千円未満の格安スコッチお薦め十傑選 | 徒然逍遥 ~電子版~

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こんにちは。行政書士もできる往年の映画ファンgonzalezです。
訪問ありがとうございます。

 

輸入ウィスキーの価格破壊が下げ止まりなのだろうか。

殊に、売れ筋標準銘柄品の格安感は空前の設定である。軒並み千円を割るか、ちょっといっても千二百円程度で店頭に並んでいる。

おかげで20年前に比ぶれば、日々の飲酒は実にリーズナブルに成り立っている。まさしくWhat a Wonderful World。

 

そんなことで、古式ゆかしき著名ブランドにして千円未満でゲット可能なスコッチウィスキーの中から、お薦め10銘柄を選んでみたよ。

アルファベット順でいってみよう。

 

【千円未満の格安スコッチお薦め十傑選】

●バランタイン・ファイネスト Ballantine's Finest

通称“バラファイ”。あの17年、30年をリリースしているバランタインの標準銘柄品だ。1910年誕生。

甘口にしてマイルド&スムースなのは当代きって。ロック、水割り、ハイボール。どれをとっても及第点となろう。誰がどのように飲んでも納得の一本。ベスト・オブ・格安スコッチか。

初心者に薦めるにも最も相応しいウィスキー。ボトルの高級感も随一の950円也!

格安スコッチ探訪記~その10:バランタイン・ファイネスト


●ベル・オリヂナル Bell's Original

ベル

英国内のパブではNo,1のブランド。ごくごくフツーに飲まれている。

よって元来廉価にもかかわらず、そこはブレンディングの妙でまろやかな口当たりの良いウィスキーに仕上がっている。これもまたバラファイ同様バランスが良く、初心者向けとしてお薦めできよう。

かつては1904年誕生の“ベル・エクストラ・スペシャル”と銘打っていたが、いつの間にやら現在形へと変化していた。980円也!

格安スコッチ探訪記~その5:ベル・オリジナル

 

●クレイモア Claymore

右矢印 右)現行ボトル

ここに挙げる他の銘柄に比べれば歴史も浅くネームヴァリューは少々劣る。だが、その来歴が、あのホワイト・アンド・マッカイのブレンダー、リチャード・パターソン氏によるブレンドと知れば、ぐっと信頼感が高まるというものだ。1977年誕生。

実際、甘みが強くマイルドで飲みやすくも独特の個性を持つ一品。ベテラン・ドリンカーの箸休め的一本としても相応しい798円也!

格安スコッチ探訪記~その2:クレイモア

 

●カティー・サーク Cutty Sark

カティー・サークと言えば村上春樹。そんなイメージを召喚する人も多いのでは。米国内でよく売れている。1923年誕生。

バラファイ同様甘口で、やや風味が強いもののライト感覚で初心者にも向いているように思える。飲み方もオールマイティで一定程度のレベルに達していよう。

コストパフォーマンスは最高レベルの828円也!

格安スコッチ探訪記~その7:カティーサーク

 

●デュワーズ・ホワイト・ラベル Deward's White Label

バラファイ、ベルと並んで初心者にも優しい一本だ。1899年誕生。

スムース&マイルドな口当たり。強烈な個性は感じられないが、実にバランスの良いブレンディングで後を引く旨さがある。

これもまた水割り、ロック、ハイボールと汎用性の高さが魅力。個人的には、日常用にジョニ赤とこれがあれば何とかなると思う。980円也!

格安スコッチ探訪記~その11:デュワーズ・ホワイトラベル

 

●グランツ・トリプルウッド Grant's Triple Wood

右矢印

“グランツ・ファミリー・リザーヴ”の後継品として2018年にリリース。その前身は“グランツ・スタンド・ファスト”で1900年頃誕生。

格安スコッチ探訪記~その9:グランツ・ファミリー・リザーブ

そのスタンド・ファストSTAND FASTとは、今もボトルに刻まれているグランツ家の家訓である。

ついでに言っておくと、家紋のようなエンブレムにはライガとフウガみたいな巨人然としたごっつい男性二人が棍棒状の長物をかついでいる。そこにSTAND FASTと銘記されている。

その目で確認されたし。980円也!

