こんにちは。行政書士もできる往年の映画ファンgonzalezです。
訪問ありがとうございます。
かつてバナナは高級品で、病気にでもならなければ食べさせてもらえない、という時代があったそうですね。つまり、二昔前のメロンみたいな高級品的ポジションといえましょう。
しかし、そんな高嶺の花も現在ではグラム10円未満でのまさしくたたき売り状態。誰もが手軽に食べられる便利な栄養補給原と化しているではありませんか。
翻ってスコッチ・ウィスキー小売業界に目を転ずれば、やはりかつての高級品が1,000円未満で量販店の棚に陳列されているではありませんか。
激烈なる価格破壊の実現です。棚の前でしんみりした気分になれますね(笑)
で、その代表的銘柄品はこれでしょう。
『ホワイトホース・ファインオールド』 White Horse Fine Old 862~900円(酒税法改正前の税込)
実家からパクってきたので、ただで入手。
以前は普通にすっきりとした形状のボトルでしたが、いつの頃からか現行のずんぐりした垢抜けないカタチに。もしかしたら、現在の輸入販売店であるキリンビールが権利を獲得してからなのかも知れませんが、不勉強でよく分かりません。
なので中身のブレンドも変わったかもしれないのでもう一度確認してみましょう。とは言っても30数年ぶりに味わうので、全く初めての体験としてトライします。
開栓。ん~…香りはさほど強く感じませんね。安物にありがちなアルコールの刺激臭も無く、思ったより穏やかです。
では少量口に含みますと…揮発性も感じますが、ピート香と甘みが特徴的。あまりキーモルトのラガヴーリンは目立ちません。
次いで、濃いめの水割り。ふんふん、やや癖のある香り(ラガヴーリンの影響か?)と、やはり甘みが強調されますね。余韻も結構長めです。
して、グラスの残り香には明確な樽香が居残っています。これは嬉しい。
全体的な印象としては、思ったよりもマイルドです。しかも、やや甘口。しかしラガヴーリンをブレンドしただけあって個性が明らかですね。他の銘柄と競っても埋没しない特徴を備えています。
これ、はっきり言って、美味い。さすが、かつての英国王室御用達ブランドだけあります。
さて、この価格なら超お買い得。日常用にはもってこいのスコッチですわ。
マジ財布に優しい銘柄ですね。コストパフォーマンスはほぼ満点です。
飲み方としては、水割りやソーダ割りが万人受けする飲みやすさがあると思います。
初心者にもお勧めできそうです。
本日も最後までお付き合い下さりありがとうございました。
追記:このテイスティング記事は2015年5月に執筆。その後ボトルは従来のスタンダードな形状に戻りました。
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