【日本の野鳥#10-05】カツオドリ(Brown Booby) | 鳥好きFPのつれづれ日記2

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自然ものの写真をご紹介していきます。
野鳥が中心ですが、風景や草花、動物、きのこたちも登場します

記事の前半は「よもやま話」
記事の後半に「自然ものの写真」をご紹介です。

カツオドリ目カツオドリ科カツオドリ属

学名 Sula leucogaster

和名 カツオドリ

英名 Brown Booby

 

【分布】

インド洋、南大西洋、太平洋西部および中東部、カリブ海の海洋に生息。

日本では仲御神島、伊豆諸島、硫黄列島、小笠原諸島、草垣群島、尖閣諸島で繁殖。

4亜種に分類。

日本では亜種カツオドリが生息。

 

【生態】

熱帯や亜熱帯の海洋に生息。

食性は動物食。魚類、軟体動物を捕食。空中から水中の獲物を探し、獲物を発見すると急降下して潜水し捕らえる。トビウオなどを空中で捕らえることもする。

集団繁殖地(コロニー)を形成し、コロニー内では頸部を左右に振って縄張りを主張。

海岸にある断崖や草原などに枯草や木の枝を組み合わせた皿状の巣を作り、1回に1-2個を産卵。

先に孵化した雛が数日で別の雛を殺すため親鳥は1羽しか育てないことが多い。

 

【サイズ・形態】

全長64-74㎝ 翼開張130-150㎝。

全身は黒褐色。腹部や尾羽基部下面(下尾筒)は白。

翼上面および翼下面の縁部は黒褐色。翼角より内側の下中雨覆や下大雨覆は白。

クチバシや脚は淡黄色。

眼の周囲にある露出した皮膚はオスは黄緑色、メスは黄色。

幼鳥や若鳥は腹部や下尾筒に黒褐色の斑紋。

 

【その他】

カツオドリの名前の由来は、小魚を狙い集まっている場所には、カツオなどの大型魚の群れがいる

そんな標になる鳥だからという意味で、命名されたようですが、実際には、カツオドリというよりも

ミズナギドリ類の方がその役目をしているのかもしれませんね。

 

1972年、八重山列島の仲御神島にある繁殖地が、「仲の神島海鳥繁殖地」として国の天然記念物に指定。

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<ここから鳥の写真>

『カツオドリ(Brown Booby)』

始めて見たのは、銚子港。

落鳥寸前の個体でした。羽がボロボロで、テトラで休んでいる時間が多かった記憶です。

 

その後は、各地で出会えています。

鹿児島の尖閣湾、小笠原航路、八丈島航路、三宅島、ロタ島、サイパン島、ハルマヘラ~モロタイ島航路、オーストラリアのミコマスケイなどなど・・・

魚の群れに次々と矢のように飛び込んで行く様を見た時は、圧巻でした。

テレビの番組で見るあの光景が目の前で‼

それはそれは思い出に刻まれるシーンでした。

写真では、次々という迫力が伝わらないので、次回そういう場面に出会えたら

動画で撮影を試みたいと思っています。

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本日はお立ち寄りいただきましてありがとうございます。

今日も皆様にとってみずみずしい一日でありますように。