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HALUの映画鑑賞ライフのBlog

~映画鑑賞雑記帳 &京都・滋賀の季節の歳時記 & 読書などのお気儘ライフ~

京都市内では、7月14日から7日間連続最高気温38℃越えを記録するなど、7月としては観測史上最高記録を更新中だそうです。

 

そんな酷暑の中、数本未だブログ記事化出来ていない今年に観た劇場鑑賞作品もありますが、先日、京都市内の四条烏丸にある京都シネマというミニシアターの運営会社である株式会社如月社が民事再生法申請手続きをされたという情報を、7月9日に映画ブロガー・めえめえさんのブログ記事で知り、ネットニュースの経済サイト情報やTwitterなどでその後の状況などを確認をすると、京都府舞鶴市に本社を置き、映画の製作や映画館(出町座、舞鶴八千代館、福知山シネマ)を運営されておられるシマフィルム株式会社が支援に名乗り出て下さっているみたいなので、ひと安心はしたものの、夜の観客の入り状況なども気懸かりでしたので、翌日の7月10日の夜に、話題作でもあり観に行きたかった、この『ブリグズビー・ベア』を父親と一緒に鑑賞に出向いてきましたので、鑑賞した作品の順序自体は前後しますが、先ずは、この作品を紹介させて頂きたいと思います。

 

 

 

「信じるべきは、予言よりも家族と友達だ!(18.7/10・字幕)」

ジャンル:人間ドラマ

原題:BRIGSBY BEAR

製作年/国:2017年/アメリカ

配給:カルチャヴィル

公式サイト:http://www.brigsbybear.jp/

上映時間:97分

公開日:2018年6月23日(土)

監督:デイヴ・マッカリー

提供:ソニー・ピクチャーズ エンターテインメント

キャスト:

カイル・ムーニー、マーク・ハミル、グレッグ・キニア、マット・ウォルシュ、クレア・ディンズ、ジェーン・アダムス、ミカエラ・ワトキンス、ライアン・シンプキンズ、ジョージ・レンデボーグ・Jr.ほか

 

PG12

 

 

 

【解説】

赤ん坊の頃に誘拐され、偽の両親のもとで彼らが制作した教育番組「ブリグズビー・ベア」だけを見て育った25歳の青年が、初めて外界に出たことから巻き起こる騒動を描いたコメディドラマ。

外の世界から隔絶された小さなシェルターで、両親と3人だけで暮らす25歳のジェームス。

子どもの頃から毎週届く教育ビデオ「ブリグズビー・ベア」を見て育った彼は、現在はその世界の研究に没頭する日々を送っていた。

そんなある日、シェルターに警察がやって来て、両親は逮捕されてしまう。これまでジェームスが両親だと思っていた男女は、実は誘拐犯だったのだ。

ジェームスは生まれて初めて外の世界に連れ出され、“本当の家族”と一緒に暮らすことになるが……。

スタッフ・キャストにはテレビ番組「サタデー・ナイト・ライブ」のチームが集結。

ジェームスの育ての父親テッドを「スター・ウォーズ」シリーズのマーク・ハミル、カウンセラーのエミリーを「ロミオ&ジュリエット」のクレア・デーンズがそれぞれ演じる。

 

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

 

 

率直な感想と致しましては、

こんなにも予想外に感動的な映画だとは思ってもいなかったので、劇場まで観に行って本当に良かったです。

いやぁ~!本当に<激ヤバ>でした!

 

 

 

幼少期から25歳までシェルターの中で監禁状態にされていたジェームズ(カイル・ムーニー)の世界は、偽の父親テッド(マーク・ハミル)と偽の母親エイプリル(ジェーン・アダムス)と、架空のチャット仲間だけ。

俗に言う<バッタもん>のようなSF特撮ドラマによる、偽の教育番組『ブリグズビー・ベア』から得た知識だけで育って来たのでした。

 

 

或る日、マスクを着けてシェルターから出たジェームズは遠くからやってくる車輌に気付いたのでしたが、瞬く間に両親は逮捕され、このフィクションの世界に住んでいた青年は、リアルな世界(現実社会)に接するべく保護されるのですが、実の両親と思っていた2人が、実はニセモノで、突然、<外側の世界>に放り出されるジェームズ。

