こんにちは。行政書士もできる往年の映画ファンgonzalezです。
『ウインチェスター』The Original WINCHESTER なる素性の不明なスコッチを購入。ウルトラコンサバティブの割には思い切った選択です。
動機の一つはそのボトルとラベルにあり。緑色で美しくオリジナルの刻印付きです。しかもRareReserveなんて刻まれていますし。
キャップ上にもスコットランドのアザミが描かれていて手抜き無くデザインされているのです。
*ボトルの刻印とラベルの紋章* *キャップのアザミ*
ラベルも何だかいわれありげな人物像がどっしりと構え、ボトルの刻印と同じ紋章が素性の確かさを錯覚させる効果抜群です。
そう、雰囲気は抜群ですがこれらから得られる情報はわずかです。紋章と人物像両脇と会社名の上の計4か所にPRODUCE OF SCOTLANDとこれでもか、と言わんばかりに印刷されています。
というよりそれ以外の情報って無いの？なんてつっこみたくなりますね。
ネット検索（英語版も含む）するとまあまあ企業情報も出てきます。気になる人は調べてみて下さい。
もう一方の動機は880円という価格にあり。
つまり安くていいよね、という経済上の現実的問題に帰着しました。その後セールで780円という広告も見ましたよ。
ただ安かろう悪かろうでは、という不安は拭えませぬがそこはあえて無視。清水の舞台からの跳躍さながらの一大決心をして購入。
高価でも低価でも大いなる決意が要ることを学びました。今回は。
じゃあ最も気掛かりなことは何か、と自問すれば「美味いか。不味いか。まあまあか」の結果三択です。
帰宅後そそくさと飲む準備。何だか楽しそう。
スクリューキャップを開けて香りを確かめますと…やや、予想外の甘い香りが。安酒にありがちなアルコール臭ツンツンが無い。
しかもかすかにヴァニラ香？もしやバーボン樽で熟成させたモルトをブレンドしているのかなあ。これは期待できそうですよ。
ほくそえみながらグラスに注ぎもう一度香りを確かめつつ一口。ほう、やはり甘みが支配的でフルーティーな味わいも感じられますね。ライトな口当たりも中々よろしい。
価格相応でコクはありませんが一般的に受け入れられやすいでしょう。それだけにソーダや水で割るといけません。味も香りも平べったく薄らぼんやりになってしまいます。ま、しようがないです。
このようにコストパフォーマンス最強の部類の拾い物をして気分も上々。たまには冒険してみるもんだなあ、などど感嘆しつつぐいっと飲りました。
結果「まあまあ」でしょう。
10日後、最後の一杯を飲ろうとしたら驚愕。ソーダで割ったら味も香りも殆ど無し。何を飲んでるのか判別できません。
僅かな期間ですっかり風味が失われました。こんなの初体験です。
いやあ、いい勉強になりました。
教訓；安酒は開栓後七日以内に飲み終えるべし。
格安スコッチ探訪記過去記事
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