラックのチャンネル)


1 350×230
東山魁夷
《夕星》
麻布・彩色 1999年 66×100
長野県立美術館・東山魁夷館
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9月2日(水)に長野市へ出かけました。
目的地は
長野県立美術館東山魁夷館だったんですがー、
行ってびっくり。
まさかの水曜が休館日!!泣
ワタシまぬけすぎる!!笑い泣き
そこで急きょ別の行き先を探して、
上田市の上田城に決めたのでした。

それにしても長野も暑い〜〜タラー
お城近くの道路脇にある温度計が
37℃と表示されてて3度見したよ目


さて、上田城と言えば……
ご存じ真田昌幸・信繁(幸村)父子ねキラキラ
10代の頃、彼らを扱った物語にハマり、
修学旅行の自由行動で一度訪れてる場所なのです。

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今回は裏口(?)にあたる
北西の野球場側から城跡公園へ〜


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西櫓(にしやぐら)がチラ見えしてます。


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花木園なるものもありますよ。


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本丸堀。


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1583年、真田昌幸の代に築城が始まった上田城ですが、
1600年の関ヶ原の戦いで西軍が敗れると
徳川軍が城を破壊して廃城に……
その後、この地を治めた仙石氏、松平氏が
城の再建・修復につとめました。

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で、この西櫓(非公開)は
江戸時代から残っている唯一の櫓なのです。


ところで、
本丸には眞田神社があります。

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花手水が美しい…ほんわかキラキラ


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拝殿。
御祭神は歴代の上田城主、
真田氏、仙石氏、松平氏です。


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拝殿の横から裏へまわると
本殿を見ることができますよ。


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幸村と写真を撮ろう!!のコーナー。
(後ろにあるのは先ほどの西櫓)


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だそうです(←手抜き)


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真田井戸。


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抜け穴の件は定かではなく
あくまで伝説みたい。


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植物が生えてるので
涸れ井戸じゃないのかな。


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こちらは
伊勢神宮内宮遙拝所。
ここから伊勢神宮を参拝できますよ。


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内宮までの距離は、256.399839キロ。
ミリ単位までわかるのねー。


ほかにもフォトスポットがあります。

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幸村が着用した
鹿角脇立朱塗兜(かづのわきだてしゅぬりかぶと)。
鹿角わかりにく〜タラー
頭のてっぺんからも2本、
ぶっとい角が生えてるように見えるし爆  笑

あと、おみくじの種類がたくさん。
今時の、映えを狙った神社という感じですな。


眞田神社の紹介はこのあたりにして、、、
上田城一番の見どころは、
やはりこちら!!

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東虎口(ひがしこぐち)櫓門と北櫓・南櫓キラキラ

虎口とはお城の出入口のこと。
上の写真は、東虎口櫓門と北櫓です。
(ウェディングフォトを撮ってるカップルがいたハート

◯十年前に修学旅行で来たとき、
まだ櫓門は復元されてなかったなぁ。


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北櫓下の石垣の真田石。


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東虎口櫓門と南櫓。


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そして正面からのアングルは、まじ壮観!!キラキラ
「難攻不落の城」オーラがすごい。

この東虎口櫓門と南北の櫓は
一般300円で内部を見学できますよ。
しかし、、、
ここも水曜休みで見ることができんかった泣


こちらは冬の上田城。
(ポストカードより)

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さらに不落度UPアップ

櫓も門も石垣も
真田時代のものではないけど、
それでも魅力的なお城だわーニコニコ


東虎口櫓門の前から
南側の芝生広場を望む。

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遠くに北陸新幹線の高架が見えます。


ちょうど列車が通過したもんで
慌ててパチリ!カメラ

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でもって、真田幸村と言えば
股肱の真田十勇士よねキラキラ

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彼らの信条は
「滅びゆく者に栄光を与える」

あたしらの世代は
海野六郎、禰津甚八、望月六郎ではなく、
高野小天狗、真田大助、呉羽自然坊ですがニコニコ


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ちなみに推しは、霧隠才蔵〜ラブ
ワタシの知る才蔵様は
イケメンだがクールじゃないのだ。
めっちゃプライド高くて熱いハートの持ち主なのだ。
ていうか、そもそも日本人じゃないし笑
(この話題についてこられる人、何人いるかしら…)
1615年の大坂夏の陣で
幸村の軍が徳川家康を討ち取った説があるけど、
その説、ワタシも信じてるよ!!

