『パディントン2』(2017年) #イオンシネマ京都桂川 #パディントン2 #字幕版 | HALUの映画鑑賞ライフのBlog

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暫くブログ更新をサボっていましたが、本日に、ようやく再開。

 

日本公開3日目の1/21(日)に、イオンシネマ京都桂川にて、彼女と一緒に、邦画『嘘を愛する女』と共にハシゴ鑑賞しました『パディントン2』(字幕版)について作品紹介をしたいと思います。

 

▲iPhone用の壁紙にちょうど良い寸法ですので自由にお遣い下さい。

 

 

「帰ってきた!モフモフ紳士クマ(18.1/21・2D字幕版)」

ジャンル:ファンタジー

原題:PADDINGTON 2

製作年/国:2017年/イギリス=フランス

配給:キノフィルムズ

公式サイト:http://paddington-movie.jp/

上映時間:104分

公開日:2018年1月19日(金)

監督:ポール・キング

キャスト:

ヒュー・ボネヴィル、サリー・ホーキンス、ヒュー・グラント、ブレンダン・グリーソン、マデリン・ハリス、サミュエル・ジョスリン、ジュリー・ウォルターズ、ジム・ブロードベンド、ピーター・カパルディ、ベン・ウィショー(声の出演)

 

 

【解説】

1958年に第1作が出版されて以降、世界40カ国以上で翻訳され、3500万部以上を売り上げるイギリスの児童文学「パディントン」シリーズの実写映画化第2弾。ペルーのジャングルの奥地からはるばるイギリスのロンドンへやってきた、真っ赤な帽子をかぶった小さな熊のパディントン。親切なブラウンさん一家とウィンザーガーデンで幸せに暮らし、今ではコミュニティの人気者だ。大好きなルーシーおばさんの100歳の誕生日プレゼントを探していたパディントンは、グルーバーさんの骨董品屋でロンドンの街並みを再現した飛び出す絵本を見つけ、絵本を買うためパディントンは窓ふきなど人生初めてのアルバイトに精を出していた。しかしある日、その絵本が何者かに盗まれてしまう事件が発生し、警察の手違いでパディントンが逮捕されてしまい……。イギリスの人気俳優ヒュー・グラントが、新たな敵役フェリックス・ブキャナンを演じる。

 

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

 

モフモフで紳士すぎるクマ<パディントン>の活躍を描く、マイケル・ボンド著の世界的ロングセラー児童文学の実写映画化の第2弾。

 

 

生憎と、私の方ですが、前作を劇場で観逃してしまっていたので、レンタルDVDで予習しようと思っていたのですが、あろうことか、DVDの映画再生開始序盤から寝落ちしてしまった為、内容を全く把握せぬまま、不安ながらも、いきなり続編の本作の鑑賞に臨むこととなりました次第でした。

 

しかしながら、この続編の冒頭から、パディントンを育ててくれた、恩人のクマのルーシーおばさんと幼いパディントンの出逢いのシーンを壮大なるスケールで見せ、始まってくれましたので、なんとなくですが、初見でありながらも、続編からでも、このパディントンの世界観にすんなりと入って行く事も出来たので良かったでした。

 

 

そのクマのルーシーおばさんの100歳の誕生日プレゼントに渡したかった<飛び出す絵本>を巡って争奪戦を繰り広げられるというのが本作の大筋の流れのお話。

 

 

パディントンは、その飛び出す絵本を買うために生まれて初めてアルバイトを始めるのですが、大失敗の連続で笑わせてくれます。

理髪店での顧客に対する大失態も単なるただのお笑いで済ますことなく、その後の展開にも一役買うことになるといったシナリオが秀逸。

 

 

更には、同じモフモフのお下劣クマのアメリカのテッドを皮肉っていたのか、ガラス拭きの掃除のアルバイトに精を出す姿も面白く映っていました。

 

 

また、ブラウン家の面々のただの家族紹介だと思われたシーンの数々も、終盤の展開に活かされたり、はたまた、何気なく登場するリンゴ飴などに至っても、後の伏線となり活かされて回収されていく気持ち良い脚本仕立てが実に堪らなかったですね。

 

 

 

 

