お久しぶりです。これだけの更新のために戻ってきました(笑)

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さくっといきましょう。


第10位:宮本浩次、新たなステージへ!?

「俺と、友だち」というプロジェクトを突如立ち上げ、どういうことなのか、と思いました。
秋放送の「SONGS」によると、エレファントカシマシではなく、小林武史プロデュースでもなく、両方の経験を生かした新たな挑戦、ということだと受け止めました。

小林武史プロデュースがとても合っていたので離れるのは残念ではありますが、今後の活躍を応援したいと思います。

 

 


第9位:アイナジエンド「革命道中」のヒットで、ソロでもブレイク

僕がかねてよりソロアーティストとしてファンである、元BiSHのアイナジエンド。
この曲は本人作詞作曲で、アニメ「ダンダダン」の主題歌として起用され、多くの人の耳にとまることとなり、さらに年末には紅白出場が控えてます。

推しアーティストがどんどん活躍していくのは嬉しいことです。

 

 

 



第8位:HANAの快進撃が無視できないほどに

オーディション番組に疎い私にも、この勢いは無視できませんでした。
私は夏のサマーソニックに参加し、ギュウギュウ詰め(あまり大きくないステージだった)のステージ、圧巻のパフォーマンスを見て、確かな実力を感じました。

 

 



第7位:米津玄師と宇多田ヒカルがこ、コラボ!?米津玄師はソロでも無双

これにはビックリしましたけど、冷静に考えれば確かに「惹かれあいそうな二人」だなぁと思います。
「JANE DOE」でとても話題になり、これがとても美しい仕上がりで良かったです。

米津玄師といえば、アニメや映画の主題歌に引っ張りだこで、チェンソーマンの主題歌「IRIS OUT」は大ヒット。

 

 

 



第6位:サカナクション、「怪獣」がヒット、感慨深い復活劇

山口一郎さんがうつ病によりゆっくり這い上がっていったことは、昨年個人的に1位にしたほど喜ばしいことでした。
さらに、難産だったという「怪獣」が今年リリースし、今年の音楽シーンを席巻していたことは、非常に感慨深い復活劇でした。
昨年のサカナクション復活のコンサートを目の当たりにして感動していたところ、その続きがあったこと、年末には紅白に出るほどに今年の代表曲になったこと、苦労が報われる姿をリアルタイムで見てとても感激しています。

 

 



第5位:RADWIMPS、20周年でトリビュートが豪華

RADWIMPSは今年20周年で、朝ドラの主題歌や、バンプやYOASOBIとの対バンなど、活動もすごく注目点が多かったのですが、話題といえばトリビュートアルバムに参加した豪華メンバーではなかったでしょうか。

米津玄師、Mrs. GREEN APPLE、SEKAI NO OWARI、YOASOBI、Vaundy、マイヘア、宮本浩次、ずとまよ。などなど。

僕といえば、人気に乗っかるわけではないですが、ミセスの「狭心症」がお気に入りです。

 

 

 



第4位:ミセス、今年も無双

若者に人気のバンド、Mrs. GREEN APPLE、、つい昨年くらいまではそう思ってましたが、勢いがすごすぎてランクインに入れざるを得ない状態になっております(笑)

今年は10周年イヤーということで、神奈川山下ふ頭特設会場にて大規模ライブを開催、現在(25年末)そのライブとドキュメンタリーが2本立てで映画で公開しております。
そして配信曲はどれもヒットで、一番聴かれたのはなんでしょうか「ダーリン」でしょうか「GOOD DAY」でしょうか。
わかりませんが、今や若者だけではなく3世代で聴かれてる感もあるミセスはやはりすごい!!

 

 

 

 

 



第3位:B'z 邦楽アーティストとの交流活発

B'zは最近アルバム出しましたけど、昨年の紅白に続き、今年も邦楽アーティいストとの交流が活発な一年でした。
残念ながら松本孝弘さん不参加となった「UNITE」という対バンイベントでは、イエモン、マキシマムザホルモン、マンウィズ、ワンオク、と邦ロック代表の4組と共演。
また、2月には東京ドーム開催となったap bank fesにて、Bank Bandと共演し、櫻井和寿⁺小林武史×B'zという非常に新鮮な4ショットが実現しております。

ソロの稲葉浩志、これがまた驚きの連続で、スカパラのボーカルに起用されるサプライズ。
最近では福山雅治主演の映画に、なんと福山雅治と2人で歌う楽曲が主題歌となることが発表され、話題となりました。
ワンオクのステージに、稲葉さんが駆けつけ歌う、ということもありましたね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第2位:西尾芳彦氏、亡くなる、絢香、家入レオなどを輩出

これは訃報ですが、重要なトピックスですので上位のランクインです。
西尾芳彦さんは、YUI、絢香、家入レオなどを輩出した、音楽塾ヴォイスの主宰の方であり、絢香、家入レオなどは作曲家として多くの名曲を生み出しており、音楽シーンへの貢献は絶大でした。

たとえば、絢香「Jewelry day」家入レオ「Silly」「君がくれた夏」などは、共同ではなく、西尾氏単独作曲、つまり楽曲提供という形で活躍されてます。
最近ではChilli Beans.も見出し、「See C Love」は西尾氏作曲の曲だったり、とにかく語りたいことがたくさんあります。

今までありがとうございました。お悔やみ申し上げます。

 

 

 



そして、1位は、個人的な思い入れのこれになります。

 

 

 

 

 

 

 







第1位:レミオロメン、復活!!!!!


12月頭に発表されたレミオロメンの突然の復活は、僕の心を大きく揺れ動かしました。
なんせ僕にとってレミオロメンは青春、、、

思えば2000年後半はレミオロメンの音楽とともに自分は過ごしてきたし、同時にSalyuを好きになったことで、小林武史プロデュースの曲が自分は好きなんだ、とはっきりと自覚した頃でもありました。
当のレミオといえば、小林武史プロデュースが終わってから時間経たずに活動休止となってしまったわけですが。。
ベースの前田啓介は地元山梨に戻って農業を営んでいて、もう音楽業界には戻るつもりがない雰囲気だったので、ファンの僕も完全に諦めてました。

年末にMステに出演をして、来年はホールツアーが開催されます。
今から楽しみです。

 

 




と、いうことで恒例のベスト10でした。
はい、更新頑張りました。
また来年末お会いしましょう(笑)

年間ベスト10!やります、書きます!!
バックナンバーはこちら。

 

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もはやこれは全然更新しない僕の懺悔であり意地。
サクっといきましょう。


第10位:家入レオが30歳に!!!

このブログを書き始めた頃、家入レオさんに注目していると書いたことがあります。
当時はまだ10代、あのときの尖った感性も、20代を経て明るい感性も磨かれ、キャラもちょっと変わったような?
根底の部分は変わらないまでも、幅広い音楽、表現方法ができるように洗練された印象です。
30代の彼女も応援していきましょう。


第9位:フジファブリック活動休止、さらにヤユヨ解散発表

フジファブリックが活動休止を発表しました。
ボーカル志村正彦が亡くなってから15年、山内総一郎にボーカルが代わり続けてきたことはリスペクトでしかありません。
ボーカルの変更でバンドが続くというのはなかなかできることではないと思うから。

さらに、3月に対バンしたヤユヨというバンドが解散を発表しました。
とても良い曲を書くガールズバンド、、
軽音楽部の延長で進化し続けるうえで、メンバーの葛藤に思いを馳せます。
音楽業界で活動したいメンバーはこれからの活躍を、そうでないメンバーはその後の人生の活躍を、願ってやみません。
「さよなら前夜」は代表曲ですが、好きです。

 

 



第8位:Ado国立競技場ワンマン!

