格安スコッチ探訪記~その3:エンシェント クラン | 徒然逍遥 ~電子版~

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こんにちは。行政書士もできる往年の映画ファンgonzalezです。

訪問ありがとうございます。

 

 

バーボンから入ったウィスキー道。されど道を極むればスコッチか。未熟者故この道とは何ぞやと問われるも答なし。

 

バーボンてある程度の価格帯超えないとどれも似たような味わいと風味ばかりです。ましてや1000円未満のレベルでは似たり寄ったりってとこですね。

但し、本来その価格が似つかわしくない銘柄もありそれはそれでそれなりの価格以上のコストパフォーマンス有りです。

 

一方スコッチはというとブレンデッドに関して言へば安酒でも個性が豊かであるように思えます。ブレンダーの誇りが表出しているようです。どれもが明確な違いを感じ取れます。

 

『エンシェント クラン』 Ancient Clan 993


               徒然逍遥 ~電子版~-エンシェントクラン

               *高級風な外観*

 

以前書いたように1000円切るような価格帯の酒は一か八かの賭けに譬えられます。高価な酒も清水の舞台から。低価格の酒も同様。だって不味いのを一本飲み続けるのはつらいもの。

 

で、この銘柄もこの通り格安。しかしラベルはなかなか高級げな雰囲気で好印象を与へます。このへんもバーボンみたいなダサさはありません。

 


       徒然逍遥 ~電子版~-エンシェントクラン-アップ 徒然逍遥 ~電子版~-エンシェントクラン-キャップ

 

      *ラベルに蘇格蘭の花「アザミ」*     *キャップも手抜き無し*

 

 

 

開栓前の期待感と不安感。
むっ。すげ~接着剤の臭い。大丈夫かなあ。とりあへず一口。う~ん…かなりドライ。格安でもしっかりした個性を持っています。変に甘くないしアルコール臭がきつくもありません。これすなわち決して安酒に非ず。価格帯以上の酒をディスカウントした趣です。

 

しかし甘口好みにとってこれは手強い。どうすればうまいこと付き合っていけるのか。ストレートではちょっとパンチが効きすぎる。オンザロック?それも有りですがここは水や炭酸で割ってみませう。

 

水割りは結構イケます。11くらいならバランスも失われません。でも炭酸割りならさらに楽しめます。

はっきり言ってこれは美味い。飲んだ後に口腔内に残る薫香もシングルモルトみたいな感じ。骨格がしっかりしているせいで味がうすらぼんやりしません。

しかもグラスに残った氷が溶けて薄まった液体の風味は甘く果実を思わせます。あの接着剤はどこへ行ってしまったのか。

 

まったくもってこれは買い得です。好みは分かれるかもしれませんが割った後の香り、風味、味わいは第一印象を凌駕します。

勿論これより美味いスコッチはいくらでもあるでせう。しかしこの価格で本物志向のスコッチは稀ではないかと思いますね。

 

さて、開栓後10日ほど経過したら接着剤臭は霞んで燻香がはっきりしてきてホントにシングルモルトっぽくなってきました。ますますコストパフォーマンス高しとの印象を強めました。

 

本日も最後までお付き合い下さりありがとうございました。

 徒然逍遥 ~電子版~-エンシェントクラン旧

*『エンシェント クラン』旧ラベル*

 

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