おはようございます。安藤静希です。
※今日はお子さまの過食症卒業を支えるお母さま向けの記事です。
今日は前回の続きです。
毎日毎日目の前にやってくる「問題」をどう解決すればいいのか。
「使いたかった食材がなくなってる問題」を例に、前回はお母さま側の問題解決法について書いてみました。
今日は、お子さま側の問題解決をサポートするコツについてです。
お子さま側の問題解決をサポートしたい場合に考えたいのは、
どうして困らせると分かってて食べるのか
どうして食べちゃったことバレるのわかってて隠れて食べるのか
というところです。
その理由を考えてみると、こちらも具体的な解決策が見えてきやすいです。
まず大前提として、過食症の人が食べてしまうのはそういう「症状」だからです。
風邪ひくと咳とか鼻水、熱=「症状」が出ますよね。
それと同じで、コントロールができません。
これは、過食症じゃない人からすると理解しがたいところだけど、
意志でどうにかできるものではない というのが大前提です。
そのことをおさえたうえで、
どうして困らせると分かってて食べるのか
どうしてバレるの分かってて隠れて食べるのか
を考えてみます。
こんなに苦しいってことを分かってほしくて、あえて困らせることをしてるかもしれない。
だとすると、お子さまの望みは「助けてほしい」とか「分かってほしい」がありそうです。
分かってほしいんだけど、でも、罪悪感がある。
だから隠れて食べてるのかもしれない。
だとすると、お子さまの望みは「悪いって分かってるから責めないで」だったりしそうです。
こっちの、お子さまの本当の望みを満たすような声掛けができるといいんですよね。
それがやりたくてもできないんです…という場合もきっとあると思います。
お母さまにだって感情がありますから。
そんなときは、お母さまの心に寄り添うタイミングです。
お母さまの心を癒すタイミングなのです。
ここは、カウンセリングなどの誰かの力を借りるなり、自分で自分の気持ちに味方してあげるなり、
お子さまの過食症のことはひとまず置いといて、お母さまご自身に100%意識を向けたいところです。
ちなみに私の場合、「食べないで」と言われてもやめられないし、もう言われたくなかったから、
結局自分のお金で買ったものを自分の部屋で食べる ということになっていきました。
「食べるのをやめさせよう」とご家族が働きかけたり、
「食べるのをやめよう」とご本人が頑張ることは、
目の前の問題も解決できないし、過食症の根本解決にもなっていかないのです。
なので、問題を解決したいときは、
少し視点をずらしてその問題の本質を見ていく
これが問題解決のコツかと思います。
日々の問題解決のヒントになりましたら幸いです。
それではまた^^