今年も、振り返り、やります。

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今年は諸事情によりブログの更新する気分にならないことがあり、全然更新できませんでした。
まぁ、マイペースにやらせてください。
突然消すことはないので^^

今年のランキングですが、下記の3点は暗い話題なので除外させてください。

①旧ジャニーズ事務所の性加害問題

もはや社会問題化しており、音楽シーンの出来事ではないと思うからです。
この件については非常に心を痛めており、私見も語りたくない、ということで、重大トピックスですが除外します。

②ミュージシャンの訃報の多さ

今年、2023年ほどミュージシャン、特に名前の知れた方の訃報が多かった年もなかったのでは。。
ざっとあげてみます。(敬称略)

高橋幸宏(YMO)
黒田隼之介(sumika)
黒崎真音
坂本龍一
恒岡章(Hi−STANDARD)
谷村新司
もんたよしのり
櫻井敦司(BUCK-TICK)
HEATH(X-JAPAN)
KAN
大橋純子
チバユウスケ(The Birthday)


もっといたと思いますが、僕が認識してる方だけでもこれだけ。
悲しみを列挙したらそれだけで記事になってしまうほど。
特記すべきは70歳にも満たない方が多いことです。
KANさんとか、HEATHとか語りたいことはヤマヤマですが、ごめんなさい、ちょっとここで言及するにとどめます。

亡くなられた方、お悔み申し上げます。


③コロナに関するあれこれ

5類移行以降、あまり騒がれなくなりましたが、コロナについては引き続き話題には入れない方向で。。


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では、では、今年の音楽シーンベスト10、振り返り、いきます。


第10位:新しい学校のリーダーズ、が突然現れる、新たなアイドルの登場

年始に突然TikTok発で「オトナブルー」がバズり、ついに紅白出場が決定するほど国民の認知度にまで急上昇。
独特のダンスはクセになりますよね。

 

 

 



第9位:稲葉浩志ソロ公演に、Mr.Childrenの鈴木英哉(JEN)が参加する驚き

今年のはじめ、1月~2月くらいのB'z稲葉さんのソロライブに、ミスチルのJENがサポートドラマーとして参加しました。
B'zとMr.Childrenの対バンをきっかけに両者の距離が近くなったこと、とても衝撃的でしたが、これは本当に「まさか」
不意打ちの、突然の、コラボ
(と言っていいんでしょうかw)。

最終公演は配信もされており、稲葉さんとJENの微笑ましいやり取りがあって面白かったし、新鮮でした^^
稲葉ソロとしては、ドラマ主題歌も良かったですよね。

 

 

関連記事↓
B'z × Mr.Children UNITE~すれ違い続けた30年間を考察



第8位:サザンオールスターズ45周年、B'zエレファントカシマシ35周年、斉藤和義30周年、などなど

3の倍数は周年イヤーが多く、それに伴い周年記念ライブが行われました。
まず、サザンオールスターズは茅ヶ崎にてライブ。ライブビューイングも行われ、45周年を祝いました。
B'zは35周年を、3月に過去ライブ上映、夏にはPleasureツアーを行い、いつも以上に盛大に祝いました。
他にもエレファントカシマシ35周年、斉藤和義30周年など、好きなアーティストの節目で、お祝い事が多かったです。


第7位:Official髭男dism、藤原休業も定期的にリリースしヒット、紅白で復活へ

若手で最も売れているのではないかと個人的に思っているヒゲダン、今年は3月にボーカル藤原聡が声帯ポリープを発症し、休養を余儀なくされました。
それでも、ストックがあるのでしょう、「TATTOO」「Chessboard/日常」「SOULSOUP」など、リリースすれば安定的にヒット、人気の強さを裏付けました。
紅白をはじめとする年末の歌番組で復帰するようです。

まぁ、声帯はボーカリストの命ですから休養は賢明な判断だと思いました。
またあの素人泣かせの高音ボーカルを聴かせてください^^


第6位:Mr.Childrenが「miss you」という挑戦作をリリース、ホールツアーをまわる、という驚き

10月にミスチルは「miss you」という、ファンのあいだでざわつかせたアルバムをリリースしました。
と、いうのも、本作は全曲がノンタイアップ、しかもアルバムツアーはホールツアー、従来のアルバムに比べて非常に地味であり、おおいに困惑させられました。

しかし、なんだかんだで沢山聴いている自分にも気づくのです。
特に歌詞においては、大衆迎合、みんなのミスチル、というところから意図的に離れ、デビューから数年でやるような尖ったもの、歌いたいことを歌っている。
ミュージシャンに限らず50代で人間的に丸くなるのが自然ですが、それに抗うような刺激的な歌詞、諦念にも満ちた曲もあり、いわゆる「中年の危機」の生々しい本音。
最初とっつきにくいと感じてたわりによく聴くようになったのは、まさにそういった年代に自分も近づいていることの危機感からかもしれません。
ミスチルのアルバム、というより桜井和寿のソロアルバム、と言ったほうがしっくりくるかもしれませんね。

 

 



第5位:Ado、引き続きヒットを連発

Adoが「うっせぇわ」だけのインパクト勝負、一発屋ではないほどのポテンシャルを持ったアーティストであることを、証明した一年ではなかったかと思います。
特に今年の大ヒット曲「唄」の歌唱法、「上手い」以上の迫力、抑揚のつけかた、「タダモノじゃねぇな」感
年末の音楽番組も今年は引っ張りだこで紅白も初出場ですが、こういったアーティストの存在は非常に貴重です。