新国立競技場にてのワンマン、Adoの野心は止まりませんでした。
音響問題でプチ炎上してましたが、僕は気にならなかったけどなぁ。。

このライブで感じたのは、Adoのボーカル力がスタジアムクラスでも素晴らしく響いていたこと。
楽曲提供したB'zの松本孝弘さんとの共演もとても良かったです。
心にコンプレックスを感じながら、それでも「ワールドツアーをやる」と公言し、これからまさに実現しようとしています。
この野心、ポテンシャル、見届けたい、応援したい、と思った次第です。

 

 



第7位:ロッキンジャパン、ひたちなか開催

コロナ禍で蘇我に開催場所の変更を余儀なくされたロッキンジャパンですが、今年は25回記念ということで9月にひたちなかでも開催されました。
最終日にサザンオールスターズが出演し、ライブビューイングで見てきましたが、現地でのチケットは取れず、その前日、Adoさんがトリの日に行ってきました。

1ステージなので2019年以前の完全再現、とはいかないまでも、あの懐かしい観覧車、森の中、テントスペース、レトロ感満載で行って良かったです。
ちなみにロッキンジャパン自体が、来年から蘇我で、9月に開催時期をずらすことになったそうです。
最近の猛暑は異常なので夏フェスに魅力を感じなくなってきたのも事実で、良い判断だと思います。

 




第6位:Creepy Nuts、こっちのけんとがTikTok経由で大バズリ

普段TikTokを見ない僕は、曲を聴いて、それからTikTokでバズってることを知りました(笑)

まず、Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」
この曲は確かにキャッチーな耳障りですが、おそらく「バズ」とか狙ってないんですよね。
Creepy Nutsの今までの活躍からして、いつも通りできた楽曲。
それがたまたまZ世代に受けたんですね。
もっと前に紅白に出ても良かった気もしますが、ここにきて初紅白となりました。

 

 

さらにこっちのけんと「はいよろこんで」
菅田将暉の弟という宿命から過去に心を病んだことさえある彼が、自力で、別のジャンルで飛躍しました。
曲の良さもさることながら、彼の歌には温かみがあって、優しい人柄が滲み出てます。
今後も応援したいです。

 

 

TikTokでバズる、ことから流行を生み出している今の音楽業界の状況、象徴だと思いました。


第5位:tuki.「晩餐歌」15歳の歌唱力に驚愕

tuki.ちゃんもまた、TikTokから出てきたアーティストでしょうか(わかんなくなってるw)
「晩餐歌」の歌唱力が素晴らしく、顔出しNGなこともあり、どのような方かミステリアスでした。。
で、15歳と聞いて驚愕してしまいました。

紅白歌合戦に出ることに決まりましたが、どのようなパフォーマンスをするのでしょうか?
楽しみにしたいところです。
15歳なんて、もう子どもを見るような年齢だよー(笑)

 

 


第4位:Omoinotake「幾億光年」のヒットはバンド界隈の希望

この曲のヒットは、バンド界隈の希望ではないでしょうか。
ダンスモノ、アイドル、K-POPが今の流行の中心、そんな雰囲気を感じます。
バンド好きな自分としては、やや悔しいというか、「もっとバンド界隈頑張れ」いつもそう思ってます(笑)

そんな中、Omoinotake「幾億光年」のロングヒットは、まさにバンド界隈の希望です。
1月期のドラマの主題歌だったところからのヒットですが、普通だったら3か月くらいのヒットで落ち着くはずです。
ところがどうでしょう。
この曲は夏になっても、秋になっても、街で流れ続けました。
耳馴染みが良く、高音が気持ちが良い、シンプルに良い曲だから聴かれ続けたのではないでしょうか。
こちらも初紅白、楽しみです。

 

 




第3位:「ぼっち・ざ・ろっく」より結束バンド、野外フェス等々大活躍

アニメ「ぼっち・ざ・ろっく」にハマった一昨年、今年は劇場総集編が公開され、展示会も大盛況でした。
なんといっても劇中バンド「結束バンド」のライブ活動が精力的だったことでしょうか。
春はJAPAN JAM、夏はロッキンジャパン、と立て続けに夏フェスに出演。
秋にはZeppツアーを行いました。
ライブハウスが舞台のアニメなので、Zeppはこだわりなんでしょうね。

新しいアルバム、カバーなど、新たな音源も沢山発表されました。
新作のアニメも期待してます。

 

 




第2位:B'z、ついに朝ドラ、紅白へ!!

今年のB'zはソロ活動がメインでした。
ところが、秋からの朝ドラ「おむすび」に「イルミネーション」が主題歌になったところから、驚きが続きます。
つい最近「初の紅白歌合戦の出演」が決定したようです。

前にも書いた記憶がありますが、B'zはコロナ禍をきっかけに邦楽アーティストと共演することが増えました。
その延長で、従来の「紅白のカラーに合わない」などの理由で断り続けてきたこと、考えが変わったのかな、と推察します。

どんな演出になるんでしょう。
当日を楽しみに待ちたいと思います。

 

 

関連記事↓
B'z × Mr.Children UNITE~すれ違い続けた30年間を考察



で、1位はこちらです。




第1位:サカナクション復活!!

うつ病により長期療養を余儀なくされた山口一郎さん
ソロツアーを無事1月に完遂、そして満を持してサカナクションのツアーが発表されました。

このツアーは僕も行ってきましたが、とても良かったです。
声もしっかり出てたし、セトリも代表曲ばかりって感じで、あと音響も。

それでも、山口さんは寛解したわけではないようで「新しい自分になる」と言い聞かせながら、自分のペースを守りながら活動しているみたいです。
メンタルヘルスの重要性が叫ばれるご時世、うつ病というセンシティブな病気を告白し、うまく付き合いながら歌を歌い続ける姿勢、良い面も悪い面もさらけ出す、勇気をもらった人も多いはず。
賛否両論のYouTube配信も、本人が「勝手にやってる」みたいだし、それぞれの距離感で付き合っていけばいいのではないでしょうか。

余談ですが、今年僕は愛犬を亡くしメンタルがボロボロだったので、とても励まされておりました。

さよなら
僕は夜を乗りこなす
ずっと涙こらえ


乗り越えるではなく乗りこなす、良い言葉ですね。
うまくいかないとき、ただ何もしなくてもいいんだよ、一緒だよ、という山口さんのメッセージが染みます。
これからも自分のペースで活動されてください。

 

 

 

↑一郎さんの配信で一番好きなやつです

 




今年は本厄で、プライベートがぐちゃぐちゃで、本当に疲れてしまいました。
来年は良いことが沢山起きるといいな!

今日、誕生日を迎えました。
久しぶりの更新になります。

生活に変化がありました。



・・・愛犬が亡くなりました。



13年一緒に過ごしてきた愛犬との別れ、ペットロスの衝撃が強く、喪失感と無気力感の中で漂いながらも、この気持ちを落とし込みたい、という思いで久しぶりに曲をつくることにしました。
シンプルに愛犬へのラブレターみたいで我ながら純粋な曲になったと思って、この思いを誰かを共有したいと思い、超久しぶりに動画をつくってアップすることにしました。

良かったら聴いてください。
サブスク配信は検討中です。

 

 

 

 

 

「杏ちゃん」

作詞作曲:寛朗

 

ごめんね また お腹すかして待ってたよね
たらふく食べたら いつもの布団で待ってるよね
君はお腹見せて 横で寝息立てる
僕はそれを撫でて 眠りにつくのさ

僕の涙を 舐めてくれて抱きしめた日も
君の鳴き声も わかってて 何もできなかったこと
幸せだったかな 僕もそうだったから
その日虹がかかり 光の方へ

ありがとう 夢の中で会おう
じゃれあおう 尻尾をふりながら
駆け抜けよう 君の好きな公園で
抱き合おう 安らごう これは永遠?

つぶらな瞳でも 白く濁った眼でも
すべてが愛しい 愛しい今でも

一番大好きなあの人に会えたかな
さよなら どうか やすらかな寝顔で

 

2月3日に、Chilli Beans.の初の武道館公演に行ってきた。
久しぶりに、「あぁ素敵なバンドと出会えて幸せだ」と感じることができた。

 



2年周期くらいでこの感覚は訪れて、2019はSaucy Dog2021はHakubi、そして2023にChilli Beans.だった。
正直言って2023年にChilli Beans.を知るのは遅い、もっと早くに知りたかったのが悔しいところだ。
まぁ、それでも知らない人もまだ多いと思うが、



間違いなく2、3年後にはもっと大物になってると思う



それが


Chilli Beans.