 

 

誘拐&拉致監禁という点で観れば『ルーム ROOM』(2015年)や『10クローバーフィールド・レーン』(2016年)と似ているかとも思わせる様な、冒頭こそはサスペンスタッチの始まり方でしたが、蓋を開けてみれば、周囲の人々が実に良い人ばかりでしたので、『ラースと、その彼女』(2007年)を彷彿させるような、基本ハートフルコメディドラマ路線なので、やや涙がホロリと来るような部分もある作品でした。

 

『ルーム ROOM』でも描かれていた様に、発端となるこの手の事件を現実に耳にすることはありますが、被害者のプライバシーの配慮から、ニュースでは肝心な<その後>は伝えられないのが実情。

野次馬的かも知れませんが、むしろその後の人生の方に興味が湧くのですが、この作品の主人公の行動は、私達の予想を超えて遥か斜め上を行くものでした(笑)。

 

 

製作は、アメリカの人気コメディ番組の『サタデー・ナイト・ライヴ』(よく日本の番組に例えるとすれば、その昔の「オレたち!ひょうきん族」みたいな番組と教えて貰ったことがあります。)の人気YouTuberのユニット<GOOD NEIGHBOR>の主要メンバーといった長編映画については全くの素人集団による製作に、プロデューサーとして『俺たちポップスター』(2016年)の<ザ・ローリング・アイランド>と『LEGO(R)ムービー』(2014年)の監督・脚本コンビが加わり、あのSF界の大御所俳優マーク・ハミルまでが参加した、愛と友情と、そして社会適応と自己再生の物語として昇華させたハートフルコメディ作品とのこと。

 

 

そして、事件解決は良かったものの、急に家族が変わることを受け入れがたいのは何もジェームズだけのことではなく、それは本物の家族にとっても同じこと。

本当の両親と、思春期の実の妹オーブリー(ライアン・シンプキンズ)は、ジェームズに対して腫れ物に触るように<家族ごっこ>を始めるのでした。

 

 

また、精神科医の女性カウンセラーのエミリー(クレア・ディンズ)からは、過去を精算し、<矯正>するように諭されますが、SF特撮ドラマ風味の教育TV番組『ブリグズビー・ベア』のみで育ったがために、オタク気質に育った主人公ジェームズではありますが、偽の父親が作っていた『ブリグズビー・ベア』の続編がもう観られないと知った事により、過去を全て清算する<矯正>ではなく、その<刷り込み>を逆に活用しながら、自らの過去にケリをつけるべく続編(完結編)を作り上げようと決意するのでした。

脚本・主演自体もジェームズ本人なので自分が主人公である人生を、カゴの中の鳥だったジェームズが大人への第一歩を歩き始めた瞬間の様でもありました。

 

 

ジェームズはいかにもオタクっぽい外見で頑固者なのですが、意外とコミュニケーション能力にも長けているという設定もなかなか面白い。

突然自分に出来た育ち盛りの10代の実妹オーブリーに連れられて行った、ホームパーティーで、スタートレックのTシャツを着たオーブリーのクラスメイトの男の子スペンサー(ジョージ・レンデボーグ・Jr.)と出会うという脚本が実に上手い。

トレッキー(スタートレックのファン)はSFオタク要素が強いというイメージもありますし、その点で、ジェームズと映画を作りだそうとするくだりにも無理がなく、もちろん映画の製作の経験が一切ないジェームズの最も頼りになる友達であり映画の製作の際の監督にもなるという設定にも説得力がありますからね(笑)。

 

 

しかしながら、本作ですが、ホームパーティー先で、若者達が<ドラッグと飲酒>を行っていたシーンがあったと理由からPG12のレイティング規制があったのか、それともジェームズと仲良くなった女の子と疑似セックスの様なエッチなシーンの演出があったのが理由なのか解らないのですが、PG12のレイティング規制(鑑賞時の年齢制限規制)など設定する必要などまるでない作品だった様な気もしました。

 

 

 

そして、鑑賞の際には、実妹オーブリーからの謝罪シーンには思わず感涙ものでしたし、何よりも、元演劇部で俳優を志していたという設定のジェームズの監禁事件担当のヴォーゲル刑事(グレッグ・キニア)が最高でした!