まず、顔出ししないで活動、というのは、ロック界隈に詳しければ特別珍しいことではないですが、お茶の間は面食らうでしょう。
そして、顔出ししなくても伝わる迫力、みたいな、新境地をこれから届けてほしいです。

余談ですが、たまに思うのが、彼女が顔出ししていたらどうだったのか、について。
顔出ししてても売れてたとは、思います。
が、長く活動するにあたってミステリアス、というのは強いかもしれない。
人となりがよくわからない、ずっとわからない、というのは、興味をそそられ続け、飽きられることもなさそうな予感すらあります。
と、いうわけで今後も注目です。

 

 

 


第4位:10-FEETの「第ゼロ感」、スラムダンクのヒットにより認知度向上、紅白出場へ

映画「THE FIRST SLAM DUNK」の主題歌に加え、バスケットボール日本代表が実際に活躍したことで、「第ゼロ感」がヒット。
これ自体はなんら不思議ではありません。

しかし、10-FEETが紅白に出るところまで上り詰める、という事実、これは邦ロック界隈の大事件、僕はそう思ったのです。
10-FEETは京都出身でフェスやロック界隈では超有名でキャリアも長いですが、これらの界隈に疎い人は「誰?」状態だったと思うのです。
実際僕も2000年代は知らなかった、という事実があります。

フェスに参加するようになり聴くようになったのですが、シンプルな3ピースバンド、ゴリゴリのロックバンド、紅白とは無縁だろうなと勝手に思っていました。
「スラムダンク」に10-FEETを起用した人がナイスですし、実際に曲が映画とあっていて、バスケの躍動感とロックサウンドのマッチたるや。

何がきっかけであるにせよ、純粋に僕はうれしい。

 

 



さて、ベスト3です。



第3位:YOASOBI、「アイドル」で日本を、世界を席巻

今年の代表曲はなんといってもYOASOBI「アイドル」でしょう。
「推しの子」自体も面白かったのですが、それ以上に世界中を席巻してること、もはや日本代表アーティストと言っても過言ではありません。

ライブも行ってきましたが、この曲だけ、ikuraちゃんをアイドルに見立てて、オーディエンスもアイドルノリのコンサートに変わります(笑)
歌も非常に難しい、、

レコ大選ばれず、という謎の事態ですが、やっぱり自ら辞退したのですかね、、

 

 

 



第2位:「ぼっちざろっく」にハマる、劇中バンドの結束バンドの歌も素晴らしい

リアルタイムでは見ておらず、年末年始に動画サイトで一気見した「ぼっち・ざ・ろっく」
見事にハマってしまいました。
過去に「けいおん!」にハマったことがありますが、アニメに夢中になったのはそれ以来で、自分史上最高のアニメとなりました。


みんなにチヤホヤされたくてギターを猛練習するも、友達がいないので披露する場も機会もない、愛すべき主人公、後藤ひとり、通称ぼっちちゃん
ひょんなことからバンドメンバーになるわけですが、陰キャは陰キャのままやっていくので、バンドに入ってもぼっちちゃんの妄想の嵐が面白いです。
僕も、陰キャじゃないと思うんですが、バンドやることに躊躇があったりするので、共感するところもありました。
で、実際にライブシーンなど、音楽にまつわるあれやこれやが非常に忠実で、作者のこだわりが見受けられます。

劇中バンドの名前は「結束バンド」
劇中歌で何曲か歌われ、アルバムとしてリリースもされましたが、これがまた素晴らしい。
楽曲提供者が豪華なのと、わりとぼっちちゃんの心情をうまく表していて(アニメではぼっちちゃん作詞の設定)、聴きごたえがあります。
今年、非常によく聴いたアルバムの1枚です。

 

 

 

 

 

 

そして、1位はこれです。

 

 

 

 

 



第1位:アイナジエンド、岩井俊二監督作品「キリエのうた」に起用され、小林武史プロデュースで歌う

そういえば、BiSHの解散をランキングに入れませんでした(汗 まぁいいや。。。
個人的にソロデビュー時からアイナジエンドのファンでして、ずっと注目していたわけですが、


遂に小林武史プロデュースにて曲を発表しました。



kyrie名義で、岩井俊二監督「キリエのうた」の主題歌と劇中歌を主に担当しています。
岩井監督といえば、過去に「スワロウテイル」「リリィシュシュのすべて」で小林さんと音楽のタッグを組んで、それの続編として第3弾が出たのがとてもうれしく、YEN TOWN BAND、Lily Chou Chou、kyrieの3組で、円都ライブと題して3マンライブが行われ、これには行ってきました。
今年行ったライブでは一番印象に残ったライブです。

 




「キリエのうた」も2回見てきました。
正味3時間弱の内容も不思議とはやく感じられ、岩井俊二の世界観にどっぷり浸かってきました。
アイナちゃんの強みは、実際に歌が上手いことに加え、得意なバレエで不穏さを表現するなど、BiSH時代の経験が生かされてることではないでしょうか。
今年見た映画の中でも、一番はこれを選びますね。

 

 

 

 



と、いうわけで今年の音楽シーンのランキングでした。
今年は猛暑、秋になっても冬になっても暑い日があったり、異常な天気でしたね。
ニュースを見ても、コロナは報道しなくなったのに別の刺激的なニュースばかりで嫌になりますね。

みなさまに置かれましても、体調に気を付けて、良い年末年始をお過ごしください。