というバンドである。

 

 

 


簡単な紹介といえば、かつてYUI、絢香、家入レオなどを輩出した音楽塾ヴォイスの生徒、Moto、Maika、Lilyの3名が、先生からのすすめでバンドを組むことになったようだ。
(知らなかったのだが、Vaundyもその生徒で同級生で、彼女らの曲のアレンジを頻繁にアレンジしているという、、)

彼女らの強みは、なんといってもメロディだ。
BUMP OF CHICKENやRADWIMPSのような歌詞を聴きたくなるようなアーティストもいるが、彼女たちの場合はまず歌詞より先にメロディが頭に入ってくると思う。
それはフェスにおいて効力を発揮し、初見のフェスからワンマンへ流れた、自分のような人もかなりいるのではないかと思う。

1曲紹介するとすれば「シェキララ」だ。
まず、だまされたと思ってMVをクリックしてほしい。

 



どうだろうか。
まずイントロからド派手にキャッチーなうえこの上なく、さらに先へサビへの展開もオーソドックスにキャッチーである。
歌詞が表示されないライブにおいてはまず、このメロディと綺麗な歌声にやられてしまう。

このメロディやライブパフォーマンスからは、キラキラしたパリピモードなのだろうか、と想像してしまうが、歌詞を見ながら聴くと印象は全く別のものになる。



良い子? 悪い子? 君はどう?
矜羯羅がった体が笑う
小さな小さな部屋の片隅

そんな
「やっぱ落ちてくかな?
“You Are a Loser” お前のことだから」
そうやって
周りは言うさでも気にしない




これは2番の一節だが、パリピなどとは程遠く、主人公はひとりぼっち。
それはサビにも出てくる



誰も見えやしない
孤独が最高に
楽しいの



という言葉でもわかるように、伝えたいことは孤独に音楽で寄り添う姿勢である。
それは初期から一貫していて、たとえば初期の「See C Love」
(驚くべきは作曲者は、家入レオのデビュー時の共同制作者だった西尾芳彦氏だった)

このダウナーでキャッチーな曲はフェスで欠かさず演奏され続けること必至だが、歌詞はデビュー当時、この時点で暗い。

 

 



全部ぐちゃぐちゃになった
そんなの知らないもん yeah
疲れてしまったみたいだ
一緒に落ちて どう?

Sorry 終わりきってしまったらしい
いつから絡まっていった
I don’t know why do I fall down?
本当 I’m sorry 二度と帰れない
それでもやっぱガタガタ
この関係達に惨敗さ




デビューとしてのツカミ、意気込むサウンドとしてはかなり勢いを感じるが、歌いたいことは疲れ果てている自分のことである。
ありのままの自分を歌うことを大切にしたかったのだろう。
インタビュー記事をいくつか拝見したが、やはり3人ともどこか生きづらさやコンプレックスを感じながら生きていて、音楽的にはポップであっても背伸びはせず、ありのまま、否定する自分を肯定する作業を、この音楽を通して行っている感じがする。

2023年12月に発売された最新アルバム「Welcome to My Castle」収録の「stressed」という一曲ではこんなことさえ歌うのだ。

 

 


好きにしていいよ
欲しいのmy skin?
死にたいの。いつも
憂鬱よmy friend




このアルバム全体として、「シェキララ」「See C Love」のようなフェス向きの曲はそれはそれとして演奏され続けるだろうが、本作に関しては歌いたいことの等身大が詰まっていると感じられる。

 

 

 


3人が書く歌詞には、頑張れないこと、凡人であること、死にたいとさえ思う憂鬱感を感じること、それらをすべて包み込む優しさがある。
それはメッセージ性という大それた上から目線ではなく、おそらく彼女たちが日ごろ感じている鬱屈感から醸し出されるものなのだろう。
そのような寄り添った思いが、非常に聴きやすいメロディとして届くから素晴らしいのだ。

僕がそうであったように、Chilli Beans.を好きになっていく過程としては、



メロディやサウンドが好きになる

何を歌ってるか検索する

孤独を歌った曲の多さに驚き、心に刺さる




という流れが多いのではないかな?と思う。

ちなみに日本武道館公演では、本編MCなし、アンコールにちらっと挨拶をした程度、と非常にシンプルな構成だったが、これもまた良かった。
Chilli Beans.は自然体を大切にしてきたバンドだと感じる。
これからアリーナクラスのバンドになるのも時間の問題だと思うが、ずっと変わらないだろうし、変わらないでいてほしいと思う。


と、いうわけでまだ知らない方、Chilli Beans.、ぜひ聴いてみてください。

今年も、振り返り、やります。

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今年は諸事情によりブログの更新する気分にならないことがあり、全然更新できませんでした。
まぁ、マイペースにやらせてください。
突然消すことはないので^^

今年のランキングですが、下記の3点は暗い話題なので除外させてください。

①旧ジャニーズ事務所の性加害問題

もはや社会問題化しており、音楽シーンの出来事ではないと思うからです。
この件については非常に心を痛めており、私見も語りたくない、ということで、重大トピックスですが除外します。

②ミュージシャンの訃報の多さ

今年、2023年ほどミュージシャン、特に名前の知れた方の訃報が多かった年もなかったのでは。。
ざっとあげてみます。(敬称略)

高橋幸宏(YMO)
黒田隼之介(sumika)
黒崎真音
坂本龍一
恒岡章(Hi−STANDARD)
谷村新司
もんたよしのり
櫻井敦司(BUCK-TICK)
HEATH(X-JAPAN)
KAN
大橋純子
チバユウスケ(The Birthday)


もっといたと思いますが、僕が認識してる方だけでもこれだけ。
悲しみを列挙したらそれだけで記事になってしまうほど。
特記すべきは70歳にも満たない方が多いことです。
KANさんとか、HEATHとか語りたいことはヤマヤマですが、ごめんなさい、ちょっとここで言及するにとどめます。

亡くなられた方、お悔み申し上げます。


③コロナに関するあれこれ

5類移行以降、あまり騒がれなくなりましたが、コロナについては引き続き話題には入れない方向で。。


------------------


では、では、今年の音楽シーンベスト10、振り返り、いきます。


第10位:新しい学校のリーダーズ、が突然現れる、新たなアイドルの登場

年始に突然TikTok発で「オトナブルー」がバズり、ついに紅白出場が決定するほど国民の認知度にまで急上昇。
独特のダンスはクセになりますよね。

 

 

 



第9位:稲葉浩志ソロ公演に、Mr.Childrenの鈴木英哉(JEN)が参加する驚き

今年のはじめ、1月~2月くらいのB'z稲葉さんのソロライブに、ミスチルのJENがサポートドラマーとして参加しました。
B'zとMr.Childrenの対バンをきっかけに両者の距離が近くなったこと、とても衝撃的でしたが、これは本当に「まさか」
不意打ちの、突然の、コラボ
(と言っていいんでしょうかw)。

最終公演は配信もされており、稲葉さんとJENの微笑ましいやり取りがあって面白かったし、新鮮でした^^
稲葉ソロとしては、ドラマ主題歌も良かったですよね。

 

 

関連記事↓
B'z × Mr.Children UNITE~すれ違い続けた30年間を考察



第8位:サザンオールスターズ45周年、B'zエレファントカシマシ35周年、斉藤和義30周年、などなど

3の倍数は周年イヤーが多く、それに伴い周年記念ライブが行われました。
まず、サザンオールスターズは茅ヶ崎にてライブ。ライブビューイングも行われ、45周年を祝いました。
B'zは35周年を、3月に過去ライブ上映、夏にはPleasureツアーを行い、いつも以上に盛大に祝いました。
他にもエレファントカシマシ35周年、斉藤和義30周年など、好きなアーティストの節目で、お祝い事が多かったです。


第7位:Official髭男dism、藤原休業も定期的にリリースしヒット、紅白で復活へ

若手で最も売れているのではないかと個人的に思っているヒゲダン、今年は3月にボーカル藤原聡が声帯ポリープを発症し、休養を余儀なくされました。
それでも、ストックがあるのでしょう、「TATTOO」「Chessboard/日常」「SOULSOUP」など、リリースすれば安定的にヒット、人気の強さを裏付けました。
紅白をはじめとする年末の歌番組で復帰するようです。