ジェームズの映画製作にも、親身に協力的になってくれて、果ては出演者にも名を連ねて、自らTake2を要求したりやる気満々(笑)。

それこそ役柄も、スター・ウォーズのジェダイの騎士風味が溢れていて、私も思わず声を出して笑ってしまうほどでした(爆)。

もう1人の担当刑事さんも証拠保管室の中で『ブリグズビー・ベア』のVHSビデオをついつい観てしまったりと、兎に角、ジェームズを取り巻く周囲の人々が良い人ばかり。家族愛というテーマからすれば『ワンダー 君は太陽』といくらか被って見えるほどかも(笑)。

 

 

とは言え、この映画は、SF映画界のカリスマ的俳優のマーク・ハミルが出演しているからこそ、映画の信憑性に、ここまでの効果を生んでいるのであろうし、彼でなければ映画が成立しないくらいだったでしょうね。

 

マーク・ハミルと言えば、どうしても、スター・ウォーズのルーク・スカイウォーカーというヒーロー役のイメージが強いですが、アメリカ国内では、アニメ版バットマンで長年宿敵のジョーカー役の声優としても活躍してきただけに、そう言う意味合いからも、劇中でも、善(ブリグズビー・ベア)と悪(サン・スナッチャー)の双方の面を持つといった、偽の父親テッドも上手く演じ切っていましたね(笑)。

 

 

幼児誘拐に拉致監禁の罪に服すべき犯人ですので、無論、偽の父親テッドも偽の母親エイプリルも重罪な罪人に相当する訳ですが、彼の作った偽の教育TV番組で育ったジェームズが、結果、あの様な純粋培養された様な大人に成長したことを考えると、コレには、いろんな見方が出来るとは思います。

 

また、疑似家族という点からは、カンヌ映画祭の最高賞パルム・ドールを受賞した是枝裕和監督の『万引き家族』を彷彿させる映画でもありました。

 

 

ただ、<刷り込み>や<洗脳>ほど怖いものはない中、古いパパ(偽の父親)との関係性を否定せず、あえて<矯正>するのではなく、逆に受け入れるといったジェームズ。

そして、そんな彼を優しく受け入れて<家族ごっこ>から本当の家族へと向かおうとする新しいパパ(本物の父親)たちのくだりが実に優しくて良かったでしたね。

手を握り合った古いパパは世間的に見ると悪漢かも知れないけれど、この物語の真の悪漢はサン・スナッチャーだけでしょう。

「信じるべきは、予言より家族と友達だ!」

 

 

私的な評価と致しましては、

確かに、あそこまで偽の父親が凝りに凝ったSF特撮ドラマ風味の教育TV番組を自費で製作し続けていたりするのは実際には有り得ないだとかツッコミどころも探せば沢山有るのですが、そういった脚本の上での甘さや粗さは抜きにしても、映画製作を通して、過去の人生にケリをつけるというお話しの展開もそうですが、純粋培養に育ったジェームズを奇異の目で見ること無く、周囲の人々が皆凄く温かく接している点が好感が持てましたし、単に笑える点のみならず、感動を呼ぶ映画に見事に昇華させていたと思いましたので、初長編映画デビュー作にしては非常に良く出来た作品でしたので、五つ星評価的には★★★★(80点)の四つ星評価の高評価も相応しい映画かと思いました。

 

●『ブリグズビー・ベア』6月23日(土)公開!

 

 

 

 

 

▲映画の出来不出来とは無関係ですが、劇場パンフレットがスカスカペラペラの見開き4ページくらいの代物なのに、定価500円もしたのが驚愕でした!(泣)。

 

ところで、映画の中では主人公の名前は終始<ジェームズ>と呼ばれていたのに、パンフレットなどでは<ジェームス>って表記されているけど、どちらが本当の読み方なんだろう?(汗)。

 

それと、あえて生意気な意見を申し上げますと、他の上映ミニシアターの様に、『ブリグズビー・ベア』の特製トートバッグや缶バッジやTシャツなどを販売して下さったら購入したのに~~~!と、京都シネマでも、もっと昔の様に物販にも力を注がれても良いかとも思いました(汗)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

京都シネマさんではもう上映期間終了していますが、出町座さんにて
9月頃からセカンド上映されるらしいので、観逃された御方々は是非!

