前回の記事

 

-小林よしのり「極限状態で言論人の価値が決まる」-

 

 

・正直「国外問題」はズブの素人

 

 

いっそ基幹産業を止めてゼロコロナにしろ! | ゴー宣ネット道場 (gosen-dojo.com)

 

 

 

 

※「中国」としながら左ページ最終コマになぜか韓国国旗

 

 

2021年4月27日号 『週刊SPA!』記事

 

私は俗に『アイデンティティ政治』の問題は、英語ブロガーMichikoさんの翻訳記事を通じて、米国識者のポール・クレイグ・ロバーツ氏の見解を参考に、ひたすら知見を頂き、それを自分なりに「日本国内」の問題と照らし合わせてきた。

 

 

そのあらましを紐解くと、軍産複合体傘下の米民主党やマスコミによって、ロシア講和や駐留米軍撤退を公約に当選したトランプ氏を追い落とすために、「偽りの人権問題」をデッチ上げ、彼を人種差別主義者やメディア弾圧者のレッテル貼り、全世界レベルで人格攻撃に明け暮れた事実は決して忘れまい。

 

つまりそれは、「日本語以外の言語を理解でき」「大手メディアの言説に支配されず」、そのなかで「反日的」とされる人々と、ネット上で直接意見交換を繰り返して、多極的な視点で世界を俯瞰できる人々のみ私は信頼を置かない。

 

 

 

 

まあ当然といえばそうで、アメリカのMSM(メイン・ストリーム・メディア)が繰り出す“物語”を、疑いもせず鵜呑みにして、やれ「中国の横暴」だの「ロシアのウクライナ侵略」だの、そういう言説に固執する連中にかぎって、なぜか建国以来(歴史の90%以上)、ひたすら侵略戦争に明け暮れてきたアメリカの黒歴史については、周辺諸国に対する「熱心さ」と比べて、大いに欠けるものがある。

 

5月2日オデッサ虐殺: 一体なぜオバマ・クーデター政権が未だにウクライナを支配しているのか: マスコミに載らない海外記事 (cocolog-nifty.com)

 

 

-おぞましい森喜朗元首相リンチ事件を振り返る-

 

ある部分だけを切り取って、フランス革命に否定的な小林よしのり氏だが、それによってドイツ哲学は発展したし、エドマンド・バークの保守論(漸進的改革)が生まれ、そうした行動に対する新たな知性の誕生・・・、何よりマリーアントワネットをはじめる王政による横暴は酷かったのは事実だ。

 

アンシャン=レジームを代表するのが身分制度です。三つの身分にわかれていた。

第一身分が聖職者。第二身分が貴族。第三身分が平民です。第一身分と第二身分が特権階級。平民には、都市の商工業者、職人、農民などが含まれる。都市の商工業者は、いわゆる市民階級です。経済的には力を持ちはじめていたけれど、身分的には一番下なわけです。だから、この身分制度に対しての不満は大きかった。
さらにみていくと、第一身分である聖職者の数は14万人、第二身分の貴族は40万人、第三身分の平民は2600万人でした。人口のわずか3%しかない圧倒的少数の第一身分と第二身分が、国土の40%を領有して、各種の特権をもっていた。最大の特権は、免税特権です。ようするに、かれらは大金持ちなのに、税金を納めなくてもよかったわけです。税金の負担はすべて、第三身分に押しつけられていた。

特に、農民の暮らしぶりはかなり悲惨だったようで、当時イギリス人のアーサー=ヤングという人がフランスの農村を旅行して、おばあさんだと思った女性が28歳だと知って驚いたと書いています。貧困と激しい労働で、若いのにおばあさんのような姿になっていたという。

教科書にも資料集にも載っているフランス革命当時の風刺画です。第一身分の僧侶と第二身分の貴族が肩を並べて立っている。かれらは大きな石の上に立っているでしょ。その石の下では、人間が下敷きになってもがいています。これが、第三身分の平民です。当時の身分制度は、まさにこの絵のようにフランス人たちに意識されていた。

 

フランス革命1 (vivian.jp)

 

生まれだけで「人生のすべてを決められ」、あるものは『王族の血』をひくだけで特権者扱いのような世の中が、はたして良い世界なのか、おそらく誰も思わないし、明成皇后を殺害し死姦焼却し、両親の愛情を求める幼き皇太子を拉致し、人生を滅茶苦茶にさせ、朝鮮の王家を亡ぼしてまで存続させるような『天皇家』を、私は決して許すことができない。

 

 

 

 

