婚活回想録 –流れを加速したもの–
お付き合いを始めてたった数ヶ月で、なぜ親に紹介したのか。結婚の意思など求めたのか。重すぎる。疑問を持たれた方もいらっしゃっただろう。そこには、海外旅行以外にもう一つ、理由があった。当時筆者が住んでいた住居は、3月に更新を迎える。退去は2ヶ月前申告。年が明けると更新手続きの書類が届く予定だった。いつぞやそのことを夫氏に話したところ、夫氏は更新せずに解約することを望んだ。夫氏「ちょうどいい機会だから一緒に住もうよ。」それは、つまり、世に言う“同棲”だろうか。筆者が同棲?あり得ない。結婚していない、するかどうかもわからない男女が一緒に暮らす。何のメリットも見出せない。今はまだ魔法がかかっているようなもの。生活を共にし、現実を知れば知るほど、冷めていくに違いない。結婚からは遠のく。そもそも、第三者にはなんと伝えるのか?転居の事実だけ伝える?すると、数ヶ月後、別れと同時にまた転居。時間と労力、コストを費やした挙句、何の成果も得られずに恥だけを晒す自身を想像した。痛い。痛すぎる。30代行き遅れの同棲など、リスクにしかなり得ない。筆者「そう言ってくれるのは嬉しいよ。でも、とりあえず同棲、というのは難しいかな。もう若くないし。ある程度先の見えている段階で一緒に住むならいいけれど…」住居を共にするのであれば、婚約は不可欠。これが筆者の考えである。それゆえ、同棲を望む夫氏に対し、結婚の意思表明を求めたのであった。たしかに勇み足だったかもしれない。しかし、互いの意思を明確にし、早い段階で結論を出すことができた。時間の限られた30代。どちらに転んでも、早い方がいいに決まっている。夫氏によれば、婚約時期は想定よりも2,3ヶ月早かったという。こうして筆者は、流れを加速し、結婚への道のりを猛ダッシュしたのであった。*****ブログは年内に完結させるつもりだったのですが…相変わらず時間のやりくりの下手な筆者。目標達成なりませんでした。あと2,3回で終わるはずなので、気長にお付き合いください。当たり前のことが当たり前でなくなった一年。通勤も、活気あふれるオフィスも、顔の見える会議も、仲間や友人と語らう時間も、旅をすることも、外で食事をすることも、大切な人たちの健康も、当たり前のことではなく、とても貴重なことなのだと気付かされました。筆者の悩みは、老夫婦のような生活で、体力とコミュ力が著しく低下したこと。日々の通勤で体力を、多くの方と触れ合うことでコミュ力を維持していたのだと痛感します。来年は、もう少し穏やかな、もう少し人に近い一年になることを願いつつ、年末のご挨拶といたします。皆様、良いお年をお迎えくださいさてと、おせち作ります!