お城のレポートは以上です。


城跡公園のトイレに六文銭グッキラキラ

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傍らの道しるべにも六文銭グッキラキラ

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上田駅の駅舎にも六文銭グッキラキラ
(赤い部分ね)

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東京→上田までは
北陸新幹線の「あさま」で約1時間35分。
(名古屋からより、よっぽど近い!!
関東方面にお住まいのかた、
それ以外の地域のかたも
ぜひぜひ遊びにきてくださいねーニコニコキラキラ

ただし、水曜日は避けるべしよ泣


上田城 →
・X →
(長野県上田市二の丸6263-イ)

【上田城】


眞田神社の「ねがい玉」は気づかんかった!
うわー、残念タラー


【本日のカード】

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【ブルーレースアゲート】
受容・執着を捨てる・
揉め事から解放される
兵庫県伊丹(いたみ)市在住のYさんから
笑撃的なポストカードが届きました!爆  笑


『絵本太閤記』より
「信長と対峙する荒木村重」
江戸時代後半
戎光祥出版株式会社蔵
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(荒木村重部分)
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家の近くの伊丹市の美術館で入手です。
荒木村重は今や時の人なのです!


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市立伊丹ミュージアム →
・X →
・Instagram →
・YouTube →
(兵庫県伊丹市宮ノ前2-5-20)


Yさん、ありがとうございます〜ピンクハート
そうか、荒木村重が籠城した有岡城って、
元の名前は伊丹城だったのね。

村重の刀饅頭(または刀餅)のエピソードは
史実かどうか「??」のようだけど、
信長に初めて謁見したとき(1573年頃)
信長に謀反を疑われたとき(1578年頃)
の2パターンあるみたいね。

『豊臣兄弟!』(第22回)では謀反を疑われ
手土産に持参した饅頭を
トータス村重自ら毒味する展開になり、、、
大量の饅頭を必死に頬張る様子を見ていた小栗信長が、
刀で突き刺した饅頭を
最後にひとつ食べさせて終了したよね泣
・第22回「播磨大誤算」まとめ →

一方、ポストカードのほうは、右上に
「信長上洛して室町の城を囲む」とあり、
信長が将軍足利義昭を
京から追放せんとしている時期のお話(1573年)。
なので、村重が初めて信長に謁見した際のエピソードね。
村重がどれほどの人物か、その胆力を試す信長。
しっかし、こちらは饅頭ひとつどころか
はなから5つも刀にぶっ刺さった状態で、
絵面的にトラウマになる〜!笑ドンッ
信長むちゃぶりしすぎ〜!笑い泣きドンッ
ところがどっこい大胆不敵な剛の者・村重、
臆することなくすべて平らげてみせたのであった!!
おお、あっぱれあっぱれ〜〜
というオチなんですねグッキラキラ

市立伊丹ミュージアムの歴史常設展示、
「伊丹市の歴史」のコーナーには
そんな荒木村重についての解説がありますよ。
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8月29日は、おなじみ揚輝荘(ようきそう)の
乙女のトキメキ 聴松閣開館記念日 乙女のトキメキ


松坂屋の初代社長、15代伊藤次郎左衛門祐民
(いとうじろうざえもんすけたみ 1878-1940)
の別荘、揚輝荘(名古屋市千種区)。
その迎賓館として1937年(昭和12年)に完成したのが
聴松閣(ちょうしょうかく)です。

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戦後、米軍司令官の宿舎になり、
その後、松坂屋の独身寮になり、
2008年(平成20年)、名古屋市の有形文化財に指定されて、
2013年(平成25年)から一般公開されています。