 

 

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この世に数多くの日本映画を代表する名作を送り出して来て下さった、名脚本家・橋本忍さんの訃報が報じられました。

平成30年7月19日に永眠。

享年100歳の大往生だったそうです。

 

心より故人のご冥福をお祈り申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり誠に有り難うございました。

昨年よりも鑑賞本数自体は少ないものの、未だ未だブログ記事化出来ていない劇場鑑賞済みの作品も多いのですが、とりあえず、もうかれこれ6月も過ぎ、もう京都市内では本格的に祇園祭の時季になってきましたことですので、今年の上半期を振り返って、あくまでも独断と偏見で、今年度(2018年度)の上半期映画ベスト10を発表させて頂きたいと思います。

 

 

【2018年度上半期映画ベスト10】

 

第1位:『デッドプール2

第2位:『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー

第3位:『シェイプ・オブ・ウォーター

第4位:『ワンダー 君は太陽

第5位:『しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス

第6位:『今夜、ロマンス劇場で

第7位:『ニンジャバットマン

第8位:『グレイテスト・ショーマン』

第9位:『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル

第10位:『レディ・プレイヤー1

 

次点:『犬ヶ島』、『いぬやしき』、『ぼくの名前はズッキーニ』、『パディントン2

 

(以上、劇場鑑賞今年度公開新作34本中)

 

◎各作品のタイトル名をクリックしていただくと、私の過去記事ともLINKしており、該当作品のブログ記事に飛ぶようになっていますので、ご興味が惹かれた作品があれば、タイトル名をクリックの上、お読み下されば嬉しい限りです。

 

 ※尚、上記ランキングの中の『グレイテスト・ショーマン』については未だ劇場鑑賞時の感想をブログ記事化出来ていませんが、既に、この作品のBlu-ray+DVDセットも購入済みですので、改めて鑑賞後、早急にブログ記事化させて頂きたいと思っております。

 

 

【寸評】

私の場合には、上半期の話題作だった『君の名前で僕を呼んで』や『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』、『ビューティフル・デイ』、『レディ・バード』なども未見ですし、『ブリグズビー・ベア』も今月の7月になってようやく鑑賞したのでランクインさせていませんので、おそらく、もっと沢山新作映画を劇場でご覧になられている御方々とはランキングが大きく変わるのかも知れないですが、ミニシアター系の映画以外のメジャー系映画は大体鑑賞していたかとは思うのですが、その中でも、やはり私の中では『デッドプール2』が最も面白かったでしたね。

比較的に、次点に挙げた『犬ヶ島』もそうですが、この『デッドプール2』や『レディ・プレイヤー1』、そして邦画の『今夜、ロマンス劇場で』など、ちょっと映画オタクの私の心をくすぐるマニアックな小ネタが映画中にイースターエッグのようにオマージュ的に隠されている作品に心奪われた傾向にありますね。

 

 

 

でも、純粋にお話しに大感動した映画はやはり邦画の『今夜、ロマンス劇場で』だったかも知れないです。

あらゆる映画へのオマージュを込めた映画愛溢れる純愛を描いたこの作品には珍しくハンドタオルが重くなるほどボロボロと大泣きしてしまいましたからね。

 

 

 

洋画の中で感動作を挙げるとすれば、大泣きまではしませんでしたが、『ワンダー 君は太陽』と『しあわせの絵の具』が感動的で良かったでしたね。

 

特に、『しあわせの絵の具』は全国的に公開館数がかなり少ない中でよく健闘していた映画だったと思いました

 

 

 

そして衝撃度では『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』がかなりの衝撃を受けたという意味合いではNo.1作品でした。

アベンジャーズ関連は、もはや一見さんお断り的なシリーズになってきていますが、シリーズ作品を通してずっと観てきて本当に良かったと思える作品でしたが、今回の作品は面白いというよりも、ちょっと衝撃的過ぎましたね。

 

 

 

 

6月中に観た最後の作品に『ニンジャバットマン』を鑑賞してからランキングの基準と言いますか、ベスト10に食い込ませるべきか凄く迷ったのですが、異色作でしたが、かなり面白かったので、ランキングの中ほどのあたりに入れさせていただきました。

