カッコウ目カッコウ科カッコウ属
学名 Cuculus saturatus
和名 ツツドリ
英名 Oriental Cuckoo
【分布】
シベリアからアジア圏に広く分布。
日本には夏鳥として春に飛来。
日本に飛来するカッコウ類の中では一番早い4月中旬ごろに飛来。
北方で繁殖し、南方で越冬する。一部渡りを行わない個体群もいる。
【生態】
平野部から山地の森林に夏鳥として生息。
渡りの季節(晩夏~秋の頃)には住宅地の公園などにも飛来。
ポポポポポと単調な鳴き声。鼓のような音に聞こえることから命名された。
托卵によって繁殖。宿主はセンダイムシクイが主。
他には、メボソムシクイ・ヤブサメ・ウグイス・メジロ・キビタキ・オオルリ・モズ・サンコウチョウ・ホオアカ・ノジコ・アオジ・ビンズイに托卵した例の報告がある。
食性は動物食。主に昆虫を捕食。毛虫を好む。
【サイズ・形態】
全長33㎝ 翼開長56㎝。
頭部と背中はカッコウや杜鵑に比べ、濃いめの灰色で、翼と尾羽は黒褐色をしている。
胸と腹は白色で、黒い横しまが入る
虹彩は茶色っぽい。
メス成鳥には背中側全体が赤褐色の地に黒い横しまを呈した「赤色型」も存在。
【その他】
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<ここから鳥の写真>
『ツツドリ(Oriental Cuckoo)』
信州の春早い時期、山の芽吹きの頃に飛来します。
他のカッコウ類(カッコウ・ホトトギス・ジュウイチ)は5月に入ってから飛来するのに対して早い到着です。
山で撮影しようと試みても、撮影するには、難易度が高く、この頃の写真がほとんどないんですよね。
もっぱら撮影出来るのは、晩夏から秋の渡りの時期に都市公園で・・・というパターンばかりです。
狙うとすると、毛虫のつきやすい桜の多い公園。
消毒をしない木の下に毛虫の糞が多数落ちていたら、ねらい目です。
枝を渡りながら、大きな毛虫を食べる姿を見ることが出来ます。
そんなツツドリの姿をご覧ください。
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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。
今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。