『デッドプール2』IMAX字幕版(2018年) #TOHOシネマズ二条 #ライアン・レイノルズ | HALUの映画鑑賞ライフのBlog

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公開初日の6月1日(金)に、IMAX上映の先着入場者特典の手乗りデップーの特製フィギア欲しさに、TOHOシネマズ二条にて、久し振りにIMAX字幕版にて、おひとり様鑑賞。

 


▲2年前の前作『デッドプール』の感想は、こちらのリブログ記事をご覧下さい。

 

▲IMAX上映の先着入場者特典の手乗りデップーの特製フィギア。

 

 

 

 

「根は真面目な家族愛を描いた続編(18.6/1・IMAX字幕版)」

ジャンル:コメディ/アクション

原題:DEAD POOL2

製作年:2018年/アメリカ

配給:20世紀フォックス映画

公式サイト:http://www.foxmovies-jp.com/deadpool/

上映時間:120分

公開日:2018年6月1日(金)

監督:デヴィッド・リーチ

キャスト:

ライアン・レイノルズ、ジョシュ・ブローリン、モリーナ・バッカリン、ジュリアン・デニソン、ザジ・ビーツ、レスリー・アガムズ、T・J・ミラー、ブリアナ・ヒルデブランド、ジャック・ケシー、カラン・ソーニ、忽那汐里

 

R15+

 

 

【解説】

R指定ながら全世界で大ヒットを記録した異色のヒーロー映画「デッドプール」の続編。

マーベルコミック「X-MEN」シリーズに登場するキャラクターで、人体実験により驚異的な治癒能力と不死の肉体を得るが、醜い身体に変えられてしまった元傭兵のウェイド・ウイルソン/デッドプールの活躍を描くアクションコメディ。

 

最愛の恋人ヴァネッサを取り戻し、お気楽な日々を送るデッドプールの前に、未来からやってきたマシーン人間のケーブルが現れる。

ヴァネッサの希望を受けて良い人間になることを決意したデッドプールは、ケーブルが命を狙う謎の力を秘めた少年を守るため、特殊能力をもったメンバーを集めたスペシャルチーム「Xフォース」を結成するが……。

 

ケーブル役をジョシュ・ブローリンが演じ、モリーナ・バッカリン、ブリアナ・ヒルデブランド、T・J・ミラーら前作のキャストが続投。忽那汐里が新たに参加している。

 

監督は「アトミック・ブロンド」のデビッド・リーチ。

 

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

 

MARVELコミックのX-MENシリーズの不死身の規格外はみだし者無責任ヒーロー『デッドプール』の続編。

毒舌、テキトー、下世話なネタをマシンガンの様に矢継ぎ早に繰り広げ、観客に直接語りかけるといった第四の壁もぶっ壊すというユニークさは今作も健在。

 

兎も角、次々に飛び出す色んな有名映画や音楽に関する小ネタにくすぐられましたね。

 

続編の今作は、私個人的には、前作に比べてそのパロディの小ネタが比較的に分かり易かったので、爆笑まではいかないまでも終始ニヤニヤしながら観ることが出来ました(笑)。

 

 

未来から過去を修正しに来たケーブル(ジョシュ・ブローリン)は露骨に『ターミネーター』の台詞を踏襲していたし、『グリーン・ランタン』『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』『アナと雪の女王』などの小ネタは未だしも、お話しの本筋とは全く無関係な『氷の微笑』の下ネタには思わず声を上げて爆笑してしまいました。

 

 

また、もちろん<X-MEN>シリーズのウルヴァリンをはじめ、今作では前作以上に<XーMEN>との関わりが濃かったですし、同じくMARVELコミックのアベンジャーズのネタも、「ウィンターソルジャーみたいなジジイ」「ホークアイもただの人だから」だとか、ライアン・レイノルズの元妻だったスカーレット・ヨハンソンをネタにした「ブラック・ブラック・ウィドウ」や、ブラック・パンサーならぬ「ブラウン・パンサー」。また、ケーブル役のジョシュ・ブローリンに向かっては「黙れ!サノス!」と言った具合。

タブーなんか一体どこ吹く風とばかりにあらゆる方面の壁をも突き破り、自虐ネタあり、身内楽屋落ちネタありというスタンスは前作以上かも知れないですね。

(ただストーリーと直接関わりの低い小ネタがあまりにも多過ぎるため、元ネタの映画や使用楽曲を知っていないと充分に楽しめないかもしれないという不安はなくはないのは確かですけれどね。)

 

 

そして、肝心のお話しの流れ的には、

ウェイド・ウィルソン=デッドプール(ライアン・レイノルズ)は、最愛の彼女ヴァネッサ(モリーナ・バッカリン)からなんと子作りの許可が出て、熱い抱擁を交わし幸せの絶頂を迎えていたのでした。

 

 

無責任ヒーローとして不死身の肉体を駆使し、世界中を股に掛けて悪人を成敗するデッドプール。そんなデッドプールに殺意を持つ輩が現れることも気付かずに。

そして喜びも束の間、不幸はやってくるのでした。隙をつかれてヴァネッサが殺されてしまうのでした。

彼女を失ったデッドプールは失意のどん底から自暴自棄に。後追い自殺を考えるも不死身の身体が邪魔をする。最後にとった手段で身体がバラバラになっても命は失われない。

 

 