格安スコッチ探訪記~その23:グランツ・トリプルウッド

 

●インバーハウス・グリーン・プレイド Inver House Green Plaid

インバーハウス&コースター

もう随分と前に飲んだきりなので、お代わりしなけりゃ思い出せない一本。なのだが、不味いといった記憶がないうえ、自分のレポートを振り返ってみても、なかなかの評価。

かすかに初心者向けでもあるのかな。なんて感じたような気もするので、思い切って推薦してみたい。恐らく外れではないはずだ。

誕生は比較的最近なのだろうが60年代か70年代かそのあたりだと思われる。899円也!

格安スコッチ探訪記~その1:インバーハウス グリーンプレイド

格安スコッチ探訪記~お代わり~1:インバーハウス・グリーンプレイド

 

●ジョニー・ウォーカー・レッドラベル Johnnie Walker Red Label

個人的にも品揃えに欠かせない一本と位置づけている。1909年誕生。

多くを語る必要もない世界的超絶有名銘柄。その名に恥じない味わいは絶妙なるブレンディングの賜物だ。

まろやかでオイリーとも言えそうな粘性を感じる。同時にかすかにスモーキーな風味を伴う。

兄貴分のブラックラベルと比べれば、癖が少なく華やかさすら感じさせる佳酒と言えよう。

出血大サービスの980円也!

銘酒探訪記~その1『ジョニー・ウォーカー・レッドラベル』

 

●ティーチャーズ・ハイランド・クリーム Teacher's Highland Cream

サントリー資本の下、リニューアルしたボトルは実にスモーキーな特徴が出色の一品となった。前身は1860年誕生。

この煙臭さはアイラっぽくはないが、ハイランド的とも言えない気がするものの、総体的にバランスの良いブレンドで変な刺激もなく飲みやすい。

メ-カーはハイボール推しのようだが、ロックもイケる。美味き酒がまさかの880円也!

格安スコッチ探訪記~その22:ティーチャーズ・ハイランド・クリーム

 

●ホワイト・ホース White Horse

我邦においてはジョニ赤ジョニ黒と双璧の有名銘柄だ。1890年誕生とされる。

かつての高級品、英国王室御用達だが、今は手軽に入手可能なありきたりの一本となり果てた。とはいうものの、ハイボール・ブームで見直され、相変わらず売れ行きは良さそうである。伝統的銘柄が驚きの799円也!

格安スコッチ探訪記~その6:ホワイトホース・ファインオールド

 

次点

●1495ブレンデッド・スコッチウィスキー 1495 Blended Scotch Whisky

超新星。恐らくは、この21世紀に入ってから登場した銘柄だ。少なくとも2017年以前にはリリースされている素性が知れない謎めいたボトルだ。

だが、ニューフェイスとはいえ安酒っぽさを封印した入魂のブレンディングでコスパ強し。

初心者でもベターな選択の980円也!

格安スコッチ探訪記~その16:1495ブレンデッド・スコッチウィスキー

 

 

以上、不味くないものから、これは美味い!と推挙できるものまで温度差はあるものの、選んで間違いがない千円未満の格安スコッチ群である。

やはり古参の由緒あるブランドは、ロングセラーとして売れる理由があることがよく分かる。

銘柄名そのものが信頼の証と言えよう。

さて、何を飲もうか。といった時に、このリストを参考にしてもらえれば幸いだ。
 

本日も最後までお読み下さりありがとうございました。

 

格安スコッチ探訪記過去記事

インバーハウス グリーンプレイド

クレイモア

エンシェント クラン

マッカーサーズ・セレクト

ベル・オリジナル

ホワイトホース・ファインオールド

ホワイトホース・ファインオールド(追記)

カティーサーク

ヴァット69

グランツ・ファミリー・リザーブ

バランタイン・ファイネスト

デュワーズ・ホワイトラベル

ヘッジス&バトラー

100パイパーズ

パスポート

ロング・ジョン

1495ブレンデッド・スコッチウィスキー

マックギボンズ・レッドリボン

ザ・フェイマス・グラウス

ジェームズ・キング レッドラベル

J&Bレア

クランスマン

ティーチャーズ・ハイランド・クリーム

グランツ・トリプルウッド

インバーハウス グリーンプレイド(お代わり)

千円未満の格安スコッチお薦め十傑選

 

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ブラック&ホワイト

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ジム・ビーム ライ

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格安バーボン探訪記過去記事

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