まぁ、声帯はボーカリストの命ですから休養は賢明な判断だと思いました。
またあの素人泣かせの高音ボーカルを聴かせてください^^


第6位:Mr.Childrenが「miss you」という挑戦作をリリース、ホールツアーをまわる、という驚き

10月にミスチルは「miss you」という、ファンのあいだでざわつかせたアルバムをリリースしました。
と、いうのも、本作は全曲がノンタイアップ、しかもアルバムツアーはホールツアー、従来のアルバムに比べて非常に地味であり、おおいに困惑させられました。

しかし、なんだかんだで沢山聴いている自分にも気づくのです。
特に歌詞においては、大衆迎合、みんなのミスチル、というところから意図的に離れ、デビューから数年でやるような尖ったもの、歌いたいことを歌っている。
ミュージシャンに限らず50代で人間的に丸くなるのが自然ですが、それに抗うような刺激的な歌詞、諦念にも満ちた曲もあり、いわゆる「中年の危機」の生々しい本音。
最初とっつきにくいと感じてたわりによく聴くようになったのは、まさにそういった年代に自分も近づいていることの危機感からかもしれません。
ミスチルのアルバム、というより桜井和寿のソロアルバム、と言ったほうがしっくりくるかもしれませんね。

 

 



第5位:Ado、引き続きヒットを連発

Adoが「うっせぇわ」だけのインパクト勝負、一発屋ではないほどのポテンシャルを持ったアーティストであることを、証明した一年ではなかったかと思います。
特に今年の大ヒット曲「唄」の歌唱法、「上手い」以上の迫力、抑揚のつけかた、「タダモノじゃねぇな」感
年末の音楽番組も今年は引っ張りだこで紅白も初出場ですが、こういったアーティストの存在は非常に貴重です。

まず、顔出ししないで活動、というのは、ロック界隈に詳しければ特別珍しいことではないですが、お茶の間は面食らうでしょう。
そして、顔出ししなくても伝わる迫力、みたいな、新境地をこれから届けてほしいです。

余談ですが、たまに思うのが、彼女が顔出ししていたらどうだったのか、について。
顔出ししてても売れてたとは、思います。
が、長く活動するにあたってミステリアス、というのは強いかもしれない。
人となりがよくわからない、ずっとわからない、というのは、興味をそそられ続け、飽きられることもなさそうな予感すらあります。
と、いうわけで今後も注目です。

 

 

 


第4位:10-FEETの「第ゼロ感」、スラムダンクのヒットにより認知度向上、紅白出場へ

映画「THE FIRST SLAM DUNK」の主題歌に加え、バスケットボール日本代表が実際に活躍したことで、「第ゼロ感」がヒット。
これ自体はなんら不思議ではありません。

しかし、10-FEETが紅白に出るところまで上り詰める、という事実、これは邦ロック界隈の大事件、僕はそう思ったのです。
10-FEETは京都出身でフェスやロック界隈では超有名でキャリアも長いですが、これらの界隈に疎い人は「誰?」状態だったと思うのです。
実際僕も2000年代は知らなかった、という事実があります。

フェスに参加するようになり聴くようになったのですが、シンプルな3ピースバンド、ゴリゴリのロックバンド、紅白とは無縁だろうなと勝手に思っていました。
「スラムダンク」に10-FEETを起用した人がナイスですし、実際に曲が映画とあっていて、バスケの躍動感とロックサウンドのマッチたるや。

何がきっかけであるにせよ、純粋に僕はうれしい。

 

 



さて、ベスト3です。



第3位:YOASOBI、「アイドル」で日本を、世界を席巻

今年の代表曲はなんといってもYOASOBI「アイドル」でしょう。
「推しの子」自体も面白かったのですが、それ以上に世界中を席巻してること、もはや日本代表アーティストと言っても過言ではありません。

ライブも行ってきましたが、この曲だけ、ikuraちゃんをアイドルに見立てて、オーディエンスもアイドルノリのコンサートに変わります(笑)
歌も非常に難しい、、

レコ大選ばれず、という謎の事態ですが、やっぱり自ら辞退したのですかね、、

 

 

 



第2位:「ぼっちざろっく」にハマる、劇中バンドの結束バンドの歌も素晴らしい

リアルタイムでは見ておらず、年末年始に動画サイトで一気見した「ぼっち・ざ・ろっく」
見事にハマってしまいました。
過去に「けいおん!」にハマったことがありますが、アニメに夢中になったのはそれ以来で、自分史上最高のアニメとなりました。


みんなにチヤホヤされたくてギターを猛練習するも、友達がいないので披露する場も機会もない、愛すべき主人公、後藤ひとり、通称ぼっちちゃん
ひょんなことからバンドメンバーになるわけですが、陰キャは陰キャのままやっていくので、バンドに入ってもぼっちちゃんの妄想の嵐が面白いです。
僕も、陰キャじゃないと思うんですが、バンドやることに躊躇があったりするので、共感するところもありました。
で、実際にライブシーンなど、音楽にまつわるあれやこれやが非常に忠実で、作者のこだわりが見受けられます。

劇中バンドの名前は「結束バンド」
劇中歌で何曲か歌われ、アルバムとしてリリースもされましたが、これがまた素晴らしい。
楽曲提供者が豪華なのと、わりとぼっちちゃんの心情をうまく表していて(アニメではぼっちちゃん作詞の設定)、聴きごたえがあります。
今年、非常によく聴いたアルバムの1枚です。

 

 

 

 

 

 

そして、1位はこれです。

 

 

 

 

 



第1位:アイナジエンド、岩井俊二監督作品「キリエのうた」に起用され、小林武史プロデュースで歌う

そういえば、BiSHの解散をランキングに入れませんでした(汗 まぁいいや。。。
個人的にソロデビュー時からアイナジエンドのファンでして、ずっと注目していたわけですが、


遂に小林武史プロデュースにて曲を発表しました。



kyrie名義で、岩井俊二監督「キリエのうた」の主題歌と劇中歌を主に担当しています。
岩井監督といえば、過去に「スワロウテイル」「リリィシュシュのすべて」で小林さんと音楽のタッグを組んで、それの続編として第3弾が出たのがとてもうれしく、YEN TOWN BAND、Lily Chou Chou、kyrieの3組で、円都ライブと題して3マンライブが行われ、これには行ってきました。
今年行ったライブでは一番印象に残ったライブです。

 




「キリエのうた」も2回見てきました。
正味3時間弱の内容も不思議とはやく感じられ、岩井俊二の世界観にどっぷり浸かってきました。
アイナちゃんの強みは、実際に歌が上手いことに加え、得意なバレエで不穏さを表現するなど、BiSH時代の経験が生かされてることではないでしょうか。
今年見た映画の中でも、一番はこれを選びますね。

 

 

 

 



と、いうわけで今年の音楽シーンのランキングでした。
今年は猛暑、秋になっても冬になっても暑い日があったり、異常な天気でしたね。
ニュースを見ても、コロナは報道しなくなったのに別の刺激的なニュースばかりで嫌になりますね。

みなさまに置かれましても、体調に気を付けて、良い年末年始をお過ごしください。

久しぶりの更新になります。
11月2日に、


40歳になりました。



個人的に大変な日々を送っておりまして、詳しくは割愛しますが、どうにかこの年齢まで辿り着いたこと、当たり前じゃないと感じます。

「進んでる気がしない」

そんな人生の停滞の時期を「中年の危機」と呼ぶそうで、自分はまさにそういった時期を過ごしているのだと実感します。
でも危機を打破すべく、アクションを起こしてみました。

いくつか報告があります。


オリジナル曲をストリーミング配信しました。


「漂いながら、生きてきた」

1.とっておきの歌
2.朝もや
3.秋風黄昏
4.やさしさ
5.Happy Wedding
6.おくりもの
7.そばにいるから
8.秋風黄昏 (杏茶 piano instrumental ver.)