で、2026年の今年は開館13周年拍手ってことで、
一日限りの特典が盛りだくさん〜キラキラ

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【1】入館料無料乙女のトキメキ


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【2】先着200名様に記念品プレゼント乙女のトキメキ


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このなかに入っているのは、
揚輝荘のリーフレット、聴松閣見どころマップ、
「聴松閣地下トンネルの遺構」のリーフレット、、、
(いや、すでに全部持ってるし爆  笑タラー
あと、9月・10月のイベント案内のチラシがありました。


そして【3】はこの日のお目当て、
聴松閣開館13周年記念 特別メニュー
冷抹茶セット乙女のトキメキ
(こちら、30日(日)も注文OKだった)

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さっそく喫茶コーナーへ〜よだれ

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カーテン越しに庭の緑がうっすらと見える、
この雰囲気が好きピンクハート


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十分にエアコンが効いているので、
温かいお抹茶にしました。


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揚輝荘御用達、不老園さんの
「千代結び」。

永遠の繁栄を願い、末永く続くご縁を結ぶ。
開館13周年の節目に、感謝とこれからの願いを込めて。

(メニュー表より抜粋)


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外はやわらかなういろう生地、
中はこしあんです。

どうもごちそうさまでしたほんわかキラキラ


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続いて、
【4】「地下トンネルの遺構」公開乙女のトキメキ

聴松閣の地下に隠された謎の通路と金庫
(通常は非公開)を間近で見学できまーす。


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トンネルは年に2回(夏・冬)の公開、
そしてこの日は入館料無料とあって、
行列ができてました。
(この場所は地下1階)


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階段を下りて右側にある金庫。
(地下2階)


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そして地下3階へ〜キラキラ

18段ある階段の8段めあたりから、
一段と空気がひんやりしてます。
トンネル特有のジメジメ感はなかったなぁ…


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ただ、階段の先、数メートルで
通路は行き止まりタラー
(周りにはマンションが建ち並んでいるので…)


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地下2階を見上げると、こう。


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誰も来ないのを狙って
もう一枚撮ってみた。


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トンネルは聴松閣と同じ時期(1937年頃)に造られ、
当時の総延長は約170メートル。
聴松閣から北へ伸びる南北のルートと、
途中で分かれて東へ向かう
東西のルートがあったようです。

何のためのものなのかは、いまだに不明…


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建物1階の吹き抜けから2階の天井を見上げた図。
この照明は
バラの花をデザインしたのかな?


ほかにも一日限りの特典として、
【5】20時までの夜間特別開館乙女のトキメキ
【6】未公開の3階部分をミニガイド付きで見学乙女のトキメキ
(16時30分より)
がありました。

近くに住んでいたら、
夕方以降、出直して来るんだけどねー。
残念ざますタラー


それでは、おしまいに
9月のイベント案内をキラキラ

1

読んでくださり
ありがとうございましたニコニコ愛


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「聴松閣開館13周年記念 特別企画」
◆2026年8月29日(土)
 揚輝荘 南園(名古屋)
・Instagram →


揚輝荘 →
(南園 : 名古屋市千種区法王町2-5-17)


【本日のカード】

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【フローライト】
明晰さと純粋さ・はっきりした焦点・
思考を整理する
ねこ屋敷にお住まいのMiwaちゃんから
にゃんこのカードが届きましたキラキラ


大本徹
佐柳島(香川県)
1


Miwaちゃん、ありがとうございますピンクハート

『旅猫V』か『猫・猫・猫いっぱい』で
展示された写真かな?
暑さのピークは越えましたが、
引き続きご自愛くださいませ〜ニコニコ


猫と島と海のフォトライブラリー →
(大本徹さんのサイト)
愛知 豊田市美術館
『アンドリュー・ワイエス展』(2026年)

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愛知では17年ぶりの
『アンドリュー・ワイエス展』です乙女のトキメキ

連日、酷暑・酷暑のなか、
この日は午前中は曇り、午後から雷雨の予報が…
それって確実に気温低め!!
同じことを考える人がほかにもいたのか(?)
開館と同時に入場したのに、
かーなり混み合っておりましたタラー


