前回の記事
‐『日朝関係の視角』のまとめ その7(『在日朝鮮人二・三世はどう生きるか』シリーズ)‐
・罪深き『天皇制』の被害者 朝鮮王朝を抹殺した明治日本
『이은과 이토 히로부미<李垠と伊藤博文>』 (韓国語Wiki百科より)
https://ko.wikipedia.org/wiki/%EC%9D%98%EB%AF%BC%ED%83%9C%EC%9E%90
いよいよ、『日朝関係の視角』のまとめ記事ラストです。
‐朝鮮最後の『クラウンプリンス』李垠<イウン> その1(高宗皇帝7人目の息子)‐
‐朝鮮最後の『クラウンプリンス』李垠<イウン> その2(連れ去られた皇太子)‐
‐朝鮮最後の『クラウンプリンス』李垠<イウン> その3(日韓併合・悲劇の狭間で)‐
‐朝鮮最後の『クラウンプリンス』李垠<イウン> その4(日本皇族・方子女王との「ご成婚」)‐
‐朝鮮最後の『クラウンプリンス』李垠<イウン> その5(大韓皇帝・高宗陛下の「急死」)‐
‐朝鮮最後の『クラウンプリンス』李垠<イウン> その6(高宗国葬と三・一運動『幻の独立』)‐
‐朝鮮最後の『クラウンプリンス』李垠<イウン> その7(日本皇族に組み込まれた韓国太子)‐
‐朝鮮最後の『クラウンプリンス』李垠<イウン> その8(日韓「合の子」李晋誕生)‐
‐朝鮮最後の『クラウンプリンス』李垠<イウン> その9(悲哀に満ちた太子の人生)‐
‐朝鮮最後の『クラウンプリンス』李垠<イウン> その10(朝鮮も日本も見えぬ地へ)‐
‐朝鮮最後の『クラウンプリンス』李垠<イウン> その11(欧州旅行その後、皇室への「帰化」)‐
‐朝鮮最後の『クラウンプリンス』李垠<イウン> 最終回(帝国の終焉、すべてを失った果てに)‐
9 朝鮮最後の皇太子・李王垠殿下の運命
朝鮮最後の皇太子の運命を描いたものである。明治日本政府は、対露戦の直後に、朝鮮支配に食指を向け、その永久支配を計略し、その根本柵として李王家の直系の血統断絶に主眼を置いた。
そこで十一歳の皇太子(李垠)に、「日本留学」を強引に押しつけ、そのまま人質同様とし、日本皇室の教育を施し、日本精神を注入し、軍人に仕立て、日本王女と結びつけ、李王家の血統挫折の目的を果たした。これは明治天皇と伊藤博文の謀計といわれ、いわゆる「日鮮融合結婚」の先駆となった。
また日本は、李王一族の子弟すべてを、東京へ連れ込んで、日本華族の子女と結びつけ、王族の崩壊を狙った。これこそが「朝鮮」を完全に制圧し、再興を防ぐものと勘定した。かくて李王家の一人娘、徳恵姫まで連れて来て、対馬島主の宗伯爵と強引に結婚させた。
だが朝鮮の姫は男性のようにはいかず、結婚の翌年、精神錯乱を起こし、不治の精神病者になった。その彼女は十代から四〇年来、病床生活の運命である。
日本の敗戦、朝鮮独立の日━これまで「李王垠中将殿下」という皇族の身分は、ただの一個の無国籍の人間に帰し、寂莫の歳月を過ごすうちに脳血栓で倒れ、不語症の身となった。
そして永眠するまでの一四年間、一語たりとも口がきけなかった。
もし彼が不語症にならなかったならば、彼のみが知る“四〇年の秘密”が、ソウルで綴られて、両国間の近代史の謎も明らかにしたのは確かである。
ただそれが残念でならない。が、晩年の李垠氏の不語症が「旧日本」の体制側にとってはきわめて好都合だったようである。
『日朝関係の視角 歴史の確認と発見』 金一勉著 ダイヤモンド社 266~267頁より
このシリーズに触れるたびに、怒りを禁じえない。
優秀な政治家として、国家国民すべての『運命の責任』をもつ指導者でなく、ただ惰性で特権を享受する一族、果ては、その中で喧伝される「血統の重要性」とか、マジで下らないけれども、未だにこうした物事を『特別視』する、ひどく中華皇帝に憧れるイカれた王室がこの国に存在し、少なからずそれに「世界でただ一つ」と優越感を浸る“未開人たち”が大勢いる世の中で、あまつさえ他国の王家を辱め、亡きものとした“大罪”は、その王朝が続くかぎり、未来永劫消えることはないだろう。