その為に泣く泣く、『犬ヶ島』や『いぬやしき』、『ぼくの名前はズッキーニ』、『パディントン2』なども良い作品だっただけに上半期の時点でベスト10圏外という形になってしまいましたのが、ちょっと惜しまれます。

いずれも甲乙つけがたい作品でした。

 

でも、私も気まぐれな性格なので、下半期ベスト10を経て、2018年度の年間映画ベスト10を選出する際には、何も気にせずに、この上半期のベスト10圏外からも挙げるかも知れないですけれどね(汗)。

 

 

 

◎尚、昨年観られなくて、今年に入って、昨年の年末に新規オープンされた京都市上京区の出町座さんでのセカンド上映にて鑑賞した、韓国のゾンビ映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』や、ジェシカ・チャスティン主演の『女神の見えざる手』、『ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命』などが、メッチャ凄く面白かったのですが、非常に残念ながら、今年の新作映画ではないので今年のランキングからは除外しています。

 

 

※また、ドラマ『大岡越前』や映画『砂の器』でも有名な名俳優の加藤剛さんが80歳にて、6月18日に既に亡くなられていた事が報道されていましたが、加藤剛さんと言えば、今年公開の映画『今夜、ロマンス劇場で』の出演が遺作となってしまったのですね。

 

遺作の中でも、ヒロイン・美雪(綾瀬はるかさん)との浜辺でのデートシーンが実に愛おしいかった名シーンでしたね。

 

心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり誠に有り難うございました。

結局、6月は『Vision』の二日後には、カンヌ映画祭の最高賞のパルム・ドール受賞の是枝裕和監督作品『万引き家族』を鑑賞してはいるのですが、それ以上に、その週の週末の6月15日(金)に公開初日だった、日本のクリエーター陣が、DCコミック界の人気ヒーロー<バットマン>をアニメ化したアクションエンタテイメントであり、現代の犯罪都市ゴッサムシティから、悪党たちがタイムスリップしてきた戦国時代の日本を舞台に、ジョーカー達による歴史改変を阻止すべく立ち向かうバットマンの戦いを描いた荒唐無稽なアクション巨編のアニメ『ニンジャバットマン』が「もう、なんでも有りなんか?」とばかりに面白いを越えて、お腹の底から笑えてくるほどで、私の「2018年度上半期映画ベスト10」に食い込んでくるほどの映画でしたので、今年の上半期を振り返って、2018年度上半期映画ベスト10を発表する前にブログ記事化しておきたいので、先に鑑賞していた『万引き家族』とは順序が前後しますが、先ずはこの『ニンジャバットマン』をご紹介させて頂きたいと思います。

 

この映画を観に行った三日後の6/18(月)に震度6弱の大阪北部地震が起きた影響や、暫くは悪天候も続いた事もあり、結局、上半期はこの映画『ニンジャバットマン』で終えました。

 

 

 

「DCコミック許諾済・中島かずき節炸裂!(18.6/15・ATMOS上映)」

ジャンル:アクション/アニメ

製作年/国:2018年/日本=アメリカ

配給:ワーナー・ブラザース映画

公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/batman-ninja/

上映時間:85分

公開日:2018年6月15日(金)

監督:水崎淳平

脚本:中島かずき

キャラクターデザイン:岡崎能士

音楽:菅野祐悟

アニメーション制作:神風動画

VOICEキャスト(声の出演):

山寺宏一(バットマン)、高木渉(ジョーカー)、加隈亜衣(キャットウーマン)、釘宮理恵(ハーレイ・クイン)、子安武人(ゴリラ・グロッド)、田中敦子(ポイズン・アイビー)、諏訪部順一(デスストローク)、チョー(ペンギン)、森川智之(トゥーフェース)、三宅健太(ベイン)、梶裕貴(ロビン)、河西健吾(レッドロビン)、小野大輔(ナイトウィング)、石田彰(レッドフード)、大塚芳忠(アルフレッド)

 

 

 

【解説】

アメリカの人気ヒーロー「バットマン」を日本のクリエイターがアニメーション化。日本の戦国時代にタイムスリップし、歴史改変をもくろむジョーカーをはじめとした悪党たちを相手に、現代の最新テクノロジーから切り離されてしまったバットマンが戦う姿を描くオリジナル長編作品。