https://big-up.style/6BXJOsUpdH

7曲目の「そばにいるから」は、唯一今年録音したもので、Youtubeでフルであげました。

 

 

 



過去にコンピレーションアルバムに収録された曲や、eriさんとのピアノコラボ曲など、自分の音楽人生のベストセレクションです。
Youtubeにあがっているのもありますが、この際だからしっかり作品としてまとめました。
良かったら聴いてください。


また、過去にeriさんとのコラボユニット「杏茶」として、「秋風黄昏」「帰り道」「いつも、まどい」を配信しております。


「秋風黄昏」

こちらは自信作のため、コンピレーションアルバムに収録してリリースしていて、わりと個人で出したものより多く聴かれてるようです。
また、歌モノなどをまとめてEPという形で、個人としてもリリースしました。

「2023 vol.06」に収録。
https://linkco.re/CsrTNnPF?lang=ja


https://big-up.style/yImksbe6OK


「帰り道」

こちらは個人でリリースしましたが、絵を知り合いの絵描きさんに描いてもらいました。

https://big-up.style/m4eCKqs1sj


「いつも、まどい」

 

eriさんがボーカルの楽曲提供曲でして、夏の終わりの失恋がテーマの、センチメンタルな曲です。

 

https://big-up.style/6H46GpYyIW


自分は、歌をつくることもするし歌いもするけど、良くも悪くも我があまり強くない性格なもので、楽曲提供でも構わない、というスタンスでやっています。
「中年の危機」を乗り越えるためにはワクワクすることが大切かなと思っていて、音楽をやってる人とまた繋がって、コラボみたいなことができないかなぁ、と虎視眈々と狙ってますw

とりあえず記念として、20代、30代につくった音楽たち、聴いてみてください。

今年も振り返りのランキング、やります。

ライブシーンは、結構戻りつつあるのではないでしょうか。

良い傾向です。

 

バックナンバーはこちら

 

2021年

2020年

2019年

2018年

2017年

2016年

2015年
2014年

 

では、行きます。

 

 

 

10位:YOASOBI、フェス参加!

YOASOBIが、夏フェス巡り!
ついに動き出しました。
が、メンバーのコロナ感染により半分くらいキャンセルを余儀なくされたのは不覚。
来年は大規模アリーナツアーも控えてますし、もうすでに大物感漂う彼らに、今後も注目です。

 

 




9位:マカロニえんぴつ、紅白落選も「なんでもないよ、」はもはや国民的な一曲に

マカえんは今年も大活躍でしたが、紅白落選したので低い順位にしました(笑)
「なんでもないよ、」は言葉が強いので、お年寄りの方にも聴いてほしかったんですけど、、
レコ大の金賞にノミネートしてるのでそこに期待ですかね。。

 

 


8位:Mr.Childrenデビュー30年、大規模ツアー完遂&家入レオも10周年

Mr.Childrenは今年デビュー30周年、ということでベストアルバムの発売、として「半世紀へのエントランス」と題してドーム&スタジアムツアー、を完遂しました。
ミスチルといえば、自分の成長とともに歩んできた、という意味で僕にとって非常に特別なバンドであり、あれやこれやの思い出が蘇りました。

 

 

 


一方、アニバーサリーイヤーといえば、このブログでも何度も取り上げてる家入レオさんがデビュー10周年。
派手なことはできませんでしたが新しいアルバムが来年出るそうです。

 

 

 


7位:Vaundy、テレビ出演断り続けるも、紅白出場へ

VaundyはCMで使われるなど曲の知名度は高いものの、メディアの露出が極端に低いので、お茶の間で詳しい人は多くないかもしれません。
とはいえ、僕のようなフェスによく行く人からすれば、「フェスに特に頻繁に出てた人」であり、今年はより飛躍の年になったのでは、という実感があります。

テレビにあまり出たくないのかな。。

と、思っていただけに、とても驚いたのが、紅白歌合戦出演決定です。
きっと最近の曲に詳しくない人は、「誰?」と思った人が多かったのでは、と思います。
でもこれを機により飛躍してほしいです。

 

 

 

 


6位:Official髭男dism、今年も「ミックスナッツ」「Subtitle」など安定的なヒット

今年も安定的なヒットを飛ばしたヒゲダン、ホント、90年代のMr.Chidrenを見ているようです。
まず今年の前半は「ミックスナッツ」がアニメのタイアップだったこともあり、記録的なストリーミング再生回数だったようです。
さらに、後半はドラマ「silent」の主題歌「Subtitle」が、ヒット。

アニソンにドラマ主題歌、安定してますね。

 

 

 


5位:TikTokでSEKAI NO OWARI「Habit」がヒット

今年の知られた音楽トピックスとしては、セカオワの「Habit」のヒット。
鬱屈した耳に残る歌詞と不思議なダンス、狙ったかどうかは定かではないですがTikTokで大バズり。
音楽番組にも頻繁に出るようになり、紅白歌合戦への久々の出演も決定しています。

久々の国民的に認知された楽曲をリリースしたことに、セカオワの底知れぬパワーを感じました。

 

 



4位:没後30年尾崎豊展&没後15年坂井泉水展開催

92年没の尾崎豊07年没のZARD坂井泉水、ともに展示会が開催されました。

まず、尾崎豊展では、彼のプライベートなものがたくさん展示されており、いろんな知らなかったことがありました。
また、ライブ日程一覧も掲示を見ていると、自由を歌うわりに過酷なライブスケジュールで全然自由ではなかった、彼の苦しさを垣間見た気がしました。
若い人もたくさん参加してるみたいで、マイヘア椎木やアイナジエンドがコメントを寄せているなど、彼の残した曲の偉大さを思いました。

 

 


一方の坂井泉水さん、僕は切り抜きのインタビュー記事を時間いっぱい読んでいました。
デビュー当時はライブへの意欲もありインタビューも積極的に受けていましたが、93年「負けないで」あたりからインタビューがバッタリなくなり、ミステリアスな歌手としてわりきり、情報がほとんどなくなりました。
2000年代はインタビューが復活、一度きりのライブツアーのこと、など書かれていましたが、病気を患っていたことを知ったうえで気丈に振る舞うインタビューを見てると、あの美人の横顔がとても寂しそうに見えました。

 




3位:ELLEGARDEN、本格始動

2018年より活動を再開したELLEGARDENですが、特に今年、ツアーを行い、12月にアルバムを発売するなど、本格的な活動を始めた印象です。
実は、このワタクシ、12月のZepp Hanedaのレアチケットをゲットしておりまして、行ってきました。。

告白しますと、元々ポップな音楽を好んでいた自分は、人気絶頂だった15年ほど前、ELLEGARDENのことは知っておりましたが通っておりませんでした。
そして時は流れ、自分もロックフェスに通うようになり、「音楽を浴びる」尊さをわかってきた今日この頃、音源では伝わらないELLEGARDENの良さを、いつか体感してみたいと思っていたのです。
当時熱狂的なファンに、やや申し訳ない気持ちを抱きながら。。。笑

とはいえ、ここはフェアにチケットに当選。
セールスやメディア露出を基準に音楽知識を得てる人からすれば、ELLEGARDENの評価の高さは過大評価と言われていたことも知っています。
ただそんな指標はただの指標にすぎず、そこにはただカッコいい、それだけのバンドが存在し、そしてカッコいい音を鳴らしていました。
知らない曲があったりして(自分の中で)中だるみすることあるかな?と不安だったのですが杞憂に終わりました。
最高に魅せられ、本当に行って良かったと思いました。

来年以降の活動にも注目です。

 

 

 




2位:サカナクション山口一郎さん休養、ゆっくりしてください

サカナクションの山口さんの燃え尽き症候群での休養は明るいニュースではないのですが、上位にランクインさせたのは、コロナ禍以降の「頑張りすぎ」がすごく伝わってきたからです。
サービス精神が非常に旺盛で、ライブが中止になる度に積極的にYouTube配信、さらに有料のライブ配信も非常にこだわったもので、見ごたえがあるものでした。
それはありがたくもある一方で、確かに今思うと「一人で頑張りすぎ」という印象を抱かざるを得なかったのが正直なところで、いやな予感が的中してしまった、という側面もあったのです。

だからこそ、あのときとても素晴らしいものを提供してくれたからこそ、僕はゆっくり休んでほしいのです。
ライブがいつになるか、その期限がプレッシャーとなると思うので、期限を設けずに、自分の体を労わってほしいです。

 

 

 

 

 



1位:Saucy Dogがついに紅白歌手まで上り詰めた!

