『ニンジャバットマン』(2018年) ATMOS上映 #イオンシネマ京都桂川 #DCコミック | HALUの映画鑑賞ライフのBlog

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結局、6月は『Vision』の二日後には、カンヌ映画祭の最高賞のパルム・ドール受賞の是枝裕和監督作品『万引き家族』を鑑賞してはいるのですが、それ以上に、その週の週末の6月15日(金)に公開初日だった、日本のクリエーター陣が、DCコミック界の人気ヒーロー<バットマン>をアニメ化したアクションエンタテイメントであり、現代の犯罪都市ゴッサムシティから、悪党たちがタイムスリップしてきた戦国時代の日本を舞台に、ジョーカー達による歴史改変を阻止すべく立ち向かうバットマンの戦いを描いた荒唐無稽なアクション巨編のアニメ『ニンジャバットマン』が「もう、なんでも有りなんか?」とばかりに面白いを越えて、お腹の底から笑えてくるほどで、私の「2018年度上半期映画ベスト10」に食い込んでくるほどの映画でしたので、今年の上半期を振り返って、2018年度上半期映画ベスト10を発表する前にブログ記事化しておきたいので、先に鑑賞していた『万引き家族』とは順序が前後しますが、先ずはこの『ニンジャバットマン』をご紹介させて頂きたいと思います。

 

この映画を観に行った三日後の6/18(月)に震度6弱の大阪北部地震が起きた影響や、暫くは悪天候も続いた事もあり、結局、上半期はこの映画『ニンジャバットマン』で終えました。

 

 

 

「DCコミック許諾済・中島かずき節炸裂!(18.6/15・ATMOS上映)」

ジャンル:アクション/アニメ

製作年/国:2018年/日本=アメリカ

配給:ワーナー・ブラザース映画

公式サイト:http://wwws.warnerbros.co.jp/batman-ninja/

上映時間:85分

公開日:2018年6月15日(金)

監督:水崎淳平

脚本:中島かずき

キャラクターデザイン:岡崎能士

音楽:菅野祐悟

アニメーション制作:神風動画

VOICEキャスト(声の出演):

山寺宏一(バットマン)、高木渉(ジョーカー)、加隈亜衣(キャットウーマン)、釘宮理恵(ハーレイ・クイン)、子安武人(ゴリラ・グロッド)、田中敦子(ポイズン・アイビー)、諏訪部順一(デスストローク)、チョー(ペンギン)、森川智之(トゥーフェース)、三宅健太(ベイン)、梶裕貴(ロビン)、河西健吾(レッドロビン)、小野大輔(ナイトウィング)、石田彰(レッドフード)、大塚芳忠(アルフレッド)

 

 

 

【解説】

アメリカの人気ヒーロー「バットマン」を日本のクリエイターがアニメーション化。日本の戦国時代にタイムスリップし、歴史改変をもくろむジョーカーをはじめとした悪党たちを相手に、現代の最新テクノロジーから切り離されてしまったバットマンが戦う姿を描くオリジナル長編作品。

テレビアニメ「ジョジョの奇妙な冒険」のオープニング映像や「ポプテピピック」などで注目されるアニメーションスタジオの神風動画が手がける初の長編劇場アニメで、同スタジオ代表のクリエイター、水崎淳平が監督を務める。

脚本を「劇団☆新感線」の中島かずきが担当し、ボイスキャストには山寺宏一、高木渉、加隈亜衣、釘宮理恵、子安武人、大塚芳忠ら実力派声優が集った。

 

(以上、映画.comより、引用抜粋。)

 

▲電光表示の上映時間の切り替えミス。私は14:45の上映回で鑑賞。

 

 

現代の21世紀のゴッサムシティからバットマンやジョーカーたちがごっそり戦国時代の日本にタイムスリップ!

ジョーカーたち悪党による歴史改変を阻止するためにバットマン達が奮闘するアニメーション巨編。

 

21世紀のテクノロジーを失って、また最新IT機器などのガジェットが不通で正しく使用出来ない中、如何にして戦うのかが見どころのひとつでもありました。

 

<劇団☆新感線>の座付き作家で『天元突破グレンラガン』なども手掛けた中島かずきさんが脚本を担当。

作品のノリは、まさに味付けもこのテイストそのもの。

 

キャラクターデザインを『アフロサムライ』などで有名な岡崎能士さんが務められる。

ご自身もバットマンシリーズの大ファンと言うだけあって、力の入った魅力的なデザインになっていたと思います。

 

 

突然、日本の戦国時代にタイムスリップしても日本人などと言葉が通じる設定は嘘臭い部分はありますが、ジョーカーの「尾張の国主というだけに、この世を終わりにしようと思う。」といった台詞をはじめ、日本人スタッフならではの言葉遊びなどアレンジが楽しめましたね。

 

 

日本の実際の歴史を知っているとニヤリとする場面も幾つもあって、その点も楽しかったですね!

 

例えば、越後の上杉謙信は女性だったという異説もある中、女傑のポイズン・アイビーが入れ替わるのも面白かったですし、近江の明智光秀と入れ替わったトゥーフェースの役割も歴史に基づいていて面白かったですね!

 

 

戦国のバットマンとして、戦国時代の文化や様式も当然活用されますが、日本ならではの演出(既に公式サイトで発表しているので多少ネタバレになりますが、動く城や合体ロボ系など)もう拍手を送りたいほどに、「もう、なんでも有りなんか?」とばかりに面白いを越えて、お腹の底から笑えてくるほど日本のPOPカルチャーを「これでもか!」とばかりに盛り込んでいるのが凄かったですね!

