2022年よりロッキンジャパンの開催地が、ひたちなか海浜公園から、場所を千葉県の蘇我スポーツ公園に変更して行われることとなり、その記念すべき初日、8月6日に行ってきた。
このような巨大フェスが場所を変えて行われることは、運営も不慣れでなんらかの問題が発生するだろうと予想し、実際にそれは起きた。
ロッキンオンが謝罪を通知された点は主に2点


①千葉駅からのシャトルバスの混雑について

今回のロッキンジャパンは、場所を大きく変えたことから、アクセス問題についても熟考されたとうかがえるのだが、それでも問題は起こってしまった。
まず、ひたちなかと大きく異なる点は駐車場がないことで、参加者は公共交通機関を利用して会場に行かなければならない。
そして当会場はJR蘇我駅から徒歩6分の場所にあるのだが、参加人数の多さを考慮し、JR千葉駅と京成電鉄の千葉寺駅から無料バスを出し、分散して入場や退場するよう呼び掛けていた。

 

 

このトラブルは、千葉駅の往復のシャトルバスがなかなか来ない、ということで開演に遅れたり、終電に間に合わなかったり、といった事態が起きたものを謝罪したものである。
これについては、単純に便数を増やすこと、目安の到着時間をもっと長く見積もること、で解決すると思われる。
しかし、全行程が終わるまで便数を増やすことができるのか、という疑問もあり、あくまで初日の混雑は起こる、ということを前提で動くべきであろう。


個人的な話をすると、行きはJR蘇我駅から徒歩で向かったが、8時半と早めに到着したために、会場入りに時間がかかった印象はない。
だが、例えば9時以降に到着した場合、混雑がひどすぎて10時すぎの開演に間に合わなかった、という人もSNSで散見されたので、これに対する正解は

「はやく行く」

という結論になる(笑)
千葉駅からの無料シャトルバスの状況は知らないが、アナウンスしているくらいだから問題が生じていたのだろう。

そして帰りは会場からJR千葉駅行のバスを待つことにした。
ここで、アナウンスがあったシャトルバスの混雑の件を身をもって知ることとなる。
9時から並び始め、バスに乗車できたのは9時50分、千葉駅へ到着できたのは所要時間目安の20分を超える30分後、10時20分のことだった。

ただ、他の方の情報によると、JR蘇我駅への流れも相当の混雑だったらしい。
入場は分散を促すことはできたが、退場時間は分散されなかった(これはやむをえない)ことに加えて、せっかく用意したバスルートの便数の読みが甘かった、ゆえの混乱だったと思われる。
ただひとつ、私個人としてこれが正解なんじゃないか、と思うルートを発見した。

京成電鉄の千葉寺駅のシャトルバスに乗車すること、である。

JR千葉駅のシャトルバスを乗る人の長蛇の列を尻目に、「千葉寺駅行ならすぐ乗車できます」というアナウンスがあったのを覚えていて、実際にすぐに乗車して出発する人たちを目撃した。
行きのことは知らないが、行きに関しても千葉寺駅から会場ルートは比較的すいていた、というSNS上の情報もある。
ぜひ考慮していただきたいアクセス方法である。

(ただし、京成電鉄の千葉寺駅は電車の本数が少ないことは、少し頭に入れておく必要がある)

 

ただし、8月7日の情報によるとシャトルバスを9時半よりはやめに打ち切られていた、との情報もあり、千葉寺駅行のバスでさえ、乗車できないケースもあったようである。

朗報としては、このシャトルバスの乗り場へのルートは蘇我駅への迂回ルートとして、混雑を避けてはやく蘇我駅に到着できる、という情報があった。(情報や運営が錯綜している2日間だったようです。。)

以上の点から私がおすすめするアクセス方法としては、

「行きは9時前にJR蘇我駅に到着して徒歩で行く、帰りは会場から京成電鉄千葉寺駅行のバスを利用する。もし乗車ができなかった場合、そこから蘇我駅へ向かう」

と、いうものである。
今後混雑状況、運営の状況は流動的に変化するだろうが、このルート、流れがおすすめである。





②クロークチケット完売問題について、荷物問題の私見

あまり聞いたことがない問題が発生してしまった。
荷物預かりのチケット、クロークが昼頃に完売してしまう、という一件だ。
この件については、運営側の読みが甘かったと自覚しておられるようなので、おそらく来週以降の開催では改善される、、はず。。

 

 