迷った挙句、自分との出会いからの歴史が感慨深すぎて、これを1位にしました。


サウシーの紅白は、正直僕の中では予想外でした。
というのも、マカロニえんぴつが優先順位が高いと思っていたため、はじかれてしまうのだろう、と思ってたからです。
そのくらい、今年の紅白の基準はよくわからず、僕でさえ「若者好きの歌手ばかりだけど大丈夫??」と心配になったくらいです(笑)

それでも、僕とサウシーの出会いから現在に至るまでの歴史を考えれば、彼らの紅白出場はとても感慨深いものがありました。
2019年、とあるフェスで出ると聞いて予習したのが出会いで、当時は「いつか」という曲が大好きでした。
コロナ禍もありましたが日本武道館公演を経て、特に今年はフェスに引っ張りだこで大ステージに上り詰めていく様は、バンドのサクセスストーリーを見ているようで、とても感動的でした。

僕が「紅白はないんじゃないか」と思ってたのは、完全スリーピースでピアノがないサウンドだったから、というのもひとつの理由です。
これはもう、「失礼しました、、」としか言えません(笑)
大晦日は正座して見ようと思います(笑)

 

これだから若手の発掘はやめられないんだよなぁ。。

 

 

 


去年Hakubiという若手バンドを好きになりましたが、今年発掘した良いなって思ったのは、ヤユヨ黒子首にしな、いずれも女性ボーカルですがおすすめです♪

 

 

 

 

 

 

 


今年も、疎いジャンルのニュースはランキングに入れず、あくまで自分の中のランキング、でした。
もう少しで今年が終わります。
良いおとしをお迎えください。

 

2018年に制作した曲の、リメイク版、最新曲ができました。

「いつも、まどい」

作詞作曲:寛朗
歌&演奏&アレンジ:eri

 

 

ボーカルeriさんのHP

https://otaeri-musicschool.jimdofree.com/

 


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たまには、自分の音楽活動について、書こうと思います。
自分のこととして言えば、20代でギター始めたばかりの頃は自分で歌をつくり、ライブ活動をしていました。

が、私生活で大変なことがあったのを機にストップしていて、それでも作曲ソフトで勉強してYoutubeに音源をあげて、それがきっかけで声をかけていただき、歌をCDリリース、配信(今はCD販売のみ)する、という機会にも恵まれました。

 

https://www.amazon.co.jp/Music-Variation-vol-04-Kennedy-Brown/dp/B00L2Z6KUG/ref=sr_1_19?qid=1662292029&s=music&sr=1-19


しかし、こういうこともあるんだ!と感動し嬉しくもなった一方で、そもそもアマチュアであり音源の完成度や音質面、何よりも技術面で未熟であることを痛感し、「あ~そうだよね、聴かれないよね。。」と現実を見ました。
そしてそしてアマチュアミュージシャンとして致命的な

アピール下手

が裏目に出て、性格的にも一人でやっていくのは難しい、というのが実感として感じてしまい、だからと言って誰かと何かをするモチベーションもなく、自分の好きなようにやっていればいいか、と、納得させてやってきた日々ではありました。
ただコロナ禍が決定的だったと思うんですが、一人で曲をつくる意味を感じられなくなり、創作のモチベーションがほとんどなくなりました。
僕は創作家である前に音楽ヘビーリスナーであり、そのプロの方が苦しんでいるのを目の当たりにしていた、というのも影響が大きいかもしれません。
周りを見ても、コロナ禍を機にライブ活動をバッタリやめてしまったアマチュアミュージシャンも、かなり多いのではないか、という肌感があります。


で、最近過去作品を振り返ってました。

これとても良い作品だな、と思い返し、温かい気持ちになるのは、性格上向いてるとも思えない自分の歌手としての活動ではなく、作曲家としての活動の作品でした。



僕は自分の歌をネットにあげている傍ら、ネット限定で、eriさんという方と「杏茶」(あんずちゃ)というユニットを結成しておりました。
これは不定期活動で、僕が作曲(場合によっては作詞も)でeriさんがアレンジと演奏(場合により歌)を担当しているものです。
暗黙の了解で、お互いの余裕のあるときにやりましょう、ということになっており(?)、しかも簡単なディスカッションをするくらいで基本的に分担作業、あまりお互いの負担がかからないようなやり方でやってます。
(お互い急かさない、マイペース、だから良いのかもしれませんね!笑)

ユニット名「杏茶」という名前は、お互い飼ってる犬の名前を組み合わせたものなのですが(笑)
で、たぶん僕が名前をつけたと記憶してるのですが、eriさんと知り合ってから、


10周年!!


という節目であったことを思い出しました。
どうやって出会って現在に至るのか、語りたいと思います。

2010年につくった「秋風黄昏」という曲があります。
当時僕は心が沈んでおり、その心象風景がそのまま反映されてる曲となっており、歌モノはのちに発表するんですが、当時の気持ちとしては


「メロディは良い感じだけど、歌詞は暗すぎる、、でも嘘を歌うのは違うからこのままでいっかな」


と、思ってました。

 

後に自分で歌い、発表することになる歌モノはこちらです↓

 

 

 


でもこのメロディだけでもどうにか表現できないか、と考えて手を出したのが、フリーソフトの作曲ソフトでした。
初めてなので陳腐ではありましたが、DTMという(当時は)わけのわからないものが使えるようになったのは、自分としても驚きではありました。
2010年Ver.の「秋風黄昏」がこちらです。

 

 



そしてその後、本格的に作曲ソフトを有料で購入し、音遊びを楽しむようになります。
すると、「秋風黄昏」を、ちゃんと完成させたい、という思いに駆られ、2012年に完成することとなります。
その2012年版が、こちらです。

 

 



当時はネットで交流を持ってる人は全くいませんでしたので、当時主流であったmixi、アメーバなどで動画のリンクを貼って宣伝してみます。
そこでmixiにとあるメッセージが届きました。
それがeriさんだったのでした。



「秋風黄昏、すごく良かったです。演奏してみたいと思えるような作品でした」



のようなニュアンスでした。
そして別のSNSで繋がり、連絡を取れる状態になります。
宣伝したものにわざわざ感想をいただけること自体もうれしかったのですが、何よりも驚いたのが「演奏してみたい」という文言でした。
よくよくプロフィールを見ると「音大出身」で、しかも音楽活動を生業にしている、バリバリプロの方でした。
プロの方と伝えると「おこがましいです、、w」と恐縮していたのですが、でも音楽の先生とかやってるのだから、プロで間違いないです(笑)

その後「秋風黄昏」を演奏してもらう、というコラボ作品が出来上がるのですが、正直この展開は想像もしてなかったし、当時を思い返しても夢見心地であったのを覚えております。
辛いときにつくった曲が誰かの心に響き一緒に音楽をつくれたこと、誰かにピアノで弾いてもらいたいという無謀な願いが実現したこと、それが非常に完成度が高いものであったこと、一人で心が躍っておりました。

自分は音楽知識の浅いド素人であることは自覚してるので「どこまで意見していいのか」と思ったこともあったのですが、向こうは向こうで「作曲者の意図を壊しちゃいけない」という思いがあったらしく、お互いリスペクトが根底にあったのも、良かったなぁと思いました。

 

 


僕は無理になさらず、というテンションでいたのですが、「また弾いてみたい」と言ってくれたので、「お、2作目いっちゃう?」と勢いでつくったのが、メロディだけつくって歌詞つけてなかった「帰り道」という曲でした。

 

 

 

そして3作目は、2作が暗かったので明るくしたい、ということで挑戦をしてみることに。
3拍子、転調、を取り入れた楽曲「イマジン、それから」という曲。
eriさんは、ピアノ以外にフルートも入れてくれました。
なんと多才な♪