そんなデッドプールを見かねて、<X-MEN>のメンバーのコロッサスが救いの手を差し伸べ、ミュータントの学校であり且つX-MENの本部でもある<恵まれし子らの学園>にバラバラになった身体を運び回復を待ち、そして「今度こそ<X-MEN>のメンバーとして更正しろ!」と言うのでした。

 

 

そして、<X-MEN>の見習いメンバーとして最初の仕事に取りかかるデッドプール。そこはエセックス・スクールというどこかで聴いたことのある様な名前のミュータント養護施設。両手から火の玉を放つファイアーフィストの異能者であるイジメられっ子ラッセル(ジュリアン・デニソン)がその養護施設長を殺そうとする事件が勃発。

 

 

ラッセルは「僕は所員から性的虐待を受けた!」と叫び暴れて手が着けられない状態でしたが、デッドプールは「あっ、そ!」と言い放ち、デッドプールが拳銃で撃ったのはなんと所員。「これで暴れる理由もなくなったっしょ?」と。

そして、デッドプールは少年と共に取り押さえられ、ミュータント刑務所<アイスボックス>という施設に収容されることになるのでした。

 

 

その頃、未来からタムトラベルしてきたケーブル(ジョシュ・ブローリン)は、ミュータント刑務所に向かっていたのでしたが、果たしてその狙いは誰なのか?

 

 

一応、作品的には、<X-MEN>シリーズの最新作と言って良いのかな(笑)。

時系列的には、劇中で確定されていますが『LOGAN/ローガン』の直後になるのかな?

お話しの本筋は意外にも根は真面目でオーソドックス。

不幸のどん底にあったウェイドがイジメられっ子ラッセルの救出劇を通して、仲間を得て立ち直るまでの姿を描いていて、際どいエロいシーンなどは全くないのですが、殺戮シーンなどがグロいせいか、今回もR15+指定のレイティング規制を受けた作品となっています。

相変わらずの<俺ちゃん>節は全開ではありますが、今作はその上で真面目にまさしく家族愛をテーマにした映画でした。

 

 

今作は、特に軽薄に見えはしても実は根は真面目な骨格がしっかりしたお話しに仕上がっていましたので、心底に破天荒な無責任アンチヒーローを期待していた人や普通のヒーローとは一線を画す存在でいて欲しいと考えてられる映画ファンには、この真面目さをデッドプールに求めるか否かは意見が大きく分かれるかも知れないですけれどね。

 

 

そう言った作風に対し、今作は、新キャラが面白かったですね!アフロの黒人女性は映画のチラシを見た限りでは私好みの女性ではなかったのですが、その特殊能力が運の強さという点も面白かったです。

 

 

また、今作では、LGBT問題や性的差別や人種差別問題などの切り口も積極的に採り上げて、「<X-MEN>という名称はおかしい女性蔑視だ!」とばかりに、<Xフォース>という<Xーミッション>のパクリみたいなチームを結成したり、劇中、女性ミュータントのネガソニック(ブリアナ・ヒルデブランド)の同性の恋人のユキオ(忽那汐里さん)をチョイ役ながらも登場させたりしている点も注目点かも知れないですね。

 

 

 

また私個人的にもツボだったのは、ピーターという普通のオジサンまでもが、この<Xフォース>のメンバーに採用されるのも笑えましたね。

 

 

 

楽曲使用については、前作同様に1980年代を中心に流行った曲が目立ちましたね。

そう言った意味合いでは、私たちバブル世代には非常に懐かしく感じ入りましたね。

a-haの「Take On Me」や、エンディングに使用されていたパット・ベネターの「We Belong」などが効果的に使用されていましたね。

 

●a-ha:Take On Me

 

 

●パット・ベネター:We Blong

 

 

 

それから、なんと言っても、今作で最も大爆笑をしたのは、エンディングロール途中の禁断の黒歴史の修正ネタにデッドプール役のライアン・レイノルズが悪ノリするくだりが最高に面白かったですね!

(これも<X-MEN>シリーズなど、これまでのライアン・レイノルズの俳優人生の足跡を知っていないと笑えないネタではありますけれど・・・。)

 

 

私的な評価と致しましては、

非常にマニアックな小ネタを絡めたコメディ・アクション映画ではありますが、どうせR15+指定のレイティング規制を受けるのでしたらば、もっとエロさ加減も増してくれても良かったとも思えましたが、グロさ・会話のお下劣さをパワーアップしながらも、ちゃんと家族愛を描いたファミリー映画として成立させる辺り、主演のみならず製作兼脚本にも関わっている映画人としてのライアン・レイノルズの映画愛溢れる所業だと思われましたし、本当にこれまで沢山の映画を観てきて良かったとニヤニヤ出来る作品でしたので、あくまでも私見ではありますが、五つ星評価的には、全く文句なしの★★★★★(100点)満点評価が相応しいかと思いました次第です。

 

でも、これだけ軽薄なアンチヒーロー映画ながらも、まともなファミリー映画としても仕上げた「2」で、かなりハードルが更に上がってしまったのですが、次回作があるとすれば「3」はどんな風に楽しませてくれるか今から待ち遠しいですね!

 

 

●映画『デッドプール2』予告編 最強鬼やば Version

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

株式会社ソニー・ミュージックレーベルズ

ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル 御中

 

拝啓、貴社益々ご清栄の事とお慶び申し上げます。

さて、この度は「デッドプール2公式グッズ:特製ティータオル」を進呈頂きまして有り難うございました。

大切に使用させて頂きます。

また、購入した『デッドプール2』のサントラ盤も愛聴したいと思います。

                                      敬具

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり誠に有り難うございました。