私は寝落ちしていたので、前作の流れは、一体どういった内容なのかは知らないですが、今作では、あの<ロマコメの帝王>との異名も持つ(?)イギリスの人気俳優のヒュー・グラントが、結果的にパディントンに罪を着せ、刑務所送りにしてしまうといった、フェニックス・ブキャナンという役どころで、怪盗ルパンさながらに様々な扮装を見せる<落ちぶれた役者>という設定もあり、どうにも憎めなく、心底に悪人っぽく感じられないのはご愛敬。

 

 

また、そもそも主人公たるパディントンが、人の良いところしか見ないという性格だからか、刑務所の囚人たちでさえ、みんな良い人ばかりに映ってしまう。

 

 

 

その囚人たちが恐れる、ブレンダン・グリーソン演じるナックルズでさえも、パディントンのマーマレードサンドウィッチにかかればもうイチコロ。

天然のモフモフ紳士クマのパディントンと、素直になれずいたナックルズが、信頼関係を築いていく姿も、実に微笑ましかったですね。

 

 

ただ、そんな中、唯一、ブラウン一家が暮らすウィンザーガーデンで自警団(団とは言いつつ、その実、独りぼっち)を気取っている老人カリー(ピーター・カバルディ)のみが、クマのパディントンを厄介者とみなし排除しようとしているが、現代社会における移民排斥運動や多文化への無理解・不寛容さに対するアンチテーゼ的な人物として登場させているのもファミリー向け映画としては中々の好テキストとも感じ入りましたね。

 

 

パディントンの無実の罪を晴らすべく、ブラウン家の中心のブラウン夫妻のみならず、ジュディ(マデリン・ハリス)にジョナサン(サミュエル・ジョスリン)、更には同居人の親戚のバードさん(ジュリー・ウォルターズ)に至るまでの一家総出で、真犯人捜しに、ひと肌脱いで行動を起こすブラウン家の面々の気持ちの温かさたるや、心底にパディントンを家族の一員との思いのあらわれだったのでしょうね。

 

 

ただ、ついつい思い込みが激しいブラウン夫人(サリー・ホーキンス)と、いつも否定的な意見が先に出て来るブラウンさん(ヒュー・ボネヴィル)の遣り取りが漫才のボケとツッコミの様で笑えてもきました。

 

 

終盤の列車による大追跡にはハラハラドキドキでした。ユーモラスな展開にニヤニヤしていると、やがて訪れる爽快なる感動が待ってくれています。人を信じることの素晴らしさを説き描いた本作は、子供から大人までの観客を幸せの渦に包み込んでくれるに違いないでしょう。

 

エンドクレジットもオマケ映像満載で楽しめて、実にサービス精神旺盛で嬉しい限りでした。

 

私的な評価と致しましては、

やや子供向け映画的な側面もありますが、その割りには、かなり秀逸な脚本仕立てで、様々に散らばせておいた伏線の回収をキッチリ行うなど唸ってしまうほどの出来栄えで、子供のみならず、大人も楽しめ映画に仕上がっていましたので、五つ星評価的にも、ほぼ満点の四つ星半評価の★★★★☆(90点)の評価も相応しい作品と思いました。

 

●映画『パディントン2』予告篇

 

 

私も、これを機会に、前作よりも今作の続編の方が、かなり出来栄えが良いとの巷間でも、もっぱらの評判の様ですが、出来ますれば、今度は寝落ちしないようにレンタルDVDででも、再度、前作の鑑賞にチャレンジしたいと思っています。

 

 

※尚、今回の鑑賞に際して、お子様の観客が少ないであろう、字幕版での鑑賞をしようと思い、あえて、私達は、夜からの字幕版の上映回をとスケジュールを組んだのでした。

ですが、それにも拘わらず、同じ時間帯には、夜からの吹替版の上映回もあるはずなのに、親御さんのエゴなのか、小学校低学年か幼稚園児くらいの二人の児童を連れた親子連れが、その字幕版の上映回に観に連れて来て、案の定、しばらくすると映画の字幕の意味が解らないのか愚図り出して来て、館内が、うるさくて、いい迷惑で困り果てた次第でした。

そもそも子供達にこの映画を観せたいのか、自分自身のみが観たいのかとを重々よく自問自答をして、そういった観客は吹替版の上映回を選択して欲しかったです!

何よりも周りから、鬱陶しいがられていた、その子供達が、最も可哀想でしたからね。

 

以上、観客の鑑賞マナーというか鑑賞の在り方にも、ひと言申し上げたく、ここに愚痴らせて頂きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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今回も最後までブログ記事をお読み下さり誠に有り難うございました。