フクロウ目フクロウ科アオバズク属
学名 Ninox japonica
和名 アオバズク
英名 Northern Boobook
【分布】
東南アジアで越冬し、日本や中華人民共和国、朝鮮半島、ウスリーで繁殖。
台湾、奄美大島以南において留鳥として亜種リュウキュウアオバズクが分布。
本種の分類は諸説ある。
3亜種を記載。
◆Ninox japonica japonica 亜種アオバズク
日本、朝鮮半島南部にて繁殖。
◆Ninox japonica florensis
中華人民共和国北東部・東部、シベリア南東部、朝鮮半島北部にて繁殖。
◆Ninox japonica totogo 亜種リュウキュウアオバズク
琉球諸島、台湾に生息。
【生態】
全国の平野部から山地の森林、農耕地、市街地などの寺社林や屋敷林など茂った樹林に生息。
越冬地ではマングローブ林などにも生息。
九州以北では、夏鳥として飛来。奄美大島以南では亜種リュウキュウアオバズクが留鳥として生息。
夜間にホッホッ、ホッホッと2声ずつ区切って連続的に鳴く。
夜行性。
食性は動物食。主に昆虫食。他に両生類、爬虫類、小型の鳥類、小型の哺乳類も捕食。
寺社林などの大木の樹洞に営巣。
【サイズ・形態】
全長27-31㎝ 翼開張66-70.5㎝。
頭部から背面は黒褐色。
下面は白に褐色の縦縞が入る。
顔盤は不明瞭。虹彩は黄色。クチバシは黒。
脚は黄色。
オスはメスに比べて相対的に翼長が長く、下面の縦縞が太くなる傾向。
【その他】
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<ここから鳥の写真>
『アオバズク(Northern Boobook)』
幼少の頃から目にしていたフクロウでした。
神社の広場で野球やサッカーをしている時、日も暮れることを忘れて遊んでいると
ホッホッ・・・ホッホッ・・・と鳴き始めます。
探し出すと、ゴム製のパチンコで狙ったりと。。。子どもは残酷です・・・反省
その神社には、その後も継続的にアオバズクがやって来ていました。
ですが、ケヤキの大木の枝が折れたり、寺社林の修復で、洞が埋められたりと・・・
最近は、来る年、来ない年・・・という感じに。
近年は、ずいぶんと減ったイメージです。
絶滅という心配はないとしても、最も身近なフクロウなので
パチンコで狙うのはいけませんが、
子どものころから親しめる存在であり続けてほしいと願うばかりです。
観察していて、参拝に来られた人に声をかけられて、レンズ越しに見せてあげると
みなさん、「自然の野生のフクロウを初めて見た‼」「こんな身近な神社にいるんですね~」
と喜びます。もちろんお子様も。
そんな橋渡しをしてあげたいものです。
19時頃の撮影・・・鳴いています。
亜種リュウキュウアオバズク
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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。