 

 



で、その頃自分の歌としての活動、「秋風黄昏」に対する思いもだいぶ変わり、歌モノを出してもいい、となり、CDにもなりました。
そしてeriさんも「秋風黄昏」の歌モノVer.をカバーしてくれたことがありました。


この頃すでに知り合ってから5年くらい経過してましたので、eriさん歌も歌うのであれば楽曲提供したい、という思いが芽生え、できた作品がこちら。

「いつも、まどい」

 

 


夏の失恋がテーマになってはいますが、eriさんに歌ってもらうことを前提とした、女性が主人公の曲です。
多くの人に共感してもらおうとは思わなかったのですが、戸惑いながらも生きていこうとする人の歌、ということで、歌詞はわりと書きやすかったです。


こんな感じで、現時点で4作品、オリジナル作品として完成しております。
10年も生きてると、それぞれ生活の変化はあれど、出会った経緯と完成した楽曲のすばらしさ、いま振り返っても感動的なストーリーだと思ってるゆえ、大切にしたい関係性でもあります。

何が起こるのがわからないのが人生、これは狙ってもできない展開だと思うので、自分はラッキーだったかもしれません。

eriさん以外にも、音楽をやってる、つくってる、というだけでネットで繋がりが広がったということもあり、

 

 

人をつないでくれる音楽ってやっぱり最高だなぁ!!

 

 

と、改めて思ってたりします。

 

10周年で改めて振り返ってみました。
「杏茶」の作品、ぜひ聴いてみてくださいね^^

 

 

eriさんのHP

https://otaeri-musicschool.jimdofree.com/

2022年よりロッキンジャパンの開催地が、ひたちなか海浜公園から、場所を千葉県の蘇我スポーツ公園に変更して行われることとなり、その記念すべき初日、8月6日に行ってきた。
このような巨大フェスが場所を変えて行われることは、運営も不慣れでなんらかの問題が発生するだろうと予想し、実際にそれは起きた。
ロッキンオンが謝罪を通知された点は主に2点


①千葉駅からのシャトルバスの混雑について

今回のロッキンジャパンは、場所を大きく変えたことから、アクセス問題についても熟考されたとうかがえるのだが、それでも問題は起こってしまった。
まず、ひたちなかと大きく異なる点は駐車場がないことで、参加者は公共交通機関を利用して会場に行かなければならない。
そして当会場はJR蘇我駅から徒歩6分の場所にあるのだが、参加人数の多さを考慮し、JR千葉駅と京成電鉄の千葉寺駅から無料バスを出し、分散して入場や退場するよう呼び掛けていた。

 

 

このトラブルは、千葉駅の往復のシャトルバスがなかなか来ない、ということで開演に遅れたり、終電に間に合わなかったり、といった事態が起きたものを謝罪したものである。
これについては、単純に便数を増やすこと、目安の到着時間をもっと長く見積もること、で解決すると思われる。
しかし、全行程が終わるまで便数を増やすことができるのか、という疑問もあり、あくまで初日の混雑は起こる、ということを前提で動くべきであろう。


個人的な話をすると、行きはJR蘇我駅から徒歩で向かったが、8時半と早めに到着したために、会場入りに時間がかかった印象はない。
だが、例えば9時以降に到着した場合、混雑がひどすぎて10時すぎの開演に間に合わなかった、という人もSNSで散見されたので、これに対する正解は

「はやく行く」

という結論になる(笑)
千葉駅からの無料シャトルバスの状況は知らないが、アナウンスしているくらいだから問題が生じていたのだろう。

そして帰りは会場からJR千葉駅行のバスを待つことにした。
ここで、アナウンスがあったシャトルバスの混雑の件を身をもって知ることとなる。
9時から並び始め、バスに乗車できたのは9時50分、千葉駅へ到着できたのは所要時間目安の20分を超える30分後、10時20分のことだった。

ただ、他の方の情報によると、JR蘇我駅への流れも相当の混雑だったらしい。
入場は分散を促すことはできたが、退場時間は分散されなかった(これはやむをえない)ことに加えて、せっかく用意したバスルートの便数の読みが甘かった、ゆえの混乱だったと思われる。
ただひとつ、私個人としてこれが正解なんじゃないか、と思うルートを発見した。

京成電鉄の千葉寺駅のシャトルバスに乗車すること、である。

JR千葉駅のシャトルバスを乗る人の長蛇の列を尻目に、「千葉寺駅行ならすぐ乗車できます」というアナウンスがあったのを覚えていて、実際にすぐに乗車して出発する人たちを目撃した。
行きのことは知らないが、行きに関しても千葉寺駅から会場ルートは比較的すいていた、というSNS上の情報もある。
ぜひ考慮していただきたいアクセス方法である。

(ただし、京成電鉄の千葉寺駅は電車の本数が少ないことは、少し頭に入れておく必要がある)

 

ただし、8月7日の情報によるとシャトルバスを9時半よりはやめに打ち切られていた、との情報もあり、千葉寺駅行のバスでさえ、乗車できないケースもあったようである。

朗報としては、このシャトルバスの乗り場へのルートは蘇我駅への迂回ルートとして、混雑を避けてはやく蘇我駅に到着できる、という情報があった。(情報や運営が錯綜している2日間だったようです。。)

以上の点から私がおすすめするアクセス方法としては、

「行きは9時前にJR蘇我駅に到着して徒歩で行く、帰りは会場から京成電鉄千葉寺駅行のバスを利用する。もし乗車ができなかった場合、そこから蘇我駅へ向かう」

と、いうものである。
今後混雑状況、運営の状況は流動的に変化するだろうが、このルート、流れがおすすめである。





②クロークチケット完売問題について、荷物問題の私見

あまり聞いたことがない問題が発生してしまった。
荷物預かりのチケット、クロークが昼頃に完売してしまう、という一件だ。
この件については、運営側の読みが甘かったと自覚しておられるようなので、おそらく来週以降の開催では改善される、、はず。。

 

 


だが、参加者側としては、やはり改善しなかった場合というのを考慮に入れて動くべきだろう。
コロナ禍では、オールスタンディングとはいえ人との距離が離れている状態が保たれていた。
よって、大きな荷物でなければ足元に置いてアクトを見てもいいのではないか、と思う。

個人的に思うことは、小さいショルダーバッグひとつでまとまるくらいの荷物で参加し、ずっと身に着けているか、足元に置く、くらいの軽い感じで来ても問題はないのでは、と思う。
必需品といえば、まず第一に熱中症予防のドリンク(ただしドリンク自体は会場でその都度買えばいい)、カッパなどの雨具、あと日焼け止めくらい??
今年からはテントも利用不可だし、重いものを持ち歩く必要性を感じないゆえ、できることであればクロークを利用しない、という前提で動くのが良いのでは、と思う。
(それでもグッズをたくさん買った、などクロークにものを預ける必要がある場合があるのも事実なので、クローク希望者全員利用できるように改善する、は一番の運営側の改善点かもしれないが、、)



3点目からは、運営がアナウンスしてない、個人的に気になったこと


③携帯電話の電波がとても悪い

自分は楽〇モバイルだから悪いのか、と思いきや、大手キャリアでも同じ状態だったそうで、これは気になる点だ。
全体の電波が悪い、というわけではなく、GLASSとLOTUSのステージ内が圏外、それ以外は弱いが繋がる、という感じなのだが、基本的に蘇我会場だけが携帯電話のない平成初期、となっていた。
自分のように一人で来てる人はほとんど困らないのだが、友人など複数人で来ている場合は大いに困るだろう。

これはもう、ロッキン運営の問題とかではないので、改善を望まず、基本的に繋がらない前提で動いたほうがよさそうである。
たとえば同行者と常に一緒に動く、あるいは時間に待ち合わせをする、などなど。
携帯電話がなかった時代を体験することができるのも、蘇我ロッキンジャパンの醍醐味かもしれない、、、(???笑)

ただし、キャッシュレスが使えない事態が発生するので、現金やクレジットカードを必ず持参すること!




