子どもの摂食障害・不登校・引きこもりに悩む
心配性お母さんのための
子どもの自立を叶える「聴き方」専門家
安藤静希
家の中の整理をしていたら
摂食障害の症状ストップ間近の頃の
メモ書きがぺらっと出てきました。
こんなの まだあったんだ〜！
と驚きつつ内容見てたらね
今の私もきゅーーーって
少し苦しくなるようなことが
書いてありました。
今のままの（症状があるままの）
状態で生きていくことの
デメリットを
これでもかと自分にぶつけてる
そんな内容でした。
あのメモ書きの時期はたしか
「本気でもう摂食障害手放したい」
っていうモードになってるとき。
そのメモの中に
私の「感情」はひとつも
書かれてなくて
だから
自分を責めてる様子は
まったくなくて
淡々と
このままの状態だと
どんな未来が待ってるのか
このままの状態だと
将来子どもが生まれたら
どんなことが起こり得るのか
これまで
どれほど自分の体に
負担をかけてきたのか
これまでどれほどのお金と時間を
過食に費やしてきて
このままいくと
どれほどのお金と時間を
過食に注ぐことになるのか
「感情」は抜きで
「現象」や「数字」が
ただ書き出してありました。
体験談を見たり
知らないことは調べたり
実際に計算したりして
書き出したのを覚えてます。
いま読んでも
きゅーーーってなるくらい
怖さを感じる言葉が並べられた
淡々とした
あたたかみゼロな文字の羅列。
それを見てたら
あの頃の自分の覚悟が
見えた気がしました。
本気で決別しようとしてるんだな
っていうこと
本気で幸せになりたいって
思い始めたんだなということ
10年近い時間がたっても
それがズシッと伝わってくるような
重たいエネルギーでした。
あのメモを見てたら
摂食障害を手放すことは
これほどに怖いことだったんだな
と思い出させてもらいましたね。
自分にあれだけの恐怖を突きつけて
そこまでしないと
手放せないくらいに
摂食障害と離れることは
私にとって怖いことだったんだな、と。
そんなに怖がらせないでやってよ〜
って今はのん気に思うけど
でも
怖さを知るのは大切なことだと
過去の自分からほっぺた ぺちん！と
された気分です。
恐怖に支配されて
不安に飲み込まれて
何も手につかなくなるのは
ちがうけど
かといって
現実から目をそらすのも
またちがう。
目をそらさないで
怖さをちゃんと知っておくことは
とても大事なことですね。
ひとりだと怖いし
起こることに
誰も責任は取れないし
たとえわが子のことでも
親だって責任は取れないし
とにかく
ひとりだととても怖いけど
私たちには繋がる手段が
ありますからね。
あのメモからは
怖いからって目をそらしても
問題は何も解決しないんだよ！
これくらいの打撃がないと
ずっとダラダラ
このまま生きていくんでしょ！
っていう自分に向けたメッセージが
ズドンと伝わってきました。
いやー、がんばってたのね、私。
当事者は
本気で手放したいと思えば
私のあのメモ書きみたいに
多少痛みが伴うとしても行動します。
手放す覚悟がない段階で
あのメモ書きみたいなこと言われたら
もう全部やめたくなるから
「怖さを知る」って
タイミングがめちゃめちゃ重要
だと思ってるんですよね。
私の場合も
「いよいよ手放すぞ」っていう
段階だったから
あのメモを書き終えてからは
そういえば
過食は一度もしてない。
いつが卒業の日だったかは
はっきりわからないけどね。
またいつ再発するかって
ずっとヒヤヒヤしてたから。
だけどとにかく、
本気で手放そうと
当事者さんが思ったときには
行動を起こすんです。
過食ってほんとに辛いし
やらなくてすむなら
そりゃやめたいですからね。
だからね、
支えている側の私たちにできるのは
過食のない世界が
最高に楽しくて 生きやすくて
安心できる場所なんだと
自分の生き方を通して
見せ続けることなんじゃないか
と思う。
懐かしいメモを見つけて
あの頃の私に恥ずかしくないように
あの覚悟決めたときの私に
ちゃんと恩返しできるように
楽しく 毎日大切に過ごそう。
まだまだこんなもんじゃないでしょ。
っていう気持ちになりました。
あのメモは
取っておこうと思います。
安藤静希の情報発信はメルマガをメインとしております。過食症の元当事者としてお伝えできることを発信しています。
読者さまからは、
「うちの子もそうです！」
「勇気をもらって嬉しいです」
などのお声をいただいております。
カウンセリングや各種講座のご案内もメルマガからとなりますので、ぜひご登録ください＾＾
「登録」も「配信停止」もとても簡単です♪
無料メール講座（メルマガ）のご登録はこちらから↓↓↓
子育てに後悔はいらないと思うお話。
母に言いたくて言えなかった言葉
お母さんの役割。
10年の過食症を克服した私が、お母さまに届けたいメッセージ
「治してあげる」ことはできない。
【依存期】の母の過ごし方
１５歳の子に甘えさせるってどうするの？
過食症卒業の秘訣はコレ。
私の過食の理由
原因探しは必要ない。
過食は悪じゃないし、過食を止めることが善でもない。
過食症からの卒業で大事な考え方。
こんな「依存」もあるんです。
本当の意味での「応援」とは？
いつも応援ありがとうございます＾＾
にほんブログ村