 

 

まぁ、こういった遊び心は<劇団☆新感線>の座付き作家たる中島かずき節炸裂の最たるものであり真骨頂そのもので、<ゲキ×シネ『五右衛門ロック』>などの舞台劇でも2.5次元で五右衛門ロボを舞台化していたりしていますからね。

 

 

そして、お話しの流れ的には、

 

犯罪都市ゴッサムシティの闇の騎士・バットマン。

数々の狂った犯罪者を捕らえて、アーカム(精神疾患患者収容所)に送って来た。

 

 

そのアーカムと呼ばれる収容所で異変が起きたのでした。

高度な知性を持つゴリラ・グロッドの発明した機械により大きな爆発が発生し、ジョーカー、ハーレイ・クインをはじめ、複数の収容者が爆音と共にどこかに消え去ってしまったのでした。

 

 

そしてバットマンもまた、目の前の爆破に巻き込まれてしまったのでした。

 

 

目が覚めたバットマンの前には見慣れぬ風景。

「この文字は日本語?でもそれにしては何やら・・・。」

 

 

そこに襲いかかってくる侍達。

「第六天魔王の命により、そなたの身柄を拘束する。」

バットマン。

「サムライ?もしや?ここは、中世の時代の日本なのか?」

 

 

第六天魔王と呼ばれ尾張の国を統治する織田信長と入れ替わったジョーカーと対面するバットマンでしたが、追っ手をかわして身を隠していたが、そこに着物装束の1人の女性が現れるのでした。

その手には黒猫の指人形。

「キャットウーマンなのか?」

 

 

キャットウーマンによると、ゴリラ・グロッドによる爆破は時空移動を引き起こし、ここ日本の戦国時代の戦国大名たちとヴィラン達が入れ替わり、織田信長と入れ替わったジョーカーをはじめ、甲斐の武田信玄にはペンギン。越後の上杉謙信にはポイズン・アイビー、近江の明智光秀にはトゥーフェース。陸奥の伊達政宗にはデスストロークといった様にバットマンの仇敵が、各地の戦国大名の座に立ち、まさに戦国ヴィラン大名となっているとのことでした。

 

 

バットマンだけが、タイムスリップしてくるのに2年間遅れて、この時代にやって来た。その2年間の間に、ジョーカーはドでかい城を築き、バットマンと興じることを楽しみに待っていたのでした。

 

 

21世紀のテクノロジーを失って、また最新IT機器などのガジェットが不通で正しく使用出来ない中、如何にして戦うのか?果たしてバットマンに勝機はあるのか・・・。

 

といったイントロダクションの映画でした。

 

 

この戦国バットマンは、ワーナーブラザース映画のDCコミック許諾済の和製アニメ作品ですが、予告編を観てアメコミ調を意識したキャラクターデザインや舞台設定が気に入って観に行って来ました。

 

 

戦国ヴィラン大名とはなっているものの、本作の悪役のメインは、第六天魔王のジョーカーと小姓のハーレイ・クイン。そしてゴリラ・グロッド。

 

 

 

 

以下、戦国ヴィラン大名たち。

 

 

 

 

 

 

 

ジョーカーとハーレイ・クイン、ペンギン、ポイズン・アイビー、トゥーフェースなどは実写バットマンの過去作でよく知ってはいましたが、ゴリラ・グロッドの事はよく知らなかったのでWikipediaで調べてみましたところ、主にDCコミックの<ザ・フラッシュ>と対決していたらしい知能が異常に高いゴリラのスーパーヴィランらしいですね。

 

【参考画像:実写版ザ・フラッシュ】

 

ジョーカー対バットマン、キャットウーマン対ハーレイ・クインの戦いも見ものでしたね!

 

 

 

 

 

鎧を纏った戦国バットマンや、剣捌きをはじめ、何と言っても岡崎能士さんのキャラクターデザインが良かったのですが、音楽担当の菅野祐悟さんの和風テイストを活かしたBGMも凄く良かったですね!

 

かなりオリジナル設定への配慮が感じられる作りでしたので、コアなバットマンのファンでも納得出来る中身になっているのではないかとも思われましたね。

時空を越えてもアルフレッドの変わらぬ佇まいに安堵するばかり(笑)。

 

 

後半の遊び心満載の怒濤の展開は、日本のPOPカルチャーを海外に魅せつけたかったからとも思いますが、ただ、この点で賛否が大きく分かれてしまう作品になってしまうのかも知れないですね。

 

私個人的には、こういった遊び心があってこそ、<劇団☆新感線>の座付き作家たる中島かずき節炸裂であり真骨頂そのものですから、コレも有りかと思っています(苦笑)。

 

 

 

 

 

 

 

従いまして、私的な評価と致しましては、

決して万人受けするアニメでもなく、ツッコミどころ満載の作品ですが、そこがまた楽しいアニメ映画だと思われますので、和製アメコミ戦国絵巻としての作品の質的な五つ星評価的には、合体ロボ系の演出からは、★★★★(80点)の四つ星評価位の評価に相当するかも知れないですが、あくまでも、独断と偏見の私見による面白さ度合いでは、★★★★★(100点)の満点とも思える位に面白さ満点の作品でした。

 

●Batman Ninja SoundtrackーTheme

 

 

※短い曲がほとんど乍ら合計33曲も収録してある凝ったBGM集です。

 

 

 

●映画『ニンジャバットマン』日本用トレーラー【2018年6月15日劇場公開】

 

 

 

▲『ニンジャバットマン』パンフレット(1.000円+税)・計35ページ

 

 

 

 

 

 

▲『ニンジャバットマン』Tシャツ(3.000円+税)

 

 

▲『ニンジャバットマン』クリアファイル(350円+税)

 

▲先着入場者特典として、レトロ風A3サイズポスターをGET!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回も最後までブログ記事をお読み下さり誠に有り難うございました。