さて、
今回のテーマは「境界」

ワイエスの作品には窓や扉など、「境界」を示すモティーフがたびたび表れます。それらはワイエスにとって生と死、画家自身の精神世界と外の世界をつなぐものだったと考えられます。本展では「境界」に着目し、彼の作品を見つめ直します。展覧会のサイトより)

おお、先日見た
『窓―そこに介在するもの』(岡崎市美術博物館)
に通じるものがあるわニコニコ

展示構成は、
・I ワイエスという画家
・II 光と影
・III ニューイングランドの家―オルソン・ハウス
・IV まなざしのひろがり
・V 境界あるいは窓
(展示総数102点)

I章とII章以外は写真撮影OKですよカメラ
(動画の撮影はNGです)

ではでは、印象に残った作品を
解説とともにご紹介しまーすキラキラ


◆ I ワイエスという画家

アンドリュー・ワイエス
《自画像》
パネルにテンペラ 1945年 63.5×76.2
ナショナル・アカデミー・オブ・デザイン
1 1000×849


アンドリュー・ワイエス
《クリスマスの朝》
パネルにテンペラ 1944年 60.3×98.4
マイロン・クニン・コレクション
2

死そのものをテーマとした初期の作品のひとつで、知人の女性が亡くなったことを知り、記憶だけを頼りに描きました。全体を灰色がかったモノクローム調で仕上げ、空に星をひとつ残し、早朝の雰囲気を出そうとしています。現実の世界というよりもどこか夢の中や物語の中の世界を描いたようで、父親から受け継いだ挿絵的な表現が垣間見えます。

初めて知ったんですが、
ワイエスの父、ニューウェル・コンヴァース・ワイエスは
アメリカの代表的なイラストレーター。
それにワイエスの兄姉、義理の兄、
ワイエスの息子も画家だったんですね!目


アンドリュー・ワイエス
《ハリケーンの海》
紙に水彩 1944年 44.7×73.7
ボストン美術館
2


アンドリュー・ワイエス
《マザー・アーチーの教会》
パネルにテンペラ 1945年 63.5×121.9
フィリップス・アカデミー附属アディソン・ギャラリー
3

この建物はアフリカ系の住民の拠り所になっていた教会で、ワイエスは子ども時代からここに通い、人種に偏見を持たず彼らと交流しました。この作品では天井が剥がれ落ちていて、建物が滅びのなかにあることを示しています。しかし、開いた窓からは白い鳩が飛び込んできており、窓を通してそこに希望を暗示するかのようです。

「イエスの洗礼」「受胎告知」にも描かれる白い鳩。
場所が教会なのもあり、
何か神秘的なことが起きそうな予感…


◆ II 光と影

父と甥の自動車事故による死(1945年)、
そしてワイエス自身も
肺の手術中に心停止する経験(1950年)をし、
死を身近なものとして意識するようになったそう。
生と死は対立するものではなく連続するもの、
この世は「無常」という考えが
作品に反映されていきます。


アンドリュー・ワイエス
《スプール・ベッド》
紙に水彩 1947年 55.9×76.5
ホイットニー美術館
4


アンドリュー・ワイエス
《雪の朝》
パネルにテンペラ 1947年 55.2×40.6
ユニマットグループ
5 738×1000

この作品はワイエスとしては珍しく、想像の産物といえるものです。メイン州ボート・クライドにある灯台を下敷きにしていますが、現地で取材しながら描いたのではなく、ペンシルヴェニア州のスタジオで描きました。よく見ると手前の窓にヒイラギのリースが掲げられていて、制作の背景となった季節をさりげなく示しています。