だが、参加者側としては、やはり改善しなかった場合というのを考慮に入れて動くべきだろう。
コロナ禍では、オールスタンディングとはいえ人との距離が離れている状態が保たれていた。
よって、大きな荷物でなければ足元に置いてアクトを見てもいいのではないか、と思う。

個人的に思うことは、小さいショルダーバッグひとつでまとまるくらいの荷物で参加し、ずっと身に着けているか、足元に置く、くらいの軽い感じで来ても問題はないのでは、と思う。
必需品といえば、まず第一に熱中症予防のドリンク(ただしドリンク自体は会場でその都度買えばいい)、カッパなどの雨具、あと日焼け止めくらい??
今年からはテントも利用不可だし、重いものを持ち歩く必要性を感じないゆえ、できることであればクロークを利用しない、という前提で動くのが良いのでは、と思う。
(それでもグッズをたくさん買った、などクロークにものを預ける必要がある場合があるのも事実なので、クローク希望者全員利用できるように改善する、は一番の運営側の改善点かもしれないが、、)



3点目からは、運営がアナウンスしてない、個人的に気になったこと


③携帯電話の電波がとても悪い

自分は楽〇モバイルだから悪いのか、と思いきや、大手キャリアでも同じ状態だったそうで、これは気になる点だ。
全体の電波が悪い、というわけではなく、GLASSとLOTUSのステージ内が圏外、それ以外は弱いが繋がる、という感じなのだが、基本的に蘇我会場だけが携帯電話のない平成初期、となっていた。
自分のように一人で来てる人はほとんど困らないのだが、友人など複数人で来ている場合は大いに困るだろう。

これはもう、ロッキン運営の問題とかではないので、改善を望まず、基本的に繋がらない前提で動いたほうがよさそうである。
たとえば同行者と常に一緒に動く、あるいは時間に待ち合わせをする、などなど。
携帯電話がなかった時代を体験することができるのも、蘇我ロッキンジャパンの醍醐味かもしれない、、、(???笑)

ただし、キャッシュレスが使えない事態が発生するので、現金やクレジットカードを必ず持参すること!




もう1点、最後にひたちなかから、蘇我に移ったこと、これについても言及したい。


④ひたちなかを回顧するより、蘇我の良いところを楽しもう

自分のようなひたちなかロッキンの常連が蘇我ロッキンに参加すると、その変わった、いや変わらざるを得なかったロケーション、におおいに戸惑うことになるだろう。
例えば、ひたちなかにあった、公園の中、森の中、あの自然の中に囲まれた会場、冒険心もくすぐる導線やステージの場所、、あげればきりがない、2019年までの記憶。。
その空間はもうここにはない、その事実に面食らい、JAPAN JAMに参加したことがある人なら「アレを少し大きくしただけ」感を感じたのが、正直なところである。
しかし、私たちは「フェスが開催できているだけでありがたい」というご時世であることは嫌というほど身に染みているはずだ。
最初は戸惑った私であったが、途中からひたちなか回顧をやめて、蘇我の良さをたくさん見つけることに努めた。

まず、蘇我会場は芝生が綺麗に整備されていて、人がいないところでは気軽に座ることができる。お尻が汚れない。
特に、大ステージから離れたところにある、HILLSIDE STAGE、PARK STAGE、この2つはネクストブレイクアーティストが出演するところで人がすいているうえに、丘のような場所があり寝そべって見ることが可能でロケーションが最高で気に入ってしまった。
両ステージは近いところに並んでいるので、疲れたとき、時間があいたときなど、丘に座って休みながら音楽をまったりと聴く、めちゃめちゃ最高であった。

 



そして大物アーティストが出演する大ステージ、GALSS STAGE、LOTUS STAGE、ここはタイムテーブルが重ならないようになっていてインターバルは10分、移動時間も10分くらいなので、頑張れば両方休まずに見ることができる。
そういえば、ひたちなかロッキンは、メインのGLASS STAGEから離れているステージがとても多かったため移動に難があった。
アクトをたくさん見るという意味では、むしろ蘇我ロッキンの方が可能で、GLASS⇔LOTUSの往復をしていれば、とりあえずライブ最前線の活躍アーティストを抑えることができる。

 

 

 

ほかにも、フードコーナー、グッズ売り場、休憩スペース、などわかりやすく分かれているので、あまり迷うことはないのでは、と思う。
これから続いていくであろう蘇我ロッキン、私たちも運営されてる方に感謝しつつ、一緒に育てて良いフェス空間をつくりあげていこうではありませんか!