こんにちは。行政書士もできる往年の映画ファンgonzalezです。
訪問ありがとうございます。
格安スコッチの探訪もかなりの銘柄に及び、年末から今年の春先にかけて格安国産ウィスキーを手に取ることが続いた。今のところ外れはゼロ。
といっても地ウィスキー『あかし』シリーズ二銘柄しかレポートしていないのだがね。
今回の格安ウィスキーはこれ。
『オークマスター樽薫る』 640ml 925円(税別)
製造元がキリンディスティラリー。販売元は麒麟麦酒。アルコール度数40%。
リリースされたのが意外と最近で2016年3月のこと。同時に旗艦ブランドである『富士山麓 樽熟50°』600mlを刷新し『富士山麓 樽熟原酒50°』700mlを発売している。
これは余談だが、その後のウィスキーブームが予想を上回る勢いで、原酒不足に陥ったため『富士山麓 樽熟原酒50°』は、今年の3月以降在庫切れと同時に終売となる予定。
では、『オークマスター樽薫る』を開栓。
甘く華やかな香り。す~っと鼻孔を抜ける涼しげな刺激はバーボンのよう。これはオーク樽に由来するのか。
先ずは少量グラスにストレートで。
エステリー香。おがくずの匂い?ウッディ。
ほんの少し口に含むと、甘みの後にアルコールの刺激。後口には酸味を感じる。余韻が長い。芳香が長く口腔内に滞留する。香り同様柔らかく刺激が少ないのでストレートでいける。
次いで少量加水。
エステリー香の後ろ側にヴァニラ香=樽香あり。5%程度の加水だが、ぐっとスムースになる。
2倍に希釈。
すっかり平板な味わいに変化。当然ぐいぐい飲める。が、香りはキープ。オーク樽の香りがそのままだ。やはり2倍は加水し過ぎかもしれない。
これならストレート、オン・ザ・ロック、1.5倍の加水、どれでも十分楽しめる。
ライトタイプゆへコクはないもののネーミングに偽りなし。樽香は徹頭徹尾減じない。リピート有りのお値打ち品と言へよう。
いや。ちょっと待った。フツーは容量700mlじゃん。でもこれって640mlでしょ。そこんとこはどうなのよ。と、眼光鋭く異議申し立ての声を上げる御仁もいよう。
そこで、容量700mlに換算してみると・・・1011.7円也。
前言撤回する必要はないだろう。700ml換算価格に消費税をプラスしても1,100円未満である。まさしく正真正銘の格安ウィスキーの名に恥じぬ驚きのプライスだ。
さて、冒頭でちらっと言及した『富士山麓 樽熟原酒50°』だが、今でも酒類量販店の棚で見掛けることがある。複数の店舗で目にするのは、“お一人様一本限り”の表示。なので、将来の投機目的で購入する気なら、何回かレジを利用するか、別の販売店で求めるなどして複数本揃えることになろう。
まあ、ジャパニーズウィスキー熱がいつまで続き、どれほど高騰するか。先が読みづらいのが投機といふものなのだろうが。
もっとも大半の購入者は自らの嗜好を満たすために消費するに違いない。自分もそうである。
本日も最後までお読み下さりありがとうございました。
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