息子みっちゃんは重度知的障害を伴う自閉症です。


3つ年下に妹こっちゃんがいます。


2人は小さい頃、とっても仲良しでした照れ





自閉症の兄は言葉がまだありませんでした。

こっちゃんは、兄にエプロンをつけて

あーん。とスプーンで食べさせるまねをして

ママごとをしたり、みっちゃんのオモチャを勝手に使っていましたが、みっちゃんは怒る事はありません。

いつもにこにこしている兄。


ケンカする事は、ほとんどありませんでした。


当時、自分の気持ちを表に出せなかった兄みっちゃんですが


こっちゃんと遊ぶのは、嬉しいみたいです。


一緒に遊びたくても、どう遊んでいいのかわからないみっちゃんにとって


積極的に自分と遊んでくれるこっちゃんは唯一コミュニケーションを取れる大切な存在だったのかもしれません。



妹と関われる事がどんなかたちであれ嬉しかったのだと思います。





こっちゃんは、そんな何でも許してくれる優しい兄が大好きです照れ



まだ、こっちゃんが小さい頃


みっちゃんと一緒に公園へ行った時


みっちゃんは当時からブランコが大好きで乗るとなかなか降りませんでした。


横に一緒にブランコに乗ってるこっちゃん。


ブランコに並ぶ子がいると


自分がブランコから降りて


乗ってもいいよ!と並んでる子に譲っていました。



そして、みっちゃんはまだ乗ってていいよ!


と言ってくれました。


私は、その優しさに驚き心が温まりました。



そして、その優しさはその後も続きます。


ブランコから、全然降りないみっちゃんです。


薄暗くなってきたので帰る時間です。



みっちゃん、もう帰るよ。


みっちゃんはにこにこしながら降りません。


数を数えても降りなかったので


ちょっと帰るふりをしました。



もうママ帰るからね。と言って


こっちゃんと一緒に少し歩き始めました。



帰るふりをしたら、諦めてブランコから降りることがあったので、その日もそうしてみたのです。



すると、こっちゃんは立ち止まりました。


ん?


こっちゃんは不安そうな顔で



ねぇ、みっちゃんは?と言って、みっちゃんの方を指差します。


私は、帰るふりをしてるだけだよ。と言いました。


でも、こっちゃんは


えーでも、みっちゃん来ないよ。


みっちゃんの事を心配して全然歩こうとしません。


こっちゃんのそんな優しい姿を見て私は、みっちゃんを説得しに行きました。



みっちゃんの手をブランコから離して


もう帰るよー。


そうすると、こっちゃんは表情が緩み安心したようでした。



私は、こっちゃんの優しさに感動するとともに


普段、色々と譲ってくれる兄だからこそ


こっちゃんも兄の事を優しく労わる事ができるのだろうなと思いました。



そんな兄妹の関係性にとても嬉しく思い、温かい気持ちになりました。




そして、こっちゃんは小学生になり

みっちゃんは、自我が出てきて今まで譲っていたものも譲らなくなってきました。




こっちゃんが1年生、2年生頃から

今までなかった兄妹ケンカをするようになりました。

おお…。

これも又兄妹らしいことであります。

今までにないケンカに戸惑う私でしたが

まだ低学年のこっちゃんと

自閉症で言葉が儘ならないみっちゃん

2人の気持ちを代弁するのにはなかなかの苦労がありましたあせる

でも、そんな時期もすぐ終わり


今は3年生のこっちゃん。

6年生のみっちゃん。



そして思春期&反抗期のお2人です。

ほどよい距離感ができています。

年齢ごとに関係性が変わっていく2人。

今後もどのように成長していくのか

母は楽しみであります。




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