アンドリュー・ワイエス
《冷却小屋》
パネルにテンペラ 1953年 63.5×33
フィラデルフィア美術館
6 368×750


アンドリュー・ワイエス
《うたた寝》
紙に水彩 1963年 50.8×35.5
ファーンズワース美術館
7 694×1000

まどろんでいるにゃんこが愛しいピンクハート


◆ III ニューイングランドの家―オルソン・ハウス

ワイエスは30年間にわたり、
メイン州にあるオルソン・ハウスと、
そこに住むクリスティーナとアルヴァロの姉弟を描き続けました。
アメリカで最も歴史の古い地域で移民の子として生きるオルソン姉弟の人柄に、
ワイエスは強く惹かれていたようです。


オルソン家の模型(参考作品)
(制作 : 直枝康介氏)
丸沼芸術の森
9


アンドリュー・ワイエス
《表戸の階段に座るアルヴァロ》
紙に水彩 1942年 54.8×75
丸沼芸術の森
8

オルソン・ハウスの玄関先に腰を下ろすアルヴァロ・オルソンを描いています。アルヴァロを小さく描くことで、家の大きさを強く感じさせる構成になっています。
一方、《階段と表戸》は、創作時期が異なるものの、同じ状況を内側から描いたような構図です。ドアの向こうの明るさと、内側のほの暗さとの対比が強調されています。



アンドリュー・ワイエス
《階段と表戸》
紙に水彩 1948年 50.9×35.5
丸沼芸術の森
9


アンドリュー・ワイエス
《三階の寝室》
紙に水彩 1947年 54.7×75.1
丸沼芸術の森
10

オルソン・ハウスの屋根裏部屋にあたる三階の一室です。ワイエスが閉め切られていた窓を開けると海からの風が入り、すり切れたレースのカーテンを翻らせました。その瞬間、ワイエスは描きたいという強い衝動を覚えたのでした。


アンドリュー・ワイエス
《クリスティーナ・オルソン》
パネルにテンペラ 1947年 83.8×63.5
マイロン・クニン・コレクション
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台所仕事を終えたクリスティーナがオルソン・ハウスの裏口の踏み段に腰を下ろしています。明るい戸外と暗い室内の境に座る彼女の視線は眼前の世界ではない、どこか遠くを眺めているようです。このときの様子をワイエスは、「傷ついたカモメを思い起こさせた」と述べています。室内の静的な暗さと対照的に、彼女の髪は風になびいており、生命感のある外の空気の動きを表現しています。


アンドリュー・ワイエス
《青い扉》
紙に水彩 1952年 74.3×54
デラウェア美術館
12 722×1000

青い扉はオルソン・ハウスの作業場から台所に通じるふたつのドアのうちのひとつで、この向こうにはいつもクリスティーナが座っていました。青い扉に陽の光が差し込んでいるのは社交的なクリスティーナを暗示しています。しかし、照らし出された汚れたままのドアや雑然とした室内は、この家が荒廃しつつある印象を強めています。


アンドリュー・ワイエス
《オルソン家の納屋のツバメ》
紙に水彩 1953年 58.4×74.1
丸沼芸術の森
13

オルソン・ハウスの納屋には夏になると、戸口や割れたガラス窓から多くのツバメが入り込んで、たる木などに巣を作りました。この作品では窓からの光のなかで納屋を飛び回るツバメが素早く捉えられています。ワイエスにとって窓を自由に行き来するツバメは、境界をつなぐ役目も担っているようです。

アンドリュー・ワイエス
《青い計量器》
紙にドライブラッシュ、水彩 1959年 58.2×39
丸沼芸術の森
16

アルヴァロが摘んできたブルーベリーを量るための青いカップが納屋の袋の上に置かれています。カップとその周りは丁寧に描かれていますが、余白もかなり残されており、未完成のようにも見えます。ワイエスにとっては、中心となる対象の本質を掴むことが重要だったのでしょう。こうしたところにもワイエスらしさが表れています。


アンドリュー・ワイエス
《穀物袋》
紙に水彩 1961年 57.4×36.4
丸沼芸術の森
14


アンドリュー・ワイエス
《納屋》
紙に水彩、グラファイト 1959年 54.2×76
ワシントン・ナショナル・ギャラリー
15

これはオルソン家の納屋を描いています。窓から差し込む光が暗い内部に届き、窓近くにある古い農場用のワゴンの一部を照らし出しています。無彩色に近い暗い色調の画面のなかでこの青色がアクセントとなり、この作品を生き生きとしたものにしています。