理性あるもの、道理を大切にし、獣じみた感情に左右されない人間ならば、この問題の『深刻さ』を認識できる。
徳恵姫と宋伯爵(対馬島主)のくだりなんかは、完璧な「政略レイプ」だし、『文明国』を自称する帝国主義国家の悪辣さだとか、そういうものを一挙に凝縮した“狂気の沙汰”であろう。
さらには、幼い李垠少年を、故国はなれた「異国で洗脳」し、その間に母親(厳妃)が亡くなり、その愛や死に目も受けることができず、非人道的な虐待行為を国家がらみで遂行した。
・「発狂するマスコミ」の裏にあるもの
私自身は、あの知性溢れ温和な文大統領が大好きだ。
誰よりも『民族の団結』や『その独立』に向け、あらゆる罵詈雑言や妨害にもめげず、アメリカの「植民地」韓国という難しい立場ながらも、その手腕を発揮する稀有な指導者である。
https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12603257673.html
英語ブロガーMichikoさんが本記事を通じて、非常に俯瞰的な文章を綴っておられます。
ひるがえって、日本国の「報道」なるものが、単なるお仲間同士の“傷の舐めあい”であることは、長らく確定した事実だ。
‐横田滋氏の死去・私たちは『拉致問題』にどう向き合うべきか‐
「韓国」以外にも、北朝鮮との歴史問題や在日朝鮮人の存在、果ては拉致問題と、日本人が向き合わねばならない課題は山積しています。
どこまで行っても『反日』というレッテル貼りしかできない思考停止人間が、あらゆる機関に跳梁跋扈するのなら、もはやそういう連中ひっくるめて、全員が「医者に行けば」済む話である。
新聞社は、消費税の軽減税率とフェイク部数で当局に完全に握られている! 本当の真剣勝負は無理!! 新ちょぼゼミシリーズ 第46回『ジャーナリズムと日本の危機 ワセダクロニクルの挑戦』
https://www.youtube.com/watch?v=mBKwlZ5j6NI
「報道体制の建付け」や「お金目的の繋がり」など、あらゆる桎梏が日本の言論界隈を取り巻く最中、そういうものだと理解したとき(私はこれ自体が悪であると断罪しない)、問題の本質は何かと考え、私たちの判断基準は、唯一『道義的な正しさ』のみであると考える。
たとえ、『市民で運営されるメディア』にしても、その「市民たちの認識が偏っている」ことは避けられないし、大抵彼らの思考は、大マスコミによって既に「構築済み」である(この連続性を断ち切ることは不可能)。
ゆえに、市民だからとて「無条件に神扱い」してはならないし、それ自体が「思考停止」を生み出し、正当性を担保する与件にはならない。常に問題は是々非々で、条件反射的な癇癪や神経症を乗り越え、絶えず過去の歴史を振り返り、その『物事の大本』を見据え、大マスコミの精神的干渉に屈しないビジョンが、自分たちに“求められるスキル”であると思います。
<参考資料>
・『日朝関係の視角 歴史の確認と発見』 金一勉著 ダイヤモンド社
・Cluttered talk blab blab blab 『今こそ、日本側が有利に交渉ができるとき~文大統領「真の謝罪と和解に至っていない」~』記事
https://ameblo.jp/cluttered-talk/entry-12603257673.html
・Yotube動画 新聞社は、消費税の軽減税率とフェイク部数で当局に完全に握られている! 本当の真剣勝負は無理!! 新ちょぼゼミシリーズ 第46回『ジャーナリズムと日本の危機 ワセダクロニクルの挑戦』
https://www.youtube.com/watch?v=mBKwlZ5j6NI
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