テレビアニメ「ジョジョの奇妙な冒険」のオープニング映像や「ポプテピピック」などで注目されるアニメーションスタジオの神風動画が手がける初の長編劇場アニメで、同スタジオ代表のクリエイター、水崎淳平が監督を務める。

脚本を「劇団☆新感線」の中島かずきが担当し、ボイスキャストには山寺宏一、高木渉、加隈亜衣、釘宮理恵、子安武人、大塚芳忠ら実力派声優が集った。

 

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

▲電光表示の上映時間の切り替えミス。私は14:45の上映回で鑑賞。

 

 

現代の21世紀のゴッサムシティからバットマンやジョーカーたちがごっそり戦国時代の日本にタイムスリップ!

ジョーカーたち悪党による歴史改変を阻止するためにバットマン達が奮闘するアニメーション巨編。

 

21世紀のテクノロジーを失って、また最新IT機器などのガジェットが不通で正しく使用出来ない中、如何にして戦うのかが見どころのひとつでもありました。

 

<劇団☆新感線>の座付き作家で『天元突破グレンラガン』なども手掛けた中島かずきさんが脚本を担当。

作品のノリは、まさに味付けもこのテイストそのもの。

 

キャラクターデザインを『アフロサムライ』などで有名な岡崎能士さんが務められる。

ご自身もバットマンシリーズの大ファンと言うだけあって、力の入った魅力的なデザインになっていたと思います。

 

 

突然、日本の戦国時代にタイムスリップしても日本人などと言葉が通じる設定は嘘臭い部分はありますが、ジョーカーの「尾張の国主というだけに、この世を終わりにしようと思う。」といった台詞をはじめ、日本人スタッフならではの言葉遊びなどアレンジが楽しめましたね。

 

 

日本の実際の歴史を知っているとニヤリとする場面も幾つもあって、その点も楽しかったですね!

 

例えば、越後の上杉謙信は女性だったという異説もある中、女傑のポイズン・アイビーが入れ替わるのも面白かったですし、近江の明智光秀と入れ替わったトゥーフェースの役割も歴史に基づいていて面白かったですね!

 

 

戦国のバットマンとして、戦国時代の文化や様式も当然活用されますが、日本ならではの演出(既に公式サイトで発表しているので多少ネタバレになりますが、動く城や合体ロボ系など)もう拍手を送りたいほどに、「もう、なんでも有りなんか?」とばかりに面白いを越えて、お腹の底から笑えてくるほど日本のPOPカルチャーを「これでもか!」とばかりに盛り込んでいるのが凄かったですね!

 

 

まぁ、こういった遊び心は<劇団☆新感線>の座付き作家たる中島かずき節炸裂の最たるものであり真骨頂そのもので、<ゲキ×シネ『五右衛門ロック』>などの舞台劇でも2.5次元で五右衛門ロボを舞台化していたりしていますからね。

 

 

そして、お話しの流れ的には、

 

犯罪都市ゴッサムシティの闇の騎士・バットマン。

数々の狂った犯罪者を捕らえて、アーカム(精神疾患患者収容所)に送って来た。

 

 

そのアーカムと呼ばれる収容所で異変が起きたのでした。

高度な知性を持つゴリラ・グロッドの発明した機械により大きな爆発が発生し、ジョーカー、ハーレイ・クインをはじめ、複数の収容者が爆音と共にどこかに消え去ってしまったのでした。

 

 

そしてバットマンもまた、目の前の爆破に巻き込まれてしまったのでした。

 

 

目が覚めたバットマンの前には見慣れぬ風景。

「この文字は日本語?でもそれにしては何やら・・・。」

 

 

そこに襲いかかってくる侍達。

「第六天魔王の命により、そなたの身柄を拘束する。」

バットマン。

「サムライ?もしや?ここは、中世の時代の日本なのか?」

 

 

第六天魔王と呼ばれ尾張の国を統治する織田信長と入れ替わったジョーカーと対面するバットマンでしたが、追っ手をかわして身を隠していたが、そこに着物装束の1人の女性が現れるのでした。

その手には黒猫の指人形。

「キャットウーマンなのか?」

 

 