もう1点、最後にひたちなかから、蘇我に移ったこと、これについても言及したい。


④ひたちなかを回顧するより、蘇我の良いところを楽しもう

自分のようなひたちなかロッキンの常連が蘇我ロッキンに参加すると、その変わった、いや変わらざるを得なかったロケーション、におおいに戸惑うことになるだろう。
例えば、ひたちなかにあった、公園の中、森の中、あの自然の中に囲まれた会場、冒険心もくすぐる導線やステージの場所、、あげればきりがない、2019年までの記憶。。
その空間はもうここにはない、その事実に面食らい、JAPAN JAMに参加したことがある人なら「アレを少し大きくしただけ」感を感じたのが、正直なところである。
しかし、私たちは「フェスが開催できているだけでありがたい」というご時世であることは嫌というほど身に染みているはずだ。
最初は戸惑った私であったが、途中からひたちなか回顧をやめて、蘇我の良さをたくさん見つけることに努めた。

まず、蘇我会場は芝生が綺麗に整備されていて、人がいないところでは気軽に座ることができる。お尻が汚れない。
特に、大ステージから離れたところにある、HILLSIDE STAGE、PARK STAGE、この2つはネクストブレイクアーティストが出演するところで人がすいているうえに、丘のような場所があり寝そべって見ることが可能でロケーションが最高で気に入ってしまった。
両ステージは近いところに並んでいるので、疲れたとき、時間があいたときなど、丘に座って休みながら音楽をまったりと聴く、めちゃめちゃ最高であった。

 



そして大物アーティストが出演する大ステージ、GALSS STAGE、LOTUS STAGE、ここはタイムテーブルが重ならないようになっていてインターバルは10分、移動時間も10分くらいなので、頑張れば両方休まずに見ることができる。
そういえば、ひたちなかロッキンは、メインのGLASS STAGEから離れているステージがとても多かったため移動に難があった。
アクトをたくさん見るという意味では、むしろ蘇我ロッキンの方が可能で、GLASS⇔LOTUSの往復をしていれば、とりあえずライブ最前線の活躍アーティストを抑えることができる。

 

 

 

ほかにも、フードコーナー、グッズ売り場、休憩スペース、などわかりやすく分かれているので、あまり迷うことはないのでは、と思う。
これから続いていくであろう蘇我ロッキン、私たちも運営されてる方に感謝しつつ、一緒に育てて良いフェス空間をつくりあげていこうではありませんか!

 

 

渋谷のライブハウス4会場に5ステージつくり、主に若手アーティスト、およびライブハウスを主戦場としているアーティストがたくさん出る、ムロフェスというフェスに23日に行ってきた。
若手が主体ということもあり、初見のバンドばかり、という感じになったのだが、ネクストブレイクアーティストの発掘、という意味もあり、とても有意義で楽しい一日だった。

 


 

 

いつも長くなりがちなので(笑)、簡潔にアーティストの感想を書きたい。


・メメタァ

O-WESTの一番手に相応しい、「みんなで歌って盛り上がる系」のバンド。
サビで合唱パートになる曲が多いので、合唱がOKになる頃、もっと大きいステージでオーディエンスと一体感になる絵が想像できるなぁと思った。

 

 

 





・SHE'll SLEEP

長野県松本市出身の3ピースバンド。
メロコアスタイルで、ややビートが激しい曲が多い印象ではあるが、歌詞はわりとよく聞き取れてバンドスタイルが確立している感じがした。
それでいて、楽曲が短くコンパクトにまとまっている曲が多い印象で、初見でもガツンと心をつかみやすい感じがした。
まだメンバーは20歳を超えたばかりだというから、正真正銘これから頭角を現してくるのではないでしょうか?

 

 

 





・Dizzy Sunfist

女性ボーカルのパンクバンド、主に英歌詞で歌うので、これはサウンドの迫力に振り切って見るべきバンド。
モッシュダイブがNGなのはこういったバンドにとっては気の毒さは感じるのだが、それでも心に残った、というのは、モッシュダイブがなくてもパンクバンドを楽しむのに関係ない、と再認識したから。

 

 

 




・ircle

活動20年というベテランバンドらしく、固定客もガッツリいて、野心むき出しというより落ち着いていた、という第一印象。
ボーカルの声がしゃがれているうえ声量が大きいのでしっかり歌詞も聴きとれ、さらにベテランらしく曲のサウンドも幅広く、基本的にロックではあるが落ち着いた曲から激しい曲まで、いろんな曲でオーディエンスを圧倒していた。
コロナ騒ぎの「2020」をセトリに加えることにも、ライブハウス代表ベテランバンドとして、強い思いを感じる。。

 

 

 

 





・LACCO TOWER

こちらも活動20年のベテランバンドであるが、ピアノがいることでポップさがより際立つサウンドが特徴
そしてボーカル松川ケイスケ が歌唱に専念しているので、ボーカル&ギターがバンドスタイルの主流となってる昨今では、わりと懐かしさを感じた。
歌がやや爽やかよりなので、ピアノ入りのポップなサウンドに非常にマッチしてて、歌がよくサウンドに映える。

(※実際はもっと激しめのスタイルのようですが、この日のセトリはそのような感じだったとのことでした。。もっと聴いてみますね♪)

ギターの細川大介は、ジストニアというギタリストに致命的な病気を発症したことを告白し、なんとレフティーギタリスト(左利き)としても活動する、ということ発表した。
つまりギタープレイに負担がかからないように、両利きでプレイする、ということで、ステージでレフティーギターにチェンジする一幕があり、そういった観点からも、応援したくなりました。

 

 

 



↑右が細川さん

 

 


・それでも世界が続くなら

O-Crestという、ややライブ会場的にはマッタリとやってる場所のトリの、通称「それせか」
実はそれせかは、もう7~8年くらい前から知っていて、ボーカル篠塚将行の実体験と思われるいじめ、不登校、生きづらさを直球で歌にしたような曲を多く出してるので、直視できず今日に至る、という個人的ないきさつがある。
しかし僕がファンと公言しているHakubiが影響を受けたと知って、改めて向き合ってみようと思った次第である。

それせかは、少人数であれ救われる人がいればそれでいい、と潔いまでの思い切りをしたバンドだ、と強く思った。
「今日イチアンダーグラウンドなバンドです」と、ボーカル篠塚は言った。
他会場では人気バンドがトリを務めてお祭り状態であり、フェス全体としては95%以上は他会場にいたであろうが、彼は5%未満であろうと、目の前で聴いてくれる人がいるのだけで心から嬉しいのであろう。
MCをあまりしない、という事前情報を聞いてたのだが、この日の彼は嬉しさが零れ落ちており、アンコールを本当にもらえると思ってなかったかのようなリアクションさえ、見せるのだった。

歌は代表曲ともいえる「参加賞」「水色の反撃」が好きだ。
「苦しくていい慣れてるから」(参加賞)
「今日も君が泣きながら生きてる、それが僕は悔しくて泣くんだよ」(水色の反撃)
少数派、生きづらい経験をした人たちへ寄り添う言葉が、サウンドにかき消されることなく、歌詞がしっかりと伝わる。
万人受けするタイプでもないし、彼ら自身そういった音楽を目指していないだろうが、それでも心に秘めた傷があるような方は、ぜひ耳を傾けてほしい。

 

 

 

 






・Hakubi

Hakubiは、前からファンだと言っていて、記事にもしてるので最後に短めに。

 

生きづらさに正直である"Hakubi"というバンドの魅力


ボーカル片桐が、最近になって金髪にしてイメチェンをした。
このイメチェンについて、個人的には非常に好感を持っている。

もともと歌詞や歌唱力に力があるバンドである。
そして、惹きつけるうえで影響がないとは言えないのが、第一印象のビジュアルのインパクトである
金髪の女性ボーカルというのは、意外といそうでいない。
他バンドとの差別化を図る意味でも、バンド飽和状態の中で埋もれないためにも、このイメチェンは良い変化の仕方では、と思う。
他の大きなフェスにちょこちょこ呼ばれるようになってきたので、今後も全力応援!!