『レディ・プレイヤー1』(2018年) #イオンシネマ草津 #レディプレにログインしました | HALUの映画鑑賞ライフのBlog

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~映画鑑賞雑記帳 &京都・滋賀の季節の歳時記 & 読書などのお気儘ライフ~

今回の作品も、年老いた80歳過ぎの父親と一緒に劇場鑑賞に行く予定をしていたのですが、その父親が冷蔵庫の扉の角に頭頂部を直撃させてしまい、流血騒ぎとなり、慌てて救急車で病院まで行き、結局、5針縫う怪我で即日退院で事なきを得ましたが、その為、その翌日、久し振りに、本作品の公開5日目の4/24(火)に、滋賀県草津市のイオンシネマ草津までおひとり様鑑賞に赴きました。

夕方の中途半端な時間帯の上映回の鑑賞に行ったことや、この作品の上映館数が約350館近くあることからなのか、観客は私を含めても10人未満の観客しか入場していなかったのが意外でした。

 

因みに、私は2D字幕版を鑑賞。

 

 

 

「80年代POPカルチャー世代にドンピシャ映画(18.4/24・2D字幕」

ジャンル:SF

原題:READY PLAYER ONE

製作年/国:2018年/アメリカ

配給:ワーナー・ブラザース映画

公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/readyplayerone/

上映時間:140分

公開日:2018年4月20日(金)

監督:スティーブン・スピルバーグ

キャスト:

タイ・シェルダン、オリビア・クック、マーク・ライアンス、サイモン・ペッグ、リナ・ウェイス、フィリップ・チャオ、森崎ウィン、ハナ・ジョン=カーメン 

 

 

 

【解説】

スティーブン・スピルバーグ監督が、アーネスト・クラインによる小説「ゲームウォーズ」を映画化したSFアクション。

 

貧富の格差が激化し、多くの人々が荒廃した街に暮らす2045年。

世界中の人々がアクセスするVRの世界「OASIS(オアシス)」に入り、理想の人生を楽しむことが若者たちの唯一の希望だった。

 

そんなある日、オアシスの開発によって巨万の富を築いた大富豪のジェームズ・ハリデーが死去し、オアシスの隠された3つの謎を解明した者に、莫大な遺産とオアシスの運営権を明け渡すというメッセージが発信される。

それ以降、世界中の人々が謎解きに躍起になり、17歳の孤独な青年ウェイドもそれに参加していた。

そしてある時、謎めいた美女アルテミスと出会ったウェイドは、1つ目の謎を解き明かすことに成功。一躍オアシスの有名人となるが、ハリデーの遺産を狙う巨大企業IOI社の魔の手が迫り……。

 

作中のゲーム世界には、アメリカはもとより日本のアニメやゲームに由来するキャラクターやアイテムなどが多数登場する。

 

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

 

 

 

お話しの流れ的には、

時は近未来の2045年。

スラム街で暮らすウェイド(タイ・シェリダン)は、家を出ると、いつもの様にスクラップに囲まれた秘密基地へと向かった。

そこには、自分のVRシステムの機材一式が置いてあり、ゴーグルを被って早速ログイン。

 

 

 

そこは<OASIS(オアシス)>ネットワークで繋がるVR(仮想現実)の世界。技術は発展しても、経済は低迷し、貧富の差が拡大した中では、現実逃避する場としても、今や人々の生活になくてはならないものでした。

 

 

その<OASIS>の開発者であり創始者のジェームズ・ハリデー(マーク・ライアンス)がこの世を去った時、彼の遺言が人々を驚愕させたのでした。

 

 

「このOASISの世界のどこかに3つの鍵を隠しておいた。その全ての鍵を見付けた時、イースターエッグを手にする事が出来る。そのイースターエッグを手にした者に、次期OASISの後継者として、約56兆円の遺産を贈る」

この彼の遺した言葉で、人々は大挙してOASISに乗り込むも、数年間、ただの1つ目の鍵さえも見付からない。それでも諦めない者は<ガンター>と呼ばれた。

 

 

ウェイドは、OASISの世界の中では、<パーシヴァル>を名乗り、親友<エイチ>と助け合うものの、基本は一匹狼で鍵を探していたのでした。

 

 

しかし、そんな中、企業を挙げて鍵を追う集団もいる。ネット大企業のIOIでした。ソレント(ベン・メンデルソーン)は、大量の社員を<ガンター>として送り込み、組織的に遺産を得ようとしていたのでした。

 

 

 

 

実は、1つ目の鍵の情報は明らかになっている。誰でも参加出来るカーレースに出場しゴールを遂げること。ただそれだけ。

しかし、走路に出現する邪魔者にやられて、難攻不落のカーレースとして未だ誰もゴールのゲートを越えた者はいなかった。

 

 

<パーシヴァル>は、今日もカーレースに参戦。そのスタート時に、著名な女性ガンター<アルテミス>(オリビア・クック)を見かけ、前々から気になっていた<アルテミス>と出会え、ちょっと興奮気味の<パーシヴァル>だったのでした。

 

 

そして、カーレースのスタート!