中国批判に明け暮れる「日本右翼の限界」について、私自身は歴史学の知識でもって喝破せねばならないし、日本の関東圏(千葉・埼玉・神奈川・栃木)のどこかが、ある帝国主義国家に100年以上も支配されて、そこの住民が奴隷以下の扱いを受け、それを取り戻そうとすれば「強権」というレッテル貼りでもって内政干渉を受ければ、一体わたしたちはどんな感情を抱くか、日本人はそういう想像力に欠ける生き物なのか、きっとこのド正論に誰も言い返せないだろう。

 

 

自らの国体形づくる上で、そのすべての恩恵を受けてきた歴史を顧みず、いたずらに敵意や対抗心を燃やすさまは、ドラ息子が親に逆らうようにも見えて、なかなか滑稽であるが、こうした感情の盛り具合では、すぐさまアメリカにたきつけられ『滅亡の道』に突き進むようで怖い。

 

米国にとって、北東アジアが「いがみあい」、あわよくば戦争になって“アノミー状態”になれば、もうすぐ自分を追い越すであろう中国に「大ダメージ」を与えられるので、その“駒”に過ぎない日本がどうなろうとも、知ったことではなく、聞くに堪えない陳腐化した「民主主義」や「法の支配」なる口実でもって、現在の世界情勢でヒステリックになって、戦争の火種をあちこちでバラまいている姿を見れば明らかだ。

 

香港暴動や中国各地の内戦干渉、さらには『マスコミに載らない海外記事』さんでご紹介したウクライナ騒擾の真実も・・・、すべては「アメリカの植民地」である日本のメディアが右から左に流したニュースを、決してそのまま理解してはならないと思う。

 

‐『香港デモ』は複雑すぎっから「素人」は黙っといて‐

 

‐血と暴徒渦巻く『香港デモ』の顛末(みんなちゃんと英語で調べてる?)‐

 

‐混迷極まる『香港デモ』(ウクライナ・ネオナチの参戦)‐

 

‐米国政府の「差し金」によって運営される香港デモ(ポール・クレイグ・ロバーツ氏)‐

 

‐香港デモの「洗脳暴徒」を賛美する『欧米属国』たち‐

 

‐【加筆あり】情報戦に負けた人たち(所謂「無自覚な共犯者」について)‐

 

‐中国の米記者追放 その「内幕」を探る(言論マトリックス/主流言説の淵源)‐

 

‐『日朝関係の視角』のまとめ その5(『韓国人の日本人観』シリーズ)‐

 

‐『一貫性の法則』にとらわれた人たち(反安倍/反中国/反北朝鮮etc)‐

 

‐産経・新潮「国家安全法ガー!」←おいおい、当事者抜きで扇動すんなよ(呆)‐

 

‐KAZUYA氏「華僑は差別すべき存在」(『中共工作員』である海外中国人)‐

 

‐中国の「文化衛星国」が欧米ジャイアンのスネ夫をやる惨めさ‐

 

 

英語ブロガーMichikoさんの記事で、宋文州さんのツイートで、ラオワイ(香港在住の白人)の取った「暴動の真実」がつぶさに理解できる。

 

‐いよいよ『香港国家安全法』制定です‐

 

少なくとも、他国の現状について、よく理解も出来ない状態で「勝手な妄想」を膨らませるのは良くない。むしろ、それは「都合よき操り人形」と堕ちる。たとえ問題があったとしても、最終的な決断はそこに住む民衆が決めることだし、常に横やりを入れる連中の「過去の今の行い」を振り返らずして、なぜ彼らが『人権の国』と言えるのであろうか。

 

大局を見ずして、日本はひたすら「親分の太鼓持ち」となる傍ら、郵政民営化など、売国奴連中によって、宗主国に生きたまま「血と肉を切り取られる」現状を見れば(大西つねき氏指摘)、この国がアメリカ植民地のまま、彼らの言いなりとなった先にあるのは“闇”しかない。。。

 

 

<参考資料>

 

・ゴー宣ネット道場 『いっそ基幹産業を止めてゼロコロナにしろ!』(2021.4.23) 小林よしのり


・2021年4月27日号 『週刊SPA!』記事


・2021年3月23日・30日号 同記事


・世界史講義録『第78回 フランス革命1』


・Cluttered talk blab blab blab 『百聞は一見にしかず~植民地時代の香港では~』記事


・同 『ポール・クレイグ・ロバーツが語る香港暴動事件の「本質」』記事


・同 『中国の「民主化デモ」って、そんなに立派なもの?』記事

 

 

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