アンドリュー・ワイエス
《オルソンの家》
紙に水彩 1966年 71×48.4
丸沼芸術の森
16 688×1000

オルソン家の暗い納屋の内部から、明るい母屋を臨んで描かれたこの作品は、社交性のある姉クリスティーナと内向的であった弟アルヴァロの関係を想起させます。納屋はオルソン家の生活を支えた弟を、母屋は姉を象徴しているようです。しかし、明るい母屋は半分しか見えておらず、それが姉の別の側面を暗示してもいるようです。


アンドリュー・ワイエス
《オルソンの家の終焉》
パネルにテンペラ 1969年 46.5×49.5
クリーブランド美術館
17 1000×958

クリスティーナとアルヴァロが1967年から68年にかけての冬に相次いで亡くなりました。翌夏、主のいなくなった家にやって来て描いた作品です。姉弟が生きていた頃と同様に、ワイエスは煙突から二人の話し声が聞こえてくるように感じました。そして心のなかに生きている彼らと交流を続けながらこの作品に取り組んだのです。


アンドリュー・ワイエス
《オルソンの家》
紙に水彩 1969年 54.6×75.4
丸沼芸術の森
18

クリスティーナとアルヴァロが亡くなった翌冬に描かれた作品です。雪まじりの風が、主のいなくなったオルソン・ハウスに吹きつけています。ほとんどの窓が暗いなか、ひとつだけ明るい窓があり、海の見える向こう側の窓から光が入ってきていることを感じさせます。よく海を眺めていたクリスティーナを思い出しながら描いたのかも知れません。


◆ IV まなざしのひろがり

IV章、V章はモチーフの種類が増えて、
さらに楽しめますよ。


アンドリュー・ワイエス
《そよ風》
紙に水彩、ドライブラッシュ 1978年 54.6×52
福島県立美術館
19

若いシリ・エリクソンの裸体が描かれています。開けられた窓から風が吹き込んでおり、風になびく髪の動きは、《クリスティーナ・オルソン》のそれを思い出させます。窓の外に広がる明るい光がやや暗い室内に差し込んで、彼女の上半身を照らしています。シリはフィンランド系の若い娘で、クリスティーナが亡くなったあと入れ替わるようにモデルとなりましたが、クリスティーナのように長くは続きませんでした。


アンドリュー・ワイエス
《灯台》
パネルにテンペラ 1983年 84.5×57.8
ユニマットグループ
20

メイン州のサザン・アイランドというワイエスが所有していた小さな島にある灯台の内部です。ドアの手前に妻ベッツィの愛犬ノームが行儀よく座り、その向こうには階段が見えています。階段の上から放たれる灯台の光は、航海を続ける船乗りたちにとってまさに命綱であり、入口に座る犬はそれを注意深く守っているようです。

わんこの姿勢の良さに
思わずワタシの背筋も伸びた爆  笑


アンドリュー・ワイエス
《ぼろ袋》
紙に水彩 1986年 76×57
ユニマットグループ
21

こちらのわんこは哀しそう…
(作品のタイトルがタラー


アンドリュー・ワイエス
《花びら》
紙に水彩 1991年 75.5×56
ボストン美術館
21 735×1000

ペンシルヴェニア州チャッズ・フォードにある自宅の母屋を描いています。画面のなかで目を引く開かれた窓は、夫妻の寝室の窓です。プライベートな空間ですが、窓が開かれることによって開放的な感覚が創り出されると同時に、花の香りのさわやかな空気が室内に入っていくさまを想像させます。この作品は夫妻と外界をつなぐ象徴ともいえるでしょう。