キャットウーマンによると、ゴリラ・グロッドによる爆破は時空移動を引き起こし、ここ日本の戦国時代の戦国大名たちとヴィラン達が入れ替わり、織田信長と入れ替わったジョーカーをはじめ、甲斐の武田信玄にはペンギン。越後の上杉謙信にはポイズン・アイビー、近江の明智光秀にはトゥーフェース。陸奥の伊達政宗にはデスストロークといった様にバットマンの仇敵が、各地の戦国大名の座に立ち、まさに戦国ヴィラン大名となっているとのことでした。

 

 

バットマンだけが、タイムスリップしてくるのに2年間遅れて、この時代にやって来た。その2年間の間に、ジョーカーはドでかい城を築き、バットマンと興じることを楽しみに待っていたのでした。

 

 

21世紀のテクノロジーを失って、また最新IT機器などのガジェットが不通で正しく使用出来ない中、如何にして戦うのか?果たしてバットマンに勝機はあるのか・・・。

 

といったイントロダクションの映画でした。

 

 

この戦国バットマンは、ワーナーブラザース映画のDCコミック許諾済の和製アニメ作品ですが、予告編を観てアメコミ調を意識したキャラクターデザインや舞台設定が気に入って観に行って来ました。

 

 

戦国ヴィラン大名とはなっているものの、本作の悪役のメインは、第六天魔王のジョーカーと小姓のハーレイ・クイン。そしてゴリラ・グロッド。

 

 

 

 

以下、戦国ヴィラン大名たち。

 

 

 

 

 

 

 

ジョーカーとハーレイ・クイン、ペンギン、ポイズン・アイビー、トゥーフェースなどは実写バットマンの過去作でよく知ってはいましたが、ゴリラ・グロッドの事はよく知らなかったのでWikipediaで調べてみましたところ、主にDCコミックの<ザ・フラッシュ>と対決していたらしい知能が異常に高いゴリラのスーパーヴィランらしいですね。

 

【参考画像:実写版ザ・フラッシュ】

 

ジョーカー対バットマン、キャットウーマン対ハーレイ・クインの戦いも見ものでしたね!

 

 

 

 

 

鎧を纏った戦国バットマンや、剣捌きをはじめ、何と言っても岡崎能士さんのキャラクターデザインが良かったのですが、音楽担当の菅野祐悟さんの和風テイストを活かしたBGMも凄く良かったですね!

 

かなりオリジナル設定への配慮が感じられる作りでしたので、コアなバットマンのファンでも納得出来る中身になっているのではないかとも思われましたね。

時空を越えてもアルフレッドの変わらぬ佇まいに安堵するばかり(笑)。

 

 

後半の遊び心満載の怒濤の展開は、日本のPOPカルチャーを海外に魅せつけたかったからとも思いますが、ただ、この点で賛否が大きく分かれてしまう作品になってしまうのかも知れないですね。

 

私個人的には、こういった遊び心があってこそ、<劇団☆新感線>の座付き作家たる中島かずき節炸裂であり真骨頂そのものですから、コレも有りかと思っています(苦笑)。

 

 

 

 

 

 

 

従いまして、私的な評価と致しましては、

決して万人受けするアニメでもなく、ツッコミどころ満載の作品ですが、そこがまた楽しいアニメ映画だと思われますので、和製アメコミ戦国絵巻としての作品の質的な五つ星評価的には、合体ロボ系の演出からは、★★★★(80点)の四つ星評価位の評価に相当するかも知れないですが、あくまでも、独断と偏見の私見による面白さ度合いでは、★★★★★(100点)の満点とも思える位に面白さ満点の作品でした。

 

●Batman Ninja SoundtrackーTheme

 

 

※短い曲がほとんど乍ら合計33曲も収録してある凝ったBGM集です。

 

 

 

●映画『ニンジャバットマン』日本用トレーラー【2018年6月15日劇場公開】

 

 

 

▲『ニンジャバットマン』パンフレット(1.000円+税)・計35ページ

 

 

 

 

 

 

▲『ニンジャバットマン』Tシャツ(3.000円+税)

 

 

▲『ニンジャバットマン』クリアファイル(350円+税)

 

▲先着入場者特典として、レトロ風A3サイズポスターをGET!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり誠に有り難うございました。