12月6日、東京都でマンホール内の爆発事故が発生しました。
工事中の作業をしている際に爆発したもので、
ご冥福をお祈りいたします。
この工事は、水道局が発注したもので、
爆発の原因は、マンホール内に可燃性のガスが充満し、
これを踏まえると、事故の原因は、以下の3つが想定されます。
① ガス溶接により金属製のハシゴを切断する際、ボンベが爆発した
② 近くに布設されたガス配管が漏洩し、マンホール内に充満して、
③ 泥土から自然由来のガスが噴出し、マンホール内に充満して、
後日、別のニュースによると、
都市ガスの主成分はメタンガスです。
メタンガスは、植物が発酵することで生じます。
このため、地中部から発生する場合があります。
ガス溶接で使うガスの主成分は、
以上のことから、まずは、①の可能性が消えます。
次に、②についてですが、
これで②の可能性が消えます。
そうなると、事故の原因は③、
東京都のHPによると、
https://www.waterworks.metro.
水道の管路用の排水ピットに蓄積した泥土からメタンガスが発生し
排水ピットの構造を見るに、
ピット内に蓄積した泥土が発酵し、メタンガスが発生した場合、
メタンガスは無臭なので、認識することができません。
こうした状況下で、ピット内に人が侵入して、
『水道維持管理指針』によれば、メタンガスの着火濃度は5%~
薄すぎても濃すぎても、爆発しません。
そして、爆発には酸素が必要です。
つまり、ピット内で作業する際、酸欠防止のため、
一方、メタンガスについては、
ピット内を含む、地下部での作業に際しては、酸欠だけではなく、
こうしたことを背景に、最近の酸素濃度計には、
この度の事故原因の詳細は不明ですが、この事故を教訓に、
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