アンドリュー・ワイエス
《美しき休息》
紙にドライブラッシュ、水彩 1991年 70×100
ユニマットグループ
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ペンシルヴェニア州のワイエス家の近隣に住んでいたヘレン・シパーラ夫人が描かれています。ワイエスはシパーラ夫妻にとって家族同様で、家の鍵も持たされていたといいます。そのため、朝早く夫妻が起き出す前に家に入って、寝ている夫妻を描いたことさえありました。プライベートな空間であっても窓は開け放たれ、ワイエスが夫妻ときわめてオープンな関係であったことが想像できます。


アンドリュー・ワイエス
《納屋の猫たち》
紙に水彩 1993年 50×69.1.
フィルブルック美術館
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隣人であったカール・カーナーの家の納屋が描かれています。カールの妻アンナが荷車を押し、納屋から出ていく様子が奥の方に見えています。作品名にある猫たちは描かれておらず、餌の入れ物を描くことで表しています。その猫たちは納屋に出没するねずみたちを退治するために、家のなかではなく外で飼われていました。

猫たちの中の1匹の目線で見た景色かも?
その猫は餌入れの手前に置かれた木箱の上で
香箱座りをしてるんじゃないかなニコニコ


アンドリュー・ワイエス
《島のポーチ》
紙に水彩 1999年 33.6×55.8
ユニマットグループ
24 1000×595


◆ V 境界あるいは窓

アンドリュー・ワイエス
《オルソン家の表戸》
紙に水彩 1954年 76×50.9
丸沼芸術の森
25


アンドリュー・ワイエス
《ゼラニウム》
紙にドライブラッシュ、水彩 1960年 52.7×39.4
ファーンズワース美術館
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オルソン・ハウスの台所の窓を真正面から描いています。窓の内側にはクリスティーナと赤いゼラニウムが見えます。
室内の奥に見える窓からは光が入り、クリスティーナの髪を照らしています。暗い室内と明るい外界とのつながりを感じさせることで、脚が不自由であった彼女のいる部屋が閉ざされた世界でないことを示しています。



アンドリュー・ワイエス
《薄氷》
パネルにテンペラ 1969年 110.2×121.9
株式会社三井住友銀行
27 1000×886

凍りついた水路を真上から見た視点で描いています。氷という境界の下では、枯れ葉が沈み死の世界を表すかのようです。しかし、そこには水の流れを表す気泡も見られ、単純な死の世界ではないことが示されています。氷の上には枯れ葉が一枚顔を出し、生と死が単純に分けられるのではなく、連続していることを物語っているようです。


アンドリュー・ワイエス
《ヒトデ》
紙に水彩 1986年 72.7×54
フィルブルック美術館
28 736×1000

双眼鏡を覗く妻ベッツィの姿が乾燥したヒトデの飾られた窓越しに見え、その向こうには水平線が広がっています。双眼鏡の先に、彼女はいったい何を見ているのでしょうか。室内と屋外を隔てる窓という境界を越えて、部屋の中からベッツィのいる窓の向こう側へ、そして双眼鏡の先にある海へと、見る者の視線と意識を広げてくれる作品です。


季節の中では秋と冬が好きだというワイエス。
冬には死のイメージがあるものね。
彼の枯れた表現は、わび・さびを解する
日本人の心に刺さりますなぁ…

沁み入る絵をありがとうございましたニコニコ
(ワタシはオンライン限定平日早割券1500円を利用したけど、当日券でも1900円。
2000円未満でこの内容を堪能できるのは、ほんと素晴らしいっグッキラキラ


ミュージアムショップでは、ポストカードのほかに
クリアファイルを買いました〜
(絵柄は6種あり)

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地味にファイルが増えていきますタラー


『アンドリュー・ワイエス展』
◆2026年7月18日(土)-9月23日(水・祝)
 豊田市美術館(愛知)
あべのハルカス美術館(大阪)に回ります)

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(愛知県豊田市小坂本町8-5-1)

【アンドリュー・ワイエス展(東京展)】



【本日のカード】

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【ロードナイト】
人間関係の調和・人とつながる・寛大さ・
相互作用・隠れた才能を発見して
世界に貢献する
ワタシの隠れた才能、誰か教えてくだされ(5回め)