おはようございます
昨日の「春らんまん(^O^)/」 でご紹介した川辺の山桜、数年前の台風で上流から流されてきて、そこに根を下ろしたものだそうですよ。名付けて「ど根性桜」と、森野のなべちゃん さんに教えていただきました。なべちゃんさん、情報をありがとうございます。
先週の「走ってきましたー(^O^)/」 の中で、私がショックを受けていた、太い幹だけ残して枝が切り落とされていた山桜も、細く伸ばした枝の先にしっかりと花を咲かせてました。↓ほらね。
「桜切るバカ、梅切らぬバカ」と言いますが、桜だってなかなかのもんですね。台風で流されても、すっかり枝をはらわれても、春が来れば花を咲かす。私たちも負けてられませんね。
災害時の養生法、、「その1 背中をほぐそう」 、「その2 腎の手当て」 、「その3 肺の手当て」 、「その4 肝の手当て」 、「その5 脾の手当て」 とお届けしました。
養生法として、食材選び、ツボの手当てに加えて、ウォーキングや体操のような軽い運動、腹式呼吸 、青竹踏み、足湯を共通でおススメしているのは、すべて「気の流れ」をよくするため。
からだの不調は、まさに「気」のせいだからです。「病気」だって、「気」が「病んだ」状態ですもの。東洋医学の養生法も治療法も、「気の滞りを解消する」あるいは「不足した気を補う」と、基本の基は「気」にあるんです。
ツボの手当ても、もちろん「気の流れ」をよくするためにあります。これまで、ツボ押しやせんね○灸タイプの家庭灸なんかをおススメしてきましたけど、うまくツボに当たらないと、「気持ちいいところまでいかない」あるいは「効いてる気がしない」なんてこと、ありませんか?
そこで、おススメしたいのは棒灸です。棒灸は、艾(もぐさ)をギュッと固めて棒状にしたもの。↓下のように、皮膚の上3cmほどの高さからかざして、ツボとその周囲5~6cmの範囲を温めるもの。これならツボを外すことはありませんね。
ちなみに、モグサは乾燥したヨモギの葉を臼で挽いて、ふるいにかけてつくります。新潟や富山など、雪深いところのヨモギからつくられるモグサが良質で、高級品とされていますが、それは小さくひねって使うときのもの。
棒灸は、皮膚に直接当てるワケじゃなく、かざすだけなので、燃焼温度が高くなる質の粗いもののほうが、反っていいんです。棒灸は、中医学でよく使われてきたものなので、そのほとんどは中国産です。
私んとこにあるのは、↓下の3種類。○の中に描かれたトレードマークは、三国志時代の名医、華佗の顔。中国湖南省のものです。10本入りで、2000~3000円くらいかな。
災害時、大きな感情の動きが引き起こした不調、様々な感情が混じり合って、気が落ち着かない状態です。やさしく手当てしたいですよね。春月のおススメは、↓以下の4つのツボ、6ヶ所です。
① だん中 (だんちゅう)…気会穴(きえけつ)ですから、気虚 にも気滞 にも効きます。
② 中かん (ちゅうかん)…胃の募穴 (ぼけつ)なので、胃の調子をととのえます。
③ 期門 (きもん)…肝の募穴で、肝の調子をととのえます。
④ 三陰交 (さんいんこう)…足の三陰経 (肝経・脾経・腎経)の交わるツボで、陰経をととのえます。
このところ、自分では意識してなかったけれど、なんだかんだストレスになっていたようで、胃がはって苦しい状態に陥っていた春月。1ヶ所1~2分の棒灸で、かなりスッキリしました。
むくみが気になる方は陰陵泉 (いんりょうせん)を、おなかの冷えが気になる方は関元 (かんげん)を、それぞれプラスしましょう。
棒灸、調べてみたら、今や楽天市場とかで購入できるんですね。棒灸をつきさす補助器なんてものもありますが、それはまぁ、オプションってことで。棒灸と一緒に入手しておきたいのは、火消しツボです。
↑こんなふうにつきさしておけば、火が消えます。安全第一ですからね。あ~、でも、棒灸器とか棒灸用フードとかって売られてる補助器は、火消しツボ付きだし、値段も2000円くらいで、そう変わらないから、そっちでもいいかもしれません。
6ヶ所で、だいたい10分くらい手当てに使ったとして、棒灸1本で、5~6回分くらいでしょうか。ときどき灰皿に灰を落としながら、皮膚がほんのりピンク色になるまで温めます。けっこう煙りモクモクなので、必ず換気扇のある部屋でやってくださいね。
モグサのにおいも煙りも苦手だ…という方は、「つわりの吐き気がスプーンでラクになる?」 でご紹介した、ティースプーンをお湯で温めて使う方法を、ぜひお試しくださいませ。
一天一笑、今日も笑顔でいい1日にしましょう。
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