みなさま、ごきげんよう。

このブログにお立ち寄り下さり、ありがとうございます。


先日、
日本を代表する伝説の巨匠
大林宣彦監督
が、お亡くなりになりました。


(海辺の映画館Twitterから引用)


大林宣彦監督は、

誰にも真似できない独特の映像美で知られる、
天才映画監督でした。


時をかける少女」や「転校生」など、
誰もが知る名作を数多く手掛けており、
数多くのファンから愛されていました。


2016年8月に、
末期の肺がん
余命3ヶ月を宣告されましたが、

驚くべきことに、
それから3年半以上も病と戦い、

2020年4月10日、82歳で亡くなりました。


さらに凄いのが、
余命3ヶ月と診断された状況で、
新作映画を2本も作り上げた事です。


まず、余命宣告直後
花筐/HANAGATAMI
の撮影をスタート、

その後映画は見事完成し、
余命宣告から約1年半後の2017年12月に公開されました。


そして、
遺作となった
海辺の映画館―キネマの玉手箱
ですが、

撮影開始は、
余命宣告から約2年後の2018年夏、

完成は
余命宣告から3年以上経った2019年秋でした。


余命3ヶ月と宣告された状態で、
映画2本を丸々完成させてしまうというのは、
本当に凄いことだと思います。

大林監督にとって映画製作というのは、
どんな薬よりも効果がある治療法であり、
だからこそ医療の常識を越えた奇跡を起こしたんだと思います。


そして、
遺作となった「海辺の映画館―キネマの玉手箱」ですが、

大林監督の真骨頂であるファンタジー映画で、

驚きの超豪華キャストが集結した、
3時間の超大作です。

まさに大林監督の集大成と言える作品であるのと同時に、

新たな尾道三部作の第1弾となるはずでした。


この「海辺の映画館―キネマの玉手箱」については、
正式な公開日が決まりましたら、改めて紹介したいと思っています。




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