果たしてゴール出来るでしょうか?

そして鍵は3つ集められるのでしょうか?

イースターエッグは一体誰の手に・・・。

 

と言ったお話しでした。

 

 

率直な感想としましては、

ドンピシャにハマってしまう映画でしたが、よくもまあ、御年71歳のスピルバーグ監督が作ったとは思えないほどの、サブカルチャー・オタクぶりでしたね(笑)。

特撮、漫画、アニメ、TVゲーム、映画好きに、80’sサウンド好きには堪らない映画であり、私もその1人でした。

 

先ずは、あのキャラ、このキャラがと、著作権の権利関係に苦労を重ねられたのが理解出来る、有名キャラのご登場の数々。

 

既に予告編でもいくつかのキャラが見られましたが、日本発信のPOPカルチャーの数々が登場し、もちろん日本のみならず世界中のPOPカルチャーが登場。

その意味合いでも、スティーブン・スピルバーグ監督の日本愛を見た感じもした作品でした。

 

 

 

▲ガンダムRX-78-2が3代目ZZガンダムの決めポーズをする嬉しさ!

 

私は、もう80’のサウンドの天こ盛り状態で既にお腹いっぱい状態でしたが、かなり期待値のハードルMAXで鑑賞に臨んだための弊害なのか、終盤の見せ場シーンまでの時間に、やや中弛み感も感じてしまいましたが、予告編にも出ていた、終盤の「俺はガンダムで行く!」の演出には思わず感動して涙ぐんでしまいました(汗)。

 

その他どんなPOPカルチャーの数々が登場するのかも観る楽しみでもあると思いますので、ネタバレしないように当初の日本版予告編に登場する以上のキャラの紹介は致しません。

 

▲アイアン・ジャイアントは、原作ではウルトラマンだったのが海外著作権の影響で円谷プロが権利係争中でしたので代役出演だったらしいですね。

 

その他のキャラクターオマージュにご興味のある御方は、

こちらのサイトをご覧下さい。

 

予告編に出ていたガンダムと戦う相手が、残念な事に大いなるネタバレとして、昨日あたりから、いま公式サイトで最新の予告編として公開されてしまっていますが、この相手が登場した際には、ただただビックリ仰天でした!!!

 

第2の鍵にまつわる某巨匠の映画の中の謎も私も好きな映画がヒントでしたので、面白かったです。

 

 

 

音楽も良かったでしたよね!

『フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994年)でアカデミー賞作曲賞でオスカーを獲得した『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズでも作曲を手掛けられたアラン・シルベストリのBGMにも乗せられましたし、その上で、ヴァン・ヘイレンの「JUMP」をはじめ、アース・ウィンド&ファイヤーやホール&オーツなど80’サウンドが景気づけに高揚感を高めてくれましたね。

 

 

ただ、前述した<ウルトラマン>の権利関係に関する円谷プロの場合と事情は異なり、〇ォルト・〇ィズニー社が現在権利を保有している、スター・ウォーズ関連の意匠のオマージュがスティーブン・スピルバーグ監督が再三再四に亘って意匠の使用の権利関係について粘って交渉したにも拘わらず、実現しなかったのは非常に勿体なかったでしたね。

 

将来的にVR技術が進んで行くのは良いとしても、世界中の貧困層の人達の多くが、<ガンター>と呼ばれる半ばギャンブル依存症が蔓延する仮想世界の中のみでの拠り所として生活を営むのは如何なものかとでも言いたげな、この作品の最後の台詞も、世界中のゲームオタクに対するアンチテーゼと言うか警鐘なのでしょうね。

 

要は「リアルな現実世界で社会性を営み、恋愛や友情を大切にするべし。」とでも言いたげなエンディングも御年71歳のスティーブン・スピルバーグ監督なりの教訓めいた見解なんでしょうね。

 

※但し、競技用プロゲーマーの方はこの対象外ですけれどね。

 

 

私的な評価と致しましては、

ややお話し的に上手く行き過ぎ感も無きにしも非ずでしたが、映像、お話しの展開、登場人物、映画音楽と挿入歌とすべてにおいて80年代POPカルチャー世代である私好みの演出でしたので、ゴールデンウィーク明けにでも、もう一回今度は吹替版で観て、数々のオマージュキャラ達をもっと確かめたいくらいでした。

従いまして、五つ星評価的には、ほぼ満点の★★★★☆(90点)の四つ星半の高評価が相応しい映画だと思いました次第です。

 

●映画『レディ・プレイヤー1』日本版予告(2018年)

 

 

 

 

 

 

※また、劇場用パンフレットと併せて復習する際の補助教材的な雑誌として、『映画秘宝2018年6月号』も購入出来ればモアベター!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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<追伸>

漫画家・江口寿史先生こと、先ちゃん先生の最新画集が4/24(火)に発売されて、早速、我が家にも届きました。

今回の画集は、かなりお買い求めになり易い価格帯ですので、是非、初回版のダブル表紙仕様の分をお買い求め下さればと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり誠に有り難うございました。